1,095 / 2,518
第1095話 かけあし
しおりを挟む
「ん~予想していた通りと言う所かな? 湧くタイミングは、復活する魔物の数に比例している感じだね。本当に比例しているかどうかは別としてね」
「他に条件がありそうですが、私たちだけで検証するのは難しい気がします。が、私たちが検証する必要は無いと思いますので、復活する魔物の数によって時間が変わる、という事が分かっているだけでも十分な情報だと思います」
なるほど、そういう考え方もあるな。いちいち全部検証する必要もないわけだし。それに検証した内容を公開するわけでもなければ、検証する必要すらないか。
「さて、ダンジョンの魔物の湧きに関してはこんなもんでいいだろう。片付けが終わったらさっさと進もう」
今日中に45階まで行きたい所だけど……今いるのが31階入り口付近、フロアの広さは700メートル四方に広がっている。15階分を1日で降りれるだろうか?
色々考えても仕方がないので、急ぎ足で進んでいく。
31階から45階まで迷路タイプのダンジョンになっているので、昨日の内に夜番で起きているメンバーに、45階までの最短ルートにマークを入れてもらっている。それを元に移動しているので、普通の探索に比べれば十分に速い速度で移動している。
朝起きてドロップ品を確認したのだが、アイアンゴーレムからドロップされた鉄鉱石は、微妙に質が違っていた。
もっと細かく言うと、謎のキラキラがある物と無い物が半々と言った所だ。何でこんな違いが出るのかは不明なので、一応その2つを分けて保存している。地上に戻ったらドワーフに聞いてみよう。
お昼までに進めたのは38階。36階からの魔物はビックリした事に、昆虫系の魔物が出てきたのだ。黒い悪魔はいなかったが、カマキリやカブトムシ、クワガタ、ハチ、クモ等が出てきた。あっ、クモは昆虫ではないけど、魔物の括りとしては昆虫になっているのでそう表現している。
25階までは、5階毎に1種類ずつで、上の階層の魔物が追加で出て来ていて、沼地では1種類の魔物が大量に出て、31~35階はアイアンゴーレムだけ、それがここにきて一気に魔物の数が増えた。統一感が無くてちょっと体が痒くなる感じがした。
36階からはアイアンゴーレムとは違い、俺たちがいる部屋には湧かない感じだった。なので、徘徊する魔物が散発的に襲ってくるという、面倒なやつだった。
食事中に昆虫は出てきてほしくないよな……見た目がね。
時間的には今日中に45階にまでたどり着けそうな感じなので、更にスピードを上げて進む事になり、おやつになる前には42階に到達できた。
41階からは、今までの階層に出てきた魔物が全部出てきた。その上追加で、出てきた魔物の上位種にあたると思われる魔物もかなりの数がいた。
すべての魔物がいるという事は、面倒な沼地も部屋の中に用意されている。まぁ広くても25メートル四方しかないので、飽和魔法攻撃で撃ち殺してから道を作って移動している。
アイアンゴーレムの上位種は、どうやらミスリルゴーレムが出てきている。ここまで来れても帰りがあの沼地だと考えると……運べる量に限界があるよな。
ショートカットとか、一方通行でもいいから地上に出れる近道があれば違うかもな。
おやつの休憩は、周りを警戒しながら立った状態で、クッキー等をつまみながら水分補給するだけにとどまった。
そこから先は特に何もなく45階へ到着した。
「到着したは良いけど、この後どうする?」
「来てみましたが、上の階と大して変わりませんね。この階層を虱潰しに探索してみますか?」
「ん~、そうだな。せっかくここまで来たんだから、この階くらいは隅から隅まで調べてみるか」
3チームに分かれてエリアを決めて調べる事にしたが、さすがに時間が時間なので今日はこの階の中心あたりまで移動して、そこに野営コンテナを組み立てた。ちょうど入口が1つだけの部屋があったのだ。
入口が1つなら、1人で十分対応できるけど、まぁ3~4人で1組になって夜番をする事になった。
夜番中に、45階はアイアンゴーレムのフロアと違って、結構な頻度で沸いているのではないだろうか? と思う位に魔物が攻めてきた。
10~20分に1組のペースで襲ってきたので、かなり面倒だった。俺たちからすれば強い物では無かったが、ただここまでやっと来れる冒険者からしたらどうなのだろうか?
「ドロップ品多いですね」
目の前に積まれたドロップ品を見て、ピーチが思わずこぼした一言だ。普通だったらこんなに持って帰れないよな。ん~25階まででも十分だから、気にするだけ無駄かな?
「さぁ、今日はこの階の探索をして、最後っぽくみえるこの部屋に集合しようか」
ボス部屋と言うわけではないだろうが、何となく埋められたマップを見ると、一番奥に見える部屋があるので、そこに集合する事にしたのだ。
今回は歳で分けずにクジでチームを決めているので、偏ったメンバー配置だが楽しい道中になった。
俺がチームは、ライム・ジュリエット・レミー・イリアの魔法組と、メアリー・マリアの弓、ネル・俺の8人の遠距離攻撃チームだったのだ。何と言うか、シューティングゲームになっていた。7人が先を競い合って、数少ない魔物を競い合うように倒している感じだ。
俺は始め魔法でやっていたのだが、弓の発射速度に勝てないので弓に持ち替えて、しかも魔法まで併用してみんなから大人げないと言われたが、競争するのだから全力でやる事にしたのだ。
「っと、競争だけしているわけにはいかないぞ! 壁なんかもしっかり確認しながら進まないとな、罠探知ができるメンバーがいないから慎重にいかないとね」
ほとんどの罠が魔法や矢の攻撃によって無力化されているため、そこまで慎重になって進む必要はないんだけどね。
1つだけ危なかった罠があった。しかも質が悪い事に、パーティーの最後のメンバーがひっかかる様にできている落とし穴だったのだ。その罠にかかったのは、考え事をして一番後ろを歩いていた俺だった。
どんな落とし穴だったのかと言うと、そこに槍が敷き詰められていて、落ちどころが悪ければ即死、悪くても槍に刺されれば、よほどのことがない限り時間を置かずに死ぬだろう罠だった。
しっかりと装備をしていたため槍が刺さらなかったのだが、隙間にはまるような形で動けなくなったのだ。最初こそ心配していたみんなだが、俺に怪我がないと分かると、面白い格好をしていると笑われてしまった。
そんなこんなで騒ぎながら移動していると、ゴールの部屋までたどり着いた。
「他に条件がありそうですが、私たちだけで検証するのは難しい気がします。が、私たちが検証する必要は無いと思いますので、復活する魔物の数によって時間が変わる、という事が分かっているだけでも十分な情報だと思います」
なるほど、そういう考え方もあるな。いちいち全部検証する必要もないわけだし。それに検証した内容を公開するわけでもなければ、検証する必要すらないか。
「さて、ダンジョンの魔物の湧きに関してはこんなもんでいいだろう。片付けが終わったらさっさと進もう」
今日中に45階まで行きたい所だけど……今いるのが31階入り口付近、フロアの広さは700メートル四方に広がっている。15階分を1日で降りれるだろうか?
色々考えても仕方がないので、急ぎ足で進んでいく。
31階から45階まで迷路タイプのダンジョンになっているので、昨日の内に夜番で起きているメンバーに、45階までの最短ルートにマークを入れてもらっている。それを元に移動しているので、普通の探索に比べれば十分に速い速度で移動している。
朝起きてドロップ品を確認したのだが、アイアンゴーレムからドロップされた鉄鉱石は、微妙に質が違っていた。
もっと細かく言うと、謎のキラキラがある物と無い物が半々と言った所だ。何でこんな違いが出るのかは不明なので、一応その2つを分けて保存している。地上に戻ったらドワーフに聞いてみよう。
お昼までに進めたのは38階。36階からの魔物はビックリした事に、昆虫系の魔物が出てきたのだ。黒い悪魔はいなかったが、カマキリやカブトムシ、クワガタ、ハチ、クモ等が出てきた。あっ、クモは昆虫ではないけど、魔物の括りとしては昆虫になっているのでそう表現している。
25階までは、5階毎に1種類ずつで、上の階層の魔物が追加で出て来ていて、沼地では1種類の魔物が大量に出て、31~35階はアイアンゴーレムだけ、それがここにきて一気に魔物の数が増えた。統一感が無くてちょっと体が痒くなる感じがした。
36階からはアイアンゴーレムとは違い、俺たちがいる部屋には湧かない感じだった。なので、徘徊する魔物が散発的に襲ってくるという、面倒なやつだった。
食事中に昆虫は出てきてほしくないよな……見た目がね。
時間的には今日中に45階にまでたどり着けそうな感じなので、更にスピードを上げて進む事になり、おやつになる前には42階に到達できた。
41階からは、今までの階層に出てきた魔物が全部出てきた。その上追加で、出てきた魔物の上位種にあたると思われる魔物もかなりの数がいた。
すべての魔物がいるという事は、面倒な沼地も部屋の中に用意されている。まぁ広くても25メートル四方しかないので、飽和魔法攻撃で撃ち殺してから道を作って移動している。
アイアンゴーレムの上位種は、どうやらミスリルゴーレムが出てきている。ここまで来れても帰りがあの沼地だと考えると……運べる量に限界があるよな。
ショートカットとか、一方通行でもいいから地上に出れる近道があれば違うかもな。
おやつの休憩は、周りを警戒しながら立った状態で、クッキー等をつまみながら水分補給するだけにとどまった。
そこから先は特に何もなく45階へ到着した。
「到着したは良いけど、この後どうする?」
「来てみましたが、上の階と大して変わりませんね。この階層を虱潰しに探索してみますか?」
「ん~、そうだな。せっかくここまで来たんだから、この階くらいは隅から隅まで調べてみるか」
3チームに分かれてエリアを決めて調べる事にしたが、さすがに時間が時間なので今日はこの階の中心あたりまで移動して、そこに野営コンテナを組み立てた。ちょうど入口が1つだけの部屋があったのだ。
入口が1つなら、1人で十分対応できるけど、まぁ3~4人で1組になって夜番をする事になった。
夜番中に、45階はアイアンゴーレムのフロアと違って、結構な頻度で沸いているのではないだろうか? と思う位に魔物が攻めてきた。
10~20分に1組のペースで襲ってきたので、かなり面倒だった。俺たちからすれば強い物では無かったが、ただここまでやっと来れる冒険者からしたらどうなのだろうか?
「ドロップ品多いですね」
目の前に積まれたドロップ品を見て、ピーチが思わずこぼした一言だ。普通だったらこんなに持って帰れないよな。ん~25階まででも十分だから、気にするだけ無駄かな?
「さぁ、今日はこの階の探索をして、最後っぽくみえるこの部屋に集合しようか」
ボス部屋と言うわけではないだろうが、何となく埋められたマップを見ると、一番奥に見える部屋があるので、そこに集合する事にしたのだ。
今回は歳で分けずにクジでチームを決めているので、偏ったメンバー配置だが楽しい道中になった。
俺がチームは、ライム・ジュリエット・レミー・イリアの魔法組と、メアリー・マリアの弓、ネル・俺の8人の遠距離攻撃チームだったのだ。何と言うか、シューティングゲームになっていた。7人が先を競い合って、数少ない魔物を競い合うように倒している感じだ。
俺は始め魔法でやっていたのだが、弓の発射速度に勝てないので弓に持ち替えて、しかも魔法まで併用してみんなから大人げないと言われたが、競争するのだから全力でやる事にしたのだ。
「っと、競争だけしているわけにはいかないぞ! 壁なんかもしっかり確認しながら進まないとな、罠探知ができるメンバーがいないから慎重にいかないとね」
ほとんどの罠が魔法や矢の攻撃によって無力化されているため、そこまで慎重になって進む必要はないんだけどね。
1つだけ危なかった罠があった。しかも質が悪い事に、パーティーの最後のメンバーがひっかかる様にできている落とし穴だったのだ。その罠にかかったのは、考え事をして一番後ろを歩いていた俺だった。
どんな落とし穴だったのかと言うと、そこに槍が敷き詰められていて、落ちどころが悪ければ即死、悪くても槍に刺されれば、よほどのことがない限り時間を置かずに死ぬだろう罠だった。
しっかりと装備をしていたため槍が刺さらなかったのだが、隙間にはまるような形で動けなくなったのだ。最初こそ心配していたみんなだが、俺に怪我がないと分かると、面白い格好をしていると笑われてしまった。
そんなこんなで騒ぎながら移動していると、ゴールの部屋までたどり着いた。
0
あなたにおすすめの小説
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。
絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。
一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。
無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる