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第1247話 見学ツアー終了
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今日最後の見学場所は、
コケー!
至る所から鳴き声が、聞こえてきている。でも、姿が見えない。林の中から聞こえてくるため、本体がどこにいるか分からないんだよな。
娘たちは、鳥を「どこどこ?」と探している。
ここの鳥も基本的には放し飼いみたいな感じのようだが、所々に小屋が用意されており餌も準備されている。
ん~放し飼いは放し飼いだけど、半分だけって事かな? というか、自由にしてくれって感じだな。
藁なんかも用意されており、過ごしやすく作られているため卵をここに産みに来るようだ。硬い土の上よりは、小屋の中のような環境の方が産みたくなるようだ。
飼育員の話を聞いてみると、鶏がここに1万羽以上いるらしい。それだけ広い場所で飼育しているらしい。
あくまで以上と言っているのは、正確な数字を把握できていないからだ。マップ先生で調べればわかるが、わざわざ調べる必要は無いので調べていない。
1日大体卵は2000個程が小屋に産み落とされるらしい。その内100個程が孵されるらしい。多くね? とか思ったが、これでも少ないらしい。
確実に孵る物だけをチョイスしているのだが、それでも9割程しか孵らない為、平均すると90羽程が孵る計算だ。食用は通常180日程らしいが、ダンジョン農園の品種からさらに改良されたものを飼育しているため、食用に適しているのは、1年程らしい。
半年ほどすると卵を産み始めて、そこから半年後に食用になる感じらしい。なので、親鶏や種鶏等関係なく育てる事が可能になったらしい。
効率よく育てる事ができる品種が完成したからって、ここまで都合のいい品種ができるなんてな。
そういえば、残りの1900個は売りに出されているそうだが、それだけでディストピアの消費量を賄えているのだろうか?
その答えは、賄えていない。というか、卵は高級品なのでそこまで頻繁に食べる物では無いらしい。日本では殻の破れていた物は破棄されるのだが、ディストピアでは内側の薄皮が破れていなければ、しっかりと処理して洋菓子店へ流されるようだ。
薄皮が破れてしまった物は、しっかりと熱処理をして加工食品にされるようだ。
ここでは無駄のないサイクルが行われているらしい。
おっと、娘たちはすでに飽きて鶏探しを始めていた。指をさして母親にあっちいけーこっちいけーとお願いをしていた。
俺も探してみよう。
5分程探すと1匹目を発見した。1万匹もいるはずなのにどうしてこんなに見つけるのに時間がかかるんだ? よく分からないけど、近付いていく。
「でか!」
俺のセリフがすべてを語っている。
見つけた鶏に近付いて出てしまった「でか!」という言葉通り、頭高さが俺の胸の近くまであるのだ。普通の何倍デカいんだよ!
話を聞くと卵の大きさは体に比例した大きさのようだ。足りていないとはいえ、1つの卵で通常の3つ分くらいの容量らしいので、そこそこの頻度で一般家庭でも食べれるのだとか・・・
高級なのって、卵がデカいせいでそれなりに高いって事じゃねえのか?
っておい!
娘たちが母親に手伝ってもらって、自分より大きな鶏に跨って走り回っていたのだ。
何かのテレビで見たダチョウレースを見ている気分だ。けどさ、娘たちはまだ1歳なのにその身体能力ってどうなのだろうか? 見事に乗りこなしてるし。
娘たちを追いかけて走っていると、大量に鶏が目の前に現れた。
何で集まっているかと言えば、砂場で砂浴びをしていたのだ。だから林の中で探しても、ほとんど姿を見つけられなかったのだ。鶏って集団で砂浴びするんだろうか?
どうでもいい事を考えながら、娘たちの乗っていた鶏が砂浴びを始めそうになったので、母親3人が慌てて回収する。このまま放っておいたら、砂場に娘たちが落ちる上に砂まみれになる可能性があるからな。
遊んで満足した娘たちは、鶏への興味を失った。
ここでの話も終わったので、今日のプログラムは一通り終了となった。
おやつの時間から少し過ぎているが、最後の出し物として軽食が準備されているとの事だ。
準備されていたのは、焼き鳥だ。さすがに1本を部位毎に食べると夕食が食べれなくなるので、半分程のサイズだ。
皮・セセリ・ポンジリ・ハツ・レバー・砂肝の6部位を準備していてくれたのだ。俺は全部塩で準備してもらっている。娘たちは、タレで食べると言っていた。
娘たちは目の前に出された焼き鳥をハグハグ言いながら食べていた。
俺も目の前に出された焼き鳥を食べていく、おっ? ブラウニーが飼育しているダンジョン農園の鶏よりレベルは下がるが、かなりレベルが高い。
歯ごたえもしっかりしており美味い。娘たちには6部位だったが、俺には最後にささみを出してくれた。
パサパサしているかと思ったが、思ったよりしっとりとしていた。しかし、他のに比べるとパリッと感がない、なんでだろうな?
焼いてくれていたブラウニーに聞いてみると、茹でてから水分を拭きとって焼いたとの事だ。ただ茹でただけだったらもっとパサパサしているのにな。
その答えもすぐに教えてもらえた。ささみは砂糖を軽くつけて水から茹でる。沸騰する前に火からおろして、10分程放置するとパサパサにならないのだとか。
それを切って焼いたのだが、さすがに一度火を通しているので、炭火とはいえあまり火を通すと硬くなってしまうので、適度に火を通したら出してくれたようだ。
もうちょっと研究をする必要があると悔しがっていた。
あー俺が指摘しちゃったから……すまんな。頑張って工夫した所を突っ突かれて、ちょっと落ち込ませてしまった。でも、ささみでも美味しく食べれる方法が確立されているのであれば、それはそれでありだと思う。
サラダチキンみたいに茹でたのを裂いて和えて食べるとか、その状態からのスモークをしてみるとか、色々あると思うから、頑張ってよ!
そうやって今日の見学ツアーは終わった。
家に帰っても夕食までまだ時間があったので、娘たちと一緒にお風呂に入っている。もちろん母親とも一緒だが、娘たちはお風呂好きなようで、少しぬるめの湯船の方で母親たちの膝の上に座り楽しんでいた。
その日の夕食は、ジンギスカン鍋だった。特製のタレを作ったようで、それにしっかりと漬け込んで味がしみこんだ美味しいジンギスカンだった。
昔日本で食った時は、臭くて食が進まなかったけど、今回はめっちゃ美味しかった!
コケー!
至る所から鳴き声が、聞こえてきている。でも、姿が見えない。林の中から聞こえてくるため、本体がどこにいるか分からないんだよな。
娘たちは、鳥を「どこどこ?」と探している。
ここの鳥も基本的には放し飼いみたいな感じのようだが、所々に小屋が用意されており餌も準備されている。
ん~放し飼いは放し飼いだけど、半分だけって事かな? というか、自由にしてくれって感じだな。
藁なんかも用意されており、過ごしやすく作られているため卵をここに産みに来るようだ。硬い土の上よりは、小屋の中のような環境の方が産みたくなるようだ。
飼育員の話を聞いてみると、鶏がここに1万羽以上いるらしい。それだけ広い場所で飼育しているらしい。
あくまで以上と言っているのは、正確な数字を把握できていないからだ。マップ先生で調べればわかるが、わざわざ調べる必要は無いので調べていない。
1日大体卵は2000個程が小屋に産み落とされるらしい。その内100個程が孵されるらしい。多くね? とか思ったが、これでも少ないらしい。
確実に孵る物だけをチョイスしているのだが、それでも9割程しか孵らない為、平均すると90羽程が孵る計算だ。食用は通常180日程らしいが、ダンジョン農園の品種からさらに改良されたものを飼育しているため、食用に適しているのは、1年程らしい。
半年ほどすると卵を産み始めて、そこから半年後に食用になる感じらしい。なので、親鶏や種鶏等関係なく育てる事が可能になったらしい。
効率よく育てる事ができる品種が完成したからって、ここまで都合のいい品種ができるなんてな。
そういえば、残りの1900個は売りに出されているそうだが、それだけでディストピアの消費量を賄えているのだろうか?
その答えは、賄えていない。というか、卵は高級品なのでそこまで頻繁に食べる物では無いらしい。日本では殻の破れていた物は破棄されるのだが、ディストピアでは内側の薄皮が破れていなければ、しっかりと処理して洋菓子店へ流されるようだ。
薄皮が破れてしまった物は、しっかりと熱処理をして加工食品にされるようだ。
ここでは無駄のないサイクルが行われているらしい。
おっと、娘たちはすでに飽きて鶏探しを始めていた。指をさして母親にあっちいけーこっちいけーとお願いをしていた。
俺も探してみよう。
5分程探すと1匹目を発見した。1万匹もいるはずなのにどうしてこんなに見つけるのに時間がかかるんだ? よく分からないけど、近付いていく。
「でか!」
俺のセリフがすべてを語っている。
見つけた鶏に近付いて出てしまった「でか!」という言葉通り、頭高さが俺の胸の近くまであるのだ。普通の何倍デカいんだよ!
話を聞くと卵の大きさは体に比例した大きさのようだ。足りていないとはいえ、1つの卵で通常の3つ分くらいの容量らしいので、そこそこの頻度で一般家庭でも食べれるのだとか・・・
高級なのって、卵がデカいせいでそれなりに高いって事じゃねえのか?
っておい!
娘たちが母親に手伝ってもらって、自分より大きな鶏に跨って走り回っていたのだ。
何かのテレビで見たダチョウレースを見ている気分だ。けどさ、娘たちはまだ1歳なのにその身体能力ってどうなのだろうか? 見事に乗りこなしてるし。
娘たちを追いかけて走っていると、大量に鶏が目の前に現れた。
何で集まっているかと言えば、砂場で砂浴びをしていたのだ。だから林の中で探しても、ほとんど姿を見つけられなかったのだ。鶏って集団で砂浴びするんだろうか?
どうでもいい事を考えながら、娘たちの乗っていた鶏が砂浴びを始めそうになったので、母親3人が慌てて回収する。このまま放っておいたら、砂場に娘たちが落ちる上に砂まみれになる可能性があるからな。
遊んで満足した娘たちは、鶏への興味を失った。
ここでの話も終わったので、今日のプログラムは一通り終了となった。
おやつの時間から少し過ぎているが、最後の出し物として軽食が準備されているとの事だ。
準備されていたのは、焼き鳥だ。さすがに1本を部位毎に食べると夕食が食べれなくなるので、半分程のサイズだ。
皮・セセリ・ポンジリ・ハツ・レバー・砂肝の6部位を準備していてくれたのだ。俺は全部塩で準備してもらっている。娘たちは、タレで食べると言っていた。
娘たちは目の前に出された焼き鳥をハグハグ言いながら食べていた。
俺も目の前に出された焼き鳥を食べていく、おっ? ブラウニーが飼育しているダンジョン農園の鶏よりレベルは下がるが、かなりレベルが高い。
歯ごたえもしっかりしており美味い。娘たちには6部位だったが、俺には最後にささみを出してくれた。
パサパサしているかと思ったが、思ったよりしっとりとしていた。しかし、他のに比べるとパリッと感がない、なんでだろうな?
焼いてくれていたブラウニーに聞いてみると、茹でてから水分を拭きとって焼いたとの事だ。ただ茹でただけだったらもっとパサパサしているのにな。
その答えもすぐに教えてもらえた。ささみは砂糖を軽くつけて水から茹でる。沸騰する前に火からおろして、10分程放置するとパサパサにならないのだとか。
それを切って焼いたのだが、さすがに一度火を通しているので、炭火とはいえあまり火を通すと硬くなってしまうので、適度に火を通したら出してくれたようだ。
もうちょっと研究をする必要があると悔しがっていた。
あー俺が指摘しちゃったから……すまんな。頑張って工夫した所を突っ突かれて、ちょっと落ち込ませてしまった。でも、ささみでも美味しく食べれる方法が確立されているのであれば、それはそれでありだと思う。
サラダチキンみたいに茹でたのを裂いて和えて食べるとか、その状態からのスモークをしてみるとか、色々あると思うから、頑張ってよ!
そうやって今日の見学ツアーは終わった。
家に帰っても夕食までまだ時間があったので、娘たちと一緒にお風呂に入っている。もちろん母親とも一緒だが、娘たちはお風呂好きなようで、少しぬるめの湯船の方で母親たちの膝の上に座り楽しんでいた。
その日の夕食は、ジンギスカン鍋だった。特製のタレを作ったようで、それにしっかりと漬け込んで味がしみこんだ美味しいジンギスカンだった。
昔日本で食った時は、臭くて食が進まなかったけど、今回はめっちゃ美味しかった!
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