1,434 / 2,518
第1434話 作戦成功?
しおりを挟む
「よし、今日はこの辺にして、休憩の順番を決めようか。従魔たちに任せると言っても、全部を任せるわけには、あれ? ダマに任せれば、意思疎通も問題ないから全員で休むか?」
「でも、そうすると、ダマちゃんたちが休憩できないよ?」
ネルの言いたいことも確かに一理あるな。でも、こいつらって海賊船に対して有効打が無いんだよな。俺たちが頑張っている時に休んでもらえばよくないか?
そう思いネルに聞いてみると、それなら問題ないね! と笑顔だ。ダマたちも自分たちが海賊船に対して、効果のある攻撃ができないことを理解しているみたいで、俺たちに休憩するように伝えてきた。無理をしないように、自分たちでも休憩を入れながら見張りをしてくれるとのことだ。
「じゃぁ、ダマたちに甘えて、夜は任せよう。もう少し海賊船の攻略について話したら、体をリフレッシュして休もうか」
そこから、また海賊船について話し始める。そこでイリアが何かを思い出すように、ポツリと一言。
「海賊船の本体はいいけど、切り倒したマストには体力あるのかな?」
そう言われて、ハッとする。そして、魔法生物について思い出す。大型の魔法生物といって思い出すのは、ビッグミスリルゴーレムかな?
あのゴーレムは、腕を折って切り離したりして倒したんだよな。その時ってダメージどうなってたんだろうな。折って捨てた腕が動く事は無かったけど、本体が消えるまでそこに残ってた気がする。あいつらの一部だけど、魔力がないから動かないってことか?
だから、なんなのだ!?
「そういえばさ、魔法生物って体のサイズによってタフさが大きく変わるよな? もしそれなら、本体を小さくしたらタフさも減るのかな?」
「一理あると思います。切り倒した際に体力は一時的に減りましたが、離れた状態が正常と認識したために、体力が元に戻ったように見えていたのなら、私たちには判断がつけられないですね」
ライムがまとめてくれたように、部位欠損をした状態が正常になってしまった魔法生物は、体力が戻ったように見えて、実は最大体力値とでも呼べる数値が下がっていた可能性がある。その違いは、俺たちには判断ができない。
その後にも少し話し合いをするが、最終的には、俺たちには現在細かく観測する方法がないから、明日も色々試してみよう、という形で落ち着いた。
よく分からないが、海賊船の上は安全で何も出てこないと思われるので、個々に休憩に入る事になった。
そして俺は、久々のサウナに入る事にしたのだ! サウナ用のコンテナ野営地を組み立てて、水風呂も準備して、ゆっくりと休める場所も完璧である。
「シュウ様は、サウナが好きでしたね。でも最近はあまり入られてませんでしたよね? 昔はほぼ毎日入っていたと思うのですが」
当たり前のように一緒に入っているアリスから、気になっていたことについて質問がある。
「そうだな。一番の理由は、娘たちとお風呂に入るようになったからかな。さすがにあの歳の子たちに、俺が好きなサウナはダメだろ? この前、スチームサウナの温いのにはいって、喜んではいたけど……まだ体ができていないから、命の危険すらあるかもしれないからね」
娘たちと入っている、という言葉を聞いて3人が納得の声を上げる。俺が好きなドライサウナに連れて行ったら、さすがに妻たち全員にガチで怒られるのは目に見えているからな。
俺が気持ちよさそうに入っていたら、娘たちも興味を持って入りたがる可能性が捨てきれないから、一緒に入る時は控えているんだよね。
下の子たちもいるから、しばらくは入れないのかな? なんて考えなくもない。
庁舎の中にまだ空いているスペースがたくさんあるから、サウナスペースに変えるかな? でも、どうせならお風呂スペースも作るか。グリエルがこの前、泊まり込むときの設備を良くしてほしいって相談があったし、この際ガッツリと福利厚生を整えるか?
シュウは、泊まり込まないといけないほど仕事が忙しいことに考えを向けず、設備だけ整えることに目が向いている。
まぁ、グリエルから相談があった時に、みんなの意見を聞いてグリエルたちで判断して、設備を整えていいって許可しているんだから、きちんと確認をとってからサウナと風呂を作らないとな。
シュウにとって、サウナと風呂を庁舎に作ることが決定事項となっている。
各自、思うようにリラックスしてから、寝る事になった。
朝食は、ガツンとコッテリ系が来たが、誰も何も感じていないのか普通に平らげる。まぁ俺も何だけどね。
「よし、準備完了だな。ダマたち、みんなお疲れ様。休憩していいぞ。俺たちは、昨日言った実験の続きをしようか。上から解体していくと、コンテナ野営地が置けなくなるから、今日は下から解体できないか実験するよ。魔導チェーンソーも沢山作ったからな。だけど、悪ふざけしたらダメだからな」
魔導チェーンソーを2人に1つずつ渡るように配っていく。
今日の作戦は、海賊船の下から輪切り……と言って良いのかあれだが、みんなで一気に外壁と部屋や通路の壁を切り離してみる事になっている。
初めに外壁を切り裂いて、次に船内の壁を切り離してみる予定だ。何処に魔石があるか知らないけど、体積の少ない方が切り捨てられるんじゃないかと予想しての行動だ。
15分後に、後一ヵ所で切り離せる所まで来た。この最後は、俺の魔導チェーンソーで!
全員が上の階に移動した所で、最後の部分を切り離した。そうすると、どういう状況かわからないが、切り離した下の部分がズズズズっとズレて、俺たちの乗っている本体と仮定した海賊船の上の方が、そのまま滑るようにして砂漠に降り立つ。
「倒せるか分からないけど、どうやら作戦は成功したな。続けて上の階も切り離そう」
2時間かけて6回切り離すことに成功して、今は甲板とその下の階だけで動いている感じだ。船の形を成している時はまだ、砂漠を走っていても分からんでもないが、この状態で動いている状況が意味不明である。
「でも、そうすると、ダマちゃんたちが休憩できないよ?」
ネルの言いたいことも確かに一理あるな。でも、こいつらって海賊船に対して有効打が無いんだよな。俺たちが頑張っている時に休んでもらえばよくないか?
そう思いネルに聞いてみると、それなら問題ないね! と笑顔だ。ダマたちも自分たちが海賊船に対して、効果のある攻撃ができないことを理解しているみたいで、俺たちに休憩するように伝えてきた。無理をしないように、自分たちでも休憩を入れながら見張りをしてくれるとのことだ。
「じゃぁ、ダマたちに甘えて、夜は任せよう。もう少し海賊船の攻略について話したら、体をリフレッシュして休もうか」
そこから、また海賊船について話し始める。そこでイリアが何かを思い出すように、ポツリと一言。
「海賊船の本体はいいけど、切り倒したマストには体力あるのかな?」
そう言われて、ハッとする。そして、魔法生物について思い出す。大型の魔法生物といって思い出すのは、ビッグミスリルゴーレムかな?
あのゴーレムは、腕を折って切り離したりして倒したんだよな。その時ってダメージどうなってたんだろうな。折って捨てた腕が動く事は無かったけど、本体が消えるまでそこに残ってた気がする。あいつらの一部だけど、魔力がないから動かないってことか?
だから、なんなのだ!?
「そういえばさ、魔法生物って体のサイズによってタフさが大きく変わるよな? もしそれなら、本体を小さくしたらタフさも減るのかな?」
「一理あると思います。切り倒した際に体力は一時的に減りましたが、離れた状態が正常と認識したために、体力が元に戻ったように見えていたのなら、私たちには判断がつけられないですね」
ライムがまとめてくれたように、部位欠損をした状態が正常になってしまった魔法生物は、体力が戻ったように見えて、実は最大体力値とでも呼べる数値が下がっていた可能性がある。その違いは、俺たちには判断ができない。
その後にも少し話し合いをするが、最終的には、俺たちには現在細かく観測する方法がないから、明日も色々試してみよう、という形で落ち着いた。
よく分からないが、海賊船の上は安全で何も出てこないと思われるので、個々に休憩に入る事になった。
そして俺は、久々のサウナに入る事にしたのだ! サウナ用のコンテナ野営地を組み立てて、水風呂も準備して、ゆっくりと休める場所も完璧である。
「シュウ様は、サウナが好きでしたね。でも最近はあまり入られてませんでしたよね? 昔はほぼ毎日入っていたと思うのですが」
当たり前のように一緒に入っているアリスから、気になっていたことについて質問がある。
「そうだな。一番の理由は、娘たちとお風呂に入るようになったからかな。さすがにあの歳の子たちに、俺が好きなサウナはダメだろ? この前、スチームサウナの温いのにはいって、喜んではいたけど……まだ体ができていないから、命の危険すらあるかもしれないからね」
娘たちと入っている、という言葉を聞いて3人が納得の声を上げる。俺が好きなドライサウナに連れて行ったら、さすがに妻たち全員にガチで怒られるのは目に見えているからな。
俺が気持ちよさそうに入っていたら、娘たちも興味を持って入りたがる可能性が捨てきれないから、一緒に入る時は控えているんだよね。
下の子たちもいるから、しばらくは入れないのかな? なんて考えなくもない。
庁舎の中にまだ空いているスペースがたくさんあるから、サウナスペースに変えるかな? でも、どうせならお風呂スペースも作るか。グリエルがこの前、泊まり込むときの設備を良くしてほしいって相談があったし、この際ガッツリと福利厚生を整えるか?
シュウは、泊まり込まないといけないほど仕事が忙しいことに考えを向けず、設備だけ整えることに目が向いている。
まぁ、グリエルから相談があった時に、みんなの意見を聞いてグリエルたちで判断して、設備を整えていいって許可しているんだから、きちんと確認をとってからサウナと風呂を作らないとな。
シュウにとって、サウナと風呂を庁舎に作ることが決定事項となっている。
各自、思うようにリラックスしてから、寝る事になった。
朝食は、ガツンとコッテリ系が来たが、誰も何も感じていないのか普通に平らげる。まぁ俺も何だけどね。
「よし、準備完了だな。ダマたち、みんなお疲れ様。休憩していいぞ。俺たちは、昨日言った実験の続きをしようか。上から解体していくと、コンテナ野営地が置けなくなるから、今日は下から解体できないか実験するよ。魔導チェーンソーも沢山作ったからな。だけど、悪ふざけしたらダメだからな」
魔導チェーンソーを2人に1つずつ渡るように配っていく。
今日の作戦は、海賊船の下から輪切り……と言って良いのかあれだが、みんなで一気に外壁と部屋や通路の壁を切り離してみる事になっている。
初めに外壁を切り裂いて、次に船内の壁を切り離してみる予定だ。何処に魔石があるか知らないけど、体積の少ない方が切り捨てられるんじゃないかと予想しての行動だ。
15分後に、後一ヵ所で切り離せる所まで来た。この最後は、俺の魔導チェーンソーで!
全員が上の階に移動した所で、最後の部分を切り離した。そうすると、どういう状況かわからないが、切り離した下の部分がズズズズっとズレて、俺たちの乗っている本体と仮定した海賊船の上の方が、そのまま滑るようにして砂漠に降り立つ。
「倒せるか分からないけど、どうやら作戦は成功したな。続けて上の階も切り離そう」
2時間かけて6回切り離すことに成功して、今は甲板とその下の階だけで動いている感じだ。船の形を成している時はまだ、砂漠を走っていても分からんでもないが、この状態で動いている状況が意味不明である。
0
あなたにおすすめの小説
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる