ダンマス(異端者)

AN@RCHY

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第1451話 やりたいことが増える

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 満足そうに走り回る従魔たちをみて、ここはもう大丈夫だと思い自由に遊ばせてあげようと考えた。俺が居ると……居ても居なくても同じかもしれんが、人目を気にせずに楽しんでくれ。

 自分のマイワールドも少し見ておきたいし、ウォーホースたちのために準備したマイワールドも説明しておきたいからな。

 そんなことを考えて従魔用のマイワールドを出ようとした。

 プニッ

 何かを踏んずけてしまったようだ! 慌てて足をどけて確認してみると、スライムたちが行列を作っていた。どこから聞きつけてきたのか、かなりの数が集まったようだな。そして一直線に特製キャットタワーへ向かっていた。

 それにしても、スライムって今何匹いるんだろうな。ぱっと見てここに500匹ほどはいると思うんだが、俺の家は大丈夫なのだろうか? 食費に関しては、何の問題もないのだがスペース的な問題だな。こんなにどこにいたのやら?

 スライムたちが一番高い所に陣取ってピラミッドを作っていた。スライムピラミッド? キングスライムとか生まれてこねえよな? 4つくっ付いたら消えるとかないよな?

 変な心配をしながら、自分のマイワールドへ移動した。

「圧巻だな。ここまで本が並んでいると、マンガ喫茶より多いのではないだろうか? 古いのから最新刊まで、読まないモノも召喚しているからな!」

 次に向かったのは、ゲーム部屋だ。趣味部屋のゲームをするところもかなりの設備なのだが、ここは完全に1人用で作ってあり、情報雑誌に現時点で一番高性能だと紹介されていた、音響設備などを導入しているので漫画エリアよりDPがかかっている。

 よく分からないけど、向こうで買えば数十万する椅子も置いてみているが、使う機会があるかは不明だ。自己満足のために作った空間だからな!

「うむ、満足じゃ!」

 何となく殿様気分でセリフを吐き、現実の世界へ戻る。戻る際に、マイワールドに移動するエリアで待機していたブラウニーに、庁舎に行って少し仕事をしてくることを伝え、何かあったら呼び出すようにお願いした。

 俺の部屋には、庁舎へ直通のゲートがあるので、移動が簡単なのだ!

 でもさ、運動する機会が減りそうで困るな。大人のアスレチックとかも作ってみるか? 運動場みたいなところ以外、軽く遊んだりするくらいしかできないからな、グリエルに話を聞いてみるか。

「グリエル、今時間大丈夫か?」

 突然の訪問も慣れたようで、軽くあしらうように対応してくれた。驚く姿が見れなくて残念なような気もしなくないが、これはこれで面白い!

 どうやら、至急片付けないといけない要件があるようで、20分ほど待ってほしいと言われたので、手の空いていた(ようにみえた)職員をつかまえて、アスレチックや大規模な運動場について聞いてみた。

 職員A「そうですね。いつでも利用できる運動施設とかがあると、嬉しいですね。私は、ディストピアに来て泳ぐことにはまりましたが、なかなか泳げる機会がないので、あると嬉しいです」

 職員B「自分は、男女が集まるようなものがあると嬉しいです! ここで働いていると、ステータスではあるのですが、急な仕事とかも多いのでなかなか恋愛に発展しないんです。ですから、出会いのきっかけとなるような、施設でしたら大歓迎です!」

 職員C「以前、シュウ様がお話ししてくださった、スポーツジムみたいなものですか? ランニングマシーンとかバイクでしたっけ? ああいうのが簡単に利用できる施設があると嬉しいですね。後、汗をかくのでお風呂とかもあると嬉しいです」

 ふむふむ、職員Bに関しては用途が違う気もするが、出会いの場としては悪くないのかな?

 この際、思いっ切り大きなスポーツジムをマイワールドに作って、街の色んな所にゲートを設置して、利用できるようにするのはどうだろうか? それで、スーパー銭湯にも行けるようにゲートを設置すれば完璧じゃないか?

「シュウ様、お待たせしました。で、どのようなご用件でしたか?」

 自分の執務室に戻って色々考えていると、グリエルが入って来た。

「えっと、まずは、ウォーホースたちなんだけど、マイワールドに専用の厩舎を作ったから馬丁たちに利用させてもいいか? ディストピアの中だと、思いっ切り走り回れないだろ? それに他の街のウォーホースたちも後々利用できるようにしたいと考えているんだけどさ、どうかな?」

「もう、作ったのですか? そうですか。確かにウォーホースたちには、窮屈な思いをさせているのでいいかもしれないですね。他の街と繋げるのは、まだ待ってくださいね。行き来の問題とかがまだ解決していないので、それを解決してからですね」

 そういえば、ゴーレムキーの話をしていなかったので、完成した事を伝えて利用にあたってのルールを考えてもらう事にした。

「もう完成していたんですね。聞いた限りでは、ゴーレムキーはシュウ様、綾乃様、バザール様の3人しか作れないということですか?」

「今のところ、3人しか作れないな。で、暗部のゲート以外には、中継点を設けて管理する人を置くことを考えている。人造ゴーレムで代用できないか検討中だけど、今のところブラウニーが有力候補かな」

「ブラウニーさんたちに、そんなに仕事を押し付けて大丈夫ですか? もし逆らわないなら問題ないのであれば、犯罪奴隷という方法もあります。あの者たちは解放されることはないですからね」

「犯罪奴隷はないな。もう1つ考えていることがあって、マイワールド内にスポーツジムを作りたいんだ。ディストピアの人たちが使えるよにしたいんだよ。だから、一般市民の目があるところに犯罪奴隷はNGだろ? それに、ブラウニーたちなんだが、召喚しなくてもドンドン増えているんだよね」

「増えているのですか?」

「前に話したかもしれないけど、ブラウニーたちって元々精霊界みたいな所から、こっちの世界に来ているみたいなんだけど、俺のところで働いているブラウニーたちが呼んでいるみたいで、気付いたら増えているんだよね。

 一応、新しく来た子たちは、改めて召喚しているんだけどね。知識の共有ができるようになるみたいでさ」

「そうなんですか、色々あるんですね。それにしても、スポーツジムですか? 前に話してくださった、あれのことですよね? いまいちよく分かっていないのですが……」

「映像で見せるより、体験してもらった方がいいかな。よし、決めた。街の人が利用できるか分からないけど、マイワールドに準備するから、一緒に体験しよう! 確か、小規模の物だったら、プリセットの中にあったはず」

 グリエルの意見も聞かずに、強引に話を進めスポーツジム体験が始まった。
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