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第1479話 秘密計画裏工作中
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「優秀というだけあって、テキパキと仕事をこなしている様ですね。こう見る感じでは、問題なさそうに見えますが、上司たちからも話を聞いてみますか?」
同行していたキリエが、仕事ぶりを見てそう評価した。
確かに、俺から見ても仕事のできる人っぽく見えている。俺が同じ年の頃だったらゲームばかりしてたし、あの子たちのような仕事ぶりは、おれだったら絶対にありえないな。軟弱者だったから、絶対何かしらの理由をつけてダレていただろう。
「上司たちからも話を聞いてみたいが、さすがに今は難しいだろ? ディストピアの庁舎ではこんなに忙しそうじゃなかったけど、ゴーストタウンは結構忙しそうなんだな」
「それはそうですよ。ディストピアはほとんど手間がかかっていませんからね。一部の人間だけで仕事が済みます。それにあそこは、他の街を管理している部署でもあるので、ここから上がった情報・報告書をまとめたり管理する場所ですよ」
そういえばディストピアの庁舎は、他の街を管理しているとか言っていたな。でも、それなりの量の情報や報告書が上がってくるはずなのに、あまり忙しそうにしていないよな。何でだろう?
5分ほど仕事ぶりをながめてから、ゴーストタウンの領主代行をしているドワーフのじっちゃんの元に向かう。
この領主館だけは他の領主館と違って、工房が併設されている。領主代行の執務室の裏に工房があり、直通の扉まで存在しているのだ。
何でこんな構造かと言えば、ここの領主代行を務めてもらうにあたって、専用の工房と中級の火精霊を準備するって言ったからな。血を血で洗うドワーフたちの殴り合いがあったとかなかったとか。
それに領主代行の仕事がない時は、自由にしていいっていうのも条件としてあげていたので、仕事が早いこと早いこと。普段は事務作業なんて全くしねえのに、こういった時ばかり全力でやるんだから凄いよな。しかも間違えがほとんどない、どれだけ鍛冶に人生捧げてんだよ。
「やはり執務室にはいませんね。金属を叩いている音が聞こえていますし、やはり工房でしょう。あ、秘書官さん、一応確認ですが、今ある仕事は終わっているんですよね?」
「はい、奥様。領主代行の午前中の仕事はすでに終わっており、午後の分も大半が終了しております。残りは、終業前にある会議と終業後に読む報告書くらいです」
「終業後に読む報告書?」
俺は思わず口に出してしまった。
「えっと、報告書が多く上がってくるのが終業間際でして。その、1日の報告書はその時間になってしまうことが多いのです。ですから、終業後に報告書を読まれています。まとめて読むにはこの時間がいいからな、と言われてまして」
「なるほど。確認だけど、領主代行のその日の仕事始めって、何か決まったことでもある? 特にないよね。じゃぁ、次の日に回すか、就業時間を変更するか、どっちがいいかな?」
「そこら辺は、本人に聞いてみればよろしいのでは?」
そういう結論に達したので、鍛冶仕事をしているドワーフの下へ向かう。
結論、次の日に回していいのなら、それでやるわ! ということになった。
「で坊主は、何しに来たんだ? 今日は来る予定なかっただろう?」
「おっと、そうだった。本命の話をするのを忘れていたよ。ここにさ、マッシュっていうディストピアの孤児院出身の職員がいるだろ? その子のことについて聞きたくて来たんだよ。でもさ、上司が忙しそうだったから、先に今回の計画をあんたに話しておこうと思ってな」
孤児院出身の子はマッシュという名前で、その友達はルックという名前だ。
「計画だとぉ?」
マッシュとルックをディストピアの女傑2人とくっつける計画を話すと、ドワーフのじっちゃんが馬鹿笑いを始めた。
「あの女傑2人に、あいつらをか……おもしれえこと考えるもんだな。よし、直属の上司を呼び出そう! 秘書、ちょっと呼んできてくれ。仕事が大変そうなら、上に仕事投げてもいいって伝えて来てくれ」
10分後、いい笑顔で執務室にやって来た上司を見て苦笑した。この人ストレスでも溜まってたんかな?
再び、今回の計画について話をすると、
「あの子たちは、本当にいい子たちですよ。真面目だし、向上心も高いですからね。その2人をあの女傑たちと……むむ? それって思っている以上にいいかもしれませんね。マッシュくんの方は、苦労したためか頼れる女性がいいって話を聞いたことがありますぞ」
孤児だったから、頼れる……母親みたいな女性がいいってことだろうか? それとも母性が溢れるかな? そうなると、ちょっと方向性が違う気もするのだが……
「マッシュくんもルックくんも、ディストピアに家がありますので毎日通勤していますし、早上がりで庁舎に報告書を持って行かせましょう。グリエル様たちに手を回して、ちょくちょく食事に誘わせるのもありかもしれませんね」
おっさんというにはまだ早い気もする、マッシュたちの上司だが、出刃亀が好きなのか、嬉々として話に乗って来た。本当に大丈夫なのだろうか……こいつ。
でも、この出刃亀さんのおかげで、この後の計画の道筋がたったことになる。いきなり今日からその作戦を始める事になった。
マッシュくんたちに不審がられるかもしれないが、そこは領主の俺が来て、距離が近いんだから報告書は直に届けるように言われた、とでも言っておくってさ。どんな暴君だよ! まぁ、君たちの幸せのためだ、甘んじて暴君という批評を受け入れよう。
「おっと、グリエルたちに根回しをしておかないと!」
マッシュくんたちが行く前に、グリエルたちに食事に誘っておいてもらわないとな。もちろん、参加できる職員は全員OKだぞ! しかも、俺のポケットマネーから出すからな! いい所を準備しておいてくれ!
後は、マッシュくんたちを巻きこめば、完璧な作戦である。日本で強引に飲み会連れて行くと、パワハラ判定をもらう可能性があるが、こちらにはそんなものはない! それに、美味しいものを飲み食いできるのに、ついてこない人は少ないのだ。
マッシュくんたちが誘われるときに、俺も居合わせて飲み会に誘われる。そしてマッシュくんと久しぶりに一緒に食事をするとか言って誘いだす。さすがに俺に誘われて断る人は、まずいないだろう。完璧な計画である。
家にも連絡を入れておかないとな。
今日は、あの計画のため庁舎の飲み会に参加しますっと。
同行していたキリエが、仕事ぶりを見てそう評価した。
確かに、俺から見ても仕事のできる人っぽく見えている。俺が同じ年の頃だったらゲームばかりしてたし、あの子たちのような仕事ぶりは、おれだったら絶対にありえないな。軟弱者だったから、絶対何かしらの理由をつけてダレていただろう。
「上司たちからも話を聞いてみたいが、さすがに今は難しいだろ? ディストピアの庁舎ではこんなに忙しそうじゃなかったけど、ゴーストタウンは結構忙しそうなんだな」
「それはそうですよ。ディストピアはほとんど手間がかかっていませんからね。一部の人間だけで仕事が済みます。それにあそこは、他の街を管理している部署でもあるので、ここから上がった情報・報告書をまとめたり管理する場所ですよ」
そういえばディストピアの庁舎は、他の街を管理しているとか言っていたな。でも、それなりの量の情報や報告書が上がってくるはずなのに、あまり忙しそうにしていないよな。何でだろう?
5分ほど仕事ぶりをながめてから、ゴーストタウンの領主代行をしているドワーフのじっちゃんの元に向かう。
この領主館だけは他の領主館と違って、工房が併設されている。領主代行の執務室の裏に工房があり、直通の扉まで存在しているのだ。
何でこんな構造かと言えば、ここの領主代行を務めてもらうにあたって、専用の工房と中級の火精霊を準備するって言ったからな。血を血で洗うドワーフたちの殴り合いがあったとかなかったとか。
それに領主代行の仕事がない時は、自由にしていいっていうのも条件としてあげていたので、仕事が早いこと早いこと。普段は事務作業なんて全くしねえのに、こういった時ばかり全力でやるんだから凄いよな。しかも間違えがほとんどない、どれだけ鍛冶に人生捧げてんだよ。
「やはり執務室にはいませんね。金属を叩いている音が聞こえていますし、やはり工房でしょう。あ、秘書官さん、一応確認ですが、今ある仕事は終わっているんですよね?」
「はい、奥様。領主代行の午前中の仕事はすでに終わっており、午後の分も大半が終了しております。残りは、終業前にある会議と終業後に読む報告書くらいです」
「終業後に読む報告書?」
俺は思わず口に出してしまった。
「えっと、報告書が多く上がってくるのが終業間際でして。その、1日の報告書はその時間になってしまうことが多いのです。ですから、終業後に報告書を読まれています。まとめて読むにはこの時間がいいからな、と言われてまして」
「なるほど。確認だけど、領主代行のその日の仕事始めって、何か決まったことでもある? 特にないよね。じゃぁ、次の日に回すか、就業時間を変更するか、どっちがいいかな?」
「そこら辺は、本人に聞いてみればよろしいのでは?」
そういう結論に達したので、鍛冶仕事をしているドワーフの下へ向かう。
結論、次の日に回していいのなら、それでやるわ! ということになった。
「で坊主は、何しに来たんだ? 今日は来る予定なかっただろう?」
「おっと、そうだった。本命の話をするのを忘れていたよ。ここにさ、マッシュっていうディストピアの孤児院出身の職員がいるだろ? その子のことについて聞きたくて来たんだよ。でもさ、上司が忙しそうだったから、先に今回の計画をあんたに話しておこうと思ってな」
孤児院出身の子はマッシュという名前で、その友達はルックという名前だ。
「計画だとぉ?」
マッシュとルックをディストピアの女傑2人とくっつける計画を話すと、ドワーフのじっちゃんが馬鹿笑いを始めた。
「あの女傑2人に、あいつらをか……おもしれえこと考えるもんだな。よし、直属の上司を呼び出そう! 秘書、ちょっと呼んできてくれ。仕事が大変そうなら、上に仕事投げてもいいって伝えて来てくれ」
10分後、いい笑顔で執務室にやって来た上司を見て苦笑した。この人ストレスでも溜まってたんかな?
再び、今回の計画について話をすると、
「あの子たちは、本当にいい子たちですよ。真面目だし、向上心も高いですからね。その2人をあの女傑たちと……むむ? それって思っている以上にいいかもしれませんね。マッシュくんの方は、苦労したためか頼れる女性がいいって話を聞いたことがありますぞ」
孤児だったから、頼れる……母親みたいな女性がいいってことだろうか? それとも母性が溢れるかな? そうなると、ちょっと方向性が違う気もするのだが……
「マッシュくんもルックくんも、ディストピアに家がありますので毎日通勤していますし、早上がりで庁舎に報告書を持って行かせましょう。グリエル様たちに手を回して、ちょくちょく食事に誘わせるのもありかもしれませんね」
おっさんというにはまだ早い気もする、マッシュたちの上司だが、出刃亀が好きなのか、嬉々として話に乗って来た。本当に大丈夫なのだろうか……こいつ。
でも、この出刃亀さんのおかげで、この後の計画の道筋がたったことになる。いきなり今日からその作戦を始める事になった。
マッシュくんたちに不審がられるかもしれないが、そこは領主の俺が来て、距離が近いんだから報告書は直に届けるように言われた、とでも言っておくってさ。どんな暴君だよ! まぁ、君たちの幸せのためだ、甘んじて暴君という批評を受け入れよう。
「おっと、グリエルたちに根回しをしておかないと!」
マッシュくんたちが行く前に、グリエルたちに食事に誘っておいてもらわないとな。もちろん、参加できる職員は全員OKだぞ! しかも、俺のポケットマネーから出すからな! いい所を準備しておいてくれ!
後は、マッシュくんたちを巻きこめば、完璧な作戦である。日本で強引に飲み会連れて行くと、パワハラ判定をもらう可能性があるが、こちらにはそんなものはない! それに、美味しいものを飲み食いできるのに、ついてこない人は少ないのだ。
マッシュくんたちが誘われるときに、俺も居合わせて飲み会に誘われる。そしてマッシュくんと久しぶりに一緒に食事をするとか言って誘いだす。さすがに俺に誘われて断る人は、まずいないだろう。完璧な計画である。
家にも連絡を入れておかないとな。
今日は、あの計画のため庁舎の飲み会に参加しますっと。
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