1,605 / 2,518
第1605話 突破!
しおりを挟む
「とーたん、わかんない」
ミーシャが根をあげた。
「じゃぁ、いくつか質問するから、それについて思ったことを答えてみて。1つ目の質問だよ。フライパンは武器だと思う?」
ウルを含めた4人は首を横に振った。
「次は、まな板は防具だと思う?」
また4人は首を横に振る。
「じゃぁ、包丁は武器だと思う?」
そうすると、ウルは首を縦に、ミーシャたち3人は首を横に振った。意見が分かれたことに、驚いていた。
「ミーシャたちは、どうして武器じゃないと思ったのかな?」
3人共、包丁は料理に使うものだから、武器じゃないと答えた。それに対してウルは、包丁は武器としても使うことが出来ると答えた。
「ウルは良いところに気が付いたね。武器としても使うことができる、という点が重要だよ。そういう意味では、前にあげたフライパンも鈍器として使えるし、まな板は盾みたいに使うこともできるよね。じゃぁ、もう1つ質問だ。ツルハシは武器かな?」
俺の言いたいことを理解してくれたのか、4人共首を縦に振った。
「じゃぁさ、ムーたちが武器だと思ってた道具も、他の使い方ができるってこと? 短剣を包丁代わりにしたりとか……じゃぁ、ツルハシの代わりになる武器ってないのかな?」
おっと、そっちに向かってしまったか。ツルハシを武器として使うのではなく、ツルハシの代わりになる武器を探し始めてしまった。
でも、発想は悪くない。ツルハシも通常の物だと、有効打になりにくいではあるからな。それなら、元々武器として作られている物を使った方が、断然有用性が高いよな。
でも、ツルハシの代わりになる武器って、分類別にしてもないんだよね。貫通属性って一部の武器、斧や斧槍、槌などにたまたま付属しているだけなんだよな。
「みんな、武器で探すより、似た形状で探す方がいいんじゃない?」
ウルは根本的なところに目を付けた。武器の種類ではなく形だ。一部例外はあるが、貫通属性を持っている武器は、ツルハシに形状が似ている部分があるのだ。斧や斧槍で言えば、刃の反対側に尖った物が付いているとか、槌で言えば叩く部分の反対側に斧や斧槍みたいに尖った物、ツルハシに似た部分がある。
斧は両刃の物もあるし、斧槍は槍と片刃だけとか両刃が付いているタイプもある。それらはもれなく貫通属性を有していない。
「あっ! これとか似てない?」
スミレが槌のジャンルから片方が叩く部分、もう片方がツルハシみたいに尖っている物を探し当てた。
「これって槌だよね? スキルは槌でいいのかな? それなら戦士系の強化種が候補としてあがる?」
ミーシャがほぼ答えに近い答えを導き出した。だけどその隣で、ブルムが「う~~ん」と首を傾げながら唸っている。
「ムーちゃん、どうしたの?」
「えっとね……最近、この形状によく似た物を見た気がするんだよね。どこで見たんだっけ?」
槌の尖っている部分を指さして答えていた。
そう言われて、俺はハッとした。確かにこの形状は、あの魔物の角の形に似ている。そういえば、魔物の部位によるダメージの質を調べたことってなかったよな。もしかして、たまたま前衛として使うために準備していたあの魔物が、ゴーレムの天敵だった! という可能性があるぞ。
5分ほど考えたところで、スミレが
「分かった! チュー太郎たちと一緒に召喚した、サイの魔物の角だよ!」
正解!
「さすがスーちゃん!」
「じゃぁ、チュー太郎たちと一緒にサイの魔物を突っ込ませてみればいいかな?」
スミレもミーシャも、サイの魔物じゃなくて、アーマーライノックスって呼んでやってくれ。
「待って! ミーちゃんたち、チュー太郎たちが足止めされているところは、罠もあるんだよ。それはどうするの?」
「とーたん、チュー太郎たちがやられてる罠ってどんなの?」
映像は見せていないので、どんな罠か分からないよな。分かりやすいアイコンみたいなのがあれば、罠の内容を表示できるのだがっと、その前に罠の説明をした。
「チュー太郎たちにダメージを与えるけど、ゴーレムにはほとんど聞かない罠ってこと? じゃぁ、サイの魔物にもきっと効かないね!」
おそらく正解だ。あの罠はそこまで攻撃力は高くない。範囲と槍の数で雑魚を止めるための罠だ。落とし穴タイプにしなかったのは、落下の距離によってはチュー太郎たちが死なないので、勢いよく下から突き出す罠を用意したのだろう。2度3度突けは、さすがに死ぬだろうからな。
4人は話し合いの結果、アーマーライノックスを敵のダンジョンに突入させることにしたようだ。といっても、操作は俺がやるんだけどね。
その結果、俺たちも知りえなかった情報が手に入った。アーマーライノックスのLvが敵のゴーレムに比べて高いこともあるが、突進するたびにゴーレムをひき殺し、アーマーライノックスに攻撃が集中したところをみてチュー太郎たちが先へ抜けていく。
罠の部屋は数に任せて強引に突破、ゴーレムと魔法使いの場所はチュー太郎たちが魔法使いたちを蹂躙、大して時間がかからずに全部の個所を突破することに成功した。
さて、相手はどう守りを固めるのかな? ディザスター系の厄介なところは、1匹でも見逃すとそこから無限に増殖する点だ。
「相手の動きが無くなったね。シュウは、どう思う?」
「伊達にランカーを名乗ってるわけじゃないなら、本命の対策の準備ができた、とかかな?」
「ありそうでござるな。3~5階が迷路みたいになっているとはいえ、魔物がいないのは不自然でござるな」
「どんな、作戦で来るのかしらね?」
「ディザスターラットの弱点と言えば、水責めだろ。川とか湖の階層を新しく作ったんじゃないか? 流れのある川じゃあいつら何もできずに流されて終わりだろ。水中を移動するタイプの湖エリアも何もできずにおぼれ死ぬな」
「確かに、イナゴなら火山エリアでいいんだっけ?」
「そうでござるな。ディザスター系統の魔物は、しっかりとした弱点が存在しているでござる。耐性スキルも意味をなさないでござるから、ネズミは水でイナゴは火で継続ダメージを負うでござるよ」
「そう聞いてるけど、バザールはどこで知ったんだ?」
「過去のアーカイブで見たでござる」
「あ~対策を考える時に、ディザスター系の魔物のやつも見てたのか!」
「そうでござる。御息女様たちが使うといったときから、反対に使われた時のために対策を調べて置いたでござる」
バザール、基本的にはポンコツだが、たまにできる男、骨になるのは何故だろうか?
チュー太郎たちの先陣が6階層に突入した。
ミーシャが根をあげた。
「じゃぁ、いくつか質問するから、それについて思ったことを答えてみて。1つ目の質問だよ。フライパンは武器だと思う?」
ウルを含めた4人は首を横に振った。
「次は、まな板は防具だと思う?」
また4人は首を横に振る。
「じゃぁ、包丁は武器だと思う?」
そうすると、ウルは首を縦に、ミーシャたち3人は首を横に振った。意見が分かれたことに、驚いていた。
「ミーシャたちは、どうして武器じゃないと思ったのかな?」
3人共、包丁は料理に使うものだから、武器じゃないと答えた。それに対してウルは、包丁は武器としても使うことが出来ると答えた。
「ウルは良いところに気が付いたね。武器としても使うことができる、という点が重要だよ。そういう意味では、前にあげたフライパンも鈍器として使えるし、まな板は盾みたいに使うこともできるよね。じゃぁ、もう1つ質問だ。ツルハシは武器かな?」
俺の言いたいことを理解してくれたのか、4人共首を縦に振った。
「じゃぁさ、ムーたちが武器だと思ってた道具も、他の使い方ができるってこと? 短剣を包丁代わりにしたりとか……じゃぁ、ツルハシの代わりになる武器ってないのかな?」
おっと、そっちに向かってしまったか。ツルハシを武器として使うのではなく、ツルハシの代わりになる武器を探し始めてしまった。
でも、発想は悪くない。ツルハシも通常の物だと、有効打になりにくいではあるからな。それなら、元々武器として作られている物を使った方が、断然有用性が高いよな。
でも、ツルハシの代わりになる武器って、分類別にしてもないんだよね。貫通属性って一部の武器、斧や斧槍、槌などにたまたま付属しているだけなんだよな。
「みんな、武器で探すより、似た形状で探す方がいいんじゃない?」
ウルは根本的なところに目を付けた。武器の種類ではなく形だ。一部例外はあるが、貫通属性を持っている武器は、ツルハシに形状が似ている部分があるのだ。斧や斧槍で言えば、刃の反対側に尖った物が付いているとか、槌で言えば叩く部分の反対側に斧や斧槍みたいに尖った物、ツルハシに似た部分がある。
斧は両刃の物もあるし、斧槍は槍と片刃だけとか両刃が付いているタイプもある。それらはもれなく貫通属性を有していない。
「あっ! これとか似てない?」
スミレが槌のジャンルから片方が叩く部分、もう片方がツルハシみたいに尖っている物を探し当てた。
「これって槌だよね? スキルは槌でいいのかな? それなら戦士系の強化種が候補としてあがる?」
ミーシャがほぼ答えに近い答えを導き出した。だけどその隣で、ブルムが「う~~ん」と首を傾げながら唸っている。
「ムーちゃん、どうしたの?」
「えっとね……最近、この形状によく似た物を見た気がするんだよね。どこで見たんだっけ?」
槌の尖っている部分を指さして答えていた。
そう言われて、俺はハッとした。確かにこの形状は、あの魔物の角の形に似ている。そういえば、魔物の部位によるダメージの質を調べたことってなかったよな。もしかして、たまたま前衛として使うために準備していたあの魔物が、ゴーレムの天敵だった! という可能性があるぞ。
5分ほど考えたところで、スミレが
「分かった! チュー太郎たちと一緒に召喚した、サイの魔物の角だよ!」
正解!
「さすがスーちゃん!」
「じゃぁ、チュー太郎たちと一緒にサイの魔物を突っ込ませてみればいいかな?」
スミレもミーシャも、サイの魔物じゃなくて、アーマーライノックスって呼んでやってくれ。
「待って! ミーちゃんたち、チュー太郎たちが足止めされているところは、罠もあるんだよ。それはどうするの?」
「とーたん、チュー太郎たちがやられてる罠ってどんなの?」
映像は見せていないので、どんな罠か分からないよな。分かりやすいアイコンみたいなのがあれば、罠の内容を表示できるのだがっと、その前に罠の説明をした。
「チュー太郎たちにダメージを与えるけど、ゴーレムにはほとんど聞かない罠ってこと? じゃぁ、サイの魔物にもきっと効かないね!」
おそらく正解だ。あの罠はそこまで攻撃力は高くない。範囲と槍の数で雑魚を止めるための罠だ。落とし穴タイプにしなかったのは、落下の距離によってはチュー太郎たちが死なないので、勢いよく下から突き出す罠を用意したのだろう。2度3度突けは、さすがに死ぬだろうからな。
4人は話し合いの結果、アーマーライノックスを敵のダンジョンに突入させることにしたようだ。といっても、操作は俺がやるんだけどね。
その結果、俺たちも知りえなかった情報が手に入った。アーマーライノックスのLvが敵のゴーレムに比べて高いこともあるが、突進するたびにゴーレムをひき殺し、アーマーライノックスに攻撃が集中したところをみてチュー太郎たちが先へ抜けていく。
罠の部屋は数に任せて強引に突破、ゴーレムと魔法使いの場所はチュー太郎たちが魔法使いたちを蹂躙、大して時間がかからずに全部の個所を突破することに成功した。
さて、相手はどう守りを固めるのかな? ディザスター系の厄介なところは、1匹でも見逃すとそこから無限に増殖する点だ。
「相手の動きが無くなったね。シュウは、どう思う?」
「伊達にランカーを名乗ってるわけじゃないなら、本命の対策の準備ができた、とかかな?」
「ありそうでござるな。3~5階が迷路みたいになっているとはいえ、魔物がいないのは不自然でござるな」
「どんな、作戦で来るのかしらね?」
「ディザスターラットの弱点と言えば、水責めだろ。川とか湖の階層を新しく作ったんじゃないか? 流れのある川じゃあいつら何もできずに流されて終わりだろ。水中を移動するタイプの湖エリアも何もできずにおぼれ死ぬな」
「確かに、イナゴなら火山エリアでいいんだっけ?」
「そうでござるな。ディザスター系統の魔物は、しっかりとした弱点が存在しているでござる。耐性スキルも意味をなさないでござるから、ネズミは水でイナゴは火で継続ダメージを負うでござるよ」
「そう聞いてるけど、バザールはどこで知ったんだ?」
「過去のアーカイブで見たでござる」
「あ~対策を考える時に、ディザスター系の魔物のやつも見てたのか!」
「そうでござる。御息女様たちが使うといったときから、反対に使われた時のために対策を調べて置いたでござる」
バザール、基本的にはポンコツだが、たまにできる男、骨になるのは何故だろうか?
チュー太郎たちの先陣が6階層に突入した。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる