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第1642話 大会開始
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大会当日。
『野郎ども! 今日は、初の試みだ。魔物たちによる祭典の始まりだ! 酒を飲んで暴れる奴は、強制退場もあるから気を付けるよ! って、缶投げんなボケナスども! 強制退場さんせんぞ!』
大会の観戦場には、すでに出来上がった神どもがいるようだ。相変わらず、何かよくわからん状況だな。
『酔っ払いどもは放置しておいて、賭けを始めるぞ! まずは、ダンジョンマスターの中で総合点が高いと思う奴に賭けろ! 各競技の賭けは、検査時にお前たちの目で見て確かめろ!』
賭けの好きな神どもめ、自分たちが楽しめれば、何でもいいんだろうな。例えば、ゴブリンだけで作ったチームでサッカーとか野球をさせても面白いかっもな。
『ちょっと、あんた! 今の話聞かせなさい!』
いきなり来たよ、チビ神が……今、賭けしてんだろ? 大人しくそっちに行っておけよ。
『もう賭け終わったわよ! あんたに一点賭けに決まってるじゃない! 負けても、懐が痛むほどの負けは無いからね! あんたのお金で、私もウッハウハよ! っと、そんなことはどうでもいいの、食べ物送って』
食べ物の催促かよ! 話変わってんぞ。
『コース料理でお願いね。それと今考えてた、サッカーとか野球って何? 気になるんだけど! 詳しく教えて!』
ちゃっかり、メニューを希望してきやがった。で、何だっけ? サッカーとか野球だっけ? ゴブリンとかの亜人でサッカーや野球をしたら、お前らも楽しめんじゃないかと思ってな。賭けって意味でな!
『悪くないわね。賭けの対象が増えるってことよね! ルールを考えたら、いけるわ! あんた、グッジョブよ!』
グッジョブとか言われても嬉しくねえし。もっと実のあるものでお願い。
『例えば?』
そうだな、新しい召喚とかかな。DPは腐るほど増えてくからわざわざもらわんでもいいし、新しく召喚できるようになった方が断然うれしいわ。
『なるほどね。Sランクや神器クラスじゃなければ問題ないと思うから、掛け合ってみるわ。それに今の意見もあんたから出たと言えば、多少なんとかなるでしょ』
そりゃ助かる。しっかりと交渉してくれよな。
「とーたん、どうしたの?」
今日は家族全員+綾乃とバザールも一緒に、魔物の祭典、競技会を見ることになって集まっているのだ。
そのなかで、シンラと胡坐の中心を取り合っていたミーシャが、俺が黙っていて難しい顔をしていたので、話しかけてきたようだ。チビ神と話していた内容をかみ砕いて説明してあげた。
「ゴブリンさんたちで、チームを組むの? なんか面白そうだね!」
キラキラした目でこっちを見ているのはいいけど、シンラに場所とられてるぞ、いいのか? それに気付いたミーシャはしょんぼりとした顔をして、シンラは勝ち誇った顔をしている。
そして、その両隣の俺の膝をスミレとブルムが占領していた。シンラよ、お前はプラムとシオンが近くにいなくても、女の子に挟まれる運命なのか?
プラムとシオンは、お気に入りのフブキのお腹の上でまったりとしている。
「魔物でチームを組んでサッカーや野球でござるか。面白そうでござるな。アンデッドでチームを作ってみるでござるかな?」
「戦う相手いないでしょ。毎回、私たちに相手しろっていうんじゃないでしょうね?」
さすがにそれはごめん被りたい。
「そう考えると、ダンジョンバトルみたいに、システムでマッチングしてくれれば便利なんだけどな。そうすれば、自由なときに試合をできるっていいかもな。でも、誰が審判するんだろうな」
どうでもいいことを考えていると、
『てめえら! 賭けは終わりだ。まず初めは、40000メートル競争だぞ。出場する魔物を、事前に召喚しておいた専用の装置に乗せるんだ!』
競技に出る魔物は専用の装置の上に乗せると、ルール違反をしていないかを調べられ、専用の競技場へ送られることになっている。
果たして、テイムした魔物は大丈夫なのだろうか?
どうやら、問題なかったようで一安心だ。実は調べていないんじゃないか? とか思ったが、中には違反をしている奴がいて、故意的だったやつはどうもペナルティーを食らったようだ。どんまい! と、心でエールを送っておいた。
40000メートルって、ほぼフルマラソンみたいなもんだよな。地球にいたときは、走るのなんて無理だったな。良くて10キロメートルだったかな。
50競技場くらいに分かれて予選を行い、決勝戦へ。圧倒的勝利とは言わなかったが、なんとか勝てた感じだ。思ったより、接戦だったな。
にしても、俺以外にテイムを考えた人がいたんだな。良く近くにいたもんだな。
20000メートルも、うちのワータイガーが勝利した。だけど12000メートルは、予想外な魔物がワータイガーを抜いて優勝した。ヘビ型の魔物だった。
滑るように走っているヘビは、正直キモかった。鳥肌物の光景だったわ。
1600メートルと3200メートルは、うちのホッピングガゼルが圧倒的に早かったぜ。テイムした魔物が他にもちらほらいたようだが、この距離にあった魔物ではなかったようで、俺の敵ではなかった。
注目の短距離、400メートルと800メートルは、残念ながら俺たちの用意したバトルキャットは、3位と2位という結果に終わった。
正直、400メートルで負けたのは、作戦が悪かったと思う。なんというか、1位になった魔物は、蜘蛛だった。しかも走ったのではなく、ゴールまで糸を飛ばして、魔力を流すとゴムのように引っ張られる性質の糸だったようで、一気に加速してゴールしやがった。
確かにルール違反はしてないな。直線の400メートルだったからできた、強引な方法だな。
800メートルで負けたのは、魔物のチョイスミスといったところだろう。走るのが速いと思っていたのだが、800メートル位までなら、ジャンプ力の強いラビット系の魔物が速かった。上に跳ぶのではなく、前に跳ぶといった感じだろうか? 1回のジャンプでトップスピードになる様は圧倒的だったな。
400メートルの2位もこのラビット系の魔物だった。
全部優勝とはいかなかったが、競走系で稼いだポイントを見る限り、俺の総合優勝は間違いないんじゃねえかな?
『野郎ども! 今日は、初の試みだ。魔物たちによる祭典の始まりだ! 酒を飲んで暴れる奴は、強制退場もあるから気を付けるよ! って、缶投げんなボケナスども! 強制退場さんせんぞ!』
大会の観戦場には、すでに出来上がった神どもがいるようだ。相変わらず、何かよくわからん状況だな。
『酔っ払いどもは放置しておいて、賭けを始めるぞ! まずは、ダンジョンマスターの中で総合点が高いと思う奴に賭けろ! 各競技の賭けは、検査時にお前たちの目で見て確かめろ!』
賭けの好きな神どもめ、自分たちが楽しめれば、何でもいいんだろうな。例えば、ゴブリンだけで作ったチームでサッカーとか野球をさせても面白いかっもな。
『ちょっと、あんた! 今の話聞かせなさい!』
いきなり来たよ、チビ神が……今、賭けしてんだろ? 大人しくそっちに行っておけよ。
『もう賭け終わったわよ! あんたに一点賭けに決まってるじゃない! 負けても、懐が痛むほどの負けは無いからね! あんたのお金で、私もウッハウハよ! っと、そんなことはどうでもいいの、食べ物送って』
食べ物の催促かよ! 話変わってんぞ。
『コース料理でお願いね。それと今考えてた、サッカーとか野球って何? 気になるんだけど! 詳しく教えて!』
ちゃっかり、メニューを希望してきやがった。で、何だっけ? サッカーとか野球だっけ? ゴブリンとかの亜人でサッカーや野球をしたら、お前らも楽しめんじゃないかと思ってな。賭けって意味でな!
『悪くないわね。賭けの対象が増えるってことよね! ルールを考えたら、いけるわ! あんた、グッジョブよ!』
グッジョブとか言われても嬉しくねえし。もっと実のあるものでお願い。
『例えば?』
そうだな、新しい召喚とかかな。DPは腐るほど増えてくからわざわざもらわんでもいいし、新しく召喚できるようになった方が断然うれしいわ。
『なるほどね。Sランクや神器クラスじゃなければ問題ないと思うから、掛け合ってみるわ。それに今の意見もあんたから出たと言えば、多少なんとかなるでしょ』
そりゃ助かる。しっかりと交渉してくれよな。
「とーたん、どうしたの?」
今日は家族全員+綾乃とバザールも一緒に、魔物の祭典、競技会を見ることになって集まっているのだ。
そのなかで、シンラと胡坐の中心を取り合っていたミーシャが、俺が黙っていて難しい顔をしていたので、話しかけてきたようだ。チビ神と話していた内容をかみ砕いて説明してあげた。
「ゴブリンさんたちで、チームを組むの? なんか面白そうだね!」
キラキラした目でこっちを見ているのはいいけど、シンラに場所とられてるぞ、いいのか? それに気付いたミーシャはしょんぼりとした顔をして、シンラは勝ち誇った顔をしている。
そして、その両隣の俺の膝をスミレとブルムが占領していた。シンラよ、お前はプラムとシオンが近くにいなくても、女の子に挟まれる運命なのか?
プラムとシオンは、お気に入りのフブキのお腹の上でまったりとしている。
「魔物でチームを組んでサッカーや野球でござるか。面白そうでござるな。アンデッドでチームを作ってみるでござるかな?」
「戦う相手いないでしょ。毎回、私たちに相手しろっていうんじゃないでしょうね?」
さすがにそれはごめん被りたい。
「そう考えると、ダンジョンバトルみたいに、システムでマッチングしてくれれば便利なんだけどな。そうすれば、自由なときに試合をできるっていいかもな。でも、誰が審判するんだろうな」
どうでもいいことを考えていると、
『てめえら! 賭けは終わりだ。まず初めは、40000メートル競争だぞ。出場する魔物を、事前に召喚しておいた専用の装置に乗せるんだ!』
競技に出る魔物は専用の装置の上に乗せると、ルール違反をしていないかを調べられ、専用の競技場へ送られることになっている。
果たして、テイムした魔物は大丈夫なのだろうか?
どうやら、問題なかったようで一安心だ。実は調べていないんじゃないか? とか思ったが、中には違反をしている奴がいて、故意的だったやつはどうもペナルティーを食らったようだ。どんまい! と、心でエールを送っておいた。
40000メートルって、ほぼフルマラソンみたいなもんだよな。地球にいたときは、走るのなんて無理だったな。良くて10キロメートルだったかな。
50競技場くらいに分かれて予選を行い、決勝戦へ。圧倒的勝利とは言わなかったが、なんとか勝てた感じだ。思ったより、接戦だったな。
にしても、俺以外にテイムを考えた人がいたんだな。良く近くにいたもんだな。
20000メートルも、うちのワータイガーが勝利した。だけど12000メートルは、予想外な魔物がワータイガーを抜いて優勝した。ヘビ型の魔物だった。
滑るように走っているヘビは、正直キモかった。鳥肌物の光景だったわ。
1600メートルと3200メートルは、うちのホッピングガゼルが圧倒的に早かったぜ。テイムした魔物が他にもちらほらいたようだが、この距離にあった魔物ではなかったようで、俺の敵ではなかった。
注目の短距離、400メートルと800メートルは、残念ながら俺たちの用意したバトルキャットは、3位と2位という結果に終わった。
正直、400メートルで負けたのは、作戦が悪かったと思う。なんというか、1位になった魔物は、蜘蛛だった。しかも走ったのではなく、ゴールまで糸を飛ばして、魔力を流すとゴムのように引っ張られる性質の糸だったようで、一気に加速してゴールしやがった。
確かにルール違反はしてないな。直線の400メートルだったからできた、強引な方法だな。
800メートルで負けたのは、魔物のチョイスミスといったところだろう。走るのが速いと思っていたのだが、800メートル位までなら、ジャンプ力の強いラビット系の魔物が速かった。上に跳ぶのではなく、前に跳ぶといった感じだろうか? 1回のジャンプでトップスピードになる様は圧倒的だったな。
400メートルの2位もこのラビット系の魔物だった。
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