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第1683話 胸糞悪い
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朝早い時間だが、これからのことをしっかりと話しておく必要がある、とレイリーが言っていたので、3陣営の中間に建てた天幕の中で、話し合いが行われることになった。ダブルの冒険者チームから代表で、3人が話し合いに参加するようだ。
リーダーっぽいさわやかイケメン。カッコいい上に強いとかインチキだろ! 俺は強いけど、フツメンなんだぞ! あっ、お金も持ってます。ついでにいくつかの都市の領主で、商会も大きいのがあります!
そんな事を考えていたら、脛に衝撃が走る。地味に痛いのだが、どれだけの力を込めたんだよ。犯人の姿を見ると、白いモフモフが俺の脛に頭突きをしていたのだ。
ダマよ、何でお前は俺に攻撃してきてるんだ?
『主殿、相手のリーダーと、なに張り合っているんですか? 変なこと考えていると、奥方たちに伝えますぞ?』
俺が張り合っているのがタマにバレたようだ。何で俺の考えていることって、すぐにバレるのだろうか? 顔の所為か?
可愛い妻がたくさんいるからめっちゃ勝ち組だけど、カッコ良くて強いのはインチキだと思うんだ。
痛い! 分かったから、脛に頭突きをしないでくれ。
2人目は、腹グロ参謀っぽい三白眼にモノクル、風貌的には魔法使いっぽいな。ダブルだけあって、半日ほど走り続けてここに来ているのに、疲れた様子は見られない。
魔法やポーションで体力なんかを回復させていた可能性はあるが、精神的な疲れはあるはずなのにそれを、外に見せないタフネスはあるのだろう。ただの魔法使いとは、思ってはいけないだろうな。
最後の1人は、装備は軽装で腰回りに複数のナイフが付けられているのが分かる。斥候、ゲーム的なジョブで言えば盗賊といった風貌なのだが、先ほど装備を仲間に預けていたときに持っていたのは、弓だったはず。そう考えると、弓使い兼斥候役と言った所だろうか?
気配が薄く感じるのは、普段から気を付けて気配を消しているのだろう。
ちなみに、2人目の三白眼モノクルは男で、3人目の軽装の弓使い兼斥候っぽい人は女だ。
帝国からは、リーダーと2人いる副リーダーの1人が参加する様だ。ディストピアからは、レイリーと冒険者の代表が1人、そして俺。めっちゃ場違いな気がするけど、立場的には俺がいないとダメなんだとさ。足元に『俺の』監視役でダマもいる。
俺は聞き役に徹しながら、俺たちのテントに設置している魔導無線に、話し合いの内容を流している。
内容はこんな感じだ。
冒険者ギルドからの依頼で、今回の戦争に違法に奴隷に落とされた冒険者の仲間たちがいるらしいとのことで、真実の瞳を渡され本人の確認と、犯罪の称号が無いのかの確認をしてほしいと言われ、ここへ来た。
真実の瞳を使わなくても、マップ先生で称号が無いのは確認済みだけどね。
もし違法に奴隷に落とされたのであれば、『冒険者ギルドに対する冒涜である。断じて許される行為ではない。二度とこんな馬鹿なことをしようと思わないよう徹底的に潰すように、と命令を受けてきた』とのことだ。
そして、一応トリプルの冒険者でもある俺たちにも、強制依頼が出されたそうだ。戦争中の俺たちに強制依頼って、冒険者ギルドって頭おかしいんじゃねえのか?
どうせディストピア・帝国の連合が勝つのだから、ついでに冒険者としてギルドを舐めた敵を、徹底的に潰してほしい……という内容の手紙を受け取った。言いたいことはわかるが、戦争の当事者なんだけどな。
しかも、この強制依頼、違法に奴隷に落とされたのが事実であった場合、拒否ができないらしい。帝国の冒険者ギルドからも介入許可が出ており、冒険者が連れ去られた国からは連名で、強制依頼が出されているため冒険者ギルドに名前がある以上、拒否はできないようだ。
後でミリーが、『これが帝国でなく王国だったら、拒否はできたかもしれないけどね』と言っていた。王国の冒険者ギルドなら、不正を行って俺たちを動かした経緯があるから拒否できただろう、という話だ。
だけど、誰かの指揮下に入ることは断固として拒否したので、ダブルのチームと別々に作戦行動に入ることになった。
使い潰されるような使われ方はしないだろうが、拒否権の無い指揮下には絶対に入るつもりはない。まぁ、潰すような使われ方をしても、俺たちがどうこうなるとは思わないけど、それとこれとは別の話である。
なんにせよ、この人たちが事実確認を行った後の話なので、確認作業を行うために閉じ込めている牢へ連れて行ってもらう。
俺は結局一度も発言せずに話し合いは終わった。
テントに戻り、ダンジョンマスターの能力で牢の様子をみんなで見ている。牢のある位置はダンジョンなので、監視機能でカメラが無くてもリアルタイムの映像も出せるのだ。
50人いた冒険者の中に1人だけ嘘を言っていないが、本当のことも言っていなかった奴がいた。
俺たちが分からなかったのは、聞き方の問題だろうな。致命的な問題を起こしていたわけでは無く、チーム内でトラブルがあって、1人でいるところを連れ去られて奴隷の首輪をつけられたそうで、自分以外にチームのメンバーがいないことを隠していたのだ。
確かこいつって、他のメンバーのこと聞いた時に、何処にいるか分からないって言ってたな。俺たちは戦場のどこにいるか分からないってことだと思っていたが、本当に何処にいるか分からないって意味だったようだ。正直どっちでもいい理由なので、問題は何もなかった。
確認が取れたようで、仲間たちと一緒に解放されることとなった。
問題なのは、一部の冒険者がいないことが判明した。しかも、それが女性であることを考えると……大体の予想はついてしまうのが嫌な気分だ。いない人の名前を検索して更に怒りが込み上げて、あ~妻たちがめっちゃキレてる。
犯罪奴隷ならまだしも、違法奴隷でそういう行為に使われるのは、我慢がならなかったようだ。
ここで初めて気付いたのだが、違法奴隷だと分かった上で犯すと犯した奴に犯罪の称号が付くらしい。称号で調べたところ、ここに残っている15000人近くの兵士の内、3分の1ほどの5000人に犯罪の称号が付いていた。
女性の数が20人程に対して5000人だから、250人平均も相手にさせられたってことだよな? いや、1人で違う違法奴隷を相手にしたことを考えれば、4桁に届く糞共の相手をさせられた可能性があるってことか?
よし、ここは正義の味方を呼ぼう。魔導列車で移動する時間も惜しいので、今回は特別にゲートを使って呼び寄せることにした。
リーダーっぽいさわやかイケメン。カッコいい上に強いとかインチキだろ! 俺は強いけど、フツメンなんだぞ! あっ、お金も持ってます。ついでにいくつかの都市の領主で、商会も大きいのがあります!
そんな事を考えていたら、脛に衝撃が走る。地味に痛いのだが、どれだけの力を込めたんだよ。犯人の姿を見ると、白いモフモフが俺の脛に頭突きをしていたのだ。
ダマよ、何でお前は俺に攻撃してきてるんだ?
『主殿、相手のリーダーと、なに張り合っているんですか? 変なこと考えていると、奥方たちに伝えますぞ?』
俺が張り合っているのがタマにバレたようだ。何で俺の考えていることって、すぐにバレるのだろうか? 顔の所為か?
可愛い妻がたくさんいるからめっちゃ勝ち組だけど、カッコ良くて強いのはインチキだと思うんだ。
痛い! 分かったから、脛に頭突きをしないでくれ。
2人目は、腹グロ参謀っぽい三白眼にモノクル、風貌的には魔法使いっぽいな。ダブルだけあって、半日ほど走り続けてここに来ているのに、疲れた様子は見られない。
魔法やポーションで体力なんかを回復させていた可能性はあるが、精神的な疲れはあるはずなのにそれを、外に見せないタフネスはあるのだろう。ただの魔法使いとは、思ってはいけないだろうな。
最後の1人は、装備は軽装で腰回りに複数のナイフが付けられているのが分かる。斥候、ゲーム的なジョブで言えば盗賊といった風貌なのだが、先ほど装備を仲間に預けていたときに持っていたのは、弓だったはず。そう考えると、弓使い兼斥候役と言った所だろうか?
気配が薄く感じるのは、普段から気を付けて気配を消しているのだろう。
ちなみに、2人目の三白眼モノクルは男で、3人目の軽装の弓使い兼斥候っぽい人は女だ。
帝国からは、リーダーと2人いる副リーダーの1人が参加する様だ。ディストピアからは、レイリーと冒険者の代表が1人、そして俺。めっちゃ場違いな気がするけど、立場的には俺がいないとダメなんだとさ。足元に『俺の』監視役でダマもいる。
俺は聞き役に徹しながら、俺たちのテントに設置している魔導無線に、話し合いの内容を流している。
内容はこんな感じだ。
冒険者ギルドからの依頼で、今回の戦争に違法に奴隷に落とされた冒険者の仲間たちがいるらしいとのことで、真実の瞳を渡され本人の確認と、犯罪の称号が無いのかの確認をしてほしいと言われ、ここへ来た。
真実の瞳を使わなくても、マップ先生で称号が無いのは確認済みだけどね。
もし違法に奴隷に落とされたのであれば、『冒険者ギルドに対する冒涜である。断じて許される行為ではない。二度とこんな馬鹿なことをしようと思わないよう徹底的に潰すように、と命令を受けてきた』とのことだ。
そして、一応トリプルの冒険者でもある俺たちにも、強制依頼が出されたそうだ。戦争中の俺たちに強制依頼って、冒険者ギルドって頭おかしいんじゃねえのか?
どうせディストピア・帝国の連合が勝つのだから、ついでに冒険者としてギルドを舐めた敵を、徹底的に潰してほしい……という内容の手紙を受け取った。言いたいことはわかるが、戦争の当事者なんだけどな。
しかも、この強制依頼、違法に奴隷に落とされたのが事実であった場合、拒否ができないらしい。帝国の冒険者ギルドからも介入許可が出ており、冒険者が連れ去られた国からは連名で、強制依頼が出されているため冒険者ギルドに名前がある以上、拒否はできないようだ。
後でミリーが、『これが帝国でなく王国だったら、拒否はできたかもしれないけどね』と言っていた。王国の冒険者ギルドなら、不正を行って俺たちを動かした経緯があるから拒否できただろう、という話だ。
だけど、誰かの指揮下に入ることは断固として拒否したので、ダブルのチームと別々に作戦行動に入ることになった。
使い潰されるような使われ方はしないだろうが、拒否権の無い指揮下には絶対に入るつもりはない。まぁ、潰すような使われ方をしても、俺たちがどうこうなるとは思わないけど、それとこれとは別の話である。
なんにせよ、この人たちが事実確認を行った後の話なので、確認作業を行うために閉じ込めている牢へ連れて行ってもらう。
俺は結局一度も発言せずに話し合いは終わった。
テントに戻り、ダンジョンマスターの能力で牢の様子をみんなで見ている。牢のある位置はダンジョンなので、監視機能でカメラが無くてもリアルタイムの映像も出せるのだ。
50人いた冒険者の中に1人だけ嘘を言っていないが、本当のことも言っていなかった奴がいた。
俺たちが分からなかったのは、聞き方の問題だろうな。致命的な問題を起こしていたわけでは無く、チーム内でトラブルがあって、1人でいるところを連れ去られて奴隷の首輪をつけられたそうで、自分以外にチームのメンバーがいないことを隠していたのだ。
確かこいつって、他のメンバーのこと聞いた時に、何処にいるか分からないって言ってたな。俺たちは戦場のどこにいるか分からないってことだと思っていたが、本当に何処にいるか分からないって意味だったようだ。正直どっちでもいい理由なので、問題は何もなかった。
確認が取れたようで、仲間たちと一緒に解放されることとなった。
問題なのは、一部の冒険者がいないことが判明した。しかも、それが女性であることを考えると……大体の予想はついてしまうのが嫌な気分だ。いない人の名前を検索して更に怒りが込み上げて、あ~妻たちがめっちゃキレてる。
犯罪奴隷ならまだしも、違法奴隷でそういう行為に使われるのは、我慢がならなかったようだ。
ここで初めて気付いたのだが、違法奴隷だと分かった上で犯すと犯した奴に犯罪の称号が付くらしい。称号で調べたところ、ここに残っている15000人近くの兵士の内、3分の1ほどの5000人に犯罪の称号が付いていた。
女性の数が20人程に対して5000人だから、250人平均も相手にさせられたってことだよな? いや、1人で違う違法奴隷を相手にしたことを考えれば、4桁に届く糞共の相手をさせられた可能性があるってことか?
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