2,084 / 2,518
第2084話 好き嫌いは個人の自由だ!
しおりを挟む
庁舎で仕事を終わらせた俺は、グリエルたちに一応確認して拠点となる建物へと帰っていく。
うん、子どもたちの元気な声がしているな。雨の音も聞こえるので、外で遊べずに拠点の中で何かして遊んでいるのだろう……にしては、楽しそうな声がしている気がする。何をしているんだろうか?
子どもたちの声のする方へ向かうと、昨日みんなで寝た広い部屋から楽しそうな声が聞こえていた。
何かゲームをしているような印象だな。
…………
〇天堂のリ〇グフィット・アド〇ンチャーを、をミーシャたちがしていた。あの子たちのレベルであのゲームをすれば、すぐに壊してしまうだろうが、ステータスを抑える腕輪をつけているので問題なさそうだ。
あれで運動をしているのかね? 姉たちの後ろで真似をしているシンラたちの姿が微笑ましい。
シンラたちは姉たちの真似をして遊んで、ミーシャたちは母親たちの説明を聞いて動いているので……ミーシャたちもしっかりと理解して遊んでいるのではなく、何となく動きが面白くて遊んでいるのだと思う。シンラたちは、まぁ、ミーシャたちの真似をしたがるからな。
昼食の時間はもう少し先だから、遊んだ後にシャワーを浴びてからお風呂になりそうだな。
少し離れた位置から子どもたちの様子を見ながら、俺はのんびりと本を読むことにした。このタイミングで邪魔するのも悪いので、楽しんでいるならそのまま楽しんでいた方がいいだろうしな。妻たちは気付いているが、子どもたちは遊びに集中していて気付いてないからな。
手の空いていた妻たちは俺の近くに集まり、一人ひとり違う本を読みながら、今日の午前中の様子を教えてくれた。
その際に驚いたことが1つあり、ミーシャたちが使っているコントローラーは、綾乃がミーシャたちの力に合わせて、作ってくれたものらしい。作ったと言っても、クリエイトゴーレムと魔核で、強度と柔軟性などをあげて使えるようにしてくれたようだ。
制限する腕輪をつけているのに、そんな改造が必要だったのか気になり聞いてみたら、ミーシャたちはすせーたすを制限しても、あの程度のコントローラーなら簡単に壊してしまうそうだ。
これはミーシャたちだけでなく、この世界の人たち全員に入れるのだが、地球に比べて全体的に力が強い。レベル10の子どもとレベル1の大人が喧嘩をすれば、レベル10の子どもが勝ってしまうことがあるくらいには、ステータスの恩恵が理不尽なのだ。
レベルをあげるのは大変苦労するので、このくらいの理不尽があってもおかしくはないのだろう。だけど、ステータスに表せられない強さもあるし一概には言えないが、素人同士の喧嘩なら十中八九レベルの高い方が勝つというものだ。
高いレベルの所為で、ミーシャたちは日常生活に苦労していた時期があり、制限の腕輪は本当に助かったな。いくら強いとは言っても、家族全員がこの子たちより強いから大きな問題にはなっていなかったけどね。
制限しても、元気に遊ぶと力の加減を間違えて物を壊してしまうため、今使っているコントローラーを綾乃に作ってもらったんだってさ。他にも、ゲーム用のコントローラーも綾乃謹製らしい。俺も力加減を間違えて、いくつか壊した覚えがあるから、作ったのを思い出した。
普通に使ってたから、カスタマイズした事忘れてた。
それにしても、シンラたちは姉たちの真似をしているのだろうが……なんかワチャワチャしているだけにしか見えないな。
30分ほどすると、家具の調整や鍛冶工房の棟の枠を作り終えたメンバーが戻って来て、ミーシャたちが俺が帰ってきたことに気付いた。
鍛冶工房の棟の方は枠を作ったとしても、外である程度活動する必要があったので、それなりに濡れてしまったようだ。お風呂を使うから汗をかいているであろう、子どもたちを誘いに来てくれたみたいだ。
あの子たちがお風呂から上がったら、昼食の時間になるかな。
さて、今日の昼食は何かな……とっても懐かしい匂いがしていたから、日本の料理なのだと思う。1日1回は日本食を食べているのに、何でか知らないが日本料理って懐かしく感じるんだよな。今住んでいるのがこの世界だからかね? 日本じゃないから、恋しく、懐かしく感じるのかもしれない。
シンラはいつも通り、プラムとシオンより早く出てきて、飲み物を強請ってくる。さて、食事の前の水分はどうしたものか……ここは、シルキーに確認してからだな。
シンラを抱っこして、シルキーたちに聞きに行く。初めに発見したのはミドリだったので、ミドリに聞くことにした。
量を飲むとご飯が食べれなくなるので、シルキー特性のスポーツドリンクを少し飲むことになった。ちょっと不服そうではあるが、ミドリに言われたので渋々我慢している感じだな。
シルキーの中でダントツに怖いのがミドリだったりする。スカーレットは普段から厳しいが、怖いわけではない。怒られれば怖いのだが、そう言う意味では普段は温厚だけど、本気で怒っている時は俺でも恐怖を感じる。
強さだけで言えば圧倒的に強いダマやバッハでも、尻尾が下がって股の間に入るレベルの怖さだ。メグちゃんは怒られることは無いが、シリウス君はたまに悪さをするので怒られて小さくなっている。
ちなみにミドリが怒りだすと、周りから生きている存在が全て消える。悪戯好きのスライムも猫も、ミドリだけには絶対に悪戯をしない位には危ない。
子どもたちもそれを分かっているので、シンラは渋々と了承をしたのだろう。
他の子たちも上がって来て、食事が始まった。
今日のお昼は、牛丼パーティーみたいだな。牛丼のチェーン店みたいに大量に作って、トッピングを楽しむように食事をするようだな。種類を食べれるように、小さいどんぶりも準備されていた。
シンラたちでも、3種類くらいは楽しめるであろうサイズの物と、御茶碗ほどのサイズと通常の物が揃っていた。今日は体を動かしていないが、午後は色々と疲れると思うので、通常サイズで3つ位は食べれるかな。
地球にいたときには、大盛り1杯でお腹いっぱいだったことを考えると……大分大食いになったな。
家の牛丼の玉ねぎは、シャキシャキの少し煮込まれた玉ねぎと、つゆをたくさん吸ってしんなりした玉ねぎの2つが準備されている。個人の好みがあるので、シルキーたちが両方準備してくれている。
個人的には、つゆを吸ってしんなりしている方が好きなので、そちらを注文する。
1つ目は……まだ食べたことの無かった、マヨ明太のトッピングだ。牛丼にマヨネーズはどうなのかと思ったが、食べてみて分かった。好きな人はとことん好きな味だと言うことが……個人的な話なら、シンプルに七味をかける方が好きだな。
2つ目は……俺の王道、とろろのトッピングだ。でも、今日はこれにオクラもトッピングしてみた。とろろのトッピングは好きだけど、俺はシンプルなのが一番好きなのかもしれないな。
3つ目は……さっぱり食べたかったので、おろしポン酢のトッピング……これはあまり期待していなかったのだが、正直美味い。さっぱり食べるのには向いているな。夏場の熱くて食欲の落ちている時なんかはいいかもしれん。
あ、俺は、紅ショウガ反対派です。異論も反論も認めますが、派閥を変えるつもりはありません! だから君たちよ、自分のこの身を押し付けてくるのは止めなさい。牛丼には無限の可能性があるから、個人でそのおいしさをかみしめてください。
俺は、紅ショウガが嫌いなわけではなく、牛丼の味が紅ショウガに侵食されるのが嫌いなだけです。そう言う意味では、マヨ明太は主張が激しかったな。とろろはオクラもトッピングした所為で、主張が強かった。おろしポン酢は、ポン酢のさっぱり感が良かったかな。
俺の好みを最終的に考えるなら、シンプルに七味だけがベストなのかもしれないな。
そんなことを考えている俺の向かいでは、シュリが15杯目のどんぶりを積み上げていた。
うん、子どもたちの元気な声がしているな。雨の音も聞こえるので、外で遊べずに拠点の中で何かして遊んでいるのだろう……にしては、楽しそうな声がしている気がする。何をしているんだろうか?
子どもたちの声のする方へ向かうと、昨日みんなで寝た広い部屋から楽しそうな声が聞こえていた。
何かゲームをしているような印象だな。
…………
〇天堂のリ〇グフィット・アド〇ンチャーを、をミーシャたちがしていた。あの子たちのレベルであのゲームをすれば、すぐに壊してしまうだろうが、ステータスを抑える腕輪をつけているので問題なさそうだ。
あれで運動をしているのかね? 姉たちの後ろで真似をしているシンラたちの姿が微笑ましい。
シンラたちは姉たちの真似をして遊んで、ミーシャたちは母親たちの説明を聞いて動いているので……ミーシャたちもしっかりと理解して遊んでいるのではなく、何となく動きが面白くて遊んでいるのだと思う。シンラたちは、まぁ、ミーシャたちの真似をしたがるからな。
昼食の時間はもう少し先だから、遊んだ後にシャワーを浴びてからお風呂になりそうだな。
少し離れた位置から子どもたちの様子を見ながら、俺はのんびりと本を読むことにした。このタイミングで邪魔するのも悪いので、楽しんでいるならそのまま楽しんでいた方がいいだろうしな。妻たちは気付いているが、子どもたちは遊びに集中していて気付いてないからな。
手の空いていた妻たちは俺の近くに集まり、一人ひとり違う本を読みながら、今日の午前中の様子を教えてくれた。
その際に驚いたことが1つあり、ミーシャたちが使っているコントローラーは、綾乃がミーシャたちの力に合わせて、作ってくれたものらしい。作ったと言っても、クリエイトゴーレムと魔核で、強度と柔軟性などをあげて使えるようにしてくれたようだ。
制限する腕輪をつけているのに、そんな改造が必要だったのか気になり聞いてみたら、ミーシャたちはすせーたすを制限しても、あの程度のコントローラーなら簡単に壊してしまうそうだ。
これはミーシャたちだけでなく、この世界の人たち全員に入れるのだが、地球に比べて全体的に力が強い。レベル10の子どもとレベル1の大人が喧嘩をすれば、レベル10の子どもが勝ってしまうことがあるくらいには、ステータスの恩恵が理不尽なのだ。
レベルをあげるのは大変苦労するので、このくらいの理不尽があってもおかしくはないのだろう。だけど、ステータスに表せられない強さもあるし一概には言えないが、素人同士の喧嘩なら十中八九レベルの高い方が勝つというものだ。
高いレベルの所為で、ミーシャたちは日常生活に苦労していた時期があり、制限の腕輪は本当に助かったな。いくら強いとは言っても、家族全員がこの子たちより強いから大きな問題にはなっていなかったけどね。
制限しても、元気に遊ぶと力の加減を間違えて物を壊してしまうため、今使っているコントローラーを綾乃に作ってもらったんだってさ。他にも、ゲーム用のコントローラーも綾乃謹製らしい。俺も力加減を間違えて、いくつか壊した覚えがあるから、作ったのを思い出した。
普通に使ってたから、カスタマイズした事忘れてた。
それにしても、シンラたちは姉たちの真似をしているのだろうが……なんかワチャワチャしているだけにしか見えないな。
30分ほどすると、家具の調整や鍛冶工房の棟の枠を作り終えたメンバーが戻って来て、ミーシャたちが俺が帰ってきたことに気付いた。
鍛冶工房の棟の方は枠を作ったとしても、外である程度活動する必要があったので、それなりに濡れてしまったようだ。お風呂を使うから汗をかいているであろう、子どもたちを誘いに来てくれたみたいだ。
あの子たちがお風呂から上がったら、昼食の時間になるかな。
さて、今日の昼食は何かな……とっても懐かしい匂いがしていたから、日本の料理なのだと思う。1日1回は日本食を食べているのに、何でか知らないが日本料理って懐かしく感じるんだよな。今住んでいるのがこの世界だからかね? 日本じゃないから、恋しく、懐かしく感じるのかもしれない。
シンラはいつも通り、プラムとシオンより早く出てきて、飲み物を強請ってくる。さて、食事の前の水分はどうしたものか……ここは、シルキーに確認してからだな。
シンラを抱っこして、シルキーたちに聞きに行く。初めに発見したのはミドリだったので、ミドリに聞くことにした。
量を飲むとご飯が食べれなくなるので、シルキー特性のスポーツドリンクを少し飲むことになった。ちょっと不服そうではあるが、ミドリに言われたので渋々我慢している感じだな。
シルキーの中でダントツに怖いのがミドリだったりする。スカーレットは普段から厳しいが、怖いわけではない。怒られれば怖いのだが、そう言う意味では普段は温厚だけど、本気で怒っている時は俺でも恐怖を感じる。
強さだけで言えば圧倒的に強いダマやバッハでも、尻尾が下がって股の間に入るレベルの怖さだ。メグちゃんは怒られることは無いが、シリウス君はたまに悪さをするので怒られて小さくなっている。
ちなみにミドリが怒りだすと、周りから生きている存在が全て消える。悪戯好きのスライムも猫も、ミドリだけには絶対に悪戯をしない位には危ない。
子どもたちもそれを分かっているので、シンラは渋々と了承をしたのだろう。
他の子たちも上がって来て、食事が始まった。
今日のお昼は、牛丼パーティーみたいだな。牛丼のチェーン店みたいに大量に作って、トッピングを楽しむように食事をするようだな。種類を食べれるように、小さいどんぶりも準備されていた。
シンラたちでも、3種類くらいは楽しめるであろうサイズの物と、御茶碗ほどのサイズと通常の物が揃っていた。今日は体を動かしていないが、午後は色々と疲れると思うので、通常サイズで3つ位は食べれるかな。
地球にいたときには、大盛り1杯でお腹いっぱいだったことを考えると……大分大食いになったな。
家の牛丼の玉ねぎは、シャキシャキの少し煮込まれた玉ねぎと、つゆをたくさん吸ってしんなりした玉ねぎの2つが準備されている。個人の好みがあるので、シルキーたちが両方準備してくれている。
個人的には、つゆを吸ってしんなりしている方が好きなので、そちらを注文する。
1つ目は……まだ食べたことの無かった、マヨ明太のトッピングだ。牛丼にマヨネーズはどうなのかと思ったが、食べてみて分かった。好きな人はとことん好きな味だと言うことが……個人的な話なら、シンプルに七味をかける方が好きだな。
2つ目は……俺の王道、とろろのトッピングだ。でも、今日はこれにオクラもトッピングしてみた。とろろのトッピングは好きだけど、俺はシンプルなのが一番好きなのかもしれないな。
3つ目は……さっぱり食べたかったので、おろしポン酢のトッピング……これはあまり期待していなかったのだが、正直美味い。さっぱり食べるのには向いているな。夏場の熱くて食欲の落ちている時なんかはいいかもしれん。
あ、俺は、紅ショウガ反対派です。異論も反論も認めますが、派閥を変えるつもりはありません! だから君たちよ、自分のこの身を押し付けてくるのは止めなさい。牛丼には無限の可能性があるから、個人でそのおいしさをかみしめてください。
俺は、紅ショウガが嫌いなわけではなく、牛丼の味が紅ショウガに侵食されるのが嫌いなだけです。そう言う意味では、マヨ明太は主張が激しかったな。とろろはオクラもトッピングした所為で、主張が強かった。おろしポン酢は、ポン酢のさっぱり感が良かったかな。
俺の好みを最終的に考えるなら、シンプルに七味だけがベストなのかもしれないな。
そんなことを考えている俺の向かいでは、シュリが15杯目のどんぶりを積み上げていた。
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる