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第2110話 蕎麦って奥が深い
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蕎麦打ちが本格的に始まった。
分量は、二八蕎麦と言われる、つなぎ粉の小麦粉を2割、蕎麦粉を8割の蕎麦だ。一般的に多いのは、この割合っぽいな。蕎麦粉が多ければいいというものではないらしい。喉ごしとかも考えると、二八が一番いいと言う人も多いみたいだ。
ブラウニーたちに準備してもらった、二対八の割合の粉を篩でふるいながら、こね鉢にそば粉とつなぎ粉を入れ、よくかき混ぜます。ここでは、まだ水を入れないで、粉同士をしっかりと混ぜる工程のようだ。そこに、計量した水を少しずつ入れていく。
次は、水まわしという工程らしい。粉全体に水が行き渡るように、指先を突き立てるようにして、粉と水をよく混ぜ合わせていく。すぐにまとめずに、見た目がおからっぽくなるように、水まわしをしていく。手に水をつけて水分を足して調整していく。
おから状から少し大きくなったら、まとめていく。
よく練る。だけど手早に行う必要があり、その方が腰のある、のど越しのよい蕎麦になるそうだ。固さは、耳たぶより少し固いぐらいを目安に、練っていく。
菊練り……生地を中に練り込んでいくと、練っている蕎麦の生地が菊の花のような模様になることから、そういう風に言われている。あくまでも上手い人がやると、菊の花になるが素人の俺がやっても、菊になるわけがない!
次は、へそ出し。生地の中の空気を押し出しながら、こね鉢のヘリにそって玉を回転させ円錐形に整えていく。円錐の先を下にして、そのまま上から両手で押して平らにする。
ここからは、生地を伸ばしていく工程だ。地のしといって、のし板に打ち粉をふり、平らにした生地をのせる。生地の上にも少し打ち粉をふり、親指のつけ根のへんで押しながら、平らに丸くのしていく。
丸だし……麺棒でのしていく。生地を回転させながら前方に向かって伸ばしていく。丸くして、先端の手前で止めるのがコツだと言われた……意味が分からん。
次は、四つだしと言われる工程で、四隅を出していく。四角になるようなイメージで伸ばしていく。真四角になることはなく、四隅は丸い感じだな。
部分的に丁寧にのしていく。生地全体の厚みを確認しながら伸ばしていき、横から見ながらも確認していく。均等になるようにのすことで、のど越しの良い蕎麦になると言われるが、俺も娘たちも穴が開いてしまった……
生地どうしがくっつかないように打ち粉を多めにふり、丁寧に折りたたみ、お好みの太さに、切っていく。茹でると少し太くなるので、そこらへんも考慮して切る。
茹でるまでの少しの時間も乾燥しないように、ラップで包んでおくと言って、ブラウニーたちが手早くラップで包んでいく。
自分たちの不格好なお蕎麦も少し食べるが、残りは従魔たちいきだな。
均等に切るのって、本当に難しいんだな。テレビとかで見たことあるけど、すごい速さで切っていく姿しか覚えがない。しかも、均等に綺麗に切っていくんだよな……俺のなんて、不揃いで不格好な蕎麦だな。
ブラウニーたちは蕎麦が打ち終わると、すぐに準備していた天ぷらを、次々にあげていく。時間のかかる物から揚げていき、タイミングを見計らってそばを茹で始める。
目の前に準備されたのは、2~3口ほどの自分で打った蕎麦と、ブラウニーたちが打ってくれたキレイな蕎麦が並べられ、自分の実力に苦笑した。
次々と運ばれてくる天ぷらを食べ蕎麦をすすって、余は満足なり。
蕎麦に合わせる天ぷらの中で一番好きなのは、玉ねぎのかき揚げかな? 全部美味しいのだが、そばつゆに玉ねぎの甘みと、衣の甘みが加わり、蕎麦も美味しく感じる。イカ天も海老天もアナゴ天も全部美味しかったけど、お蕎麦に合わせるのは玉ねぎのかき揚げだな!
シンラたち下の子たちの好みは、断然海老天! という感じで、1人3本も食べている。それだけで、結構お腹いっぱいになったんじゃないか?
ミーシャたちは、アナゴが好きなようで、1人1本食べている。1本が大きいので大人ならともかく、ミーシャたちではかなりの量だと思う。ウルは、アスパラやレンコンなど、子どもとは思えないチョイスをしている。とり天うみゃー。
俺たちの作った蕎麦は、しっかりと従魔たちが食べてくれたのだが……娘たちが作った蕎麦と、俺の作った蕎麦は、減る速度が違った。
娘たちのは、出した瞬間に食べ終わるんじゃないかという勢いで食いつくされたが、俺の方は……争奪戦に敗れた従魔たちが仕方がなく食べているという感じだ。どれが誰が作ったとか教えていないのに、従魔たちは謎の嗅覚で嗅ぎ分けてたべていた。
蕎麦の匂いと茹でたことで、匂いなんて分からんだろうに、何でこんなことになっているんだろうな?
一生懸命作ったものを美味しそうに食べている従魔たちを、ごはんを食べ終わった娘たちが喜びながら、従魔たちを撫で始めた。
それにしても、今日の天ぷらは、いつもより美味しく感じたけど、何かあったのかね?
ブラウニーに聞いても、少し工夫しているが特段変わっているわけではなさそうだ。食材に関しては、品種改良を続けてはいるが、激的に美味しくなるような物ではないので、気分の問題なのかもしれないな。自分で蕎麦を打ったからな。
ほとんど自分の打った蕎麦は食べてないけどな。
娘たちも満足したようで、従魔たちは残念がっているが、このままお風呂に行くのを狙っているのは、分かり切っている事なので、あえてツッコミは入れない。
シンラたちも食べ終わったようで、苦しそうにしている姿が見える。あれだけエビを食べて、蕎麦も食べればそうらるよな。
下の子3人は、母親たちに抱きかかえられて、そのままお風呂へ向かうようだな。
俺は、子どもたちを送り出してから、屋上に出て夜空を眺める。
いつも見ている気がするが、ゆっくりと意識をしてながめるのって、この世界に来てからあまりしてなかったよな。夜空は綺麗だな。この世界の星って、本当に存在している星なのかね? 創造神の謎パワーで光だけ出してたりして。
もしそうだったら、イルミネーションだな。
そんなことを考えたら、おかしくなって、笑ってしまった。
分量は、二八蕎麦と言われる、つなぎ粉の小麦粉を2割、蕎麦粉を8割の蕎麦だ。一般的に多いのは、この割合っぽいな。蕎麦粉が多ければいいというものではないらしい。喉ごしとかも考えると、二八が一番いいと言う人も多いみたいだ。
ブラウニーたちに準備してもらった、二対八の割合の粉を篩でふるいながら、こね鉢にそば粉とつなぎ粉を入れ、よくかき混ぜます。ここでは、まだ水を入れないで、粉同士をしっかりと混ぜる工程のようだ。そこに、計量した水を少しずつ入れていく。
次は、水まわしという工程らしい。粉全体に水が行き渡るように、指先を突き立てるようにして、粉と水をよく混ぜ合わせていく。すぐにまとめずに、見た目がおからっぽくなるように、水まわしをしていく。手に水をつけて水分を足して調整していく。
おから状から少し大きくなったら、まとめていく。
よく練る。だけど手早に行う必要があり、その方が腰のある、のど越しのよい蕎麦になるそうだ。固さは、耳たぶより少し固いぐらいを目安に、練っていく。
菊練り……生地を中に練り込んでいくと、練っている蕎麦の生地が菊の花のような模様になることから、そういう風に言われている。あくまでも上手い人がやると、菊の花になるが素人の俺がやっても、菊になるわけがない!
次は、へそ出し。生地の中の空気を押し出しながら、こね鉢のヘリにそって玉を回転させ円錐形に整えていく。円錐の先を下にして、そのまま上から両手で押して平らにする。
ここからは、生地を伸ばしていく工程だ。地のしといって、のし板に打ち粉をふり、平らにした生地をのせる。生地の上にも少し打ち粉をふり、親指のつけ根のへんで押しながら、平らに丸くのしていく。
丸だし……麺棒でのしていく。生地を回転させながら前方に向かって伸ばしていく。丸くして、先端の手前で止めるのがコツだと言われた……意味が分からん。
次は、四つだしと言われる工程で、四隅を出していく。四角になるようなイメージで伸ばしていく。真四角になることはなく、四隅は丸い感じだな。
部分的に丁寧にのしていく。生地全体の厚みを確認しながら伸ばしていき、横から見ながらも確認していく。均等になるようにのすことで、のど越しの良い蕎麦になると言われるが、俺も娘たちも穴が開いてしまった……
生地どうしがくっつかないように打ち粉を多めにふり、丁寧に折りたたみ、お好みの太さに、切っていく。茹でると少し太くなるので、そこらへんも考慮して切る。
茹でるまでの少しの時間も乾燥しないように、ラップで包んでおくと言って、ブラウニーたちが手早くラップで包んでいく。
自分たちの不格好なお蕎麦も少し食べるが、残りは従魔たちいきだな。
均等に切るのって、本当に難しいんだな。テレビとかで見たことあるけど、すごい速さで切っていく姿しか覚えがない。しかも、均等に綺麗に切っていくんだよな……俺のなんて、不揃いで不格好な蕎麦だな。
ブラウニーたちは蕎麦が打ち終わると、すぐに準備していた天ぷらを、次々にあげていく。時間のかかる物から揚げていき、タイミングを見計らってそばを茹で始める。
目の前に準備されたのは、2~3口ほどの自分で打った蕎麦と、ブラウニーたちが打ってくれたキレイな蕎麦が並べられ、自分の実力に苦笑した。
次々と運ばれてくる天ぷらを食べ蕎麦をすすって、余は満足なり。
蕎麦に合わせる天ぷらの中で一番好きなのは、玉ねぎのかき揚げかな? 全部美味しいのだが、そばつゆに玉ねぎの甘みと、衣の甘みが加わり、蕎麦も美味しく感じる。イカ天も海老天もアナゴ天も全部美味しかったけど、お蕎麦に合わせるのは玉ねぎのかき揚げだな!
シンラたち下の子たちの好みは、断然海老天! という感じで、1人3本も食べている。それだけで、結構お腹いっぱいになったんじゃないか?
ミーシャたちは、アナゴが好きなようで、1人1本食べている。1本が大きいので大人ならともかく、ミーシャたちではかなりの量だと思う。ウルは、アスパラやレンコンなど、子どもとは思えないチョイスをしている。とり天うみゃー。
俺たちの作った蕎麦は、しっかりと従魔たちが食べてくれたのだが……娘たちが作った蕎麦と、俺の作った蕎麦は、減る速度が違った。
娘たちのは、出した瞬間に食べ終わるんじゃないかという勢いで食いつくされたが、俺の方は……争奪戦に敗れた従魔たちが仕方がなく食べているという感じだ。どれが誰が作ったとか教えていないのに、従魔たちは謎の嗅覚で嗅ぎ分けてたべていた。
蕎麦の匂いと茹でたことで、匂いなんて分からんだろうに、何でこんなことになっているんだろうな?
一生懸命作ったものを美味しそうに食べている従魔たちを、ごはんを食べ終わった娘たちが喜びながら、従魔たちを撫で始めた。
それにしても、今日の天ぷらは、いつもより美味しく感じたけど、何かあったのかね?
ブラウニーに聞いても、少し工夫しているが特段変わっているわけではなさそうだ。食材に関しては、品種改良を続けてはいるが、激的に美味しくなるような物ではないので、気分の問題なのかもしれないな。自分で蕎麦を打ったからな。
ほとんど自分の打った蕎麦は食べてないけどな。
娘たちも満足したようで、従魔たちは残念がっているが、このままお風呂に行くのを狙っているのは、分かり切っている事なので、あえてツッコミは入れない。
シンラたちも食べ終わったようで、苦しそうにしている姿が見える。あれだけエビを食べて、蕎麦も食べればそうらるよな。
下の子3人は、母親たちに抱きかかえられて、そのままお風呂へ向かうようだな。
俺は、子どもたちを送り出してから、屋上に出て夜空を眺める。
いつも見ている気がするが、ゆっくりと意識をしてながめるのって、この世界に来てからあまりしてなかったよな。夜空は綺麗だな。この世界の星って、本当に存在している星なのかね? 創造神の謎パワーで光だけ出してたりして。
もしそうだったら、イルミネーションだな。
そんなことを考えたら、おかしくなって、笑ってしまった。
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