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第2379話 くつろぎの時間
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夕食が終わり妻たちから集めた意見を、まとめて置く。連結式と外が見えるように、というのが改造するうえで考えるべき点だろう。他の細かい部分は、外見に影響のある改造は必要なさそうだからな。
大きさは変えずに連渇できるようにするというのは、規格化という意味ではかなり有用だが、小回りが利かなくなるというデメリットもある。連結はいわば、電車の車両を繋げるような物だからな。いくら小回りが利くように馬車が作られていても、曲がる時に箱と箱がぶつかってしまう。
ぶつからないように箱と箱の距離を伸ばしても、曲がることができるようになるだけで、バランスが悪くなってしまう可能性が高い。
っと、今日はもう考えるのは止めようか。仕事ではないけど、こんなことをしていると妻たちに怒られるからな。今は趣味でやって楽しんでいるだけだけど、グリエルたちには仕事をするなって厳命されているから、度が過ぎると報告されてしまうので注意が必要だな。
昼間にグリエルたちに連絡した時は、俺たち3人が集まっているからどうせ遊んでいるのだろうと思われていたので、注意は受けなかったが、あまりやりすぎると家から出る事すら禁止されそうだな。
今日は、前に作った温泉へ行くことにした。空が見える露天風呂だ。解放感がすごく、家族しかい亜無いと確信できていなければ、絶対にはいらないだろうお風呂だな。それは、クルーザーの上に作った露天風呂も一緒だな。
お風呂へ入りに行こうとすると、シンラが連れていけ! と訴えるので、小脇に抱えてやると、楽しそうにはしゃぎながら手足をバタバタさせている。昔ミーシャたちもこうやって抱えた時に、手足をバタバタさせてたっけな? 血が繋がっているって感じるな。
こうしていると……ほら来た。俺の足に突撃してくる2つの影。シンラを助けるという意味で行動しているのだろうが、シンラは楽しんでるんだけどな。
まぁいい。お風呂に行くから、プラムたちもついてきなさい。俺の足への攻撃を止めないのを見て、ミーシャたちが2人を回収してくれた。昨日に引き続き子どもたちと一緒にお風呂にはいれるようだ。
ちょっと風があるせいか、体が濡れていると寒いかもしれないな。風を引かれても困るので、温泉の周囲に結界を張って少し温度を上げておいた。
ここのお風呂は、始めは小さかったけど、家族全員で入ることもあったので、かなり広くなっている。テレビで体育館一面分くらいありそうな白く濁った温泉みたいにかなり広い。あの温泉ってもっと広いのかな? 実物を知らないので、判断できないが……とにかく大きい。
子どもたちが溺れないように浅めにしてあるので、深いところで座っても鳩尾付近くらいまでしかお湯がない。スライムたちも一緒に入るので、溺れるようなことはまずありえないが、お風呂に入るのに頼りきりにならないように、たまには自分で入らせないとな。
特にシンラは、スライムに湯舟替わりや浮き輪代わりにさせてお風呂へ入るので、自分一人で入れなくなるのでは? と思ってしまうことがある。
いつものように俺の前に陣取ったシンラは、はよ洗えと言わんばかりの表情で俺を見上げてくる。体を洗うスポンジを泡立たせてからシンラに渡す。渋々だが受け取り体を洗い始めるので、俺はシンラの髪を洗うために手で泡立たせてから、指の平で軽く押しつけて洗い始める。
既にシャンプーハットをつけていたので、気にせず洗うことができた。プラムたちは昨日と同じように、ミーシャたちに洗ってもらっている。
体を洗い終り石けんを流し終えると、すたこらさっさと露天風呂へ入ってしまった。一応目の届く範囲から出ないようにスライムたちに指示して、ある程度の広さはあるが遠くまで行かないように囲ってくれた。
俺の髪の毛は、ファンション坊主がちょっと伸びた感じなので、簡単に洗うことができる。髪の毛は自然乾燥でも問題ないレベルですぐ乾くので、便利な長さだ。
目を離すのも、シャンプーを洗い流す時くらいなので、心配するほどの事もないだろう。
ミーシャたちが洗い終わっていればここまで気を回さないけど、男と女では髪の毛を洗う時間が違うからな。
ササッと洗い終えて俺も露天風呂へ……
シンラがメッチャ泳いでる。スライムを浮き輪代わりにしてバタ足で、広い温泉をすいすいと泳いでいる。洗っている時から分かっていたけど、さすがに……って、プライベート温泉だから厳しく言う必要もないか。
問題があれば、先にスライムが止めるしな。でも一応、
「シンラ、家族しか入らないお風呂だからいいけど、家族以外の人が入るお風呂では、泳いじゃ駄目だぞ」
俺の言っていることを理解して返事をしてくれた。
俺が来たことでスライムたちの囲いが無くなり、シンラは遠くへ泳いで行ってしまった。追いかけるべきか……悩むが、目の届く範囲にいるならいいか。
温泉が見渡せる場所で体を倒し、風呂の縁に頭を置いて体の力を抜いて浸かることにした。
キャッキャと娘たちが楽しそうにしている。シンラはシンラで泳いで楽しんでいる。温泉って、くつろぐところで楽しむ場所だったっけ? そんなことはどうでもいいか。
しばらくすると、シンラが戻って来て疲れたのか、いつものだらけた姿勢で俺の横に並んだ。スライムを使わせないつもりだったが、疲れている時に自力でって言うのもシンラに酷なので、スライムたちには視線で許可を出しておく。
プラムとシオンは、洗い終わってもシンラの近くには来ずに、ミーシャたちと一緒にお風呂に浸かっている。シンラものんびりできる時間ができて良かったな。おっと、のぼせると拙いから、シンラの周りだけ少し温泉の温度を下げておく。
シンラが上がればいいのだが、俺に似てしまったのか、長めに浸かりたいようで、無理にあげると怒るから、こういう対応にしているんだよな。地球にいれば、強制的にお風呂から出すけど、この世界だから希望をかなえてあげれている感じだな。
温泉に満足してお風呂からあがろうとしたので、ブラウニーに妻を呼んできてほしいとお願いして、シンラの着替えをすることにした。ちょっと前までは着させろと圧力をかけてきていた気がするが、自分で頑張って着るようになっている。
頑張っても難しいところは手伝ってあげる必要があるんだけどな。
着替え終わったら、お風呂上がりの一杯。コーヒー牛乳を飲んだ。両手で持って、一生懸命飲んでいる姿はなんだか可愛いな。いつもこんなだったらいいのにな。
飲み終わりゲップをしたあたりで、ライラが迎えに来た。
他の妻たちは、もう少ししたら温泉に入りに来るとのことだ。
俺は、もう一度温まりなおすために温泉に入った。
大きさは変えずに連渇できるようにするというのは、規格化という意味ではかなり有用だが、小回りが利かなくなるというデメリットもある。連結はいわば、電車の車両を繋げるような物だからな。いくら小回りが利くように馬車が作られていても、曲がる時に箱と箱がぶつかってしまう。
ぶつからないように箱と箱の距離を伸ばしても、曲がることができるようになるだけで、バランスが悪くなってしまう可能性が高い。
っと、今日はもう考えるのは止めようか。仕事ではないけど、こんなことをしていると妻たちに怒られるからな。今は趣味でやって楽しんでいるだけだけど、グリエルたちには仕事をするなって厳命されているから、度が過ぎると報告されてしまうので注意が必要だな。
昼間にグリエルたちに連絡した時は、俺たち3人が集まっているからどうせ遊んでいるのだろうと思われていたので、注意は受けなかったが、あまりやりすぎると家から出る事すら禁止されそうだな。
今日は、前に作った温泉へ行くことにした。空が見える露天風呂だ。解放感がすごく、家族しかい亜無いと確信できていなければ、絶対にはいらないだろうお風呂だな。それは、クルーザーの上に作った露天風呂も一緒だな。
お風呂へ入りに行こうとすると、シンラが連れていけ! と訴えるので、小脇に抱えてやると、楽しそうにはしゃぎながら手足をバタバタさせている。昔ミーシャたちもこうやって抱えた時に、手足をバタバタさせてたっけな? 血が繋がっているって感じるな。
こうしていると……ほら来た。俺の足に突撃してくる2つの影。シンラを助けるという意味で行動しているのだろうが、シンラは楽しんでるんだけどな。
まぁいい。お風呂に行くから、プラムたちもついてきなさい。俺の足への攻撃を止めないのを見て、ミーシャたちが2人を回収してくれた。昨日に引き続き子どもたちと一緒にお風呂にはいれるようだ。
ちょっと風があるせいか、体が濡れていると寒いかもしれないな。風を引かれても困るので、温泉の周囲に結界を張って少し温度を上げておいた。
ここのお風呂は、始めは小さかったけど、家族全員で入ることもあったので、かなり広くなっている。テレビで体育館一面分くらいありそうな白く濁った温泉みたいにかなり広い。あの温泉ってもっと広いのかな? 実物を知らないので、判断できないが……とにかく大きい。
子どもたちが溺れないように浅めにしてあるので、深いところで座っても鳩尾付近くらいまでしかお湯がない。スライムたちも一緒に入るので、溺れるようなことはまずありえないが、お風呂に入るのに頼りきりにならないように、たまには自分で入らせないとな。
特にシンラは、スライムに湯舟替わりや浮き輪代わりにさせてお風呂へ入るので、自分一人で入れなくなるのでは? と思ってしまうことがある。
いつものように俺の前に陣取ったシンラは、はよ洗えと言わんばかりの表情で俺を見上げてくる。体を洗うスポンジを泡立たせてからシンラに渡す。渋々だが受け取り体を洗い始めるので、俺はシンラの髪を洗うために手で泡立たせてから、指の平で軽く押しつけて洗い始める。
既にシャンプーハットをつけていたので、気にせず洗うことができた。プラムたちは昨日と同じように、ミーシャたちに洗ってもらっている。
体を洗い終り石けんを流し終えると、すたこらさっさと露天風呂へ入ってしまった。一応目の届く範囲から出ないようにスライムたちに指示して、ある程度の広さはあるが遠くまで行かないように囲ってくれた。
俺の髪の毛は、ファンション坊主がちょっと伸びた感じなので、簡単に洗うことができる。髪の毛は自然乾燥でも問題ないレベルですぐ乾くので、便利な長さだ。
目を離すのも、シャンプーを洗い流す時くらいなので、心配するほどの事もないだろう。
ミーシャたちが洗い終わっていればここまで気を回さないけど、男と女では髪の毛を洗う時間が違うからな。
ササッと洗い終えて俺も露天風呂へ……
シンラがメッチャ泳いでる。スライムを浮き輪代わりにしてバタ足で、広い温泉をすいすいと泳いでいる。洗っている時から分かっていたけど、さすがに……って、プライベート温泉だから厳しく言う必要もないか。
問題があれば、先にスライムが止めるしな。でも一応、
「シンラ、家族しか入らないお風呂だからいいけど、家族以外の人が入るお風呂では、泳いじゃ駄目だぞ」
俺の言っていることを理解して返事をしてくれた。
俺が来たことでスライムたちの囲いが無くなり、シンラは遠くへ泳いで行ってしまった。追いかけるべきか……悩むが、目の届く範囲にいるならいいか。
温泉が見渡せる場所で体を倒し、風呂の縁に頭を置いて体の力を抜いて浸かることにした。
キャッキャと娘たちが楽しそうにしている。シンラはシンラで泳いで楽しんでいる。温泉って、くつろぐところで楽しむ場所だったっけ? そんなことはどうでもいいか。
しばらくすると、シンラが戻って来て疲れたのか、いつものだらけた姿勢で俺の横に並んだ。スライムを使わせないつもりだったが、疲れている時に自力でって言うのもシンラに酷なので、スライムたちには視線で許可を出しておく。
プラムとシオンは、洗い終わってもシンラの近くには来ずに、ミーシャたちと一緒にお風呂に浸かっている。シンラものんびりできる時間ができて良かったな。おっと、のぼせると拙いから、シンラの周りだけ少し温泉の温度を下げておく。
シンラが上がればいいのだが、俺に似てしまったのか、長めに浸かりたいようで、無理にあげると怒るから、こういう対応にしているんだよな。地球にいれば、強制的にお風呂から出すけど、この世界だから希望をかなえてあげれている感じだな。
温泉に満足してお風呂からあがろうとしたので、ブラウニーに妻を呼んできてほしいとお願いして、シンラの着替えをすることにした。ちょっと前までは着させろと圧力をかけてきていた気がするが、自分で頑張って着るようになっている。
頑張っても難しいところは手伝ってあげる必要があるんだけどな。
着替え終わったら、お風呂上がりの一杯。コーヒー牛乳を飲んだ。両手で持って、一生懸命飲んでいる姿はなんだか可愛いな。いつもこんなだったらいいのにな。
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俺は、もう一度温まりなおすために温泉に入った。
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