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第2388話 料理は奥が深いらしい
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食堂へたどり着くと、食堂に来ていた妻たちに苦笑された。シンラが肩車で俺の頭を叩いてはしゃいでいて、両足には不服を訴えるようにプラムとシオンが張り付いている。
そんな様子を見ても助けてくれないのは、3人とも今の状況を楽しんでいると判断して、頑張ってね~みたいな感じで俺に相手をするように言ってきた。
子どもたちの相手は嫌いではないので、相手をするのは問題ないのだが、3人が3人とも俺を攻撃してくるため、それだけは何とかしてほしかった。
ミーシャたちは、俺の苦労を察してなのかは分からないが、少し困っているのを見て下の子たちの相手をしてくれるようだ。シンラは、姉たちより肩車の方がいいのか、嫌! と言って、俺の肩の上に居座っている。
プラムとシオンは、先ほどまで俺に抗議していたとは思えない様子をみせ、姉たちにかまってもらっている。
特に何かをするわけでもないのに、話をしているだけで楽しそうなのは、不思議な感じだよな。ここらへんは女の子によくみられるものな気がする。
シンラよ、そろそろはしゃぐのを止めないと、またさっきと同じようなことをするけどいいのか?
俺の頭をペチペチと叩いてくるシンラにそう告げると、ピタッと行動を止めて頭に張り付くだけになった。
降りるかと思ったのに、そこに居座るのか。たいして重くもないので動くには問題がないのだが、頭に張り付かれているから自由に頭を動かせないのが不便だ。首が痛いわけでもないのに、寝違えたような感じで首が動かせない。
夕食になれば降りるだろうからそれまでの我慢だな。
小説でも読むか……この微妙な時間を考えると、小説よりは漫画かな。シンラが頭に張り付いているし、グロ系はなしとして、夕食前だし料理系の漫画でも見るか。
漫画の調理方法って、実際に合ったりするものを元に作られていたりするけど、一番初めに考えた人って本当に凄いとおもう技術とかあるよな。低温調理とかも、昔はあまり聞かなかった言葉だけど、今では当たり前に話に出てくるようになったもんな。
他にも、その発想はないだろう……と思うような物も多いが、実際にある調理法だったりするから不思議だよな。
漫画で知ったのだが、筑前煮って比較的簡単な大衆料理だと思われがちだが、料亭などで作られている筑前煮って、一種の芸術作品の様な物という。
日本料理は、素材の味を生かすためにあまり手を加えずに調理されると言われる。比較対象がフランス料理ならなおさらの事だろう。フランス料理は、とことん手をかけて素材の味を引き出す技法が多くあるので、日本料理とはある意味対に位置するんじゃないかな?
料理人ではないので良く分からないけど、素人目線では勝手にそうだと感じている。
話が逸れたが、日本料理は一つひとつの素材を生かす料理で、筑前煮にそれを当てはめると、まとめて煮るイメージのある筑前煮だが、一つひとつ一番ベストな味付けになるように別々に煮て、最後に一つに構築する料理なのだそうだ。
俺が使う知識ではないけど、知らないことを知るって面白かったりするよな。料理系の漫画はきちんと調べてから書かれていることが多いので、新しい知識を得られるから面白い。料理や食材が中心だが、それでも面白く感じるんだよな。
でさ、お前さんは何が面白いのか、俺の肩車をいつまでも楽しんでいるつもりなんだ? 夕食の時間までの我慢とは思っているが、何が楽しいのやら。
しばらく漫画を読んでいると、夕食の時間になるようで、シンラたちが動き始めた。
いつものように自分たちの仕事である、ネコの世話だ。うちにいるネコたちは、いつの間にか全部が魔物化してしまっているのだが、魔物になる前の習慣から俺たちと同じタイミングで、食事を出している。
食事の量を考えないとすぐに太ってしまうので、決められた分量を決められた時間に食べさせていたのだが、それが俺たちと同じ時間に食べさせるというモノだ。
魔物化してからは、食べる量を増やしているが、魔物化する前のネコたちの食事量って、少なく見えたんだよな。ネコたちの体に合わせればちょうどいいのかもしれないけど、俺はこっちに来てから食べる量が増えたから、ネコたちの食事は少ないな~って思う感じだったんだよな。
制限をしていても太ってしまうネコがいたのだが、そういったネコはダンジョン農園で、色々食べていたからだと判明したこともあったっけな。
ネコたちがいつものように騒いでいると、プラムたちに怒られ静かになり、定位置につくと不服そうにお手をすると食事の許可がでる。
ネコがお手ね……本当に不思議な光景だよな。ネコも頭が悪いわけではない。ネコと犬の思考の違いか、お手をするイメージが無いが、お手をすることで食事が食べられると分かれば、不服そうにしてもお手はしてくれるみたいだな。
動物によって性格も違えばしつけ方も違うからな。ネコは、構いすぎると嫌われるから、程よい距離間で接するのがいいと言われていたりする。気まぐれで、忙しい時に限ってかまってほしいとお願いしてくるから、大変だという話も聞いた覚えがある。
さて、夕食でも食べますかね。
今日は珍しいメニューな気がする。鉄板に乗った厚切りのステーキに、各種薬味と色々なソースが運ばれてきて、自分の好きなように食べるスタイルだ。
お肉自体は珍しい事ではないのだが、うちで多いのはハンバーグ・唐揚げ・照り焼きチキン・ポークケチャップだったり、子どもたちが好きなお肉料理が多かったりする。唐揚げ以外は、少し甘めの味付けなのも、子どもたちが好きな理由の1つだろう。
集めのお肉が出てくることはあまりないので、珍しいと感じた。
そんなことを思っている間にも、家族の食は進んでおり、シュリは既に2枚目のお肉を食べ始めていた。1枚300グラムはありそうなお肉を、もう食べたのか~。
個人的に一番好きなのは、玉ねぎを使った和風のソースなのだが、みじん切りのソースではなく、すりおろしたタイプのソースが好きだ。
すりおろした玉ねぎとニンニクに火を通すことで甘みがうまれ、そこに醤油・酒・みりん・砂糖などを加えて味を調えたソースだ。
2枚目は、ワインをベースに焼いた際の肉汁と合わせて煮詰めた所に、ケチャップを加え調味料で味を調えた、大人向けのソースかな? これは甘くないので、子どもたちには人気がないが俺は好きだ。同じようなソースで、肉汁・ケチャップ・ウスターソースを煮詰め砂糖を加えたソースは、子どもたちにも人気だ。
3枚目は変化球。ワサビ醤油だ。すりおろしたワサビを切ったお肉に少量乗せ、醤油を少しつけて口へ運ぶ。脂が多い肉ではないが、ワサビは辛みはマイルドになるが、食欲を増進させてくれた。
後は、気分でつけるソースを変えながら、合計で7枚2キログラム近いステーキを食べてしまった。
そんな様子を見ても助けてくれないのは、3人とも今の状況を楽しんでいると判断して、頑張ってね~みたいな感じで俺に相手をするように言ってきた。
子どもたちの相手は嫌いではないので、相手をするのは問題ないのだが、3人が3人とも俺を攻撃してくるため、それだけは何とかしてほしかった。
ミーシャたちは、俺の苦労を察してなのかは分からないが、少し困っているのを見て下の子たちの相手をしてくれるようだ。シンラは、姉たちより肩車の方がいいのか、嫌! と言って、俺の肩の上に居座っている。
プラムとシオンは、先ほどまで俺に抗議していたとは思えない様子をみせ、姉たちにかまってもらっている。
特に何かをするわけでもないのに、話をしているだけで楽しそうなのは、不思議な感じだよな。ここらへんは女の子によくみられるものな気がする。
シンラよ、そろそろはしゃぐのを止めないと、またさっきと同じようなことをするけどいいのか?
俺の頭をペチペチと叩いてくるシンラにそう告げると、ピタッと行動を止めて頭に張り付くだけになった。
降りるかと思ったのに、そこに居座るのか。たいして重くもないので動くには問題がないのだが、頭に張り付かれているから自由に頭を動かせないのが不便だ。首が痛いわけでもないのに、寝違えたような感じで首が動かせない。
夕食になれば降りるだろうからそれまでの我慢だな。
小説でも読むか……この微妙な時間を考えると、小説よりは漫画かな。シンラが頭に張り付いているし、グロ系はなしとして、夕食前だし料理系の漫画でも見るか。
漫画の調理方法って、実際に合ったりするものを元に作られていたりするけど、一番初めに考えた人って本当に凄いとおもう技術とかあるよな。低温調理とかも、昔はあまり聞かなかった言葉だけど、今では当たり前に話に出てくるようになったもんな。
他にも、その発想はないだろう……と思うような物も多いが、実際にある調理法だったりするから不思議だよな。
漫画で知ったのだが、筑前煮って比較的簡単な大衆料理だと思われがちだが、料亭などで作られている筑前煮って、一種の芸術作品の様な物という。
日本料理は、素材の味を生かすためにあまり手を加えずに調理されると言われる。比較対象がフランス料理ならなおさらの事だろう。フランス料理は、とことん手をかけて素材の味を引き出す技法が多くあるので、日本料理とはある意味対に位置するんじゃないかな?
料理人ではないので良く分からないけど、素人目線では勝手にそうだと感じている。
話が逸れたが、日本料理は一つひとつの素材を生かす料理で、筑前煮にそれを当てはめると、まとめて煮るイメージのある筑前煮だが、一つひとつ一番ベストな味付けになるように別々に煮て、最後に一つに構築する料理なのだそうだ。
俺が使う知識ではないけど、知らないことを知るって面白かったりするよな。料理系の漫画はきちんと調べてから書かれていることが多いので、新しい知識を得られるから面白い。料理や食材が中心だが、それでも面白く感じるんだよな。
でさ、お前さんは何が面白いのか、俺の肩車をいつまでも楽しんでいるつもりなんだ? 夕食の時間までの我慢とは思っているが、何が楽しいのやら。
しばらく漫画を読んでいると、夕食の時間になるようで、シンラたちが動き始めた。
いつものように自分たちの仕事である、ネコの世話だ。うちにいるネコたちは、いつの間にか全部が魔物化してしまっているのだが、魔物になる前の習慣から俺たちと同じタイミングで、食事を出している。
食事の量を考えないとすぐに太ってしまうので、決められた分量を決められた時間に食べさせていたのだが、それが俺たちと同じ時間に食べさせるというモノだ。
魔物化してからは、食べる量を増やしているが、魔物化する前のネコたちの食事量って、少なく見えたんだよな。ネコたちの体に合わせればちょうどいいのかもしれないけど、俺はこっちに来てから食べる量が増えたから、ネコたちの食事は少ないな~って思う感じだったんだよな。
制限をしていても太ってしまうネコがいたのだが、そういったネコはダンジョン農園で、色々食べていたからだと判明したこともあったっけな。
ネコたちがいつものように騒いでいると、プラムたちに怒られ静かになり、定位置につくと不服そうにお手をすると食事の許可がでる。
ネコがお手ね……本当に不思議な光景だよな。ネコも頭が悪いわけではない。ネコと犬の思考の違いか、お手をするイメージが無いが、お手をすることで食事が食べられると分かれば、不服そうにしてもお手はしてくれるみたいだな。
動物によって性格も違えばしつけ方も違うからな。ネコは、構いすぎると嫌われるから、程よい距離間で接するのがいいと言われていたりする。気まぐれで、忙しい時に限ってかまってほしいとお願いしてくるから、大変だという話も聞いた覚えがある。
さて、夕食でも食べますかね。
今日は珍しいメニューな気がする。鉄板に乗った厚切りのステーキに、各種薬味と色々なソースが運ばれてきて、自分の好きなように食べるスタイルだ。
お肉自体は珍しい事ではないのだが、うちで多いのはハンバーグ・唐揚げ・照り焼きチキン・ポークケチャップだったり、子どもたちが好きなお肉料理が多かったりする。唐揚げ以外は、少し甘めの味付けなのも、子どもたちが好きな理由の1つだろう。
集めのお肉が出てくることはあまりないので、珍しいと感じた。
そんなことを思っている間にも、家族の食は進んでおり、シュリは既に2枚目のお肉を食べ始めていた。1枚300グラムはありそうなお肉を、もう食べたのか~。
個人的に一番好きなのは、玉ねぎを使った和風のソースなのだが、みじん切りのソースではなく、すりおろしたタイプのソースが好きだ。
すりおろした玉ねぎとニンニクに火を通すことで甘みがうまれ、そこに醤油・酒・みりん・砂糖などを加えて味を調えたソースだ。
2枚目は、ワインをベースに焼いた際の肉汁と合わせて煮詰めた所に、ケチャップを加え調味料で味を調えた、大人向けのソースかな? これは甘くないので、子どもたちには人気がないが俺は好きだ。同じようなソースで、肉汁・ケチャップ・ウスターソースを煮詰め砂糖を加えたソースは、子どもたちにも人気だ。
3枚目は変化球。ワサビ醤油だ。すりおろしたワサビを切ったお肉に少量乗せ、醤油を少しつけて口へ運ぶ。脂が多い肉ではないが、ワサビは辛みはマイルドになるが、食欲を増進させてくれた。
後は、気分でつけるソースを変えながら、合計で7枚2キログラム近いステーキを食べてしまった。
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