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第2420話 接敵前の休憩
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レイリーが率いる軍が、街の近くまで到着して何やら作業を始めたようだ。おそらく、野営地の設営を開始したのだろう。俺たちが逃した時の場合に備えて、街の人たちを逃がすための最後の砦だな。
うちの領地内に入れるつもりはないが、備えは必要だろう。それに俺が直接出るわけにもいかないから、しっかりと備えはしておかないとな。
敵軍が壁に到着するまで、あと半日はあるだろうか? 早い移動とはいえ、数日動き続けているうえにここまではそれなりの距離があるからな。
到着が夜になってからということを考えると、かなり心配ではある。兵士たちは引かせているから不意打ちで死ぬこともないし、敵が近付いてきたらシリウス君が濃霧であたりを覆ってくれるから、問題はないんだけど……心配なのは心配なのである。
これ以上思いつく対策は今の所ないのだが……そろそろ、バザールが戻ってきそうだな。きっちり30台設置してくれたみたいだな。
バザールから暗号キーを聞いているので、モニターを30台設置して全部のカメラとリンクさせていく。
おぉ~、望遠カメラってこんなに遠くが綺麗に見えるのか……
1台のカメラをいじって望遠機能を使って遠くを見てみると、驚くほど綺麗に遠くが見える。拡大している野生の動物は、マップ先生と照らし合わせると……3キロメートルくらい先を歩いている。自動で追尾してくれるので、画面から消えることはない、姿が見える限り追ってくれるみたいだな。
いや、さすがにいくら高いカメラでもここまで遠くは見えないだろう。バザールが魔改造して召喚したカメラだからここまで見えているんだろうな。
ダゴンたちに濃霧を能力範囲限界で張ってもらう。
濃霧って本当に少し先が見えなくなるんだな。体験したことが無かったので、かなり驚いている。この中ではカメラなんて使えない。姿だけなら赤外線カメラである程度の距離までなら、問題なく確認できるみたいなので、高性能なカメラを召喚してくれたバザールに感謝だな。
骨ゲーターに陸地を歩いてもらったところ、辛うじて200メートルくらいは見えているかな? 普通ならそうはいかないだろうが、DP様様だな。
確認している最中にバザールもやってきたので、一緒に色々なカメラを使って確認作業をしている。
一通り確認が終わったので、ダゴンに濃霧を解除してもらうと、すぐに霧が晴れた。人為的に起こされた霧ってこんなに綺麗にすぐ消える物なのかね? 疑問は絶えないが、気にしている場合ではない。
「さて、シュウ殿、この後はどうするでござるか?」
「そうだな……夜にどういう行動をとるか分からないから、今寝ておいて到着前に起きて動きを見るのがいいかなって思ってるけど、どう思う?」
「某は、寝る必要がないでござるから、時間を潰しながら監視しているでござるから、シュウ殿は寝てもいいでござるよ。何かあったらすぐに起こすでござるけど」
「了解、ちゃっちゃと風呂に入って、寝るわ。綾乃にも作業が終わったら寝るように伝えておいてくれ」
「綾乃殿は、少しでも数を増やしたいと言っていたでござるから、夜の対応は難しいでござるよ。ここにいなくてもいいでござるから、奥方様たちも協力してくれると助かるでござるね」
綾乃は人造ゴーレム作りを優先する感じか。それなら仕方がないな。妻たちには連絡を入れているので、協力してくれるメンバーは、どの時間でも複数人が待機できるようにシフトを組んでくれているから、感謝感謝だな。
半日……10時間くらいは余裕があると思うから、2時間前には目を覚ますとして、お風呂入って寝る時間は8時間ほどあるな。昼から寝ることを考えると、6時間も寝れば十分だろうから、ちゃっちゃと風呂に入ると言ったが、マイワールド温泉にゆっくり入ってもいいな。
危機が迫っているのに呑気だとは思うが、しっかりと対策をしているので、すぐに突破されることはない。
ダンジョンマスターの能力があれば、後出しでも何とか対応できるので、そこまで危機的な状況ではない。問題なのは、無幻爆弾と麻薬漬けの奴隷だけだ。
まぁ、勇者の仲間も問題ではあるが、正直な話俺の管理下にある街以外に行くなら、こちらは痛まないので無視できる要素ではある。逃がして潜伏されると面倒なので、出来れば始末しておきたい相手ではあるって感じだな。
リラックスするために温泉にしよう。バザールも綾乃もくつろぐように言ってくれたので、温泉へ入りに行った。
ちょこちょこ利用してはいるが、全部を楽しむのには時間がかかる。それに、自分の好みの温泉やサウナもあるので、新しいのを求めていても、体が自然と好きな所へ向かってしまったりするので、なかなか新しいところが開拓できていない。
妻たちは、それなりに楽しんでいるようで、俺よりもここを楽しんでいる気がする。負けてられないな。
変な対抗心を燃やして、温泉を楽しむことにした俺は、今日はサウナに入らず温泉を巡ることにしよう。
温泉に浸かるのは、長くても1つ10分くらいがいいかな。もっと長い時間は言ってられるけど、一旦体を冷やして次に行くことを考えると、2時間で入れて6個くらいではないだろうか?
好みの温泉を探したいので、今日は10分はいって10分休む、20分で1サイクルの温泉ツアーをしよう。
一応温泉の前に、何県のどこどこ温泉とかかれているが、一切見ることなく数ある温泉の中を進んでいく。前から気になっていた、白い温泉へ入って見るべく移動した。
白い温泉ってなんか不思議な感じだな。俺が日本にいた時に入ったことあるのは、透明だったり若干茶色みがかっている温泉だけだったから、キレイな白い温泉ってテレビでしか見たこと無かったんだよな。
次に入ったのは、ちょっとヌルッと感じた不思議な温泉だ。この温泉自体は本来ぬるっとしていないのだが、アルカリ性の温泉なので古い角質が溶けて、ヌルッと感じるのだと温泉の説明に書いてあった。
温泉って酸性とかアルカリ性とか考えたこと無かったな。性質によっても効能が違ったりするのか。
熱めの温泉を選んでしまったのか、2時間で5ヶ所が限界だった。それでも楽しんだので、十分満足できる結果だ。
程よく疲れた体をベッドに投げ出して……すぐに睡魔が襲ってきて、気持ち良く寝入ることができた。
うちの領地内に入れるつもりはないが、備えは必要だろう。それに俺が直接出るわけにもいかないから、しっかりと備えはしておかないとな。
敵軍が壁に到着するまで、あと半日はあるだろうか? 早い移動とはいえ、数日動き続けているうえにここまではそれなりの距離があるからな。
到着が夜になってからということを考えると、かなり心配ではある。兵士たちは引かせているから不意打ちで死ぬこともないし、敵が近付いてきたらシリウス君が濃霧であたりを覆ってくれるから、問題はないんだけど……心配なのは心配なのである。
これ以上思いつく対策は今の所ないのだが……そろそろ、バザールが戻ってきそうだな。きっちり30台設置してくれたみたいだな。
バザールから暗号キーを聞いているので、モニターを30台設置して全部のカメラとリンクさせていく。
おぉ~、望遠カメラってこんなに遠くが綺麗に見えるのか……
1台のカメラをいじって望遠機能を使って遠くを見てみると、驚くほど綺麗に遠くが見える。拡大している野生の動物は、マップ先生と照らし合わせると……3キロメートルくらい先を歩いている。自動で追尾してくれるので、画面から消えることはない、姿が見える限り追ってくれるみたいだな。
いや、さすがにいくら高いカメラでもここまで遠くは見えないだろう。バザールが魔改造して召喚したカメラだからここまで見えているんだろうな。
ダゴンたちに濃霧を能力範囲限界で張ってもらう。
濃霧って本当に少し先が見えなくなるんだな。体験したことが無かったので、かなり驚いている。この中ではカメラなんて使えない。姿だけなら赤外線カメラである程度の距離までなら、問題なく確認できるみたいなので、高性能なカメラを召喚してくれたバザールに感謝だな。
骨ゲーターに陸地を歩いてもらったところ、辛うじて200メートルくらいは見えているかな? 普通ならそうはいかないだろうが、DP様様だな。
確認している最中にバザールもやってきたので、一緒に色々なカメラを使って確認作業をしている。
一通り確認が終わったので、ダゴンに濃霧を解除してもらうと、すぐに霧が晴れた。人為的に起こされた霧ってこんなに綺麗にすぐ消える物なのかね? 疑問は絶えないが、気にしている場合ではない。
「さて、シュウ殿、この後はどうするでござるか?」
「そうだな……夜にどういう行動をとるか分からないから、今寝ておいて到着前に起きて動きを見るのがいいかなって思ってるけど、どう思う?」
「某は、寝る必要がないでござるから、時間を潰しながら監視しているでござるから、シュウ殿は寝てもいいでござるよ。何かあったらすぐに起こすでござるけど」
「了解、ちゃっちゃと風呂に入って、寝るわ。綾乃にも作業が終わったら寝るように伝えておいてくれ」
「綾乃殿は、少しでも数を増やしたいと言っていたでござるから、夜の対応は難しいでござるよ。ここにいなくてもいいでござるから、奥方様たちも協力してくれると助かるでござるね」
綾乃は人造ゴーレム作りを優先する感じか。それなら仕方がないな。妻たちには連絡を入れているので、協力してくれるメンバーは、どの時間でも複数人が待機できるようにシフトを組んでくれているから、感謝感謝だな。
半日……10時間くらいは余裕があると思うから、2時間前には目を覚ますとして、お風呂入って寝る時間は8時間ほどあるな。昼から寝ることを考えると、6時間も寝れば十分だろうから、ちゃっちゃと風呂に入ると言ったが、マイワールド温泉にゆっくり入ってもいいな。
危機が迫っているのに呑気だとは思うが、しっかりと対策をしているので、すぐに突破されることはない。
ダンジョンマスターの能力があれば、後出しでも何とか対応できるので、そこまで危機的な状況ではない。問題なのは、無幻爆弾と麻薬漬けの奴隷だけだ。
まぁ、勇者の仲間も問題ではあるが、正直な話俺の管理下にある街以外に行くなら、こちらは痛まないので無視できる要素ではある。逃がして潜伏されると面倒なので、出来れば始末しておきたい相手ではあるって感じだな。
リラックスするために温泉にしよう。バザールも綾乃もくつろぐように言ってくれたので、温泉へ入りに行った。
ちょこちょこ利用してはいるが、全部を楽しむのには時間がかかる。それに、自分の好みの温泉やサウナもあるので、新しいのを求めていても、体が自然と好きな所へ向かってしまったりするので、なかなか新しいところが開拓できていない。
妻たちは、それなりに楽しんでいるようで、俺よりもここを楽しんでいる気がする。負けてられないな。
変な対抗心を燃やして、温泉を楽しむことにした俺は、今日はサウナに入らず温泉を巡ることにしよう。
温泉に浸かるのは、長くても1つ10分くらいがいいかな。もっと長い時間は言ってられるけど、一旦体を冷やして次に行くことを考えると、2時間で入れて6個くらいではないだろうか?
好みの温泉を探したいので、今日は10分はいって10分休む、20分で1サイクルの温泉ツアーをしよう。
一応温泉の前に、何県のどこどこ温泉とかかれているが、一切見ることなく数ある温泉の中を進んでいく。前から気になっていた、白い温泉へ入って見るべく移動した。
白い温泉ってなんか不思議な感じだな。俺が日本にいた時に入ったことあるのは、透明だったり若干茶色みがかっている温泉だけだったから、キレイな白い温泉ってテレビでしか見たこと無かったんだよな。
次に入ったのは、ちょっとヌルッと感じた不思議な温泉だ。この温泉自体は本来ぬるっとしていないのだが、アルカリ性の温泉なので古い角質が溶けて、ヌルッと感じるのだと温泉の説明に書いてあった。
温泉って酸性とかアルカリ性とか考えたこと無かったな。性質によっても効能が違ったりするのか。
熱めの温泉を選んでしまったのか、2時間で5ヶ所が限界だった。それでも楽しんだので、十分満足できる結果だ。
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