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第2486話 日常が帰ってきた?
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数か月ぶりと張り切って執務室に来たのだが、わずか2時間余りで報告会が終わってしまった……
「量少なくない?」
思わずこんなことを口走ってしまうのも、仕方が無いと思うんだよね。
「病み上がりのシュウ様にお手を煩わせるわけにはいきませんので、可能な限り報告は減らしてあります。本当に重要な物だけを報告させていただきました」
普段からそうすれば、俺いらなくね?
「いつも言っておりますがシュウ様がいなければ、ディストピアやゴーストタウンは立ち行かなくなります。後継者が成長して、シュウ様を継ぐにふさわしい器の持ち主であれば問題ないですから、奥様方と励んでもう100人位子どもを増やしてくださいませ」
100人って……妻たち全員が3人以上身籠る必要があるんだが?
後継者って言うなら、ウルがいるから大丈夫だと思うけど、あの子は裏方に徹するって話だから……馬鹿をしない子だったらいい気がするんだが、シンラなら何とかなりそうな気もするぞ。あの太々しさがあれば、分かってなくても俺みたいに下に任せればいいだけだしな。
「シュウ様は、寿命という概念がないのですから、思う存分後継者を育ててくだされば問題ありません。私たちが見届けられなくても、息子、孫、私たちの子孫が見守りますので、最高の後継者をお選びください」
こういう時に寿命が無いと、不便だったりするな。限りある命だからこそしっかりと育てて見極める必要があるのに、俺は自分が死なないからといって、子どもたちは比較的自由に育ててるからな。まぁ、重荷を背負わすくらいなら、俺がのんびりやっていればいいしな。
そんなことを考えているから、現状のような形になっているんだろうな。まぁそれでも正直いいと思っているから、こんな緩い感じなんだけどね。
100年とかこの街を支配していれば、老害とか言われてここから追い出される未来だってあるだろうし、俺より優秀な子どもや孫たちが引き継いでくれる可能性だってある。
現状、街が存続するだけなら十分すぎるほどの備えがあるから、外的要因が加わるか、内乱でも怒らない限り放置したとしても、100年は問題なく生活できると思っている。ディストピアとゴーストタウン限定だけどな。
他の街は、他の国が手を出しやすい位置にあるから、放置していたら100年はもたんな。食料自給率は100パーセントを越えているから、飢餓などで滅ぶことはまずないと思う。あるとすれば、他国がそれを羨んで戦争を仕掛けるってところだろうな。
もしくは、中枢の乗っ取りの線もあるか?
「現体制であれば、この先1000年は安泰だと思いますよ。街の防衛に関しましては、シュウ様のお子様方の誰かが従魔たちに頼めば、文字通り全滅させる勢いで敵対勢力を倒してくれるでしょう」
そんなことさせねえよ!
本当に物騒なことを言う奴だな。とりあえず、重要な報告が終わったなら、重要じゃないけど報告しておいた方がいい物を選んで報告してほしいのだが?
そういうと、おやつの時間までに資料をまとめておくので、寛いでいてくださいだってさ。
いきなりすることが無くなった……ストレッチでもしよう。
そこでへそ天で寝てる2匹よ、ちょっとこっち来て背中を押したまえ。
賢いランとライに手伝ってもらい、体を伸ばすストレッチだけを重点的に行う。すぐに昼食になるから、激しい事も出来ないしな。
今日は運動をしていないので、昼食のカロリーは控えめだと思う。それでもかなりの量があるので、成人男性の1日分はあるのではないだろうか? これで控えめって言うのもおかしな話ではあるが、基礎新陳代謝が何倍もあるのだから仕方がない。
ライとランも食事を用意してもらい、がっつくように食べている。
こいつらががっつくように食べるのは、飼い猫たちのせいなんだけどな。ゆっくり食べてると横から食われるから、急いで食べるようになったんだよな。朝と夕でそういうバトルを繰り広げているから、昼食もゆっくり食べようという気は無いみたいだな。
おやつには、バナナミルクスムージーを出すので、しっかりと筋トレなどをしておいてくださいだってさ。
おやつまで暇ではあるけど……14時くらいまでゆっくりして、そこから40分くらい運動してシャワーかな?
計画にもならないような計画を立て、既に窓際で寝始めているライとランに並んで、人をダメにするクッション特大を置いて寝る。
猫やシンラたちがこれで寝ているのを見て、久しぶりに使おうと思い召喚した。
大きすぎると微妙かと思ったが、そんな事もなく俺の全体重をしっかりと受け止め、包み込むように体を支えてくれている。全身がフィットするような感覚で、気持ちがいい。立てなくなるって言うのも頷けるな。
シンラが起きずに、抱きかかえられて大騒ぎするまでが、このクッションの流れだしな。プラムたちはシンラから離さなければ、特に泣くことはないからすべてはシンラ次第……
気が付けば14時を回っており、起きる時間だ。
どんな筋トレをしようか悩む。重い物を持って鍛えるような筋トレは、俺のタイプではないんだよな。ステータスで最低限の力は保障されているから、筋力による力のアップはほとんどない。
となれば、俺が必要とする筋肉は、持久力を司る筋肉だろう。素早く鍛えるのではなく、持続的にゆっくりと力をかけるのが正しい鍛え方だ。
そうなると、中国拳法といってイメージする、腰を落としてゆったりと動くあれを試してみよう。
力があっても、腰を落として同じ体勢を維持するのは、結構厳しい。腕も手も楽をさせないように、肘は肩のあたりまで上げて、それとなく動く。
こんな適当な動きでも、きついのだ。
10分もしないうちに足がプルプルして、太ももに乳酸がたまり悲鳴をあげるが、設定した30分をやりきる。死ぬわけでもない、ただ足がいうことを聞かなくなるだけなので、2週間前の苦しみに比べれば大したことはないと思える。
根性で30分やり切りシャワーを浴びて戻ると、既におやつが準備されていて、報告会の続きも行える状態になっていた。
「量少なくない?」
思わずこんなことを口走ってしまうのも、仕方が無いと思うんだよね。
「病み上がりのシュウ様にお手を煩わせるわけにはいきませんので、可能な限り報告は減らしてあります。本当に重要な物だけを報告させていただきました」
普段からそうすれば、俺いらなくね?
「いつも言っておりますがシュウ様がいなければ、ディストピアやゴーストタウンは立ち行かなくなります。後継者が成長して、シュウ様を継ぐにふさわしい器の持ち主であれば問題ないですから、奥様方と励んでもう100人位子どもを増やしてくださいませ」
100人って……妻たち全員が3人以上身籠る必要があるんだが?
後継者って言うなら、ウルがいるから大丈夫だと思うけど、あの子は裏方に徹するって話だから……馬鹿をしない子だったらいい気がするんだが、シンラなら何とかなりそうな気もするぞ。あの太々しさがあれば、分かってなくても俺みたいに下に任せればいいだけだしな。
「シュウ様は、寿命という概念がないのですから、思う存分後継者を育ててくだされば問題ありません。私たちが見届けられなくても、息子、孫、私たちの子孫が見守りますので、最高の後継者をお選びください」
こういう時に寿命が無いと、不便だったりするな。限りある命だからこそしっかりと育てて見極める必要があるのに、俺は自分が死なないからといって、子どもたちは比較的自由に育ててるからな。まぁ、重荷を背負わすくらいなら、俺がのんびりやっていればいいしな。
そんなことを考えているから、現状のような形になっているんだろうな。まぁそれでも正直いいと思っているから、こんな緩い感じなんだけどね。
100年とかこの街を支配していれば、老害とか言われてここから追い出される未来だってあるだろうし、俺より優秀な子どもや孫たちが引き継いでくれる可能性だってある。
現状、街が存続するだけなら十分すぎるほどの備えがあるから、外的要因が加わるか、内乱でも怒らない限り放置したとしても、100年は問題なく生活できると思っている。ディストピアとゴーストタウン限定だけどな。
他の街は、他の国が手を出しやすい位置にあるから、放置していたら100年はもたんな。食料自給率は100パーセントを越えているから、飢餓などで滅ぶことはまずないと思う。あるとすれば、他国がそれを羨んで戦争を仕掛けるってところだろうな。
もしくは、中枢の乗っ取りの線もあるか?
「現体制であれば、この先1000年は安泰だと思いますよ。街の防衛に関しましては、シュウ様のお子様方の誰かが従魔たちに頼めば、文字通り全滅させる勢いで敵対勢力を倒してくれるでしょう」
そんなことさせねえよ!
本当に物騒なことを言う奴だな。とりあえず、重要な報告が終わったなら、重要じゃないけど報告しておいた方がいい物を選んで報告してほしいのだが?
そういうと、おやつの時間までに資料をまとめておくので、寛いでいてくださいだってさ。
いきなりすることが無くなった……ストレッチでもしよう。
そこでへそ天で寝てる2匹よ、ちょっとこっち来て背中を押したまえ。
賢いランとライに手伝ってもらい、体を伸ばすストレッチだけを重点的に行う。すぐに昼食になるから、激しい事も出来ないしな。
今日は運動をしていないので、昼食のカロリーは控えめだと思う。それでもかなりの量があるので、成人男性の1日分はあるのではないだろうか? これで控えめって言うのもおかしな話ではあるが、基礎新陳代謝が何倍もあるのだから仕方がない。
ライとランも食事を用意してもらい、がっつくように食べている。
こいつらががっつくように食べるのは、飼い猫たちのせいなんだけどな。ゆっくり食べてると横から食われるから、急いで食べるようになったんだよな。朝と夕でそういうバトルを繰り広げているから、昼食もゆっくり食べようという気は無いみたいだな。
おやつには、バナナミルクスムージーを出すので、しっかりと筋トレなどをしておいてくださいだってさ。
おやつまで暇ではあるけど……14時くらいまでゆっくりして、そこから40分くらい運動してシャワーかな?
計画にもならないような計画を立て、既に窓際で寝始めているライとランに並んで、人をダメにするクッション特大を置いて寝る。
猫やシンラたちがこれで寝ているのを見て、久しぶりに使おうと思い召喚した。
大きすぎると微妙かと思ったが、そんな事もなく俺の全体重をしっかりと受け止め、包み込むように体を支えてくれている。全身がフィットするような感覚で、気持ちがいい。立てなくなるって言うのも頷けるな。
シンラが起きずに、抱きかかえられて大騒ぎするまでが、このクッションの流れだしな。プラムたちはシンラから離さなければ、特に泣くことはないからすべてはシンラ次第……
気が付けば14時を回っており、起きる時間だ。
どんな筋トレをしようか悩む。重い物を持って鍛えるような筋トレは、俺のタイプではないんだよな。ステータスで最低限の力は保障されているから、筋力による力のアップはほとんどない。
となれば、俺が必要とする筋肉は、持久力を司る筋肉だろう。素早く鍛えるのではなく、持続的にゆっくりと力をかけるのが正しい鍛え方だ。
そうなると、中国拳法といってイメージする、腰を落としてゆったりと動くあれを試してみよう。
力があっても、腰を落として同じ体勢を維持するのは、結構厳しい。腕も手も楽をさせないように、肘は肩のあたりまで上げて、それとなく動く。
こんな適当な動きでも、きついのだ。
10分もしないうちに足がプルプルして、太ももに乳酸がたまり悲鳴をあげるが、設定した30分をやりきる。死ぬわけでもない、ただ足がいうことを聞かなくなるだけなので、2週間前の苦しみに比べれば大したことはないと思える。
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