英霊召喚 ~ハズレと呼ばれた召喚魔法で、過去の大賢者を召喚して史上最強~

向原 行人

文字の大きさ
96 / 343
第5章 新たな試練

第96話 伝説のロリ巨乳

しおりを挟む
 フードで隠されていたが、アタランテと同じように、シャロンさんの頭の上からピョコンと耳が生えている。
 アタランテの猫耳に対してシャロンさんは牛耳なので、つまり牛の特性を持った獣人という訳だ。
 アタランテは猫の特性を持って居たので、優れた敏捷性や瞬発力を発揮していた。
 シャロンさんは牛だから……この胸か? 胸なのか!?
 小柄なのに、アンバランスな程に大きな胸は乳牛の特性なのだろうか。
 ……という事は、母乳も沢山出るの?

『変態です』
(アオイ。ツッコミがシンプル過ぎてキツイよっ!)
『だってヘンリーさんは、つい先程シャロンさんのおっぱいを吸う姿を想像しましたよね? 赤ちゃんでもないのに、これを変態と言わずして、何と言いますかっ!』
(いや、違うんだ。シャロンさんが牛の特性を持つっていうから、その母乳もミルクの味なのかなって思って)
『それを知ってどうするんですかっ!? 毎日の朝食に搾りたてのシャロンさん特性ミルクを飲む気ですか!? ド変態ですねっ!』
(そこまで言ってないし、考えてもないよっ!)

 そもそも、シャロンさんの事とは関係なしに、乳牛だって妊娠していないとミルクは出ないと思うのだが。
 それに、こうしてシャロンさんの顔を見てみたけれど、はっきり言ってかなり幼い顔だ。
 前髪が真っ直ぐに切り揃えられているのと、身体が小柄な事もあって、尚更幼く見えてしまう。
 いわゆるロリ巨乳という存在だ。
 まさか、伝説上の生物と呼ばれたロリ巨乳に出会えるなんて。

「あの、参考までにシャロンさんって何歳か教えて貰っても良いですか?」
「え? 十七歳ですけど……何の参考ですか?」
「はっはっは。その、気にしないでください」

 十七歳って、俺より二つも年上だけど、全くそうは見えないな。
 むしろ年下に見えてしまう程で、胸の大きさを考えなければ、ソフィアと同い年くらいに見える。……もう一度言うが、胸の大きさを考えなければだが。
 ちなみに胸の大きさで言うと、俺の見立てではシャロンさんの胸は、ニーナ程ではないが、ジェーンに匹敵する大きさだと思う。
 って、ニーナは牛耳族の少女よりも大きな胸なのか。……相当な逸材だな。

「シャロンさん。これも参考までに教えて欲しいのですが、剣とか扱った事はありますか?」
「剣……ですか? いえ、触った事も無いです」
「興味はあったりします?」
「特にありませんが……これは、獣人族の村に連れて行っていただくには、剣くらい扱えないとダメな程、険しい場所だという事でしょうか? であれば、今すぐ剣の練習をいたしますが……」

 どうしよう。
 シャロンさんも剣が使えるのなら、おっぱい剣術道場にもう一人加わるなと思っただけなのだが、変に勘ぐられてしまった。
 いや、だがこれはチャンスか? 必死で剣を覚えてもらえば、巨乳剣術の継承者が増えるかもしれない。

『ヘンリーさん。流石にその考えには賛同しかねますが』
(これが……これが漢のロマンなのさ)
『それに付き合わされるシャロンさんが可哀そうなので、断固として反対いたします』
(むぅ……残念。だが、おそらく牛耳族は皆ロリ巨乳なのだろう。ロリ巨乳の村……凄い! 凄過ぎるっ!)
『良く分からないのですが、ヘンリーさんはロリコンでは無いんですよね? それなのに、どうしてロリ巨乳に拘るんですか?』
(ちっぱいに興味はないけど、巨乳には興味があるからな)
『……胸が大きければ何でも良いんですね』

 何故だろう。アオイと話せば話す程、声が冷たくなっていく。
 もしかして、生前のアオイは胸が小さかったのだろうか。
 だけど心配しなくて良いぞ。
 俺は興味が無いものの、『貧乳はステータスだ! 希少価値だ!』という人も居るからな。

『誰が貧乳ですかっ! 私は違いますからねっ! ……というか、そんな事よりも、どうするんですか? シャロンさんを獣人族の村へ連れて行かなくちゃならないんですよね?』
(そうだな。けど、アオイの魔法で何とかなるだろ? エルフの村へ行った時みたいに)
『なりませんよ。これは獣人族もドワーフも同じですが、どちらも魔法を得意としていない種族なので、エルフの時みたいに魔力の探知が出来ませんから』
(……え? マジで?)
『本当です。あと、魔王討伐時に行動を共にしていたリンネア=リーカネンの魔力をよく知っていたので、エルフは探知出来ましたが、巨人はその魔力の波形を知らないので、こちらも探知出来ませんから』
(という事は、獣人族の村とドワーフの国……この二つを自力で探さなきゃならないって事?)
『はい。頑張ってくださいね』

 ど、どうしよう。
 今から獣人族の村を見つけたのは勘違いだったと言って通じるだろうか。
 でも、シャロンさんが獣人族だというのを既に聞いてしまった。
 おそらく牛耳だというのをずっと隠していたのに、獣人族の村へ行きたいが故に、それを俺に告白したのだから……今更違うとか言える訳が無いっ!

「え、えっとシャロンさんは、どうして獣人族の村へ行きたいんですか?」
「あ、あの……私、数年前に家族と逸れて迷子になってしまったんです。途方に暮れていた時、王宮の方が助けてくれて……でも、人から隠れて暮らす獣人族の村へ戻る方法が分からなくて」
「つまり、獣人族の村へ帰りたいと?」
「いえ、こんな私に仕事まで与えてくれて、ちゃんと生活が出来ているので、王宮には凄く感謝しているんです。ですから、ただ家族に自分が無事だと言う事を伝え、一目会ってみたいだけなんです」

 軽い気持ちでシャロンさんに動機を聞いてみたら、予想外の話が返ってきた……いや、これマジでどうしよう!
しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜

KeyBow
ファンタジー
 1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。  各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。  ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。  その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。  彼らは通称カーヴァント。  カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。  カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。  しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。  また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。  探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。  つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。  数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。  月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。  彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。  そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。  勿論二世だ。  斗枡が持っている最大の能力はカード合成。  それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。  彼はその程度の認識だった。  実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。  単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。  つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。  また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。  斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?  女子が自然と彼の取り巻きに!  彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。

ヒツキノドカ
ファンタジー
 誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。  そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。  しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。  身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。  そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。  姿は美しい白髪の少女に。  伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。  最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。 ーーーーーー ーーー 閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります! ※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

【薬師向けスキルで世界最強!】追放された闘神の息子は、戦闘能力マイナスのゴミスキル《植物王》を究極進化させて史上最強の英雄に成り上がる!

こはるんるん
ファンタジー
「アッシュ、お前には完全に失望した。もう俺の跡目を継ぐ資格は無い。追放だ!」  主人公アッシュは、世界最強の冒険者ギルド【神喰らう蛇】のギルドマスターの息子として活躍していた。しかし、筋力のステータスが80%も低下する外れスキル【植物王(ドルイドキング)】に覚醒したことから、理不尽にも父親から追放を宣言される。  しかし、アッシュは襲われていたエルフの王女を助けたことから、史上最強の武器【世界樹の剣】を手に入れる。この剣は天界にある世界樹から作られた武器であり、『植物を支配する神スキル』【植物王】を持つアッシュにしか使いこなすことができなかった。 「エルフの王女コレットは、掟により、こ、これよりアッシュ様のつ、つつつ、妻として、お仕えさせていただきます。どうかエルフ王となり、王家にアッシュ様の血を取り入れる栄誉をお与えください!」  さらにエルフの王女から結婚して欲しい、エルフ王になって欲しいと追いかけまわされ、エルフ王国の内乱を治めることになる。さらには神獣フェンリルから忠誠を誓われる。  そんな彼の前には、父親やかつての仲間が敵として立ちはだかる。(だが【神喰らう蛇】はやがてアッシュに敗れて、あえなく没落する)  かくして、後に闘神と呼ばれることになる少年の戦いが幕を開けた……!

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる

僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。 スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。 だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。 それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。 色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。 しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。 ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。 一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。 土曜日以外は毎日投稿してます。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

処理中です...