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第9章 ドワーフ婚姻試練
第279話 幼女の国
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「……ラウラちゃん。五食昼寝付きで、一生ゴロゴロ出来る権獲得」
「食事が多い! というか、そんなに食べて寝てばっかりだと、太るんじゃないのか?」
「……大丈夫。ラウラちゃんは食べても太らない体質。……それとも、もう少し肉が付いている方が、兄たんの好み?」
いや、ラウラの場合、好みとか胸が小さいとか、それ以前の問題だから。
実年齢で成人でも、見た目年齢では完全にアウトだからっ!
せめてユーリヤみたいに素直で良い子なら、娘として……って、そういう話じゃないっ!
くっ……緊急事態だったとは言え、とんでもない事を約束してしまった。
「ところで、もうエッチな事はしたんですか?」
「する訳ないだろっ!」
「……それは後のお楽しみ」
いやいや、ラウラも何を言っているんだ……って、ちょっと待った。
今の声は……誰かなんだ!?
――ッ!?
ラウラとのやり取りに気を取られて気付けていなかったが、いつの間にかすぐ近くに中年の男が立っていた。
ユーリヤを背負ったまま、ラウラを抱き締めると、すぐさま大きく後ろへ跳ぶ。
「……いいなぁ」
「何がだっ! というかお前は誰だ……って、おい、ちょっと待て! お前は倒したハズなのにっ!」
「何が良い……って、そんなの可愛い幼女を抱き締めている事に決まってるだろ。はぁー、羨ましいですなぁ」
「そっちよりも、お前はエルフの魔法でチリになっただろっ!」
「あー……ダークエルフの時ですか。あの時は世話になりましたね。あの時一緒に居たロリエルフちゃんは、どうしたんですか? ……あ、そういう事か。乗り換えたのか」
「違うわっ!」
どうしてこいつがここに居るんだ!?
この中年ロリコン魔族は確かに倒したハズなのにっ!
「……兄たん。ラウラちゃんは心が広いから、他に女の子が居てもオッケー」
「いや、ドワーフは元から一夫多妻制なんだろ? ……って、こんな話をしている場合じゃないんだ! 見た目は冴えないオッサンだけど、こいつは魔族でロリコンで変態なんだっ!」
「いや、確かに魔族ではあるが、ロリコンでは無いし、変態でもないですから。紳士ですから」
何がしたいのかは分からないが、ロリコン魔族が紳士っぽくお辞儀して……いや、ホント何がしたいんだ!?
一先ず先手必勝だと考え、ラウラを地面に降ろそうとした所で、
「おっと、お待ち下さい。私は戦いに来たのではないのですよ。提案に来たんです」
「提案……だと?」
「えぇ。きっと、どちらにもメリットのあるWin-Winな関係になれるはずですよ」
ロリコン魔族が変な事を口走る。
提案? 魔族が!? 俺に!?
こいつは何を言っているんだ!?
なぁ、アオイ。
アオイが返事をするよりも先に、ロリコン魔族が勝手に喋りだす。
「私からの提案。それは、共に人間の幼女を愛でられる環境を作りませんか?」
「……はぁ!? な、何を言っているんだ!?」
「言葉の通りですよ。ハッキリ言って人間はエルフのように魔力もなければ、獣人のように筋力もないし、ドワーフのように鍛冶も出来ない。だが唯一の優れた点として、繁殖力に長けている」
「おい。誰が繁殖しか能が無いだって!?」
「一般的な人間という種族の話ですよ。一部の例外な個体を除いて、種族として繁殖以外に他種族よりも優れている点はありますか?」
うーん。改めて言われると、人間の特徴って何だろうな。
確かに繁殖力は凄いけど、他に何があるだろうか。
地面に降ろす途中で止まってしまったラウラにアイコンタクトで尋ねてみると、
「……兄たんが望むなら、ラウラちゃんは構わない」
「そんな質問してないっての!」
大外れの……だが、ロリコン魔族の言葉を肯定するとも取れる言葉が返ってきてしまった。
「……兄たんがラウラちゃんのお尻を触ってるから、そういう話だと思った」
あくまでラウラを地面に降ろす途中で固まってしまったので、そういう姿勢になってしまった訳で、決してそういう趣味ではない。
一先ず、ラウラの訴えを無視して完全に地面へ降ろした所で、再びロリコン魔族が口を開く。
「まぁとにかく、人間族の優れた繁殖力を活かし、幼女を愛で、幼女による、幼女の為の国を作ろうではありませんか」
「……お前、バカだったんだな」
「いえ、計画に抜かりはありません。もちろん、幼女がスクスクと育つ為の作物はちゃんと育て、幼女には適切な量で栄養バランスの取れた食事を与えますし、幼女は自由です。何をしても許される。そして我々は、そんな自由に育つ幼女を温かい目で見守るのです」
「……幼女以外は?」
「そこも無駄がありません。幼女が成長し、少女になった暁には、幼女を産む為の幼女生産工場に移ってもらい、幼女の為に日々農作物を作る男と……」
こいつ……前に会った時は、もう少しまともだった気がしたんだが、やっぱり別の奴なのか?
だけど見た目は同じでロリコンで、ついでに俺の事も知っているし……どういう事なのか、謎だらけなんだが。
「待て待て待て。幼女と幼女以外の扱いの差が酷過ぎる! そんな国有り得ねぇよっ!」
「そうでしょうか。現に、その実験の一端を開始しておりますが、今の所大きなトラブルは起きて居ませんよ?」
「……どういう意味だ?」
「この国ですよ。どの街も、殆ど男が居なかったでしょう?」
「――ッ! そうかっ! 帝国軍は皆魔族だった……つまり、魔族が軍に成り変わって、街の人たちを連れ去ったのか! 街の人たちをどうして殺したんだっ!」
「いえ? 確かに連れ去りましたが、我々は殺していませんし、一度連れ去った後は解放しています。きっと探せばどこかに居ると思いますが」
「……それは、連れ去った人たちが、自分の意志でどこかに行ったって事か?」
「えぇ。その通りです」
無茶苦茶な提案をしてきたロリコン魔族が、無茶苦茶な話をしてきた。
可愛い我が子を放っておいて、親が放浪なんてするのか!?
「食事が多い! というか、そんなに食べて寝てばっかりだと、太るんじゃないのか?」
「……大丈夫。ラウラちゃんは食べても太らない体質。……それとも、もう少し肉が付いている方が、兄たんの好み?」
いや、ラウラの場合、好みとか胸が小さいとか、それ以前の問題だから。
実年齢で成人でも、見た目年齢では完全にアウトだからっ!
せめてユーリヤみたいに素直で良い子なら、娘として……って、そういう話じゃないっ!
くっ……緊急事態だったとは言え、とんでもない事を約束してしまった。
「ところで、もうエッチな事はしたんですか?」
「する訳ないだろっ!」
「……それは後のお楽しみ」
いやいや、ラウラも何を言っているんだ……って、ちょっと待った。
今の声は……誰かなんだ!?
――ッ!?
ラウラとのやり取りに気を取られて気付けていなかったが、いつの間にかすぐ近くに中年の男が立っていた。
ユーリヤを背負ったまま、ラウラを抱き締めると、すぐさま大きく後ろへ跳ぶ。
「……いいなぁ」
「何がだっ! というかお前は誰だ……って、おい、ちょっと待て! お前は倒したハズなのにっ!」
「何が良い……って、そんなの可愛い幼女を抱き締めている事に決まってるだろ。はぁー、羨ましいですなぁ」
「そっちよりも、お前はエルフの魔法でチリになっただろっ!」
「あー……ダークエルフの時ですか。あの時は世話になりましたね。あの時一緒に居たロリエルフちゃんは、どうしたんですか? ……あ、そういう事か。乗り換えたのか」
「違うわっ!」
どうしてこいつがここに居るんだ!?
この中年ロリコン魔族は確かに倒したハズなのにっ!
「……兄たん。ラウラちゃんは心が広いから、他に女の子が居てもオッケー」
「いや、ドワーフは元から一夫多妻制なんだろ? ……って、こんな話をしている場合じゃないんだ! 見た目は冴えないオッサンだけど、こいつは魔族でロリコンで変態なんだっ!」
「いや、確かに魔族ではあるが、ロリコンでは無いし、変態でもないですから。紳士ですから」
何がしたいのかは分からないが、ロリコン魔族が紳士っぽくお辞儀して……いや、ホント何がしたいんだ!?
一先ず先手必勝だと考え、ラウラを地面に降ろそうとした所で、
「おっと、お待ち下さい。私は戦いに来たのではないのですよ。提案に来たんです」
「提案……だと?」
「えぇ。きっと、どちらにもメリットのあるWin-Winな関係になれるはずですよ」
ロリコン魔族が変な事を口走る。
提案? 魔族が!? 俺に!?
こいつは何を言っているんだ!?
なぁ、アオイ。
アオイが返事をするよりも先に、ロリコン魔族が勝手に喋りだす。
「私からの提案。それは、共に人間の幼女を愛でられる環境を作りませんか?」
「……はぁ!? な、何を言っているんだ!?」
「言葉の通りですよ。ハッキリ言って人間はエルフのように魔力もなければ、獣人のように筋力もないし、ドワーフのように鍛冶も出来ない。だが唯一の優れた点として、繁殖力に長けている」
「おい。誰が繁殖しか能が無いだって!?」
「一般的な人間という種族の話ですよ。一部の例外な個体を除いて、種族として繁殖以外に他種族よりも優れている点はありますか?」
うーん。改めて言われると、人間の特徴って何だろうな。
確かに繁殖力は凄いけど、他に何があるだろうか。
地面に降ろす途中で止まってしまったラウラにアイコンタクトで尋ねてみると、
「……兄たんが望むなら、ラウラちゃんは構わない」
「そんな質問してないっての!」
大外れの……だが、ロリコン魔族の言葉を肯定するとも取れる言葉が返ってきてしまった。
「……兄たんがラウラちゃんのお尻を触ってるから、そういう話だと思った」
あくまでラウラを地面に降ろす途中で固まってしまったので、そういう姿勢になってしまった訳で、決してそういう趣味ではない。
一先ず、ラウラの訴えを無視して完全に地面へ降ろした所で、再びロリコン魔族が口を開く。
「まぁとにかく、人間族の優れた繁殖力を活かし、幼女を愛で、幼女による、幼女の為の国を作ろうではありませんか」
「……お前、バカだったんだな」
「いえ、計画に抜かりはありません。もちろん、幼女がスクスクと育つ為の作物はちゃんと育て、幼女には適切な量で栄養バランスの取れた食事を与えますし、幼女は自由です。何をしても許される。そして我々は、そんな自由に育つ幼女を温かい目で見守るのです」
「……幼女以外は?」
「そこも無駄がありません。幼女が成長し、少女になった暁には、幼女を産む為の幼女生産工場に移ってもらい、幼女の為に日々農作物を作る男と……」
こいつ……前に会った時は、もう少しまともだった気がしたんだが、やっぱり別の奴なのか?
だけど見た目は同じでロリコンで、ついでに俺の事も知っているし……どういう事なのか、謎だらけなんだが。
「待て待て待て。幼女と幼女以外の扱いの差が酷過ぎる! そんな国有り得ねぇよっ!」
「そうでしょうか。現に、その実験の一端を開始しておりますが、今の所大きなトラブルは起きて居ませんよ?」
「……どういう意味だ?」
「この国ですよ。どの街も、殆ど男が居なかったでしょう?」
「――ッ! そうかっ! 帝国軍は皆魔族だった……つまり、魔族が軍に成り変わって、街の人たちを連れ去ったのか! 街の人たちをどうして殺したんだっ!」
「いえ? 確かに連れ去りましたが、我々は殺していませんし、一度連れ去った後は解放しています。きっと探せばどこかに居ると思いますが」
「……それは、連れ去った人たちが、自分の意志でどこかに行ったって事か?」
「えぇ。その通りです」
無茶苦茶な提案をしてきたロリコン魔族が、無茶苦茶な話をしてきた。
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