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第9章 ドワーフ婚姻試練
第315話 ラウラとベッド選び
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ライマーに巨大な魚を渡した後、寝具を買う為にそのまま王都へ移動する。
「……旦那様。どこへ行くの?」
「いや、ライマーさんに言われた通り、ラウラのベッドを買いに行くんだけど……その旦那様っていう呼び方は、本当に止めないか? 俺が周囲から凄い目で見られるんだけど」
「……旦那様は旦那様。ラウラちゃんは何も間違えていない」
ラウラの容姿も、俺との関係も、何一つ旦那様という言葉に相応しく無いんだが。
これなら、今までの兄たんの方が遥かに良いんだけど。
ただ何気にラウラは頑固で、呼び方を変えてくれないので、言うだけ無駄だと諦めた所で、目当ての店が現れた。
「ここだな。一応、商店街の中では最も高級な家具屋らしい」
「……旦那様の決めたお店なら、きっと大丈夫」
「まぁ、俺が決めたというか、その辺の人たちに聞いて教えてもらった店だけどな」
実家を出て士官学校の寮に入り、マックート村の領主の家に住む様になって、二回住む家が変わっているのだが、実は家具を買うのは初めてだったりする。
寮にも領主の家にも家具が最初からあったからなんだが、
「……うーん。こう言っては何だけど、結構しょぼくないか?」
そんな俺でも、イマイチな品揃えのように思えるような店だった。
商店街ではオススメされた店なんだけどな。
「……いつも旦那様が寝ているベッドが大きいだけ」
「なるほど。元々領主のベッドだもんな。確かに、俺が前に暮らしていた寮のベッドに比べると、遥かに良いとは思うし」
つまり、平民が使う家具としては凄く良い店なのだろう。
だが、今回は神様へ納める寝具を探している。とりあえず、二人で寝られる大きなベッドっていうのが条件だったし、ここにある物ではダメかもしれない。
「すまん。二人で並んで寝る事が出来る、大きなベッドを探しているんだが」
「いらっしゃいませ。お二人でと仰いますと、お客様たちが……でしょうか?」
「いや、そういう訳ではないのだが、この娘が気にいる大きなベッドを探しているんだ」
一先ず、店に出ていないベッドがあるかもしれないと、一応店員に聞いてみたところ、
「残念ながら、当店では基本的に一人用のベッドしか扱っていないのです」
予想通りの答えが返ってきてしまった。
「さっき言ったような大きなベッドは、どこに行けば買う事が出来るんだ?」
「そうですね……それでしたら、オーダーメイドでご注文いただければ、お望み通りのベッドをお作りする事が出来ますが、それなりの日数を頂く事になってしまいますね」
「それは困る。俺たちは今すぐベッドが必要なんだ」
「……あの、念の為にもう一度お伺い致しますが、お客様たちお二人が使われる訳ではないですよね?」
なんだろう。
この店員は、どうして同じ質問を繰り返すのだろうか。
そんな疑問が脳裏を過った所で、
「……旦那様。これ、フカフカ……」
「ん? 確かに。家のベッドに近いかもな」
「……でも、家のよりも狭い。」
「そうだな。では、家のと同じくらい大きさのを探すか」
ラウラが売り物のベッドに腰掛け、身体を弾ませる。
ラウラの軽い身体で壊れるような代物では無いと思うが、万が一と言う事もあるので、ユーリヤを抱っこするように抱き上げ、ベッドから下ろそうとすると、
「な……なんですとっ!? や、やはりお二人の関係は……くっ! 羨ましいっ!」
何故か店員が悶えだす。
一体、この人はどうしたんだ?
『……おそらく、この方はヘンリーさんと同じなのでは?』
(俺と同じ? 巨乳好きなのに、周囲にちっぱいばかりが集まってきて困っている……とか?)
『違いますよ。おそらく、ラウラさんをヘンリーさんの恋人だと思っているのでしょう。そして、きっとこの方は、ヘンリーさんと同じくロリコンですね』
(だから、違うってのっ!)
『……あの、私が声を掛けるタイミングも悪かったですが、ずっとラウラさんを抱きしめた格好で私と会話していますから、この方が凄く羨ましそうにしていますけど』
マジかよっ!? ……って、本当だ。メチャクチャ羨ましそうに見てくる。
「えーっと、すまん。とりあえず、高くても良いから、今すぐ大きなベッドを買える店を紹介して欲しいんだが」
「そ、それでしたら、貴族御用達のお店とかになりますね。残念ながら、当店には繋がりが無い為、王都に居られる貴族の方のお知り合いを探すしかないかと」
「わかった。王都に住む貴族に聞けば良いんだな? ありがとう、助かったよ」
ラウラを見る目が若干怪しく思えてきたので、急いで店から出る事にした。
「……旦那様。どこへ行くの?」
「いや、ライマーさんに言われた通り、ラウラのベッドを買いに行くんだけど……その旦那様っていう呼び方は、本当に止めないか? 俺が周囲から凄い目で見られるんだけど」
「……旦那様は旦那様。ラウラちゃんは何も間違えていない」
ラウラの容姿も、俺との関係も、何一つ旦那様という言葉に相応しく無いんだが。
これなら、今までの兄たんの方が遥かに良いんだけど。
ただ何気にラウラは頑固で、呼び方を変えてくれないので、言うだけ無駄だと諦めた所で、目当ての店が現れた。
「ここだな。一応、商店街の中では最も高級な家具屋らしい」
「……旦那様の決めたお店なら、きっと大丈夫」
「まぁ、俺が決めたというか、その辺の人たちに聞いて教えてもらった店だけどな」
実家を出て士官学校の寮に入り、マックート村の領主の家に住む様になって、二回住む家が変わっているのだが、実は家具を買うのは初めてだったりする。
寮にも領主の家にも家具が最初からあったからなんだが、
「……うーん。こう言っては何だけど、結構しょぼくないか?」
そんな俺でも、イマイチな品揃えのように思えるような店だった。
商店街ではオススメされた店なんだけどな。
「……いつも旦那様が寝ているベッドが大きいだけ」
「なるほど。元々領主のベッドだもんな。確かに、俺が前に暮らしていた寮のベッドに比べると、遥かに良いとは思うし」
つまり、平民が使う家具としては凄く良い店なのだろう。
だが、今回は神様へ納める寝具を探している。とりあえず、二人で寝られる大きなベッドっていうのが条件だったし、ここにある物ではダメかもしれない。
「すまん。二人で並んで寝る事が出来る、大きなベッドを探しているんだが」
「いらっしゃいませ。お二人でと仰いますと、お客様たちが……でしょうか?」
「いや、そういう訳ではないのだが、この娘が気にいる大きなベッドを探しているんだ」
一先ず、店に出ていないベッドがあるかもしれないと、一応店員に聞いてみたところ、
「残念ながら、当店では基本的に一人用のベッドしか扱っていないのです」
予想通りの答えが返ってきてしまった。
「さっき言ったような大きなベッドは、どこに行けば買う事が出来るんだ?」
「そうですね……それでしたら、オーダーメイドでご注文いただければ、お望み通りのベッドをお作りする事が出来ますが、それなりの日数を頂く事になってしまいますね」
「それは困る。俺たちは今すぐベッドが必要なんだ」
「……あの、念の為にもう一度お伺い致しますが、お客様たちお二人が使われる訳ではないですよね?」
なんだろう。
この店員は、どうして同じ質問を繰り返すのだろうか。
そんな疑問が脳裏を過った所で、
「……旦那様。これ、フカフカ……」
「ん? 確かに。家のベッドに近いかもな」
「……でも、家のよりも狭い。」
「そうだな。では、家のと同じくらい大きさのを探すか」
ラウラが売り物のベッドに腰掛け、身体を弾ませる。
ラウラの軽い身体で壊れるような代物では無いと思うが、万が一と言う事もあるので、ユーリヤを抱っこするように抱き上げ、ベッドから下ろそうとすると、
「な……なんですとっ!? や、やはりお二人の関係は……くっ! 羨ましいっ!」
何故か店員が悶えだす。
一体、この人はどうしたんだ?
『……おそらく、この方はヘンリーさんと同じなのでは?』
(俺と同じ? 巨乳好きなのに、周囲にちっぱいばかりが集まってきて困っている……とか?)
『違いますよ。おそらく、ラウラさんをヘンリーさんの恋人だと思っているのでしょう。そして、きっとこの方は、ヘンリーさんと同じくロリコンですね』
(だから、違うってのっ!)
『……あの、私が声を掛けるタイミングも悪かったですが、ずっとラウラさんを抱きしめた格好で私と会話していますから、この方が凄く羨ましそうにしていますけど』
マジかよっ!? ……って、本当だ。メチャクチャ羨ましそうに見てくる。
「えーっと、すまん。とりあえず、高くても良いから、今すぐ大きなベッドを買える店を紹介して欲しいんだが」
「そ、それでしたら、貴族御用達のお店とかになりますね。残念ながら、当店には繋がりが無い為、王都に居られる貴族の方のお知り合いを探すしかないかと」
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