5 / 90
第1章 ゴミスキルと古代兵器
第5話 どんどん増えるゴミスキル
しおりを挟む
「≪ゴミ保管≫」
夕食を終え、宿を取って鞄を置いた僕は、人通りの少ない路地裏を歩きながらスキルを発動させていく。
『カーティスさん。先程から、素材を集めてらっしゃいますが、何か作るのですか?』
「素材……か。なるほど。確かにそうとも言えるね」
僕としては、「ゴミ」保管スキルがどこまで保管出来るのかという調査をしているだけなんだけど、シャルロットからすれば何かの素材集めに思えるらしい。
けど、シャルロットがそう表現するのも分かる気がする。
何度もスキルを発動させて、いろんな物を収納しているからね。
本当にただのゴミだったり、ゴミには思えないけど、ゴミ扱いされている物とか。
『カーティスさんは、これらの集めた物を何かに再利用されるのですね? エコでとても良いと思います』
エコ? よく分からないけど、集めた物が何かに使えると良いよね。
ちなみに、何度もスキルを発動させてみて、対象物の所有者がゴミだと思っている物しか保管出来ない事が分かった。
まぁ普通のストレージスキルでもそうだろうけど、スキル利用者の所有物でない物がストレージに収納出来ちゃったら、人の物が盗めちゃうもんね。
「≪ゴミ保管≫」
スキルを使い、誰かが捨てた壊れた鉄の盾を収納する。
スキルの有効範囲は、僕から二、三歩先ってところかな。
手を伸ばして拾わなくても良いのは助かるね。
暫く街を歩き、暗くなってきたので、そろそろ宿に戻ろうとした所で、食堂で見たような光が視界に映る。
慌ててそちらに目を向けると、オジサンが綺麗な木材を沢山載せた荷車を引いていた。
その木材の殆どが光っていたので、ゴミ保管スキルを使うと、光る木材が消える。
念の為、こっそりオジサンについて行くと、街のゴミ捨て場に着き、
「あれ? こんなに少なかったかな? ……まぁいいか」
残った木材を全て捨てた。
やっぱり、この光っているのは、ゴミじゃないのにゴミ扱いされている物なのかな?
そんな事を考えていると、
――ゴミスキルがレベルアップしました。ゴミ鑑定スキルが利用可能です――
再び謎の声が聞こえ、ゴミスキルのレベルが上がって新たなスキルが使えるようになった。
次は「ゴミ」鑑定か。
鑑定スキルも凄くレアで有益なスキルだけど、ゴミ保管スキルから推測するに、ゴミだけを鑑定出来るんだろうな。
そう思いながら、すぐ側のゴミ捨て場で試してみる。
「≪ゴミ鑑定≫」
――腐った木材(修理不可)――
さっきの光っていなかった木材……腐っていたんだ。
見た目には、汚れが激しい木材だなって思っていただけだったけど、鑑定すると詳細に分かるって感じだろうか。
ゴミは沢山あるので、他のも鑑定してみると、
――割れた花瓶(修理不可)――
――破れたズボン(修理不可)――
――穴の開いた鉄鍋(修理可)――
見れば分かる……と言った感じの簡単な説明を、謎の声がしてくれる。
……って、ちょっと待って!
最後の鍋は、修理可って言った!?
ゴミを修理出来るの!?
だったら……やってみよう。
「えーっと、≪ゴミ修理≫……で良いのかな?」
とりあえず、それらしきスキルを使おうと試みると、
――修理には鉄が必要です。ストレージにある、壊れた鉄の盾を消費してよろしいですか?――
謎の声が僕に質問してきた。
一先ず、「はい」と答えると、目の前にある壊れた鍋が一瞬白く輝き、
「うわ! 本当に直った! 新品同然だ」
穴の開いていた汚い鍋が、綺麗な鍋に代わる。
しかも、元がゴミだからか、ゴミ保管スキルで収納出来てしまった。
「もしかして、このスキルって、使いようによっては凄いんじゃないの?」
ゴミスキルだなんて名称だから使えないと思っていたけれど、ゴミを簡単に修理出来るって凄い事だと思うんだけど。
そんな事を考えて居ると、
『か、カーティスさんっ! 今のは一体何ですか!? 壊れていたお鍋が一瞬で修復されたのですが』
シャルロットが驚きの声を上げる。
「うん。どうやら僕のスキルがレベルアップして、ゴミを修理出来るようになったみたいなんだ」
『ゴミを修理……で、では、もしかして私も修理出来ませんか!? 私、ゴミとして捨てられていた訳ですし』
「えっと、シャルロットは普通に喋っているし、地図とかも表示出来たから、壊れていないんじゃないの?」
『違います。これは、私の機能のほんの一部にしか過ぎないんです。私は、もっと凄い機能が沢山あるんですよっ!』
「そ、そうなんだ。今でも十二分に凄いと思うんだけど……一先ず、今綺麗になった鍋も、元がゴミだからか、ゴミスキルの対象になるみたいだし、シャルロットにも適用されるのかも。ちょっと待ってね。≪ゴミ鑑定≫」
シャルロットに鑑定スキルを使用すると、
――壊れた鬲泌ー主ー大・ウ。:繧キ繝」繝ォ繝ュ繝・ヨ(修理不可)――
よく分からない言葉が聞こえて来た。
「……シャルロット。残念ながら、僕のスキルでは修理出来ないって」
『えぇっ!? そんなっ! そこを何とか出来ませんかっ!? 私、凄いんですよ!? 修復してくださったら、恩人のカーティスさんに尽くします! 何でもしちゃいますからっ!』
「そんな事を言われても……あ、待って。もしかしたら、単に材料が足りないだけなのかな? さっきの鍋も、たまたま鉄で出来たゴミを持っていたから修理出来たのかも」
『でしたら、材料を集めましょう! カーティスさんっ、早くっ!』
「待って。とりあえず、もう真っ暗だし、一旦宿に帰って明日からにしよう……あ、でも、生活費も稼がないといけないか」
『カーティスさーんっ! 私を直してくださいよーっ!』
一先ずシャルロットを宥め、今日の所は宿へ帰る事にした。
夕食を終え、宿を取って鞄を置いた僕は、人通りの少ない路地裏を歩きながらスキルを発動させていく。
『カーティスさん。先程から、素材を集めてらっしゃいますが、何か作るのですか?』
「素材……か。なるほど。確かにそうとも言えるね」
僕としては、「ゴミ」保管スキルがどこまで保管出来るのかという調査をしているだけなんだけど、シャルロットからすれば何かの素材集めに思えるらしい。
けど、シャルロットがそう表現するのも分かる気がする。
何度もスキルを発動させて、いろんな物を収納しているからね。
本当にただのゴミだったり、ゴミには思えないけど、ゴミ扱いされている物とか。
『カーティスさんは、これらの集めた物を何かに再利用されるのですね? エコでとても良いと思います』
エコ? よく分からないけど、集めた物が何かに使えると良いよね。
ちなみに、何度もスキルを発動させてみて、対象物の所有者がゴミだと思っている物しか保管出来ない事が分かった。
まぁ普通のストレージスキルでもそうだろうけど、スキル利用者の所有物でない物がストレージに収納出来ちゃったら、人の物が盗めちゃうもんね。
「≪ゴミ保管≫」
スキルを使い、誰かが捨てた壊れた鉄の盾を収納する。
スキルの有効範囲は、僕から二、三歩先ってところかな。
手を伸ばして拾わなくても良いのは助かるね。
暫く街を歩き、暗くなってきたので、そろそろ宿に戻ろうとした所で、食堂で見たような光が視界に映る。
慌ててそちらに目を向けると、オジサンが綺麗な木材を沢山載せた荷車を引いていた。
その木材の殆どが光っていたので、ゴミ保管スキルを使うと、光る木材が消える。
念の為、こっそりオジサンについて行くと、街のゴミ捨て場に着き、
「あれ? こんなに少なかったかな? ……まぁいいか」
残った木材を全て捨てた。
やっぱり、この光っているのは、ゴミじゃないのにゴミ扱いされている物なのかな?
そんな事を考えていると、
――ゴミスキルがレベルアップしました。ゴミ鑑定スキルが利用可能です――
再び謎の声が聞こえ、ゴミスキルのレベルが上がって新たなスキルが使えるようになった。
次は「ゴミ」鑑定か。
鑑定スキルも凄くレアで有益なスキルだけど、ゴミ保管スキルから推測するに、ゴミだけを鑑定出来るんだろうな。
そう思いながら、すぐ側のゴミ捨て場で試してみる。
「≪ゴミ鑑定≫」
――腐った木材(修理不可)――
さっきの光っていなかった木材……腐っていたんだ。
見た目には、汚れが激しい木材だなって思っていただけだったけど、鑑定すると詳細に分かるって感じだろうか。
ゴミは沢山あるので、他のも鑑定してみると、
――割れた花瓶(修理不可)――
――破れたズボン(修理不可)――
――穴の開いた鉄鍋(修理可)――
見れば分かる……と言った感じの簡単な説明を、謎の声がしてくれる。
……って、ちょっと待って!
最後の鍋は、修理可って言った!?
ゴミを修理出来るの!?
だったら……やってみよう。
「えーっと、≪ゴミ修理≫……で良いのかな?」
とりあえず、それらしきスキルを使おうと試みると、
――修理には鉄が必要です。ストレージにある、壊れた鉄の盾を消費してよろしいですか?――
謎の声が僕に質問してきた。
一先ず、「はい」と答えると、目の前にある壊れた鍋が一瞬白く輝き、
「うわ! 本当に直った! 新品同然だ」
穴の開いていた汚い鍋が、綺麗な鍋に代わる。
しかも、元がゴミだからか、ゴミ保管スキルで収納出来てしまった。
「もしかして、このスキルって、使いようによっては凄いんじゃないの?」
ゴミスキルだなんて名称だから使えないと思っていたけれど、ゴミを簡単に修理出来るって凄い事だと思うんだけど。
そんな事を考えて居ると、
『か、カーティスさんっ! 今のは一体何ですか!? 壊れていたお鍋が一瞬で修復されたのですが』
シャルロットが驚きの声を上げる。
「うん。どうやら僕のスキルがレベルアップして、ゴミを修理出来るようになったみたいなんだ」
『ゴミを修理……で、では、もしかして私も修理出来ませんか!? 私、ゴミとして捨てられていた訳ですし』
「えっと、シャルロットは普通に喋っているし、地図とかも表示出来たから、壊れていないんじゃないの?」
『違います。これは、私の機能のほんの一部にしか過ぎないんです。私は、もっと凄い機能が沢山あるんですよっ!』
「そ、そうなんだ。今でも十二分に凄いと思うんだけど……一先ず、今綺麗になった鍋も、元がゴミだからか、ゴミスキルの対象になるみたいだし、シャルロットにも適用されるのかも。ちょっと待ってね。≪ゴミ鑑定≫」
シャルロットに鑑定スキルを使用すると、
――壊れた鬲泌ー主ー大・ウ。:繧キ繝」繝ォ繝ュ繝・ヨ(修理不可)――
よく分からない言葉が聞こえて来た。
「……シャルロット。残念ながら、僕のスキルでは修理出来ないって」
『えぇっ!? そんなっ! そこを何とか出来ませんかっ!? 私、凄いんですよ!? 修復してくださったら、恩人のカーティスさんに尽くします! 何でもしちゃいますからっ!』
「そんな事を言われても……あ、待って。もしかしたら、単に材料が足りないだけなのかな? さっきの鍋も、たまたま鉄で出来たゴミを持っていたから修理出来たのかも」
『でしたら、材料を集めましょう! カーティスさんっ、早くっ!』
「待って。とりあえず、もう真っ暗だし、一旦宿に帰って明日からにしよう……あ、でも、生活費も稼がないといけないか」
『カーティスさーんっ! 私を直してくださいよーっ!』
一先ずシャルロットを宥め、今日の所は宿へ帰る事にした。
73
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~
黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」
女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。
この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。
『勇者道化師ベルキッド、追放される』
『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる