神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました

向原 行人

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第2章 ゴミスキルと魔導少女たち

第53話 四人行動

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 翌朝。
 シャルロットが本来の姿に戻れるようになり、先ずはやるべき事を終わらせる。
 黒髪で目立つマリーさんには、一旦カードの形になってもらい、クリスとともに、目のやり場に困るシャルロットの服を買いに行く。

「カーティスさん。これ、どうですか?」
「えーっと、これ?」

 シャルロットが手に取った服を見てみると、カードの姿になっているマリーさんが話しだす。

『え……カーティスって、そんな露出が激しいのが好みなの? 意外ね……だったら私も……』
「ま、待って、マリーさん。違うってば。これはシャルロットが……」
『んー、マリーさんかぁ……。お姉様もお嬢ちゃんも呼び捨てなのに、どうして私だけさん付けなの!? き、キスもした仲なんだから、私も呼び捨てにしなさいよねっ!』
「え……う、うん。わかったよ、ま……マリー」
『な、何かしら。さん付けがなくなっただけなのに、この変な感じは……と、とにかく、これからは、そうやって呼ぶのよっ!』

 一度ゴミスキルの対象となったからか、シャルロット同様にマリーさん……いや、マリーもカードのまま話が出来る様になったのは便利だと思う。
 理由は分からないけど、何故か機嫌が良い気もするしね。
 一方で、

「お兄ちゃん。シャルロットさんは銀髪だし、こういう地味で露出の少ない服が良いと思うんだー」
「そうなの? 僕はあんまりこういうのは得意じゃないから、クリスが選ぶのを手伝ってくれると助かるよ」
「うん、クリスに任せてー! シャルロットさんを地味で目立たなくさせるからー」

 クリスが一緒に服を選ぶと言って、僕を違う棚に引っ張っていく。
 シャルロットも僕について来てくれたんだけど、

「か、カーティスさん! それは罠ですっ! そんな地味な服ばかりの所ではなく、さっきの棚へ……カーティスさーんっ!」

 結局、シャルロットが自分で服やアクセサリーを選ぶ事に。
 暫く試着を繰り返すと、

『お姉様、お綺麗ですっ!』
「うん、凄く似合っていると思う。……けど、胸元が開きすぎじゃないかな?」
「むー……ズルい。クリスだって、そのうち……」

 綺麗な銀髪を青いリボンで纏めてサイドテールにして、胸元が大きく開いた裾の短いドレスみたいな格好になっていた。
 ……目のやり場に困るっていう点では、変わって無いんだけど、シャルロットが喜んでいるし、仕方ないか。

 それから、次はダンジョンの入り口に戻り、マリーの魔法で地面に穴を開けてもらう。
 ゴミスキルで収納してしまっていた、亡くなってしまった騎士やローガンの亡骸を穴に埋め、簡易の墓を作った。
 本来なら、遺体を騎士団に渡すべきなんだろうけど、僕たちも亡くなった事になっているので、これで許して欲しいと手を合わせ……クリスの故郷、ロールシア国を目指して歩きだす。
 と言っても、一旦近くの街へ向かうだけだけど。
 僕たちが亡くなった事になっているので、一先ず別の街まで歩いて行き、そこから馬車に乗るつもりだ。

「カーティスさん。次はこっちです」

 森の中を歩いているけど、シャルロットが案内してくれているから迷う事はないし、

「≪アース・スパイク≫」

 魔物はマリーが倒してくれる。
 マリーさんの魔法で倒れないしぶとい魔物が現れても、

「えいっ!」

 クリスが短剣で斬り捨て、僕も魔銃で倒していく。

「≪ゴミ保管≫」

 倒した魔物の死骸は一瞬で回収出来るので、時間を取られる事なく再び歩みを続け……って、何気にこのパーティーって強いよね。
 道に迷う事も無いし、魔物が現れるのも事前に察知出来る。
 街の中では目立つから、シャルロットとマリーにはカードの形になってもらう必要があるかもだけど、今のところ懸念すべきはそれくらい……

「ちょっと、シャルロットさん! お兄ちゃんにくっつき過ぎっ!」
「私にとっては、これが普通なんです! クリスさんは今までずっと……というか昨晩もカーティスさんと一緒に寝ていましたよね? 今くらい譲っても良いと思います」
「お姉様の言う通り……という訳で、こっちの腕は私がもらうわね」

 前言撤回。何だか、問題だらけな気がしてきたよ。
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