79 / 90
第2章 ゴミスキルと魔導少女たち
第73話 シャルロットの本領発揮
しおりを挟む
一先ず黒ずくめたちを動けなくして、騎士団に匿名で通報する事にして、
「あの、こちらの女性はもしかして……」
「初めまして。シャルロットと言います」
「やっぱり! レナと申します。カーディさんの身の回りのお世話をさせていただく事になりましたので、どうぞ宜しくお願いします」
レナさんとシャルロットが互いに挨拶を交わす。
マリーには会わせない方が良いと言われていたけど、特に問題無いんじゃないかな?
「さて。とりあえず、宿に戻ろう……と言いたいところだけど、宿はキャンセルして他の所にしようか」
「えぇっ!? ど、どうしてですか!?」
「いや、襲撃されるところだったしね。良い宿をシャルロットが教えてくれたし、そっちへ行こう」
「……か、畏まりました」
レナさんが宿の変更を渋ったけど、シャルロットがお勧めしてくれる宿へ。
ついでに、途中のゴミ捨て場でゴミを回収もして、就寝する。
翌朝。一人一部屋で、シャルロットも含めて五部屋で泊まったのに、僕の部屋の狭いベッドで、レナさんを除く全員が寝ていたのは何故だろうか。
「……本当なら、私もその中に混ざっていたハズなのに……こほん。おはようございます、カーディさん」
「おはよう、レナさん。ほら、皆起きて!」
とりあえずクリスは寝相が酷くて、色々と見えちゃっているし、マリーはくっつき過ぎで、シャルロットは……何て所に居るんだよっ!
それぞれ支度を終え、皆で朝食も済ませた所で、
「少し調べましたが、クリスさんの故郷へ行くのなら、馬車より歩いた方が早そうですよ」
と、シャルロットから提案が。
何でも、乗合馬車のルートが無い場所らしく、馬車で一番近い街へ行くにしても、結構な遠回りらしい。
ただ、シャルロットはストレージに入っていたから知らないけど、襲撃されているんだよね。
多少遠回りになっても、馬車の方が良い気もする。
「クリスは、安全に馬車の方が良いかなー。でも、お兄ちゃんを早くパパに紹介もしたいし……迷うー!」
「私は徒歩でも大丈夫だと思うわ」
「私は……カーディさんにお任せします」
それぞれの意見を聞き……徒歩で行く事に。
道はシャルロットが居れば迷う事はないし、人が近付いてきても、分かるしね。
……昨日みたいに、シャルロットが別の事に気を取られていなければ。
街を出る前に昨日とは別のゴミ捨て場に寄り、ゴミを回収して門から出る。
「では、ここからは私がご案内しますね」
シャルロットに先導してもらい、暫く街道を進むと、草むらの中へ。
しかし、少ししてシャルロットから警戒の声が届く。
「後ろから大勢の人が来ていますね」
「大勢って、どれくらい?」
「ざっと、二十人は居るかと」
「え……流石にこんな所へ来る人なんて居ないだろうし、僕たちを狙っているって事か」
とりあえず、氷の魔銃に魔力を注ぎ始めたところで、
「私に任せて」
「マリー? でも人間相手に攻撃魔法って放てるの?」
「今は放てるわよ。私の所有者はご主人様だもの。けど、直接攻撃しなくても……うん、オッケー」
マリーが地面に手を着き、小声で何かの魔法を使う。
「さぁ、後ろは気にせず先へ進むわよ」
マリーが腕を組んで来て、グイグイと引っ張ると、反対側の腕にシャルロットが。問答無用で背中にクリスが飛び乗ってくる。
「あの、後ろの人たちは良いのでしょうか?」
僕もレナさんと同じ疑問を持っているんだけど、
「うわぁぁぁっ!」
「クソッ! いつの間に落とし穴なんて……」
「げっ! こっちもか! どれだけ広い落とし穴なんだよっ!」
後ろから悲鳴が聞こえてきた。
どうやら、あの時マリーが地面に穴を開けていたらしい。
僅かな短時間で、あんな事が出来るのか。
「あ、正確には地面の表面には干渉せずに、地中を空洞にしたのよ。見た目はそのままで、何人かが乗ると崩れるようにね」
「へぇー、凄いね……って、よく僕が考えている事が分かったね」
「ふふっ、どれだけ一緒に居ると思っているのよ。貴方が考えている事なんて、直ぐにわかるわよ」
マリーがくすくす笑っていると、
「クリスだって、お兄ちゃんが考えている事がわかるもん!」
「わ、私だって分かりますよっ! 今はきっと、腕に当てている私の胸の事で頭がいっぱいのはずです!」
「いや、違うから! というか、当てなくて良いからっ!」
クリスとシャルロットが対抗する。
いや、対抗なんてしなくて良いから。
レナさんなんて、そんな気持ちを欠片も持ち合わせずに……
「ちっ……」
「えっ!?」
「どうかされましたか? カーディさん」
「い、いや、何でもない……です」
レナさんに目を向けると、一瞬普段のレナさんからは想像出来ないような怖い顔に見えた。
気のせい……気のせいだよね?
「あの、こちらの女性はもしかして……」
「初めまして。シャルロットと言います」
「やっぱり! レナと申します。カーディさんの身の回りのお世話をさせていただく事になりましたので、どうぞ宜しくお願いします」
レナさんとシャルロットが互いに挨拶を交わす。
マリーには会わせない方が良いと言われていたけど、特に問題無いんじゃないかな?
「さて。とりあえず、宿に戻ろう……と言いたいところだけど、宿はキャンセルして他の所にしようか」
「えぇっ!? ど、どうしてですか!?」
「いや、襲撃されるところだったしね。良い宿をシャルロットが教えてくれたし、そっちへ行こう」
「……か、畏まりました」
レナさんが宿の変更を渋ったけど、シャルロットがお勧めしてくれる宿へ。
ついでに、途中のゴミ捨て場でゴミを回収もして、就寝する。
翌朝。一人一部屋で、シャルロットも含めて五部屋で泊まったのに、僕の部屋の狭いベッドで、レナさんを除く全員が寝ていたのは何故だろうか。
「……本当なら、私もその中に混ざっていたハズなのに……こほん。おはようございます、カーディさん」
「おはよう、レナさん。ほら、皆起きて!」
とりあえずクリスは寝相が酷くて、色々と見えちゃっているし、マリーはくっつき過ぎで、シャルロットは……何て所に居るんだよっ!
それぞれ支度を終え、皆で朝食も済ませた所で、
「少し調べましたが、クリスさんの故郷へ行くのなら、馬車より歩いた方が早そうですよ」
と、シャルロットから提案が。
何でも、乗合馬車のルートが無い場所らしく、馬車で一番近い街へ行くにしても、結構な遠回りらしい。
ただ、シャルロットはストレージに入っていたから知らないけど、襲撃されているんだよね。
多少遠回りになっても、馬車の方が良い気もする。
「クリスは、安全に馬車の方が良いかなー。でも、お兄ちゃんを早くパパに紹介もしたいし……迷うー!」
「私は徒歩でも大丈夫だと思うわ」
「私は……カーディさんにお任せします」
それぞれの意見を聞き……徒歩で行く事に。
道はシャルロットが居れば迷う事はないし、人が近付いてきても、分かるしね。
……昨日みたいに、シャルロットが別の事に気を取られていなければ。
街を出る前に昨日とは別のゴミ捨て場に寄り、ゴミを回収して門から出る。
「では、ここからは私がご案内しますね」
シャルロットに先導してもらい、暫く街道を進むと、草むらの中へ。
しかし、少ししてシャルロットから警戒の声が届く。
「後ろから大勢の人が来ていますね」
「大勢って、どれくらい?」
「ざっと、二十人は居るかと」
「え……流石にこんな所へ来る人なんて居ないだろうし、僕たちを狙っているって事か」
とりあえず、氷の魔銃に魔力を注ぎ始めたところで、
「私に任せて」
「マリー? でも人間相手に攻撃魔法って放てるの?」
「今は放てるわよ。私の所有者はご主人様だもの。けど、直接攻撃しなくても……うん、オッケー」
マリーが地面に手を着き、小声で何かの魔法を使う。
「さぁ、後ろは気にせず先へ進むわよ」
マリーが腕を組んで来て、グイグイと引っ張ると、反対側の腕にシャルロットが。問答無用で背中にクリスが飛び乗ってくる。
「あの、後ろの人たちは良いのでしょうか?」
僕もレナさんと同じ疑問を持っているんだけど、
「うわぁぁぁっ!」
「クソッ! いつの間に落とし穴なんて……」
「げっ! こっちもか! どれだけ広い落とし穴なんだよっ!」
後ろから悲鳴が聞こえてきた。
どうやら、あの時マリーが地面に穴を開けていたらしい。
僅かな短時間で、あんな事が出来るのか。
「あ、正確には地面の表面には干渉せずに、地中を空洞にしたのよ。見た目はそのままで、何人かが乗ると崩れるようにね」
「へぇー、凄いね……って、よく僕が考えている事が分かったね」
「ふふっ、どれだけ一緒に居ると思っているのよ。貴方が考えている事なんて、直ぐにわかるわよ」
マリーがくすくす笑っていると、
「クリスだって、お兄ちゃんが考えている事がわかるもん!」
「わ、私だって分かりますよっ! 今はきっと、腕に当てている私の胸の事で頭がいっぱいのはずです!」
「いや、違うから! というか、当てなくて良いからっ!」
クリスとシャルロットが対抗する。
いや、対抗なんてしなくて良いから。
レナさんなんて、そんな気持ちを欠片も持ち合わせずに……
「ちっ……」
「えっ!?」
「どうかされましたか? カーディさん」
「い、いや、何でもない……です」
レナさんに目を向けると、一瞬普段のレナさんからは想像出来ないような怖い顔に見えた。
気のせい……気のせいだよね?
42
あなたにおすすめの小説
チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~
黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」
女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。
この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。
『勇者道化師ベルキッド、追放される』
『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
追放された最弱ハンター、最強を目指して本気出す〜実は【伝説の魔獣王】と魔法で【融合】してるので無双はじめたら、元仲間が落ちぶれていきました〜
里海慧
ファンタジー
「カイト、お前さぁ、もういらないわ」
魔力がほぼない最低ランクの最弱ハンターと罵られ、パーティーから追放されてしまったカイト。
実は、唯一使えた魔法で伝説の魔獣王リュカオンと融合していた。カイトの実力はSSSランクだったが、魔獣王と融合してると言っても信じてもらえなくて、サポートに徹していたのだ。
追放の際のあまりにもひどい仕打ちに吹っ切れたカイトは、これからは誰にも何も奪われないように、最強のハンターになると決意する。
魔獣を討伐しまくり、様々な人たちから認められていくカイト。
途中で追放されたり、裏切られたり、そんな同じ境遇の者が仲間になって、ハンターライフをより満喫していた。
一方、カイトを追放したミリオンたちは、Sランクパーティーの座からあっという間に転げ落ちていき、最後には盛大に自滅してゆくのだった。
※ヒロインの登場は遅めです。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる