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第2章 ゴミスキルと魔導少女たち
第72話 子作りしないと出られない部屋
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「さて、貴方たちは何を企んで居るんですか?」
「何の事だ? 俺たちは単にここで雑談をしていただけなのに、そっちがいきなり攻撃して来たんだろ」
「いきなり攻撃して来たのは、そちらでしょう。先程、僕にナイフを投げつけましたよね?」
「さっきの……放っておけと行ったのに、あのバカが余計な事をするから! ……こほん。その事については、全面的に謝罪する。だが、我々は本当に雑談していただけなんだ。どうか、解放してくれないだろうか」
どうやら、あくまでもしらを切るつもりらしい。
とはいえ、僕が泊まっている部屋を襲撃しようとしていた訳だからね。
逃す訳にはいかない。
「貴方たちの話は聞こえていました。そこの宿の三階の奥の部屋……どうして、そこを襲撃するんですか?」
「くっ……あ、アンタには関係ない」
「貴族に依頼されたんですよね? 誰からですか?」
「し、知らねえよ! ……いや、俺たち末端は本当に知らないんだ。だから、その変な棒を向けるのをやめてくれよ」
やはり魔銃の事を知っているらしく、撃黒ずくめの一人が怯えた様子で口を開くが……どうやら依頼主の事は本当に知らないみたいだ。
「とりあえず、何人か全身氷漬けにしてみます? そうしたら話す気になるかもしれませんよ?」
「お、おい! そっちの嬢ちゃんは、可愛い顔して恐ろしい事を言うなよ! 本当に知らないんだよ!」
「では、その部屋で何をするつもりだったんですか? 部屋の全員を殺せと依頼されたとか?」
黒ずくめたちは、シャルロットを前にしても、何も反応しない。
やっぱりシャルロットとは別件なの?
でも、それならどうして氷の魔銃の事を知っているのだろうか。
「い、依頼されたのは、あの部屋の照明を破壊し……その、結界を張る事だ」
「結界? どんな種類の?」
「な、中から外に出られないように、閉じ込めるだけの結界だ。命に関わるような類ではない。そして、合図があったら結界を解除する……それだけだ。決して、中の者を傷付けるような事ではない」
「部屋の照明を消して、中から出られないようにする……な、何がしたいんだ?」
話を聞けば、この黒ずくめたちは、シーフギルドに属するそうだけど、その中でも結界系の魔法を得意とする者たちらしい。
意味が分からず、どういう事かと考えていると、突然シャルロットが口を開く。
「わ、分かりましたよ! この人たちの狙いが! 先程の話を纏めると、あの三階の奥の部屋を、子作りしないと出られない部屋にするつもりだったんですよ!」
「……シャルロット。何を言って……」
「くっ! そ、その通りだ。俺たちは、金の為に、そんなクソ依頼を受ける事になったんだよ! 笑いたければ笑えっ!」
えぇ……何それ、意味が分からないんだけど。
子作りしないと出られない部屋……って、何がしたいの?
「……依頼主って、ベルナルド伯爵じゃない?」
「いや、本当に知らないんだ。貴族という事だけは聞いているが。なぁそろそろ勘弁してくれよ。洗いざらい話したし、襲撃の話はアンタに関係ないだろ?」
「残念ながらそれは出来ませんね。僕がその三階の宿泊客なので。騎士団に引き渡し……あー、うん。貴方たちも騎士団の方がマシかもしれませんよ」
僕がこの人たちのターゲットだと伝え、
黒ずくめたちが驚きで固まった所へ、
「お兄ちゃーん! ……って、どうしたの!? 大丈夫っ!?」
「ご主人様、お姉様っ! こいつら……まさか、お二人に襲い掛かったのですか!? とりあえず、この辺りに魔法で穴でも空けて、埋めましょうか?」
「カーディさん! この方達は!?」
クリスとマリーに、レナさんがやって来た。
「三人とも、どうしてここに?」
「お兄ちゃんが急にどこかへ行っちゃうからだよっ! クリスがお兄ちゃんの匂いを辿ってやって来たの」
「それに、お姉様の魔力も感じられましたし、何かあったのかと思って」
見ればクリスの頭から大きな耳が生えており、僕の匂いを辿る為、獣人モードになっているようだ。
「で、何があったの?」
「んー、この黒ずくめの人たちが、僕らが泊まる宿を襲おうとしていたんだって」
「ソ、ソウナンデスカ!?」
マリーの問いに応えたら、何故かレナさんが変な話し方になっていた。
「何の事だ? 俺たちは単にここで雑談をしていただけなのに、そっちがいきなり攻撃して来たんだろ」
「いきなり攻撃して来たのは、そちらでしょう。先程、僕にナイフを投げつけましたよね?」
「さっきの……放っておけと行ったのに、あのバカが余計な事をするから! ……こほん。その事については、全面的に謝罪する。だが、我々は本当に雑談していただけなんだ。どうか、解放してくれないだろうか」
どうやら、あくまでもしらを切るつもりらしい。
とはいえ、僕が泊まっている部屋を襲撃しようとしていた訳だからね。
逃す訳にはいかない。
「貴方たちの話は聞こえていました。そこの宿の三階の奥の部屋……どうして、そこを襲撃するんですか?」
「くっ……あ、アンタには関係ない」
「貴族に依頼されたんですよね? 誰からですか?」
「し、知らねえよ! ……いや、俺たち末端は本当に知らないんだ。だから、その変な棒を向けるのをやめてくれよ」
やはり魔銃の事を知っているらしく、撃黒ずくめの一人が怯えた様子で口を開くが……どうやら依頼主の事は本当に知らないみたいだ。
「とりあえず、何人か全身氷漬けにしてみます? そうしたら話す気になるかもしれませんよ?」
「お、おい! そっちの嬢ちゃんは、可愛い顔して恐ろしい事を言うなよ! 本当に知らないんだよ!」
「では、その部屋で何をするつもりだったんですか? 部屋の全員を殺せと依頼されたとか?」
黒ずくめたちは、シャルロットを前にしても、何も反応しない。
やっぱりシャルロットとは別件なの?
でも、それならどうして氷の魔銃の事を知っているのだろうか。
「い、依頼されたのは、あの部屋の照明を破壊し……その、結界を張る事だ」
「結界? どんな種類の?」
「な、中から外に出られないように、閉じ込めるだけの結界だ。命に関わるような類ではない。そして、合図があったら結界を解除する……それだけだ。決して、中の者を傷付けるような事ではない」
「部屋の照明を消して、中から出られないようにする……な、何がしたいんだ?」
話を聞けば、この黒ずくめたちは、シーフギルドに属するそうだけど、その中でも結界系の魔法を得意とする者たちらしい。
意味が分からず、どういう事かと考えていると、突然シャルロットが口を開く。
「わ、分かりましたよ! この人たちの狙いが! 先程の話を纏めると、あの三階の奥の部屋を、子作りしないと出られない部屋にするつもりだったんですよ!」
「……シャルロット。何を言って……」
「くっ! そ、その通りだ。俺たちは、金の為に、そんなクソ依頼を受ける事になったんだよ! 笑いたければ笑えっ!」
えぇ……何それ、意味が分からないんだけど。
子作りしないと出られない部屋……って、何がしたいの?
「……依頼主って、ベルナルド伯爵じゃない?」
「いや、本当に知らないんだ。貴族という事だけは聞いているが。なぁそろそろ勘弁してくれよ。洗いざらい話したし、襲撃の話はアンタに関係ないだろ?」
「残念ながらそれは出来ませんね。僕がその三階の宿泊客なので。騎士団に引き渡し……あー、うん。貴方たちも騎士団の方がマシかもしれませんよ」
僕がこの人たちのターゲットだと伝え、
黒ずくめたちが驚きで固まった所へ、
「お兄ちゃーん! ……って、どうしたの!? 大丈夫っ!?」
「ご主人様、お姉様っ! こいつら……まさか、お二人に襲い掛かったのですか!? とりあえず、この辺りに魔法で穴でも空けて、埋めましょうか?」
「カーディさん! この方達は!?」
クリスとマリーに、レナさんがやって来た。
「三人とも、どうしてここに?」
「お兄ちゃんが急にどこかへ行っちゃうからだよっ! クリスがお兄ちゃんの匂いを辿ってやって来たの」
「それに、お姉様の魔力も感じられましたし、何かあったのかと思って」
見ればクリスの頭から大きな耳が生えており、僕の匂いを辿る為、獣人モードになっているようだ。
「で、何があったの?」
「んー、この黒ずくめの人たちが、僕らが泊まる宿を襲おうとしていたんだって」
「ソ、ソウナンデスカ!?」
マリーの問いに応えたら、何故かレナさんが変な話し方になっていた。
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