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第6章 太陽の聖女と星の聖女
第241話 実技試験の終了
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残り時間は僅かだったけど、超級ポーションを出してしまうよりかは……と、五種類目の薬に取り掛かる。
「えっ!? 何故……アニエスさん!? 作る薬は四つで良いのですよ!? それに、ケレオート薬はそんな短時間で作れるような物では……」
「……聞こえていないのか、それともあえて無視しているのか。やはり、あのソフィアの弟子ですな」
「……それについては、後で聞いてみましょう」
ギルドマスターさんとギュスターヴさんが私を止めようとしているけれど……ごめんなさい。今は、返事をしている時間も惜しいんです。
私の見立てでは、ギリギリ……本当に数秒しか余裕がないくらいの時間で完成するはず。
だから……今は薬作りに集中させてください。
幸い、時間のかかる薬草から成分を抽出する作業は終わっていたので、量って、混ぜて、また量って。
後は容器に移して……
「そこまで。アニエスさん。終了です」
良かった。ギリギリ……本当にギリギリで間に合った。
集中し過ぎて、かなり疲れたというか、思わずその場に蹲ってしまったけど、たぶん大丈夫じゃないかな。
「では、アニエスさんが作られた五つの薬の鑑定を行います」
「あ、待ってください。その中の上級ポーションは失敗なんです。なので、それ以外の四つでお願い致します」
「え? 失敗……ですか? 材料と手順を見た限りでは、到底失敗しているようには見えないのですが。水については、水魔法を使っているという事で、基本中の基本である水のろ過が出来ていませんでしたが、それ以外は正確で迅速な動きで素晴らしかったですよ?」
「ありがとうございます。ですが、上級ポーションは失敗ですので、どうか他の四つでお願いします」
「はぁ……まぁそうまで仰るなら」
そう言って、ギルドマスターさんとギュスターヴさんが、私の作った薬を持って別の部屋へ。
おそらく二人で採点しているのだろうけど、さっきのお水のろ過がマイナスに大きく影響していなければ良いんだけど」
ちょっと不安に思っている内に、二人が戻って来た。
「アニエスさん。結論から申し上げると、実技試験は合格です。四つの薬は何も質が高く、作る工程も見事でした」
「よかった」
「ですが……いえ、これは最後の面接で伺いましょう。ついて来てください」
あれ? 私、合格したんだよね? さっきの筆記試験の時とは違って、全く歓迎されていない感じがするんだけど。
何故か険しい表情を浮かべている様に思う二人について行き、最初の筆記試験を行った小部屋へ。
試験官を務める二人がテーブルに着き、私は少し離れた場所に置かれた椅子に座る。
これが最後なんだけど……雰囲気が凄く重い。
「では、これからA級薬師試験の面接を行います」
「はい。よろしくお願い致します」
「まず最初に、アニエスさんが薬師を目指す理由を教えていただけますか?」
想定通りの質問が幾つか来たので、予め考えておいた答えを話す。
たぶん、教科書通りの回答だからかな?
二人の表情がずっと険しいままだ。
それから、ギルドマスターさんが質問を終えると、次はギュスターヴさんが口を開く。
「さて、規定通りの質問はここまでだ。悪いが俺はストレートに聞かせてもらうぜ。あんたは……どうやってソフィアの弟子になったんだ?」
「え? どうやって……って、冒険者ギルドのお仕事でポーション作りの助手の依頼を請けて、その流れでですけど」
「そう、そこだ。希代の天才薬師ソフィアは、薬師ギルドから派遣した正規の薬師ですら無理難題を押し付けて追い出したというのに、どうして薬の知識がないアンタを弟子にしたんだ?」
えーっと、正直に言うと神水のおかげなんだけど……ど、どうしよう。
「えっ!? 何故……アニエスさん!? 作る薬は四つで良いのですよ!? それに、ケレオート薬はそんな短時間で作れるような物では……」
「……聞こえていないのか、それともあえて無視しているのか。やはり、あのソフィアの弟子ですな」
「……それについては、後で聞いてみましょう」
ギルドマスターさんとギュスターヴさんが私を止めようとしているけれど……ごめんなさい。今は、返事をしている時間も惜しいんです。
私の見立てでは、ギリギリ……本当に数秒しか余裕がないくらいの時間で完成するはず。
だから……今は薬作りに集中させてください。
幸い、時間のかかる薬草から成分を抽出する作業は終わっていたので、量って、混ぜて、また量って。
後は容器に移して……
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良かった。ギリギリ……本当にギリギリで間に合った。
集中し過ぎて、かなり疲れたというか、思わずその場に蹲ってしまったけど、たぶん大丈夫じゃないかな。
「では、アニエスさんが作られた五つの薬の鑑定を行います」
「あ、待ってください。その中の上級ポーションは失敗なんです。なので、それ以外の四つでお願い致します」
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おそらく二人で採点しているのだろうけど、さっきのお水のろ過がマイナスに大きく影響していなければ良いんだけど」
ちょっと不安に思っている内に、二人が戻って来た。
「アニエスさん。結論から申し上げると、実技試験は合格です。四つの薬は何も質が高く、作る工程も見事でした」
「よかった」
「ですが……いえ、これは最後の面接で伺いましょう。ついて来てください」
あれ? 私、合格したんだよね? さっきの筆記試験の時とは違って、全く歓迎されていない感じがするんだけど。
何故か険しい表情を浮かべている様に思う二人について行き、最初の筆記試験を行った小部屋へ。
試験官を務める二人がテーブルに着き、私は少し離れた場所に置かれた椅子に座る。
これが最後なんだけど……雰囲気が凄く重い。
「では、これからA級薬師試験の面接を行います」
「はい。よろしくお願い致します」
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想定通りの質問が幾つか来たので、予め考えておいた答えを話す。
たぶん、教科書通りの回答だからかな?
二人の表情がずっと険しいままだ。
それから、ギルドマスターさんが質問を終えると、次はギュスターヴさんが口を開く。
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「そう、そこだ。希代の天才薬師ソフィアは、薬師ギルドから派遣した正規の薬師ですら無理難題を押し付けて追い出したというのに、どうして薬の知識がないアンタを弟子にしたんだ?」
えーっと、正直に言うと神水のおかげなんだけど……ど、どうしよう。
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