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おじさん、巻き込まれるの巻
第11話 おじさん、草笛を吹く
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スラム一歩手前の貧民街。
そこにセオリアの育った孤児院はあった。
「こんにちわ~」
蔓の這った門を通り抜け、中に入る。
小さな庭には小さな畑や枯れかけの花壇があるようだ。
「セオリアは今でもここに来てるのか?」
「お金は送ってたんだけど……来るのは十年ぶり」
「変わりないか?」
「う~ん……昔はもっと綺麗だった気がするんだけど……」
俺たちに気付いた女の子がこちらに駆け寄ってくる。
くすんだ金髪ボブの女の子。
ダボダボのあずき色のワンピースを着ている。
そして、俺たちはその子に見覚えがあった。
「あっ……」
「ここの子だったのか!」
カイザルの近くで狼に襲われてるところを助けてあげた子だ。
なんでも薬草を採りに行く途中だったらしい。
セオリアは「まるで薬草採取のクエストをやってた昔の私たちみたい」って言ってたが……まさか同じ孤児院の子だったとは。
「おじちゃん、お姉ちゃん! 来てくれたんだ!」
少女は嬉しそうに顔を輝かせる。
「ああ、ちょっと用があってね」
「そうなんだ! あっ、これ吹いてるよ!」
少女は俺の教えた「草笛」をピーと鳴らす。
「ふふっ、上手くなったな。将来は音楽家になれるんじゃないか?」
「えへへ~、みんなにも教えてあげてるんだ!」
「そうか、おねえさんなんだな。そういえば、こっちのお姉さんもここの出身なんだぞ?」
「私はセオリア。前はちゃんと名乗ってなかったね。一応、キミのお姉さんってことになるかな」
「私はエミリー! セオリアお姉ちゃん、カッコいい!」
エミリーと名乗った少女はキラキラと目を輝かせる。
「ふふふ、これでも私はプラミチア女騎士団の団長なんだ」
「え!? だんちょうさま!? すごい!」
口をあんぐりと開けるエミリー。
「あぁ、孤児院出身でも団長になれるんだ。エミリーだってなんでもなりたいものになれるんだぞ?」
「そうかなぁ? 私、いつもどんくさいって言われて……」
「でもエミリーは優しいじゃないか。友達の病気を治すために危険な街の外まで薬草を探しに行ってたんだろ? 人を思いやることが出来る。そして勇気もある。エミリーはきっと立派な人間になる、私が保証する」
「ほんと!? うん、私もお姉ちゃんみたいになれるように頑張るね!」
「ああ、楽しみにしてる。ではエミリー、まずマムを呼んできてもらえるかな? これは騎士団長からエミリーへの勅命だぞ? ふふっ」
「うん! エミリー、ちょくめいがんばる! まってて!」
鼻息を荒くしてエミリーは孤児院の中へと消えていった。
「驚いた。セオリアは子供をあやすのが得意なんだな」
「ずっとやってたからな。私は孤児院の中ではずっとお姉ちゃん的な立場だったんだ。自然と身についたよ」
セオリアが柔らかく笑う。
セオリア。
いつも気を張っていて。
そのくせ生真面目すぎて。
それで、しょっちゅうバタバタしている彼女。
そんな彼女の意外な一面を見て。
ちゃぷんっ──。
ずっと静かだった俺の心に。
なにか小さな波紋が広がったような気がした。
(? なんだ、この気持ち……?)
そんな俺の疑問は、扉の奥から背の高い老婆が現れたことで掻き消えた。
「あら、セオリア!? ほんとにセオリアじゃないか!?」
「マム! お久しぶりです! ご無沙汰してすみません!」
「あらまぁ……手紙とお金は送ってもらってたけど、ほんとにこんなに立派になってるなんて……!」
目の端に涙を浮かべるマムと呼ばれる女性。
その後ろから数人の子どもたちが興味津々な様子で覗いてきてる。
「わぁ! ほんとに騎士様だ!」
「ばか! だんちょ~さまだぞ! ただの騎士じゃねぇんだぞ!」
「だんちょ~ってすごいの?」
「騎士様で一番えらいんだって」
「そんなすごい人が私たちのお姉ちゃん?」
「ああそうだぞ。私がセオリア・スパーク。プラミチア女騎士団の団長で……この孤児院出身の、キミたちのお姉ちゃんだ!」
「「「わぁ~!」」」
途端に駆け寄ってきた子どもたちに囲まれるセオリア。
ふふっ……。
いいんだよ、こういうので。
「で、セオリア。そちらの男性は旦那さんかい?」
「ブっーーー!」
「ちょちょちょ……マム!? なに言って……」
「わ~! 旦那さん!? おじさん、セオリアお姉ちゃんの旦那さんなの!?」
「ち、ちが……! 俺は……!」
勘違いを即訂正。
なぜか不機嫌になるセオリア。
それから自己紹介し、今後冒険者ギルドから俺の金がここに寄付されることを告げる。
「あぁ……ケント様、ありがとうございます!」
「おじちゃん寄付してくれるの!? ありがとう!」
子どもたちに取り囲まれる。
「おじちゃんじゃない! ケント様だ!」
「はぁ~い、ケント様ぁ~!」
「いや、セオリア?『様』はおかしいから……」
んっ?
そういえば子どもたち、みんな草笛を持ってるな。
「これ、みんな吹いてるのか?」
「うん! エミリーがみんなに教えてる!」
「そうか、ちょっと貸してもらっても?」
「いいよ!」
俺は子供から受け取った草笛を口に当てると、拭き慣れたメロディーを演奏する。
♪~
(ふふ……これは森で暮らしてた俺の数少ない文化的娯楽のひとつだったからな~。しかもこれ、吹いてるとリスや鳥が寄ってきて狩りにも役立つんだよ)
ほわぁぁぁという顔で俺を見上げる子どもたち。
「すごい! おじさんすごいよ!」
「おじさんじゃない、ケント様だ」
「ケント様~! ケント様すごい~!」
「ケント様、ケント様~!」
「ケント様、今の教えて~!」
うおっと……!
興奮した子どもたちにもみくちゃにされてるんだが……。
リスや鳥なら狩れるんだが、まさか子供を狩るわけにもいかんし……。
これ、一体どうしたら……。
「まったく、ケントはすごいな。どれほど多才なんだ一体……」
いや、別にすごくないからね?
趣味と実益を兼ねてやってただけだし。
なんて思ってると──。
「おうおう! 今日はずいぶんと賑やかじゃねぇか!?」
やけにガラの悪い男たちが現れた。
「マム、彼らは?」
「……たちのわるい地上げ屋だよ。最近ずっと毎日のように嫌がらせしてくるんだ」
ほぅ……?
それは。
「よくない……よくないなぁ……」
男たちの前に立ちはだかる。
「あ? なんだおっさん? 関係ねぇやつは引っ込んでろ、怪我するぞ?」
シュッ──。
男が棍棒の一撃を放つ。
俺はそれをするりとかわし──。
懐に入ると。
ドゥ──!
腹に一撃。
「ぐっ……!」
膝をつく男。
「やんのか、てめぇ!」
男たちが殺気立つ。
「おいおい、先に手を出してきたのはそっちだろ?」
「関係ねぇ! たたむぞ、お前ら!」
男たちが襲いかかってくる。
「はぁ……どうやら草笛に釣られてやってきたこっちの連中は狩ってもいい方みたいだな」
──潜る。
俺に向かってくるのは六人。
それを倒す流れが視える。
それから……離れた場所にもう一人いるな。
……あれは少し厄介そうだ。
けど、そいつはすぐに襲ってくる気配はない。
姿勢、重心、重心、表情から察するに、その厄介そうな奴は『見』。
俺のことを観察しようとしているようだ。
それに……なんだ? 少し体がこわばってる? 驚いてる?
もしかして俺のことを知ってる?
……まぁ、いい。
まずは、目の前の──こいつらからだ!
スッ──トントントトトトン!
ドダダダダダッ──!
ドゥ……。
崩れ落ちる男たち六人。
ふぅ。
これならまだゴブリンの方が手強いかな。
ま、ゴブリンと違って殺しちゃいけないぶん手加減が大変だが。
「なんだこいつ……馬鹿つえぇ……!」
「フハハ! 地上げ屋ごときがケントに敵うわけがないだろう!」
なぜか得意げなセオリア。
えっと……セオリアさん?
あんまり刺激するようなこと言うのやめてね?
そこにセオリアの育った孤児院はあった。
「こんにちわ~」
蔓の這った門を通り抜け、中に入る。
小さな庭には小さな畑や枯れかけの花壇があるようだ。
「セオリアは今でもここに来てるのか?」
「お金は送ってたんだけど……来るのは十年ぶり」
「変わりないか?」
「う~ん……昔はもっと綺麗だった気がするんだけど……」
俺たちに気付いた女の子がこちらに駆け寄ってくる。
くすんだ金髪ボブの女の子。
ダボダボのあずき色のワンピースを着ている。
そして、俺たちはその子に見覚えがあった。
「あっ……」
「ここの子だったのか!」
カイザルの近くで狼に襲われてるところを助けてあげた子だ。
なんでも薬草を採りに行く途中だったらしい。
セオリアは「まるで薬草採取のクエストをやってた昔の私たちみたい」って言ってたが……まさか同じ孤児院の子だったとは。
「おじちゃん、お姉ちゃん! 来てくれたんだ!」
少女は嬉しそうに顔を輝かせる。
「ああ、ちょっと用があってね」
「そうなんだ! あっ、これ吹いてるよ!」
少女は俺の教えた「草笛」をピーと鳴らす。
「ふふっ、上手くなったな。将来は音楽家になれるんじゃないか?」
「えへへ~、みんなにも教えてあげてるんだ!」
「そうか、おねえさんなんだな。そういえば、こっちのお姉さんもここの出身なんだぞ?」
「私はセオリア。前はちゃんと名乗ってなかったね。一応、キミのお姉さんってことになるかな」
「私はエミリー! セオリアお姉ちゃん、カッコいい!」
エミリーと名乗った少女はキラキラと目を輝かせる。
「ふふふ、これでも私はプラミチア女騎士団の団長なんだ」
「え!? だんちょうさま!? すごい!」
口をあんぐりと開けるエミリー。
「あぁ、孤児院出身でも団長になれるんだ。エミリーだってなんでもなりたいものになれるんだぞ?」
「そうかなぁ? 私、いつもどんくさいって言われて……」
「でもエミリーは優しいじゃないか。友達の病気を治すために危険な街の外まで薬草を探しに行ってたんだろ? 人を思いやることが出来る。そして勇気もある。エミリーはきっと立派な人間になる、私が保証する」
「ほんと!? うん、私もお姉ちゃんみたいになれるように頑張るね!」
「ああ、楽しみにしてる。ではエミリー、まずマムを呼んできてもらえるかな? これは騎士団長からエミリーへの勅命だぞ? ふふっ」
「うん! エミリー、ちょくめいがんばる! まってて!」
鼻息を荒くしてエミリーは孤児院の中へと消えていった。
「驚いた。セオリアは子供をあやすのが得意なんだな」
「ずっとやってたからな。私は孤児院の中ではずっとお姉ちゃん的な立場だったんだ。自然と身についたよ」
セオリアが柔らかく笑う。
セオリア。
いつも気を張っていて。
そのくせ生真面目すぎて。
それで、しょっちゅうバタバタしている彼女。
そんな彼女の意外な一面を見て。
ちゃぷんっ──。
ずっと静かだった俺の心に。
なにか小さな波紋が広がったような気がした。
(? なんだ、この気持ち……?)
そんな俺の疑問は、扉の奥から背の高い老婆が現れたことで掻き消えた。
「あら、セオリア!? ほんとにセオリアじゃないか!?」
「マム! お久しぶりです! ご無沙汰してすみません!」
「あらまぁ……手紙とお金は送ってもらってたけど、ほんとにこんなに立派になってるなんて……!」
目の端に涙を浮かべるマムと呼ばれる女性。
その後ろから数人の子どもたちが興味津々な様子で覗いてきてる。
「わぁ! ほんとに騎士様だ!」
「ばか! だんちょ~さまだぞ! ただの騎士じゃねぇんだぞ!」
「だんちょ~ってすごいの?」
「騎士様で一番えらいんだって」
「そんなすごい人が私たちのお姉ちゃん?」
「ああそうだぞ。私がセオリア・スパーク。プラミチア女騎士団の団長で……この孤児院出身の、キミたちのお姉ちゃんだ!」
「「「わぁ~!」」」
途端に駆け寄ってきた子どもたちに囲まれるセオリア。
ふふっ……。
いいんだよ、こういうので。
「で、セオリア。そちらの男性は旦那さんかい?」
「ブっーーー!」
「ちょちょちょ……マム!? なに言って……」
「わ~! 旦那さん!? おじさん、セオリアお姉ちゃんの旦那さんなの!?」
「ち、ちが……! 俺は……!」
勘違いを即訂正。
なぜか不機嫌になるセオリア。
それから自己紹介し、今後冒険者ギルドから俺の金がここに寄付されることを告げる。
「あぁ……ケント様、ありがとうございます!」
「おじちゃん寄付してくれるの!? ありがとう!」
子どもたちに取り囲まれる。
「おじちゃんじゃない! ケント様だ!」
「はぁ~い、ケント様ぁ~!」
「いや、セオリア?『様』はおかしいから……」
んっ?
そういえば子どもたち、みんな草笛を持ってるな。
「これ、みんな吹いてるのか?」
「うん! エミリーがみんなに教えてる!」
「そうか、ちょっと貸してもらっても?」
「いいよ!」
俺は子供から受け取った草笛を口に当てると、拭き慣れたメロディーを演奏する。
♪~
(ふふ……これは森で暮らしてた俺の数少ない文化的娯楽のひとつだったからな~。しかもこれ、吹いてるとリスや鳥が寄ってきて狩りにも役立つんだよ)
ほわぁぁぁという顔で俺を見上げる子どもたち。
「すごい! おじさんすごいよ!」
「おじさんじゃない、ケント様だ」
「ケント様~! ケント様すごい~!」
「ケント様、ケント様~!」
「ケント様、今の教えて~!」
うおっと……!
興奮した子どもたちにもみくちゃにされてるんだが……。
リスや鳥なら狩れるんだが、まさか子供を狩るわけにもいかんし……。
これ、一体どうしたら……。
「まったく、ケントはすごいな。どれほど多才なんだ一体……」
いや、別にすごくないからね?
趣味と実益を兼ねてやってただけだし。
なんて思ってると──。
「おうおう! 今日はずいぶんと賑やかじゃねぇか!?」
やけにガラの悪い男たちが現れた。
「マム、彼らは?」
「……たちのわるい地上げ屋だよ。最近ずっと毎日のように嫌がらせしてくるんだ」
ほぅ……?
それは。
「よくない……よくないなぁ……」
男たちの前に立ちはだかる。
「あ? なんだおっさん? 関係ねぇやつは引っ込んでろ、怪我するぞ?」
シュッ──。
男が棍棒の一撃を放つ。
俺はそれをするりとかわし──。
懐に入ると。
ドゥ──!
腹に一撃。
「ぐっ……!」
膝をつく男。
「やんのか、てめぇ!」
男たちが殺気立つ。
「おいおい、先に手を出してきたのはそっちだろ?」
「関係ねぇ! たたむぞ、お前ら!」
男たちが襲いかかってくる。
「はぁ……どうやら草笛に釣られてやってきたこっちの連中は狩ってもいい方みたいだな」
──潜る。
俺に向かってくるのは六人。
それを倒す流れが視える。
それから……離れた場所にもう一人いるな。
……あれは少し厄介そうだ。
けど、そいつはすぐに襲ってくる気配はない。
姿勢、重心、重心、表情から察するに、その厄介そうな奴は『見』。
俺のことを観察しようとしているようだ。
それに……なんだ? 少し体がこわばってる? 驚いてる?
もしかして俺のことを知ってる?
……まぁ、いい。
まずは、目の前の──こいつらからだ!
スッ──トントントトトトン!
ドダダダダダッ──!
ドゥ……。
崩れ落ちる男たち六人。
ふぅ。
これならまだゴブリンの方が手強いかな。
ま、ゴブリンと違って殺しちゃいけないぶん手加減が大変だが。
「なんだこいつ……馬鹿つえぇ……!」
「フハハ! 地上げ屋ごときがケントに敵うわけがないだろう!」
なぜか得意げなセオリア。
えっと……セオリアさん?
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