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サザンカには前世からの趣味がある。
「おお~今日も筋肉が輝いていますな~」
テラスから望遠鏡を使えば訓練場を観察。
そこには大勢の訓練生達が今日も今日とて厳しい訓練の真っ最中だった。
逆三角形の目立つ筋肉マン達。
筋肉を眺めて筋肉を育てる。
それが前世東堂明日輝の趣味。
「いいな~!!私も筋肉が欲しい!」
なぜ貴族令嬢はこうも筋肉に疎いのか。
これでは走れるものも走れないし、運動すらしてこなかったのか細い足に青白い肌。前回のへロイスとの一件で酷い筋肉痛をこしらえてしまい数日は寝たきり状態だったのだ。
どうすればもっと筋肉をつけられるのか。
考えていた矢先、また考え出した。
自分も騎士の訓練に混ざればいいのだ!!!と。
さっそく歩いてやって来た訓練場。
そこには大勢の訓練生達が剣の稽古に励んでいる最中で、近くでは筋肉がよく映える。
「サザンカ様⁈なぜこのようなむさ苦しい場所に⁈」
訓練を指示していた上官が気づくと慌てて近づいてくる。
(この人、めっちゃいい上腕に胸筋だ!!)
思わず見とれてしまった。
てか普通に涎垂らしてしまった。
この場にいるもれなく全員の騎士達が良い体格をしているが、この人は更に凄い体つきしていた。流石は上官と言うべきか。前世の父親は警官で趣味が筋トレだったが、それよりもごっつい。
「いい…最高」
「あの…先程から訓練をコッソリ見ていたようですが、、」
「あ、バレてた?(笑)。いや~実は私も筋肉を作りたくて。よければ参加させて頂きたいんだけど」
「サザンカ様が訓練にですか⁈またなぜそんなことを」
「ん~どうしたらムキムキになれるのか考えてて。筋肉って逞しいでしょ?私はせいぜい趣味で部屋の中で腹筋することぐらいしかできないし。ここなら皆の訓練を見て色々と取り入れられそうじゃん?」
「えええ!部屋で腹筋しているですと⁈」
上官は目を丸くする。
今まで陽の光に当たることもせず、訓練場になんて寄り付きもしなかった。悪役として名高いあのサザンカ・ロベリー・エヴァーソンが突然そんなことを言い出すのだ。そりゃあビックリされて当然だ。
『なんでここにサザンカ様が…』
『ロエナ様ではないのか、、、?』
『また嫌がらせをしようと企んでいるのでは?』
周りの騎士達はサザンカを見れば嫌そうにしていた。
すると騒ぎに気づいたフィリップが奥から現れた。
「訓練が止まってるぞ。ビショップ、どうした」
「フィリップ様!それが、サザンカ様がお見えに」
「サザンカが?」
フィリップはサザンカを見つけると「どうした」と近づいてきた。
訓練中だったせいか汗だくだった。
だがよく見ると均整のとれた無駄のない筋肉。
(色気しかない…オッホ~これはヤバイですわ!!!)
「お兄様、めっちゃイケてます!バクイケ!!もう筋肉モリモリで素敵。汗かいてるのに色気しか出せてないのズルいぐらいです!」
ぐっちょぶです!と手をグーにすればお兄様が固まった。
周りもざわついていたが理由は分からなかった。
「……サザンカ、ちょっと来なさい」
「はい!!」
何故か手を掴まれ訓練の輪から外される。
後ろからの視線はめちゃくちゃ強く、ようやく人気のないとこまでやって来るとフィリップは溜息をついた。
「サザンカ、お前は一体何を言っているんだ?」
「お兄様はカッコイイって話です!!」
「そういう恥ずかしい事を言うんじゃない」
「でも事実ですから!私は素直に良いと思ったら素直に褒めます!お兄様がカッコイイと思ったから褒めました!!なので私も訓練に参加させて下さい!」
ニコニコと笑えばフィリップは呆れていた。
だがやがて無表情な顔が緩めば頭を撫でてくる。
「サザンカ、変わったな。前までは目も当てられなかったというのに…」
「反省してるんです!今日からは気持ちを切り替え、新しい自分を目指します」
「新しいだと?」
「はい!まずは体を鍛えてお姉様を守ります!!それから世界の平和の為に悪役を断ち切り、死亡フラグを乗り切ります!」
「死亡…何て言ったんだ?」
「は!なんでもありません!!」
いけないいけない!!
口が滑ってしまう癖を直さないと。
いつなんどき、命を狙われてもおかしくはない。例え家族とはいえ、フィリップお兄様はソードマスター。その強い剣技の才でへロイスとサザンカを殺害したエピソードだってある。冷酷非道とはまさに彼のような男を言うのだ。警戒心は怠らないよう注意しておかなければ。
「体を鍛えたい…か。だが女は基本武術禁止だ」
「え、」
「国の掟であるだろ」
「そんな、、、」
あ、そう言えば…秘密の花園では何故だったか女性の騎士入団は禁止されていたっけ?
「お前には無理だ。だから良い子だから部屋に戻れ。シャロン」
「はい」
(え、いつからそこにいたの⁈)
まさかのイリュージョン!!
お兄様が声をかければ背後にはシャロンがスタンバイしていた。
恐怖。
「サザンカを部屋まで送ってやってくれ。俺はこの後も訓練がある」
「かしこまりました。さ、参りましょう、サザンカ様」
なんか…シャロンの目が怖い!!
そんな冷たい目でコッチを…は!まさかここでいう事を聞かなかったら、公爵家に迷惑をかけたとかで暗殺するとかか??
それは勘弁!!
「帰ります!また来ます!!」
「ああ、気を付けて帰れ」
お兄様が行ってしまうと途端に緊張が走る。
「サザンカ様、お屋敷にいないかと思ったら。一体ここで何をしているんです?」
「えっと…訓練の研究?」
「いけません。エヴァーソン家の公爵令嬢たるもの訓練など…ましてや部屋での腹筋などもってのほかです」
ひぃぃぃ~バレてたか、、、
バレないように隠れてやっていたのに!!
「第一、女性の武術に関する活動は一切禁止です」
「でもなんで?」
「そういうものだからです。サザンカ様は公爵令嬢。今後は訓練場には近寄らないように」
「………はい」
こんだけ圧が強かったら引くしかない。
今回は大人しく部屋に戻ることにした。
だが諦めた訳ではない。
やはり筋肉を作るには訓練生に混じって指導を受ける必要がある。
だからなんとしても諦める訳にはいかない。
心の中で筋肉が私を呼んでいるのが聞こえるのだから!!!
「おお~今日も筋肉が輝いていますな~」
テラスから望遠鏡を使えば訓練場を観察。
そこには大勢の訓練生達が今日も今日とて厳しい訓練の真っ最中だった。
逆三角形の目立つ筋肉マン達。
筋肉を眺めて筋肉を育てる。
それが前世東堂明日輝の趣味。
「いいな~!!私も筋肉が欲しい!」
なぜ貴族令嬢はこうも筋肉に疎いのか。
これでは走れるものも走れないし、運動すらしてこなかったのか細い足に青白い肌。前回のへロイスとの一件で酷い筋肉痛をこしらえてしまい数日は寝たきり状態だったのだ。
どうすればもっと筋肉をつけられるのか。
考えていた矢先、また考え出した。
自分も騎士の訓練に混ざればいいのだ!!!と。
さっそく歩いてやって来た訓練場。
そこには大勢の訓練生達が剣の稽古に励んでいる最中で、近くでは筋肉がよく映える。
「サザンカ様⁈なぜこのようなむさ苦しい場所に⁈」
訓練を指示していた上官が気づくと慌てて近づいてくる。
(この人、めっちゃいい上腕に胸筋だ!!)
思わず見とれてしまった。
てか普通に涎垂らしてしまった。
この場にいるもれなく全員の騎士達が良い体格をしているが、この人は更に凄い体つきしていた。流石は上官と言うべきか。前世の父親は警官で趣味が筋トレだったが、それよりもごっつい。
「いい…最高」
「あの…先程から訓練をコッソリ見ていたようですが、、」
「あ、バレてた?(笑)。いや~実は私も筋肉を作りたくて。よければ参加させて頂きたいんだけど」
「サザンカ様が訓練にですか⁈またなぜそんなことを」
「ん~どうしたらムキムキになれるのか考えてて。筋肉って逞しいでしょ?私はせいぜい趣味で部屋の中で腹筋することぐらいしかできないし。ここなら皆の訓練を見て色々と取り入れられそうじゃん?」
「えええ!部屋で腹筋しているですと⁈」
上官は目を丸くする。
今まで陽の光に当たることもせず、訓練場になんて寄り付きもしなかった。悪役として名高いあのサザンカ・ロベリー・エヴァーソンが突然そんなことを言い出すのだ。そりゃあビックリされて当然だ。
『なんでここにサザンカ様が…』
『ロエナ様ではないのか、、、?』
『また嫌がらせをしようと企んでいるのでは?』
周りの騎士達はサザンカを見れば嫌そうにしていた。
すると騒ぎに気づいたフィリップが奥から現れた。
「訓練が止まってるぞ。ビショップ、どうした」
「フィリップ様!それが、サザンカ様がお見えに」
「サザンカが?」
フィリップはサザンカを見つけると「どうした」と近づいてきた。
訓練中だったせいか汗だくだった。
だがよく見ると均整のとれた無駄のない筋肉。
(色気しかない…オッホ~これはヤバイですわ!!!)
「お兄様、めっちゃイケてます!バクイケ!!もう筋肉モリモリで素敵。汗かいてるのに色気しか出せてないのズルいぐらいです!」
ぐっちょぶです!と手をグーにすればお兄様が固まった。
周りもざわついていたが理由は分からなかった。
「……サザンカ、ちょっと来なさい」
「はい!!」
何故か手を掴まれ訓練の輪から外される。
後ろからの視線はめちゃくちゃ強く、ようやく人気のないとこまでやって来るとフィリップは溜息をついた。
「サザンカ、お前は一体何を言っているんだ?」
「お兄様はカッコイイって話です!!」
「そういう恥ずかしい事を言うんじゃない」
「でも事実ですから!私は素直に良いと思ったら素直に褒めます!お兄様がカッコイイと思ったから褒めました!!なので私も訓練に参加させて下さい!」
ニコニコと笑えばフィリップは呆れていた。
だがやがて無表情な顔が緩めば頭を撫でてくる。
「サザンカ、変わったな。前までは目も当てられなかったというのに…」
「反省してるんです!今日からは気持ちを切り替え、新しい自分を目指します」
「新しいだと?」
「はい!まずは体を鍛えてお姉様を守ります!!それから世界の平和の為に悪役を断ち切り、死亡フラグを乗り切ります!」
「死亡…何て言ったんだ?」
「は!なんでもありません!!」
いけないいけない!!
口が滑ってしまう癖を直さないと。
いつなんどき、命を狙われてもおかしくはない。例え家族とはいえ、フィリップお兄様はソードマスター。その強い剣技の才でへロイスとサザンカを殺害したエピソードだってある。冷酷非道とはまさに彼のような男を言うのだ。警戒心は怠らないよう注意しておかなければ。
「体を鍛えたい…か。だが女は基本武術禁止だ」
「え、」
「国の掟であるだろ」
「そんな、、、」
あ、そう言えば…秘密の花園では何故だったか女性の騎士入団は禁止されていたっけ?
「お前には無理だ。だから良い子だから部屋に戻れ。シャロン」
「はい」
(え、いつからそこにいたの⁈)
まさかのイリュージョン!!
お兄様が声をかければ背後にはシャロンがスタンバイしていた。
恐怖。
「サザンカを部屋まで送ってやってくれ。俺はこの後も訓練がある」
「かしこまりました。さ、参りましょう、サザンカ様」
なんか…シャロンの目が怖い!!
そんな冷たい目でコッチを…は!まさかここでいう事を聞かなかったら、公爵家に迷惑をかけたとかで暗殺するとかか??
それは勘弁!!
「帰ります!また来ます!!」
「ああ、気を付けて帰れ」
お兄様が行ってしまうと途端に緊張が走る。
「サザンカ様、お屋敷にいないかと思ったら。一体ここで何をしているんです?」
「えっと…訓練の研究?」
「いけません。エヴァーソン家の公爵令嬢たるもの訓練など…ましてや部屋での腹筋などもってのほかです」
ひぃぃぃ~バレてたか、、、
バレないように隠れてやっていたのに!!
「第一、女性の武術に関する活動は一切禁止です」
「でもなんで?」
「そういうものだからです。サザンカ様は公爵令嬢。今後は訓練場には近寄らないように」
「………はい」
こんだけ圧が強かったら引くしかない。
今回は大人しく部屋に戻ることにした。
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