美術教師の檻――「描き終わるまで帰さない」画家の執着

紺碧のごんぎつね

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【第4章:対等な愛への転換と濃密化の本質】 (第21話~24話)

第21話「決意の一週間」

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透也は、いつも通り学校へ向かった。だが、心は落ち着かない。
土曜日まであと5日だ。
柊に会う日……。

「先生、おはようございます」生徒たちの声。
透也は、作り笑いで返す。

「ああ、おはよう」

教室へ向かい、授業を始める。
だが、頭の中は、柊のことでいっぱいだった。

あの泣いている顔。
「先生の全部を、知りたい」あの言葉。

透也の股間が、反応し始める。

「くそ…」

小さく呟いて、教壇の陰に隠れる。生徒たちは、気づいていない。
授業を続けるが、集中できない。

帰宅した透也は、すぐにシャワーを浴びた。熱い湯が、身体を流れる。

透也の手が、自分の身体に触れる。首筋。鎖骨。胸。
柊に触れられた場所を、なぞる。

「ああ…」

小さく声が漏れる。
手が、さらに下へ。腹部を通って、股間へ。

すでに硬くなっている。

「柊…さん…」

その名前を呟きながら。透也は、自分を握った。
ゆっくりと、動かす。上下に。

快感が、じわじわと這い上がってくる。
目を閉じると。柊の顔が浮かぶ。
あの鋭い眼光。あの大きな手。

「ああ…」

透也の手が、速くなる。先端を親指で撫でる。

「んっ…」

声を堪える。だが、快感は止まらない。

「柊…蒼一郎…」

初めて、名前を呼んだ。その瞬間。
透也の身体が、強く震えた。

「っ…!」

白濁が、シャワーの床に飛び散る。
透也の荒い呼吸。

「ああ…」

でも、満たされない。自分の手では、足りない。

「柊の…手が欲しい」

呟いた。

透也は、シャワーを浴び直して、ベッドに横になった。
だが、眠れない。身体が、まだ熱い。柊を求めている。

「あと5日…」

呟きながら、透也は、ようやく眠りについた。

火曜日。水曜日。木曜日。
透也の日々は、柊への想いで満たされていた。
授業中も。休み時間も。帰宅後も。すべてが、柊に繋がる。

夜になると、決まって自慰をした。
ベッドの上で。柊からのメッセージを読みながら。

『先生、待ってる』

そのたった一言が、透也の身体を、熱くさせる。

ズボンを脱いで。下着も脱いで。裸になる。
自分の男性器を握る。

「柊…」

その名前を呟きながら。激しく動かす。

「ああ…ああ…」

声が、部屋に響く。誰も聞いていない。一人きり。だから、声を出せる。

「柊…蒼一郎…」
「俺を…触って…」

想像の中で。柊の手が、透也を愛撫する。
首筋に、キスをする。胸を、撫でる。

「ああ…」

透也の腰が、跳ねる。到達が、近い。

「蒼一郎…俺…」

「っ…!」

白濁が、透也の腹部を汚す。
荒い呼吸。

「まだ…足りない」

呟いた。

毎晩。柊を想いながら。自分で処理する。
だが、満たされない。本物の柊が。欲しかった。

金曜日の朝。

「土曜日に、会いに行く」

その決意が、固まった。

放課後、透也は柊にメッセージを送った。

『明日の夜、準備しておいて』

すぐに返信が来た。

『何の準備だ?』

透也の指が、震える。

『僕が、そっちに行く』

送信。

柊からの返信。

『本当か?』
『待ってる』
『ずっと、待ってた』

透也の心臓が、激しく鳴る。

「決まった」

呟いた。

その夜。
透也は、また自慰をした。でも、今度は違う。
到達しないように。ギリギリのところで止める。

「明日…柊と…」

その予感だけで。身体が、震える。

「待ってろ…蒼一郎」

呟いた。

透也は、その夜。ほとんど眠れなかった。
明日への期待と。不安と。そして、抑えきれない欲望で。身体が、熱かった。

土曜日の朝。
透也は、午前8時に目を覚ました。いつもより早い。

だが、もう眠れない。
起き上がって。シャワーを浴びる。
念入りに、身体を洗う。特に、下半身を。

「今日…柊に、触れられる」

その想像だけで。股間が、反応する。

「くそ…」

でも、今は我慢する。今日のために。

シャワーを出て。鏡を見る。
自分の身体。細身だが、引き締まっている。男の身体。

「柊は…これを見て、何を思うんだろう」

呟いた。

服を着る。選んだのは、シンプルな白シャツと、黒いパンツ。

鏡を見る。

「行くぞ」

呟いた。

携帯を手に取る。柊にメッセージ。

『今から行く』

すぐに返信。

『待ってる』

透也は、家を出た。
駅へ向かう。電車に乗る。

心臓が、ずっと激しく鳴っている。

「大丈夫…大丈夫…」

自分に言い聞かせる。

30分後。
透也は、アトリエのビルの前に立っていた。

深呼吸する。

「行くぞ」

階段を上る。一段、また一段。

3階のドア。

透也は、ノックした。

数秒後。
ドアが開く。柊が、立っていた。

「先生…」

その声。透也の心臓が、止まりそうになる。

「柊…さん」

二人の視線が、交わる。
長い沈黙。

そして。透也が、一歩前に出た。

「僕…話がある」

柊が、頷く。

「中へ、どうぞ」

透也は、アトリエの中に入った。
扉が、閉まる。

二人きり。この空間で。すべてが、始まる。
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