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第一章 迷宮の国テルミア編
14 Dランク昇格試験1
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俺らがこの迷宮の国テルミアにきて20日ほどがたった。
こつこつと依頼をこなしていき、資金も順調にたまっていったのだ。
早く迷宮に行きたい…という気持ちを抑えて、日々下積みに精進し、毎日イミナと俺の適合性を高めるために戦闘の練習も欠かさなかった。10日あたりから受付の人にゴブリン狩りもしてみては、というアドバイスをもらいゴブリンの巣ごと殲滅したおかげでレベルがひとつあがりLv90になったという話はまた今度にしておこう。
冒険者としてのある程度の経験を積み、やっとだ。やっとのことでランク昇格試験を受けることができるのだ。
「本当は私は止めたんですよ、でも副ギルド長が…。」
本来はDランク昇格試験というのは受けるまでには、新人としての経験をつんで50日ほど必要だというのが、新人にしてはけた外れのステータス、それに加えて以来達成数の多さや他の冒険者からの評判が良かったのも働いたのか、副ギルド長なる偉い人からDランク昇格試験を受けてもよいという指令が下ったのだ。
「ほかの新人さんたちが、あなたを見てやる気をなくすんです。『あんなのが同じ新人なんて信じられない。』って自分の弱さを痛感してやめた人までいたんだそうです。イミナさんはソロでLv90、そしてさらっといった迷宮で単騎20階層攻略、これらのことも今回のDランク昇格試験の早送りに影響したそうですよ。」
少し調子に乗った結果がランク昇格試験の早送りか。いいことなのではないか?
話を聞く限り完全に厄介者として扱われているような気もするのだが。
「Dランク昇格試験は明後日行います。複数のパーティと1人のギルド監査官とともに行動してもらう形となります、これは効率の問題もありますが、他の冒険者と円滑にコミュニケーションをとることも大切ということで評価項目に入ってきます。」
イミナは話にあまり集中していないようで、説明を受ける際中ずっと足をぱたぱたさせていた。
「本来、今回のDランク昇格試験はゴブリンの巣の探索、だったのですが…いったいどうしてかは知れませんけどゴブリンの巣が完全に殲滅させられていたので。変更となりました。」
ぎくっ。
俺がびっくりしたせいでイミナもつられてびくっと反応した。
(ほら謝れ。)
「え、え?あ。すみませんでした。」
「巣の殲滅はCランク以上の人のいるパーティで請け負う依頼なんです。イミナさんなら大丈夫だったのかもしれませんけど、そういうギルドの規律を乱すようなことはもうしないでくださいね。」
「…はい。」
実は、このゴブリンの巣殲滅は8割方俺が悪いのだが…なんだかイミナに謝らせて申し訳ないな。
「悪魔さんも出てきてください。」
しゅっ。
「はい。」
「あなたも知性がある従魔なんですから、イミナさんにちゃんとルールを守らせてくださいね。」
「あぁはい!もちろん。ははは。はは…。」
イミナが泣きべそかきならが俺のことをじっと睨んでくる。
あはは…あとで何かうまいもんでも作ってやるか。
「今回の試験内容はガメラ森林の調査です。ガメラ森林はここテルミアの付近にある森林で、魔物の討伐スポットとして人気なのですが、近ごろオークらしき魔物が群生しているのを見かけたとのことです。オークは知性が低いので本来単体行動をする魔物なのですが、もしかしたら知性の高いオークキングがいるかもしれません。オークキングが討伐レベルC、もしもいた場合は手を出さずに即座に帰還してください。今回の目的はあくまでも調査ですので、魔物の討伐にあまり力を入れすぎず本来の目的を忘れずに行動してください。説明は以上です、明後日に西側の門付近で集合との事です。試験は3日程ありますので、きちんと準備を整えてくださいね。」
俺らはギルドからの説明を受けた後、野宿に使う用具を買いそろえていた。
「テントっているのかな?」
「いや、俺が自由伸縮でお前の周りを覆えばいいだろ。あんまり資金は無駄に使いたくない。」
「調理器具とか買う?」
「鍋と調味料ぐらいは最低限買いそろえておくか。…。耐・火炎のスキルと素材変換で鉄になったら俺が鍋になったりできんのかな。」
「なんか不潔。私の心臓だってこと忘れないでね。リミドさん。」
「不潔はいいすぎだろ。」
そんな会話をしながら店の立ち並ぶ大通りを歩いていると、急にイミナが立ち止まりある一点を見つめていた。
「おいイミナどうし…。あぁ。」
イミナが見つめていたのはブティックだった。
しかも、まぁまぁ高そうな。店頭に並ぶのはどれもかわいいものばかり。年頃の女の子は、やはりかわいい服を着たがるのか。前世では俺は全くファッションセンスとかそういうのにこだわってなかったかし、女兄弟もいなかったもんだから女のファッションというのもわからない。
「リミドさん…ちょっと見てっていい?」
「…見るだけだぞ。」
結局試着までして、欲しい欲しいとイミナは駄々をこねたがその驚きの値段から俺は断った。
しかし、イミナがあんまりにも悲しげだったもので俺はほんの少しずるをした。
イミナが試着した4着をすべて、いったん俺の中に取り込んで形状をコピーした。
これでイミナの私服のバリエーションが5にふえたってわけだ。
イミナはこれでもまだ少ない方じゃないかといって、ちょっとびびった。
こつこつと依頼をこなしていき、資金も順調にたまっていったのだ。
早く迷宮に行きたい…という気持ちを抑えて、日々下積みに精進し、毎日イミナと俺の適合性を高めるために戦闘の練習も欠かさなかった。10日あたりから受付の人にゴブリン狩りもしてみては、というアドバイスをもらいゴブリンの巣ごと殲滅したおかげでレベルがひとつあがりLv90になったという話はまた今度にしておこう。
冒険者としてのある程度の経験を積み、やっとだ。やっとのことでランク昇格試験を受けることができるのだ。
「本当は私は止めたんですよ、でも副ギルド長が…。」
本来はDランク昇格試験というのは受けるまでには、新人としての経験をつんで50日ほど必要だというのが、新人にしてはけた外れのステータス、それに加えて以来達成数の多さや他の冒険者からの評判が良かったのも働いたのか、副ギルド長なる偉い人からDランク昇格試験を受けてもよいという指令が下ったのだ。
「ほかの新人さんたちが、あなたを見てやる気をなくすんです。『あんなのが同じ新人なんて信じられない。』って自分の弱さを痛感してやめた人までいたんだそうです。イミナさんはソロでLv90、そしてさらっといった迷宮で単騎20階層攻略、これらのことも今回のDランク昇格試験の早送りに影響したそうですよ。」
少し調子に乗った結果がランク昇格試験の早送りか。いいことなのではないか?
話を聞く限り完全に厄介者として扱われているような気もするのだが。
「Dランク昇格試験は明後日行います。複数のパーティと1人のギルド監査官とともに行動してもらう形となります、これは効率の問題もありますが、他の冒険者と円滑にコミュニケーションをとることも大切ということで評価項目に入ってきます。」
イミナは話にあまり集中していないようで、説明を受ける際中ずっと足をぱたぱたさせていた。
「本来、今回のDランク昇格試験はゴブリンの巣の探索、だったのですが…いったいどうしてかは知れませんけどゴブリンの巣が完全に殲滅させられていたので。変更となりました。」
ぎくっ。
俺がびっくりしたせいでイミナもつられてびくっと反応した。
(ほら謝れ。)
「え、え?あ。すみませんでした。」
「巣の殲滅はCランク以上の人のいるパーティで請け負う依頼なんです。イミナさんなら大丈夫だったのかもしれませんけど、そういうギルドの規律を乱すようなことはもうしないでくださいね。」
「…はい。」
実は、このゴブリンの巣殲滅は8割方俺が悪いのだが…なんだかイミナに謝らせて申し訳ないな。
「悪魔さんも出てきてください。」
しゅっ。
「はい。」
「あなたも知性がある従魔なんですから、イミナさんにちゃんとルールを守らせてくださいね。」
「あぁはい!もちろん。ははは。はは…。」
イミナが泣きべそかきならが俺のことをじっと睨んでくる。
あはは…あとで何かうまいもんでも作ってやるか。
「今回の試験内容はガメラ森林の調査です。ガメラ森林はここテルミアの付近にある森林で、魔物の討伐スポットとして人気なのですが、近ごろオークらしき魔物が群生しているのを見かけたとのことです。オークは知性が低いので本来単体行動をする魔物なのですが、もしかしたら知性の高いオークキングがいるかもしれません。オークキングが討伐レベルC、もしもいた場合は手を出さずに即座に帰還してください。今回の目的はあくまでも調査ですので、魔物の討伐にあまり力を入れすぎず本来の目的を忘れずに行動してください。説明は以上です、明後日に西側の門付近で集合との事です。試験は3日程ありますので、きちんと準備を整えてくださいね。」
俺らはギルドからの説明を受けた後、野宿に使う用具を買いそろえていた。
「テントっているのかな?」
「いや、俺が自由伸縮でお前の周りを覆えばいいだろ。あんまり資金は無駄に使いたくない。」
「調理器具とか買う?」
「鍋と調味料ぐらいは最低限買いそろえておくか。…。耐・火炎のスキルと素材変換で鉄になったら俺が鍋になったりできんのかな。」
「なんか不潔。私の心臓だってこと忘れないでね。リミドさん。」
「不潔はいいすぎだろ。」
そんな会話をしながら店の立ち並ぶ大通りを歩いていると、急にイミナが立ち止まりある一点を見つめていた。
「おいイミナどうし…。あぁ。」
イミナが見つめていたのはブティックだった。
しかも、まぁまぁ高そうな。店頭に並ぶのはどれもかわいいものばかり。年頃の女の子は、やはりかわいい服を着たがるのか。前世では俺は全くファッションセンスとかそういうのにこだわってなかったかし、女兄弟もいなかったもんだから女のファッションというのもわからない。
「リミドさん…ちょっと見てっていい?」
「…見るだけだぞ。」
結局試着までして、欲しい欲しいとイミナは駄々をこねたがその驚きの値段から俺は断った。
しかし、イミナがあんまりにも悲しげだったもので俺はほんの少しずるをした。
イミナが試着した4着をすべて、いったん俺の中に取り込んで形状をコピーした。
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