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第三章 魔法学園都市オクタグラム編
54 事変
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朝。
イミナの髪をリヴァイアサンがとく。完全に俺の立ち位置取られてるよね。
結局魔法が使えないままだったため、イミナはひどく落ち込んでいる。
ここはひとつ、励ましの言葉をかけてやるか。
「なぁイミナ…魔法を使えなくてざ」
「はい!もういじけるのは終わりです!」
「「んがっ…。」」
下げていた頭を思いっきり上げて、高々とイミナはそういった。
上げた頭がリヴァイアサンに当たって二人とも痛そうにした。
「な、なにをするのだイミナ!」
「あ、すみません!つい、勢い余っちゃって。」
「…んで?なんだって?」
「はい。もうぐずぐずするのは終わりです。十分泣いて、十分悲しみました。次です。魔法不可の呪いの解呪に向けて前進しましょう!さぁ、今日の講義に出ましょう!」
イミナは強い子になった。いや、もともと強かったか?俺としては大変うれしいことである。ただ、そんなイミナに伝えなきゃいけないことが一つある。
「あぁー…イミナ?意気込んでいるところ悪いんだが…。」
「はい?」
「今日、お前の講義全部キャンセルしといちゃった。」
と、いうわけで不機嫌なイミナを連れて俺たちは今学園長の部屋にいる。
「ふぉふぉふぉ、昨日は盛大にやらかしてくれましたね。それで?成果の方はどうでしたか?」
「魔力解放のスキルで魔力の流れを良くしたのだが、魔法不可の呪いの方が効果は強そうでな。しかも中途半端に魔力回路を刺激したせいで魔力暴走を起こし、2人は気絶。その間リミッドパーツが暴走状態となってあの惨事。イミナとリミッドパーツが融合状態の極装(ガイルドベント)の時のみ、魔力解放と魔法不可の呪いの効果が等しくなって中和され、一時的に魔法を使用することができる。こんなところなのだ。」
この学園に来てから、リヴァイアサンが何だか知的な存在に見えてきた。出会った当初は相当馬鹿っぽそうだったのだが…。
「つまりは不完全だったということかの?」
「まぁ、そういうことなのだ。」
「その結果からみると、魔力解放のスキルの効果を上げれば融合状態と同じように魔法が使えるようになるのではないかの?」
「おいリミド、説明してやれ。」
「おう。」
俺は分身体をイミナの首筋からにゅるっと出す。
「俺はレベルアップ、それと魔物を喰らうことで「ポイント」を獲得できて、それでスキルが獲得できる。そして現在ポイントはすっからかん。それに加えて魔力解放の上位と思えるスキルはいまだ取得不能。たぶん、条件を満たしていないんだと思う。」
「条件…とな?」
「おそらくだがレベルアップだ。悪魔帝との戦闘を得て俺らは相当レベルアップした。それで、その時結構な数のスキルが所得可能になった。」
「現在のレベルは?」
「132だ。」
「ふぉふぉふぉ、それはすごい!Aランク冒険者並みじゃな。」
「ぬかせ。おぬしもっと高いだろ?」
「ふぉふぉふぉ…海龍帝王様にはばれてしまいましたかの?」
「えっと…マルエ様のレベルはどのくらいなのでしょうか?」
「さぁ、132よりは上とだけ申しておくのじゃ。」
さすがはオクタグラムの学園長。もしや人類の限界と言われている200レベルを超えているのではないか?ちなみにSランク冒険者は全員200レベルを超えているらしい。さすがは化け物の集まりである。
「話を戻すが、結局のところスキルで強引に魔法不可の呪いを解呪するのは難しいということじゃな。」
「で?おぬしもおぬしで魔法不可の呪いについてちゃんと調べてくれたんだろうなぁ?イミナとリミッドパーツ、あんだけ研究観察したやったのだ。もちろん?」
「それはもちろんです海龍帝王様。魔法不可の呪い。やはり東の大陸の一部の家で受け継がれている禁術のようで、その呪いを解呪するには…その呪いをかけた術の解析をしなければなりませぬ。つまり、東の大陸へ行き呪いをかけたイミナさんの家を訪ねなければいけないことになりますな。」
東の大陸。白髪を迫害する文化が根強く、イミナはそのせいで死ぬ一歩手前までいったのだ。俺がいなかったら、そのまま朽ちていただろう。
「やはり…東に戻らないといけないですか。」
「まぁそうですな。魔力解放のスキルを進化させて強引に突破する手もなくはないでしょうが、また魔力暴走を起こして暴走するかもしれません。イミナさん、そしてリミッドパーツにどのような負荷がかかるかも予想もできない。やめた方がよさそうじゃのう。」
「それじゃあ、今後の目標は東大陸に行ってイミナの糞親どもを探すということなのだな。」
「そうですね。」
「えっと、東の大陸に行くんだったらフォールン大森林を通ればいいんだよな?」
「そうじゃな。混触培養龍(ホムンクルスドラゴン)が群生していて並みの人間は通れないが、イミナさんのレベルならば余裕じゃろ。」
「というか、フォールン大森林で捨てられたんですけどね、へへへ…。」
「か弱い少女をあんなところに捨てるなど…。確実に殺す気だったろうな。」
「まぁでも、そのおかげでリミドさんと出会えました。私も、強くなりました。」
「うれしいこと言ってくれるな。」
俺は少しだけ照れる。
「緊急!緊急の連絡です!職員はただちに中央ホールに集まってください!」
「おや?なんの用じゃ?いきなり集会なんて…。」
「集会…そんなものがあるんですか?」
「何か緊急の連絡があるときや長期糾合前に集会は行うが…何か連絡することでもあったかのう?行ってみようかの。」
巨大な中央ホールに教師が集められる。
「なんだ?なんの連絡だ?」
「何か起きたのかしら…。」
「学園長、これは何の集会ですか?」
「はて、わしも知らんぞ?」
俺らも学園長についていき、中央ホールに来た。
すると、突然巨大なホールのあちこちに魔方陣が現れ、そこから一人の男の声が響く。
「あー、あー。てすてす。教師の皆さんこんにちは!」
「…?おいこの声テノカじゃないか?」
「えっと誰ですか?」
「アイン級の生徒です。確か9位だった子…?」
「皆さん、上をご覧ください!」
全員が一斉に上を向く。
「はい、じゃあ皆さん。さようなら…。」
その瞬間、ホールを紫色の結界が覆う。
「これは高位の魔法封じの結界です。あなたたちは全員無力となりました。これより、ここオクタグラムは魔族の支配地域となります。」
「なんなのだ?これは…。我が解除してやる。」
リヴァイアサンが前に出て、魔法封じの結界を解除しようと手を伸ばす。
「おっと、そうはさせません。」
リヴァイアサンの背後に突然白髪の男が現れた。
「なっ!」
「邪魔者は排除しないと。」
リヴァイアサンを黒い渦のようなものが包み、リヴァイアサンはどこかへ消えてしまった。
「と、トゥルガーさん!!!」
「安心してください、遠くの場所に転移させただけです。」
白髪の男は大声を上げる。
「さぁさぁ皆さん!あがいてください、最も…魔法が使えないので無理でしょうがね?」
ホールの天井から強大な魔力の反応。
「イミナ!防御!」
近くにいた学園長ごと、俺は繭の形になって防御態勢をとる。
その瞬間、中央ホールが大爆発する。
魔法以外の防御手段を持ち合わせていない俺とイミナと学園長以外は、激しい爆発に巻き込まれ、全員死んでしまった。
「さぁさぁ、侵略の始まりだ。」
オクタグラムの都市に仕掛けられた魔方陣から、わらわらと魔族が現れる。
あちらこちらで爆発がおき、オクタグラムを混乱でつつむ。
イミナの髪をリヴァイアサンがとく。完全に俺の立ち位置取られてるよね。
結局魔法が使えないままだったため、イミナはひどく落ち込んでいる。
ここはひとつ、励ましの言葉をかけてやるか。
「なぁイミナ…魔法を使えなくてざ」
「はい!もういじけるのは終わりです!」
「「んがっ…。」」
下げていた頭を思いっきり上げて、高々とイミナはそういった。
上げた頭がリヴァイアサンに当たって二人とも痛そうにした。
「な、なにをするのだイミナ!」
「あ、すみません!つい、勢い余っちゃって。」
「…んで?なんだって?」
「はい。もうぐずぐずするのは終わりです。十分泣いて、十分悲しみました。次です。魔法不可の呪いの解呪に向けて前進しましょう!さぁ、今日の講義に出ましょう!」
イミナは強い子になった。いや、もともと強かったか?俺としては大変うれしいことである。ただ、そんなイミナに伝えなきゃいけないことが一つある。
「あぁー…イミナ?意気込んでいるところ悪いんだが…。」
「はい?」
「今日、お前の講義全部キャンセルしといちゃった。」
と、いうわけで不機嫌なイミナを連れて俺たちは今学園長の部屋にいる。
「ふぉふぉふぉ、昨日は盛大にやらかしてくれましたね。それで?成果の方はどうでしたか?」
「魔力解放のスキルで魔力の流れを良くしたのだが、魔法不可の呪いの方が効果は強そうでな。しかも中途半端に魔力回路を刺激したせいで魔力暴走を起こし、2人は気絶。その間リミッドパーツが暴走状態となってあの惨事。イミナとリミッドパーツが融合状態の極装(ガイルドベント)の時のみ、魔力解放と魔法不可の呪いの効果が等しくなって中和され、一時的に魔法を使用することができる。こんなところなのだ。」
この学園に来てから、リヴァイアサンが何だか知的な存在に見えてきた。出会った当初は相当馬鹿っぽそうだったのだが…。
「つまりは不完全だったということかの?」
「まぁ、そういうことなのだ。」
「その結果からみると、魔力解放のスキルの効果を上げれば融合状態と同じように魔法が使えるようになるのではないかの?」
「おいリミド、説明してやれ。」
「おう。」
俺は分身体をイミナの首筋からにゅるっと出す。
「俺はレベルアップ、それと魔物を喰らうことで「ポイント」を獲得できて、それでスキルが獲得できる。そして現在ポイントはすっからかん。それに加えて魔力解放の上位と思えるスキルはいまだ取得不能。たぶん、条件を満たしていないんだと思う。」
「条件…とな?」
「おそらくだがレベルアップだ。悪魔帝との戦闘を得て俺らは相当レベルアップした。それで、その時結構な数のスキルが所得可能になった。」
「現在のレベルは?」
「132だ。」
「ふぉふぉふぉ、それはすごい!Aランク冒険者並みじゃな。」
「ぬかせ。おぬしもっと高いだろ?」
「ふぉふぉふぉ…海龍帝王様にはばれてしまいましたかの?」
「えっと…マルエ様のレベルはどのくらいなのでしょうか?」
「さぁ、132よりは上とだけ申しておくのじゃ。」
さすがはオクタグラムの学園長。もしや人類の限界と言われている200レベルを超えているのではないか?ちなみにSランク冒険者は全員200レベルを超えているらしい。さすがは化け物の集まりである。
「話を戻すが、結局のところスキルで強引に魔法不可の呪いを解呪するのは難しいということじゃな。」
「で?おぬしもおぬしで魔法不可の呪いについてちゃんと調べてくれたんだろうなぁ?イミナとリミッドパーツ、あんだけ研究観察したやったのだ。もちろん?」
「それはもちろんです海龍帝王様。魔法不可の呪い。やはり東の大陸の一部の家で受け継がれている禁術のようで、その呪いを解呪するには…その呪いをかけた術の解析をしなければなりませぬ。つまり、東の大陸へ行き呪いをかけたイミナさんの家を訪ねなければいけないことになりますな。」
東の大陸。白髪を迫害する文化が根強く、イミナはそのせいで死ぬ一歩手前までいったのだ。俺がいなかったら、そのまま朽ちていただろう。
「やはり…東に戻らないといけないですか。」
「まぁそうですな。魔力解放のスキルを進化させて強引に突破する手もなくはないでしょうが、また魔力暴走を起こして暴走するかもしれません。イミナさん、そしてリミッドパーツにどのような負荷がかかるかも予想もできない。やめた方がよさそうじゃのう。」
「それじゃあ、今後の目標は東大陸に行ってイミナの糞親どもを探すということなのだな。」
「そうですね。」
「えっと、東の大陸に行くんだったらフォールン大森林を通ればいいんだよな?」
「そうじゃな。混触培養龍(ホムンクルスドラゴン)が群生していて並みの人間は通れないが、イミナさんのレベルならば余裕じゃろ。」
「というか、フォールン大森林で捨てられたんですけどね、へへへ…。」
「か弱い少女をあんなところに捨てるなど…。確実に殺す気だったろうな。」
「まぁでも、そのおかげでリミドさんと出会えました。私も、強くなりました。」
「うれしいこと言ってくれるな。」
俺は少しだけ照れる。
「緊急!緊急の連絡です!職員はただちに中央ホールに集まってください!」
「おや?なんの用じゃ?いきなり集会なんて…。」
「集会…そんなものがあるんですか?」
「何か緊急の連絡があるときや長期糾合前に集会は行うが…何か連絡することでもあったかのう?行ってみようかの。」
巨大な中央ホールに教師が集められる。
「なんだ?なんの連絡だ?」
「何か起きたのかしら…。」
「学園長、これは何の集会ですか?」
「はて、わしも知らんぞ?」
俺らも学園長についていき、中央ホールに来た。
すると、突然巨大なホールのあちこちに魔方陣が現れ、そこから一人の男の声が響く。
「あー、あー。てすてす。教師の皆さんこんにちは!」
「…?おいこの声テノカじゃないか?」
「えっと誰ですか?」
「アイン級の生徒です。確か9位だった子…?」
「皆さん、上をご覧ください!」
全員が一斉に上を向く。
「はい、じゃあ皆さん。さようなら…。」
その瞬間、ホールを紫色の結界が覆う。
「これは高位の魔法封じの結界です。あなたたちは全員無力となりました。これより、ここオクタグラムは魔族の支配地域となります。」
「なんなのだ?これは…。我が解除してやる。」
リヴァイアサンが前に出て、魔法封じの結界を解除しようと手を伸ばす。
「おっと、そうはさせません。」
リヴァイアサンの背後に突然白髪の男が現れた。
「なっ!」
「邪魔者は排除しないと。」
リヴァイアサンを黒い渦のようなものが包み、リヴァイアサンはどこかへ消えてしまった。
「と、トゥルガーさん!!!」
「安心してください、遠くの場所に転移させただけです。」
白髪の男は大声を上げる。
「さぁさぁ皆さん!あがいてください、最も…魔法が使えないので無理でしょうがね?」
ホールの天井から強大な魔力の反応。
「イミナ!防御!」
近くにいた学園長ごと、俺は繭の形になって防御態勢をとる。
その瞬間、中央ホールが大爆発する。
魔法以外の防御手段を持ち合わせていない俺とイミナと学園長以外は、激しい爆発に巻き込まれ、全員死んでしまった。
「さぁさぁ、侵略の始まりだ。」
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