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52話・ダンジョン製作

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 これまた、凄い称号とスキルを覚えたな。

「なぁ、ダンジョン製作ってどういう事だ?」

『そのままの意味です。私の代わりに、ダンジョンを製作する事が出来ます。また、私との会話は、声に出さなくても、行えます?』

 声に、出さなくても? 試しに、やってみる。

"あ~… あ~… 聞こえるか?"

『聞こえます、マスター』

 お、本当に出来た!!

"その、ダンジョン製作ってどうやったら出来るんだ?"

『1度、私に触れてくれませんか? 必要な情報を送ります』

"分かった"

 僕は、立ち上がろうとすると、ソフィアに止められる。

「お兄ちゃん、急に喋ったり、黙り込んだりどうしたの?」

「あぁ、これは…」

 ソフィアに、今起こっている事の簡単な説明を行う。

「やっぱり、お兄ちゃんは凄いね!!」

 まぁ、今回は僕が凄いって言うより、運が良いだけの気がするけどね。

「だから、ちょっと試したい事があるから、ちょっと待っててな?」

「はい!!」

 僕は、立ち上がり玉に触れる。

『では、今から情報を送ります』

 すると、ダンジョンが出来上がるまでの事についてやダンジョンの仕組み、この玉についてなど様々な情報が、頭の中に流れ込んでくる。

『以上が、ダンジョンについての情報になります』

"ありがとう"

「お兄ちゃん、大丈夫?」

「あぁ、大丈夫だよ。それより、ダンジョン製作!!」

 僕が、そう言うと、玉から何かが浮かび上がってきた。


ダンジョンポイント:100
ダンジョン形態:未定 ▼ 選択して下さい
ダンジョン階層:0階
製作可能なアイテムリスト:なし 必要ポイント:0
創作可能なモンスターリスト:なし 必要ポイント:0

 え~と、まずはダンジョン形態を選択するんだったよな…
 ▼部を押してから選択できる形態を見てみる。

ダンジョン形態:洞窟、草原、森林、砂漠… ▲

 思っていたよりも、形態の種類があるなぁ…
 僕は、その中から1つを選択する。

『マスター、ダンジョン形態:統合型で、宜しいですか?』

"お願い"

『かしこまりました』

 ゴゴゴゴゴゴッ

 もの凄い音が響く。

「お兄ちゃん!! 階段が!!」

 階段が、徐々に塞がっていき、完全に塞がれる。

「お兄ちゃん、完全に塞がったよ!!」

「ソフィア、大丈夫だよ。」

「分かった、お兄ちゃん…」

『完了しました、マスター』

"ありがとう… えっと、アコ"

『アコ?』

"あぁ、ごめんね。今後長い付き合いになりそうだから、名前をって思ったんだけど、嫌だった?"

 安直すぎたかな?

『…いえ、ありがとうございます、マスター』

"そっか、良かった。それじゃあ、僕たちは、ダンジョンの確認しに行ってくるね"

『はい、マスター』

「ソフィア、こっちにおいで。」

「はい!!」

 ソフィアが、抱きついて来たのを確認した後、

"それじゃあ、行ってくるね、アコ"

『はい、いってらっしゃいませ、マスター』

「ダンジョン移動!!」

 僕は、製作したダンジョンに移動した。
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