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第2章:第3節
美しい裸体は目の保障であり、毒でもある
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その日の夜、私は机の上に置いてある学校から配布された課題をジッと見ていた。
(うん、前世の時とほぼ変わらないな…………)
夏休みの課題は各教科のドリル、読書感想文に自由研究、冊子があり、課題の隣には各クラスが記載されてるテスト範囲表が並べてられている。
(さてと、ドリルからやろっと…………)
私はドリルだけを残して、それ以外の課題は机の横のフックに掛かっているエコバッグの中に入れておく。これは始業式の前日に何処に置いたかをあたふたしないため。
時刻は午後九時半、私はまず得意科目である英語に手を出してドリルをパラリと開いて書き始める。
(このページの厚さだと私は、およそ三十分かな……)
英語のドリルの厚さは薄く、総ページは説明も付いて二十五ページある。普通なら一ページにつき五分、これを全部やるとなれば説明を抜いておよそ一時間弱になる。各教科のドリルは一日一ページが目安なのだが、私は肩の荷を少しでも軽くしたいがために、一教科のドリルを一日終わらすつもりである。
(小学校の時は痛い目にあったからな……)
私がまだ前世にいた頃、小学校の時はろくに課題をせずに遊んでいたばかりだったので、八月の中旬に慌てて課題にようやく手を出したのだ。ドリルに関しては全部終わらせたものの、時間がかかるであろう読書感想文や自由研究に関しては親にせがんで泣き寝入りした。
親は呆れつつも手伝ってくれて、始業式の時に全部提出する事が出来た。
そんなこともあったので、中学からは自力で課題を先に終わらせてから夏休みや冬休みを満喫に過ごしていた。
※※※※※※※※※※
「……フゥー、ドリルはこれで三教科目終わり!」
暫くして英語の他に数学と日本史のドリルを終わらせ、猫背状態が続いたためカチカチに肩が凝っていた。凝った肩を背筋伸ばすように、手を合わせて背中にくるようにグッと手を上に伸ばす。
「あっ、もうこんな時間か…………」
私はスマホを手にして時間を見ると、只今の時刻は午後十一時半と表記され、ドリルに手を出して二時間経過していた。
「寝る前に風呂入ろっと………」
私はやり終えた三教科を学生鞄の中に入れて、残りのドリルはエコバッグの中に入れる。勉強机の上を片付け終えた私は席を立ち、クローゼットへと向かい、いつも通りに数枚のタオルと着替えを出し、部屋を出てお風呂場へと向かう。
「えっ………」
「……あ?」
お風呂場のドアを開けて電気を付けるとミナトの上半身裸が目に入る。服が脱ぎかかってることから今から入ろうとしたところだと私は想定する。
「ゴ、ゴメン…………!?」
私は目のやり場に困り、顔を真っ赤にしながらお風呂場のドアをゆっくり閉める。
(何故電気付けないの!?)
私はお風呂場の近くでしゃがみ込んで、ギュッとタオルと着替えを握り締めながら真っ赤になった顔を埋める。ノックをしなかった自分が悪いのだが、電気がついていなかったため、誰も使ってないだろうと油断していた。
(ヴァンパイアって確か、暗闇の中でも姿見えるんだっけ……)
そう思いつつも、電気を付けなければ流石に驚く。現にヴァンパイアハンターである私でさえミナトの…異性の裸を上半身露わになってる姿をみたら尚更だ。
(なんで私さっき、ミナトの裸であたふたになってたんだ……?)
ふと私は先程の自身の行動に疑問を抱く。いくら上半身裸だったからといって電気付けてない状態だったから、なんで電気付けないと怒鳴りつけるはず。
(わ、分からん…………)
私は顔を埋めたまま、スリスリと横に振る。ガチャリとドアが開いたので私は顔を上げて、横に向けた。
「ミナト、入っていたのなら電気ぐらい付けて、く…………!?」
立ち上がって、言葉を言いかけた私は目を見開いて硬直した。なんとミナトは上半身肌を露わにしたまま出て来たからだ。
「…………どうした?」
ミナトの上半身は若干ではあるが鍛えられていて、やはり男の体だと改めて思い知らされる。大抵ならこれを目の保障と言うのだが、今の私は目に毒であった。
「な、なんで上半身裸のままなんですか!?」
「なんでって…寝るときはこの格好だからだ!」
流石の私も驚き過ぎて声が出ないほど、呆れ返っていた。当の本人は平然な態度で訝しげな顔をしていたからだ。これがいつものことだといってるかのように…………
「入浴してたんでしょう!?風邪引いたらどうする気ですか!!」
「ギャーギャー喚くな。ヴァンパイアはそう簡単に風邪引くかよ!」
ミナトは一歩後退り耳を塞いで訝しげな顔のまま、顔を真っ赤にしたまま怒る私を見る。
「とにかく、僕の前では服着てください!!」
そう言って、私は真っ赤にしたままお風呂場に入って鍵をロックする。
「……ったく、なんなんだ。」
ミナトはそう呟き、頭を掻いで自分の部屋に戻っていく。
(上半身とはいえ、私には目に毒だ…………!)
私は先程の光景を思い出してカァーと再度真っ赤にしながら、服を脱いでお風呂に入った。
(うん、前世の時とほぼ変わらないな…………)
夏休みの課題は各教科のドリル、読書感想文に自由研究、冊子があり、課題の隣には各クラスが記載されてるテスト範囲表が並べてられている。
(さてと、ドリルからやろっと…………)
私はドリルだけを残して、それ以外の課題は机の横のフックに掛かっているエコバッグの中に入れておく。これは始業式の前日に何処に置いたかをあたふたしないため。
時刻は午後九時半、私はまず得意科目である英語に手を出してドリルをパラリと開いて書き始める。
(このページの厚さだと私は、およそ三十分かな……)
英語のドリルの厚さは薄く、総ページは説明も付いて二十五ページある。普通なら一ページにつき五分、これを全部やるとなれば説明を抜いておよそ一時間弱になる。各教科のドリルは一日一ページが目安なのだが、私は肩の荷を少しでも軽くしたいがために、一教科のドリルを一日終わらすつもりである。
(小学校の時は痛い目にあったからな……)
私がまだ前世にいた頃、小学校の時はろくに課題をせずに遊んでいたばかりだったので、八月の中旬に慌てて課題にようやく手を出したのだ。ドリルに関しては全部終わらせたものの、時間がかかるであろう読書感想文や自由研究に関しては親にせがんで泣き寝入りした。
親は呆れつつも手伝ってくれて、始業式の時に全部提出する事が出来た。
そんなこともあったので、中学からは自力で課題を先に終わらせてから夏休みや冬休みを満喫に過ごしていた。
※※※※※※※※※※
「……フゥー、ドリルはこれで三教科目終わり!」
暫くして英語の他に数学と日本史のドリルを終わらせ、猫背状態が続いたためカチカチに肩が凝っていた。凝った肩を背筋伸ばすように、手を合わせて背中にくるようにグッと手を上に伸ばす。
「あっ、もうこんな時間か…………」
私はスマホを手にして時間を見ると、只今の時刻は午後十一時半と表記され、ドリルに手を出して二時間経過していた。
「寝る前に風呂入ろっと………」
私はやり終えた三教科を学生鞄の中に入れて、残りのドリルはエコバッグの中に入れる。勉強机の上を片付け終えた私は席を立ち、クローゼットへと向かい、いつも通りに数枚のタオルと着替えを出し、部屋を出てお風呂場へと向かう。
「えっ………」
「……あ?」
お風呂場のドアを開けて電気を付けるとミナトの上半身裸が目に入る。服が脱ぎかかってることから今から入ろうとしたところだと私は想定する。
「ゴ、ゴメン…………!?」
私は目のやり場に困り、顔を真っ赤にしながらお風呂場のドアをゆっくり閉める。
(何故電気付けないの!?)
私はお風呂場の近くでしゃがみ込んで、ギュッとタオルと着替えを握り締めながら真っ赤になった顔を埋める。ノックをしなかった自分が悪いのだが、電気がついていなかったため、誰も使ってないだろうと油断していた。
(ヴァンパイアって確か、暗闇の中でも姿見えるんだっけ……)
そう思いつつも、電気を付けなければ流石に驚く。現にヴァンパイアハンターである私でさえミナトの…異性の裸を上半身露わになってる姿をみたら尚更だ。
(なんで私さっき、ミナトの裸であたふたになってたんだ……?)
ふと私は先程の自身の行動に疑問を抱く。いくら上半身裸だったからといって電気付けてない状態だったから、なんで電気付けないと怒鳴りつけるはず。
(わ、分からん…………)
私は顔を埋めたまま、スリスリと横に振る。ガチャリとドアが開いたので私は顔を上げて、横に向けた。
「ミナト、入っていたのなら電気ぐらい付けて、く…………!?」
立ち上がって、言葉を言いかけた私は目を見開いて硬直した。なんとミナトは上半身肌を露わにしたまま出て来たからだ。
「…………どうした?」
ミナトの上半身は若干ではあるが鍛えられていて、やはり男の体だと改めて思い知らされる。大抵ならこれを目の保障と言うのだが、今の私は目に毒であった。
「な、なんで上半身裸のままなんですか!?」
「なんでって…寝るときはこの格好だからだ!」
流石の私も驚き過ぎて声が出ないほど、呆れ返っていた。当の本人は平然な態度で訝しげな顔をしていたからだ。これがいつものことだといってるかのように…………
「入浴してたんでしょう!?風邪引いたらどうする気ですか!!」
「ギャーギャー喚くな。ヴァンパイアはそう簡単に風邪引くかよ!」
ミナトは一歩後退り耳を塞いで訝しげな顔のまま、顔を真っ赤にしたまま怒る私を見る。
「とにかく、僕の前では服着てください!!」
そう言って、私は真っ赤にしたままお風呂場に入って鍵をロックする。
「……ったく、なんなんだ。」
ミナトはそう呟き、頭を掻いで自分の部屋に戻っていく。
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