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第3章:第1節
男装女子、保護(らち)されました
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「んっ…………」
私は意識を取り戻し、ゆっくり目を覚ます。
「ここは…………?」
視界に鮮明に写し出した頃に目にしたのは見慣れない天井だった。天井から下がった骨菫品ようなシャンデリアがぶら下げていて、体をゆっくり起こして辺りを見渡せば、私が眠っていたベットの向かいにドアがあり、窓は枕元の上に飾られている。
手を胸の上に滑られていた時、違和感を感じた私は下に向けると目を見開いた。
(これ、私の服じゃない!!!?)
さっきまで如何にも男っぽい服装でその上に上着を羽織っていた筈がいつの間にか、女の子らしいワンピース姿になっていた。胸元にはフリフリがあしらっていていて、豊満ではない胸がフリフリによって少し強調されていた。
(まさか、寝てる間に着替えさせられた!?)
そうとしか考えられない。だってワンピースだけでなく、その下には下着と思われるものがチラリと見えたからだ。男装をしてた際、女とバレないように胸元は晒しを巻いている。なのに今は、私の胸には完全にブラジャーが着けられていた。
「お目覚めのようね。」
ガチャっとドアが開ける音がしてそちらに顔を向けると黄色いカチューシャを身に付ける紫色のロングヘアーの人物が目に入る。
(セ、セレスがいるということは……)
目の前にいる三つ子の一人…セレスを目にして私はここが三つ子達の屋敷だと直感した。前世で三つ子の屋敷内の内装がこれだったし、見たことがあったから。
(というか私、ヴァンパイアハンターなのにあっさり拉致されてしまった……)
私は心の中で自分がやらかした失態を振り返る。あの後、檜の枝の上に乗って、三つ子を見下ろしていた私は、頭の中でこの状況をどう乗り切るかと考えていた時に、背後から口に布を覆われてそのまま意識を失った。恐らく、三つ子の手下に違いない。
だがどういうわけか私は、手下に気付かれずに眠らされてしまった。言わば不意打ちにあってしまったのだ。
その後は布に染み込まれた睡眠薬によってこの屋敷に眠りが覚めるまで記憶は覚えていない。
「まず謝っておくわね。乱暴なやり方でここに連れてきてごめんなさいね。」
申し訳ない表情を浮かべてセレスは声のトーンを静かに口にした。それはセレスの心からの本意だろう。
「でもね、仕方ないのよ。これは主人様の命令だから。」
そう言ってセレスは私のところに近付いていき、起きたばかりの私の顎をクイッと持ち上げられる。
「…にしても驚いたわ。女の子である貴女がどういうわけか、男子寮にいたんですもの。たとえ完璧に男装しててもワタクシの目にはごまかせなくてよ。」
セレスの目には好奇心にかられていて、ウフフと笑みを浮かべて見せた。
「その言葉、そっくりそのままお返ししますよ。」
「…それはどういう意味かしら?」
私は知っている。目の前にいる人物の秘密を……
「貴方は、男性ですよね?声とデコルテでまるわかりですよ。」
「……あら、バレてたのね。」
「それで、えっと…………」
「そういえばまだ名乗ってなかったわね。」
私はセレスの目を見て静かに口にした。するとセレスは女性の声とは裏腹に男性特有の低い声で、けれど女口調のまま喋り続け……____
「ワタクシの名はセレス。人間界では、夢音(ゆめね)セレスと呼んでいるわ。そしてワタクシは____れっきとした男よ!」
私が何と呼ぶべきかと言い淀んでいると、セレスは私の顎を離してから自己紹介をした。
私は意識を取り戻し、ゆっくり目を覚ます。
「ここは…………?」
視界に鮮明に写し出した頃に目にしたのは見慣れない天井だった。天井から下がった骨菫品ようなシャンデリアがぶら下げていて、体をゆっくり起こして辺りを見渡せば、私が眠っていたベットの向かいにドアがあり、窓は枕元の上に飾られている。
手を胸の上に滑られていた時、違和感を感じた私は下に向けると目を見開いた。
(これ、私の服じゃない!!!?)
さっきまで如何にも男っぽい服装でその上に上着を羽織っていた筈がいつの間にか、女の子らしいワンピース姿になっていた。胸元にはフリフリがあしらっていていて、豊満ではない胸がフリフリによって少し強調されていた。
(まさか、寝てる間に着替えさせられた!?)
そうとしか考えられない。だってワンピースだけでなく、その下には下着と思われるものがチラリと見えたからだ。男装をしてた際、女とバレないように胸元は晒しを巻いている。なのに今は、私の胸には完全にブラジャーが着けられていた。
「お目覚めのようね。」
ガチャっとドアが開ける音がしてそちらに顔を向けると黄色いカチューシャを身に付ける紫色のロングヘアーの人物が目に入る。
(セ、セレスがいるということは……)
目の前にいる三つ子の一人…セレスを目にして私はここが三つ子達の屋敷だと直感した。前世で三つ子の屋敷内の内装がこれだったし、見たことがあったから。
(というか私、ヴァンパイアハンターなのにあっさり拉致されてしまった……)
私は心の中で自分がやらかした失態を振り返る。あの後、檜の枝の上に乗って、三つ子を見下ろしていた私は、頭の中でこの状況をどう乗り切るかと考えていた時に、背後から口に布を覆われてそのまま意識を失った。恐らく、三つ子の手下に違いない。
だがどういうわけか私は、手下に気付かれずに眠らされてしまった。言わば不意打ちにあってしまったのだ。
その後は布に染み込まれた睡眠薬によってこの屋敷に眠りが覚めるまで記憶は覚えていない。
「まず謝っておくわね。乱暴なやり方でここに連れてきてごめんなさいね。」
申し訳ない表情を浮かべてセレスは声のトーンを静かに口にした。それはセレスの心からの本意だろう。
「でもね、仕方ないのよ。これは主人様の命令だから。」
そう言ってセレスは私のところに近付いていき、起きたばかりの私の顎をクイッと持ち上げられる。
「…にしても驚いたわ。女の子である貴女がどういうわけか、男子寮にいたんですもの。たとえ完璧に男装しててもワタクシの目にはごまかせなくてよ。」
セレスの目には好奇心にかられていて、ウフフと笑みを浮かべて見せた。
「その言葉、そっくりそのままお返ししますよ。」
「…それはどういう意味かしら?」
私は知っている。目の前にいる人物の秘密を……
「貴方は、男性ですよね?声とデコルテでまるわかりですよ。」
「……あら、バレてたのね。」
「それで、えっと…………」
「そういえばまだ名乗ってなかったわね。」
私はセレスの目を見て静かに口にした。するとセレスは女性の声とは裏腹に男性特有の低い声で、けれど女口調のまま喋り続け……____
「ワタクシの名はセレス。人間界では、夢音(ゆめね)セレスと呼んでいるわ。そしてワタクシは____れっきとした男よ!」
私が何と呼ぶべきかと言い淀んでいると、セレスは私の顎を離してから自己紹介をした。
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