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第3章:第1節
新たな攻略対象一人目 セレス
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______セレス。『BLOODY PRINCE ~Devildom Guardian~』に登場する由奈の新たな攻略対象の一人で三つ子の長子。
身長は173㎝で特徴の黄色いカチューシャを身に付ける紫色のロングヘアーでスタイルが良く、中性的な雰囲気を醸し出す。そして十月辺りには栖蘭学園の転校生として由奈達の前に現れるのだが……
(二作目を買ってセレスが攻略対象になっていた時は、百合ルート来たのかと一瞬思ったよ。)
私の目の前にいるセレスは一見、どこから見ても女性に見えるのだが…彼はれっきとした男性である。にも関わらず、ゲーム上の栖蘭学園のセレスは女性の制服を着用しているため喋り方は勿論のこと……仕草や着こなし方、自身が放つオーラまで完璧に女性として演じきっていた。
(スピカより女装歴長いし、セレスが男と知っているのはルウトとカルマだけなんだよね……)
ゲームの設定に寄れば、彼の女装は趣味ではなくワケありの事情である。勿論私はその理由を知っているのだが、今の段階でそれを口にしてしまえば何故知っているのかと怪しまれてしまう。
「さて、名前を名乗ったのですから…貴女の名前も教えてくださらない?」
セレスは好奇心溢れる顔で私に目を向ける。三つ子達の主人の命令ならば私の名前も知られているはずなのに、何故聞くんだろう。疑問に感じた私はセレスに尋ねた。
「……私の事を知っているのでは?」
「貴女の異名は知ってるけど、名前は知らないわ。」
「…………藤野スピカ」
一瞬、フルネームで言うべきかと悩んでいたが後に知られるんだ。私はフルネームで名乗った。
「スピカ……星の名前ね。」
言われてみればそうかもしれない。スピカと言う名前は乙女座のα星の名前だ。
「ご両親のどちらかが好きだったのかしら?」
「父の名前が星の名前だったから、それに因んで名付けたって生前、母が言ってた。」
「そう…………」
セレスは顎に手を置いて考える仕草を見せる。そんなに考えることだろうか。
「貴女が起きたことですから取り敢えず、これに着替えて居間にいらっしゃい。」
そう言ってセレスの手元には今着用しているワンピースとは、別のワンピースが私の目に入る。
「貴女が今着てる服、ネグリジェだから。」
「……僕の服を返してくれますか?」
流石の私も抵抗がある。レースが施されている赤のフレアワンピースで屋敷内で歩くのは派手な服装だ。
「それは無理ね。洗濯中ですもの。」
「ならば、他の色がいいです。青とか落ち着いた色で。」
「確かに貴女の瞳の色は蒼だけど、引き立つのは赤の服がいいのよ。それにこのワンピース以外の服の寸法が合わなくて。」
そう言われた私は渋々、赤のフレアワンピースを手にする。ふと私は今着てるネグリジェの事をセレスに聞くことにした。
「このネグリジェは……」
「ああ、ワタクシが着せたのよ。貴女が眠ってる間にね。」
するとセレスは思い出したように私の言葉を遮って答えを述べた。ブラジャーもワタクシが着せたのよ、と言葉を付け加えて。
「なっ!?」
私は目を見開いたまま、言葉を失う。それはつまり私が眠らされた間、セレスの手によって裸に晒されたということになる。
「あらもしかして、嫌だったかしら?」
「なんで胸のサイズ……」
何故セレスが私の胸のサイズを知っているのか。いや、私自身も胸が小さいとはいえサイズを測ってないから分からない。
「ワタクシが測ったに決まってるでしょう!ゴットハンドだから」
「だからって…………!?」
これはいくら何でも程がある。そもそも、眠ってる状態で胸のサイズは測れるのか。ズレが生じるかもしれないのに私が着ているブラジャーはピッタリハマっていた。
「それともノーブラで屋敷内を出歩くつもりだったのかしら?今晒しをしてないでしょ。」
「………………」
真剣な表情でもっともなことを言われた私は言葉を詰まらせた。よくよく考えたらあの時私は、晒しを巻いてなかった。学生寮外を見終えたら部屋に戻るつもりだったから。
(まさかこうなるとか、予想外に決まってるでしょうが!)
自分が三つ子達に拉致られて、囚われの身になってるとは思いもしなかった。ヴァンパイアハンターの自分が、だ。
「とにかく、それに着替えて居間にいらっしゃい。居間は一階に降りて真っ直ぐ行けば分かるわ。」
セレスはドアまで歩み寄り、あそうそうと何かを思い出して後ろに振り返る。
「この屋敷内と庭にはヴァンパイアハンターの能力を無効化させる結界張ってるから無駄よ。」
そう言い残してセレスは部屋を後にした。一人になった私は赤いフレアワンピースを手に持ったままジッと見つめる。
(……取り敢えず、着替えよう。)
ウジウジしてても仕方ないので、ネグリジェから赤のフレアワンピースに着替え、部屋を後にして居間へと向かった。
身長は173㎝で特徴の黄色いカチューシャを身に付ける紫色のロングヘアーでスタイルが良く、中性的な雰囲気を醸し出す。そして十月辺りには栖蘭学園の転校生として由奈達の前に現れるのだが……
(二作目を買ってセレスが攻略対象になっていた時は、百合ルート来たのかと一瞬思ったよ。)
私の目の前にいるセレスは一見、どこから見ても女性に見えるのだが…彼はれっきとした男性である。にも関わらず、ゲーム上の栖蘭学園のセレスは女性の制服を着用しているため喋り方は勿論のこと……仕草や着こなし方、自身が放つオーラまで完璧に女性として演じきっていた。
(スピカより女装歴長いし、セレスが男と知っているのはルウトとカルマだけなんだよね……)
ゲームの設定に寄れば、彼の女装は趣味ではなくワケありの事情である。勿論私はその理由を知っているのだが、今の段階でそれを口にしてしまえば何故知っているのかと怪しまれてしまう。
「さて、名前を名乗ったのですから…貴女の名前も教えてくださらない?」
セレスは好奇心溢れる顔で私に目を向ける。三つ子達の主人の命令ならば私の名前も知られているはずなのに、何故聞くんだろう。疑問に感じた私はセレスに尋ねた。
「……私の事を知っているのでは?」
「貴女の異名は知ってるけど、名前は知らないわ。」
「…………藤野スピカ」
一瞬、フルネームで言うべきかと悩んでいたが後に知られるんだ。私はフルネームで名乗った。
「スピカ……星の名前ね。」
言われてみればそうかもしれない。スピカと言う名前は乙女座のα星の名前だ。
「ご両親のどちらかが好きだったのかしら?」
「父の名前が星の名前だったから、それに因んで名付けたって生前、母が言ってた。」
「そう…………」
セレスは顎に手を置いて考える仕草を見せる。そんなに考えることだろうか。
「貴女が起きたことですから取り敢えず、これに着替えて居間にいらっしゃい。」
そう言ってセレスの手元には今着用しているワンピースとは、別のワンピースが私の目に入る。
「貴女が今着てる服、ネグリジェだから。」
「……僕の服を返してくれますか?」
流石の私も抵抗がある。レースが施されている赤のフレアワンピースで屋敷内で歩くのは派手な服装だ。
「それは無理ね。洗濯中ですもの。」
「ならば、他の色がいいです。青とか落ち着いた色で。」
「確かに貴女の瞳の色は蒼だけど、引き立つのは赤の服がいいのよ。それにこのワンピース以外の服の寸法が合わなくて。」
そう言われた私は渋々、赤のフレアワンピースを手にする。ふと私は今着てるネグリジェの事をセレスに聞くことにした。
「このネグリジェは……」
「ああ、ワタクシが着せたのよ。貴女が眠ってる間にね。」
するとセレスは思い出したように私の言葉を遮って答えを述べた。ブラジャーもワタクシが着せたのよ、と言葉を付け加えて。
「なっ!?」
私は目を見開いたまま、言葉を失う。それはつまり私が眠らされた間、セレスの手によって裸に晒されたということになる。
「あらもしかして、嫌だったかしら?」
「なんで胸のサイズ……」
何故セレスが私の胸のサイズを知っているのか。いや、私自身も胸が小さいとはいえサイズを測ってないから分からない。
「ワタクシが測ったに決まってるでしょう!ゴットハンドだから」
「だからって…………!?」
これはいくら何でも程がある。そもそも、眠ってる状態で胸のサイズは測れるのか。ズレが生じるかもしれないのに私が着ているブラジャーはピッタリハマっていた。
「それともノーブラで屋敷内を出歩くつもりだったのかしら?今晒しをしてないでしょ。」
「………………」
真剣な表情でもっともなことを言われた私は言葉を詰まらせた。よくよく考えたらあの時私は、晒しを巻いてなかった。学生寮外を見終えたら部屋に戻るつもりだったから。
(まさかこうなるとか、予想外に決まってるでしょうが!)
自分が三つ子達に拉致られて、囚われの身になってるとは思いもしなかった。ヴァンパイアハンターの自分が、だ。
「とにかく、それに着替えて居間にいらっしゃい。居間は一階に降りて真っ直ぐ行けば分かるわ。」
セレスはドアまで歩み寄り、あそうそうと何かを思い出して後ろに振り返る。
「この屋敷内と庭にはヴァンパイアハンターの能力を無効化させる結界張ってるから無駄よ。」
そう言い残してセレスは部屋を後にした。一人になった私は赤いフレアワンピースを手に持ったままジッと見つめる。
(……取り敢えず、着替えよう。)
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