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第36話 リオンとエルド王子の関係
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ガロワ様の部屋を出て、重い足取りで王城の廊下を歩く。
急いでデルファンの屋敷に帰ったほうがいいのはわかっていた。だが、エルド王子の体調も気になる。長時間騎乗したせいで熱が出ているに違いない。
(お見舞いに行ってみようか)
寝込んでいて会えないだろうから、リオンに挨拶だけして帰ろう。
そう思ってエルド王子の部屋を目指したが、やはり迷ってしまった。防犯上の理由で、あえて迷いやすい位置に王子の部屋が作られているのかもしれない。
通りすがりの兵士に、エルド王子の部屋への行き方を尋ねると、剣を向けられてしまった。
「王子の部屋を探しているだと!? 怪しいやつめ」
王と王妃の不審死で、王城内の警備もぴりぴりしているようだ。すっかり怪しまれてしまったスウミだったが、通りがかったパルナエが身元を保証してくれて事なきを得た。
パルナエと別れた後、兵士に連れられて王子の部屋に行くと、リオンが気遣うような顔で出迎えてくれた。
「スウミ様……。お悔やみ申し上げます」
「ありがとうございます。あの、今日はリオン君に会いにきました」
リオンはびっくりした顔をしたが、すぐににっこり微笑んだ。
「そうですかあ。ついに僕の魅力に気づいてしまわれましたか。困ります、エルド王子がヤキモチを焼いてしまいます。従者が主の想い人を奪うだなんて良くないですよねー」
相変わらずの冗談に笑って返しながら、リオンと並んで椅子に腰掛けた。
「エルド王子はどうされていますか。やっぱり……?」
「ええ」
リオンは声をひそめた。
「ケブルのお墓参りから帰ってくるなり、かなり高い熱が……」
「私のせいです」
スウミは恥じ入って俯いた。
「かもしれませんが、あらかじめ「出る」ことを想定して日程は組んでいましたし、予定より早く帰還されたのもあって、公務のスケジュールには余裕があります。あまり気にやまないでください」
何でもないことのようにそう言ってくれた。
「リオン君……リオン君の気配りと配慮はいつもすごいですね。まだ若いのに」
「若いって、スウミ様だってお若いじゃないですか」
そうなのだが、「まだ子供なのに」と言ったら怒りそうだから、そういう表現になってしまったのだ。
「リオン君はどうしてエルド王子の従者になったんですか」
まだ子供なのに、という言葉は飲み込む。
「あー、僕のことを知りたいですか? しょうがないなあ、スウミ様にだけ特別に教えてあげますね。僕はこれでも王族なんですよ」
王子の従者は知識や教養がないと務まらないのだから、リオンが王族だというのは特に驚くようなことでもなかった。
「でも、今から4年前、僕が10歳のころに両親が亡くなりました。妹が3人いて食べさせてやらなきゃいけませんが、当時の僕はまだ子供で勉強以外何もできなくて。そこでエルド王子が養父というか、後見人になってくださって、面倒を見てくださることになったのです。その恩返しで従者をやっている感じですね」
「恩返しですか」
なんだか聞き覚えのある言葉だ。スウミも、以前イスレイ王子のモンスターに食べられかけたのをエルド王子に救ってもらって、恩返しに第一王子派になれと言われたのだ。
「リオン君は苦労されているんですね」
「そうでもないですよ。王子の従者はいろんな経験が積めますし、結構楽しんでます。僕なんかよりスウミ様のほうがよほど大変でしょう。お気の毒です」
子供に気の毒がられてしまった。
それからひとしきり雑談して、そろそろ帰ろうと立ち上がったときだった。リオンが悪戯っぽく笑いながら、
「王子の寝顔だけでも見ていきませんか」と、言い出した。
「そういうのはどうなんでしょう。起こしてしまっても良くな……」
「そっと行けば大丈夫ですって」
既にリオンは王子の部屋へと続くドアを開けて、中に入っていた。スウミも迷いつつもあとを追い、一緒にベッドの脇までやってきてしまった。
寝ている王子の頬が赤くて、胸が痛んだ。うすく開けた唇まで赤みが差している。
リオンは振り返った。
「スウミ様、エルド王子に口づけしてみませんか」
「……は?」
「口づけで熱が下がるかもしれませんし」
「いやあ、それはないと思いますよ」
「試してみる価値はあるだろうな」
いつの間にかエルド王子は目を開けており、スウミとリオンは飛び上がらんばかりに驚いた。
「枕元でおまえたちが騒ぐから目が覚めた。それより、口づけを試してみろ。もちろんそんなことをしたら、もう家に帰してやれんが。この部屋に閉じ込めて、俺のことだけしか考えられないようにしてやる」
「ねえ、リオン君、エルド王子が平熱なら絶対言わないようなことを言ってますけど、大丈夫でしょうか」
リオンは腕組みして唸った。
「だいぶ熱が上がってきているみたいですね。あとで主治医を呼んでおきましょう」
リオンが身をかがめて王子の様子をうかがっていると、
「そこに立つな。少し横に移動しろ」とリオンに命じた。
「俺とスウミの間に立つことなど何人たりとも許されない」
王子の命令を無視したリオンは、かぶりを振った。
「重症ですね。今すぐ主治医を呼ぶことにします」
「では、私は帰りますね。ゆっくり休んでくださ……わっ」
勢いよく立ち上がったエルド王子が突進してきたかと思ったら、熱い体に抱きしめられていた。ベッドから起き上がれるということは、わりと元気なのだろうか。そんなことを思っていたら、顔に手を添えられて、上向かされた。
「愛しい乙女の口づけがあれば、この王子は……ドラゴンだって倒せる……」と、熱っぽくうるんだ瞳が近づいてきて……そこで王子は気絶してしまい、のしかかってきた。スウミは慌てて支えようとしたが、予想外に重くて、そのまま二人とも床に倒れこんでしまった。
頭上からリオンの声がふってきた。
「ほらもう! スウミ様がさっさと口づけしないからいけないんですよ」
「えっ、私のせいですか?」
二人で協力してエルド王子をベッドに運ぼうとしたけれど、全然持ち上がらない。なんでこんなに重いのか。決して太っているわけでもないのに。
「エルド王子は健康のために体を鍛えてますからねえ。剣の鍛錬もされてますし、筋肉がついているから見た目より重いんですよ。僕も鍛えようかなあ」
結局二人ではどうにもならず、リオンが呼んできた主治医に手伝ってもらって、どうにか王子をベッドに戻すことができたのだった。
その後、デルファンの屋敷はガロワ様のものとなった。
住み込みのマノとビビカは追い出されてしまった。もう屋敷に清掃道具を置くことはできないし、仕事の依頼を受けたり、お金の精算もできない。
しょうがないのでデルファン市街地の空き家を借りることにして、そこをデルファン本店にした。マノとビビカには、今後はこちらに住んでもらうことになった。
この結果、本店の家賃が新たに経費に加わることになってしまった。借金返済計画の修正が必要だろう。このままでは返済額に届かないかもしれない。
ガロワ様のせいで……と思わないでもないが、恨んでいる暇はない。今はもっと稼ぐ方法を考えなければ。
(まったくもう、お父様ったら、どうして契約書のことを教えてくれなかったの。まさか偽物の契約書だったりして?)
契約日時や筆跡を詳しく調べれば……。だが、屋敷を取り戻すためであっても、ガロワ様を疑ってかかるようなことはしたくなかった。だって、父の愛した人なのだから。
ほかの方法で家を取り戻せないだろうか。
(借金を返すことができたら、その後、またガロワ様に会いにいってみよう。出会いは最悪だったけど、ずっと最悪のままとは限らないもの! エルド王子だってそうだったんだから)
そのためにも、まずは借金返済だ。
急いでデルファンの屋敷に帰ったほうがいいのはわかっていた。だが、エルド王子の体調も気になる。長時間騎乗したせいで熱が出ているに違いない。
(お見舞いに行ってみようか)
寝込んでいて会えないだろうから、リオンに挨拶だけして帰ろう。
そう思ってエルド王子の部屋を目指したが、やはり迷ってしまった。防犯上の理由で、あえて迷いやすい位置に王子の部屋が作られているのかもしれない。
通りすがりの兵士に、エルド王子の部屋への行き方を尋ねると、剣を向けられてしまった。
「王子の部屋を探しているだと!? 怪しいやつめ」
王と王妃の不審死で、王城内の警備もぴりぴりしているようだ。すっかり怪しまれてしまったスウミだったが、通りがかったパルナエが身元を保証してくれて事なきを得た。
パルナエと別れた後、兵士に連れられて王子の部屋に行くと、リオンが気遣うような顔で出迎えてくれた。
「スウミ様……。お悔やみ申し上げます」
「ありがとうございます。あの、今日はリオン君に会いにきました」
リオンはびっくりした顔をしたが、すぐににっこり微笑んだ。
「そうですかあ。ついに僕の魅力に気づいてしまわれましたか。困ります、エルド王子がヤキモチを焼いてしまいます。従者が主の想い人を奪うだなんて良くないですよねー」
相変わらずの冗談に笑って返しながら、リオンと並んで椅子に腰掛けた。
「エルド王子はどうされていますか。やっぱり……?」
「ええ」
リオンは声をひそめた。
「ケブルのお墓参りから帰ってくるなり、かなり高い熱が……」
「私のせいです」
スウミは恥じ入って俯いた。
「かもしれませんが、あらかじめ「出る」ことを想定して日程は組んでいましたし、予定より早く帰還されたのもあって、公務のスケジュールには余裕があります。あまり気にやまないでください」
何でもないことのようにそう言ってくれた。
「リオン君……リオン君の気配りと配慮はいつもすごいですね。まだ若いのに」
「若いって、スウミ様だってお若いじゃないですか」
そうなのだが、「まだ子供なのに」と言ったら怒りそうだから、そういう表現になってしまったのだ。
「リオン君はどうしてエルド王子の従者になったんですか」
まだ子供なのに、という言葉は飲み込む。
「あー、僕のことを知りたいですか? しょうがないなあ、スウミ様にだけ特別に教えてあげますね。僕はこれでも王族なんですよ」
王子の従者は知識や教養がないと務まらないのだから、リオンが王族だというのは特に驚くようなことでもなかった。
「でも、今から4年前、僕が10歳のころに両親が亡くなりました。妹が3人いて食べさせてやらなきゃいけませんが、当時の僕はまだ子供で勉強以外何もできなくて。そこでエルド王子が養父というか、後見人になってくださって、面倒を見てくださることになったのです。その恩返しで従者をやっている感じですね」
「恩返しですか」
なんだか聞き覚えのある言葉だ。スウミも、以前イスレイ王子のモンスターに食べられかけたのをエルド王子に救ってもらって、恩返しに第一王子派になれと言われたのだ。
「リオン君は苦労されているんですね」
「そうでもないですよ。王子の従者はいろんな経験が積めますし、結構楽しんでます。僕なんかよりスウミ様のほうがよほど大変でしょう。お気の毒です」
子供に気の毒がられてしまった。
それからひとしきり雑談して、そろそろ帰ろうと立ち上がったときだった。リオンが悪戯っぽく笑いながら、
「王子の寝顔だけでも見ていきませんか」と、言い出した。
「そういうのはどうなんでしょう。起こしてしまっても良くな……」
「そっと行けば大丈夫ですって」
既にリオンは王子の部屋へと続くドアを開けて、中に入っていた。スウミも迷いつつもあとを追い、一緒にベッドの脇までやってきてしまった。
寝ている王子の頬が赤くて、胸が痛んだ。うすく開けた唇まで赤みが差している。
リオンは振り返った。
「スウミ様、エルド王子に口づけしてみませんか」
「……は?」
「口づけで熱が下がるかもしれませんし」
「いやあ、それはないと思いますよ」
「試してみる価値はあるだろうな」
いつの間にかエルド王子は目を開けており、スウミとリオンは飛び上がらんばかりに驚いた。
「枕元でおまえたちが騒ぐから目が覚めた。それより、口づけを試してみろ。もちろんそんなことをしたら、もう家に帰してやれんが。この部屋に閉じ込めて、俺のことだけしか考えられないようにしてやる」
「ねえ、リオン君、エルド王子が平熱なら絶対言わないようなことを言ってますけど、大丈夫でしょうか」
リオンは腕組みして唸った。
「だいぶ熱が上がってきているみたいですね。あとで主治医を呼んでおきましょう」
リオンが身をかがめて王子の様子をうかがっていると、
「そこに立つな。少し横に移動しろ」とリオンに命じた。
「俺とスウミの間に立つことなど何人たりとも許されない」
王子の命令を無視したリオンは、かぶりを振った。
「重症ですね。今すぐ主治医を呼ぶことにします」
「では、私は帰りますね。ゆっくり休んでくださ……わっ」
勢いよく立ち上がったエルド王子が突進してきたかと思ったら、熱い体に抱きしめられていた。ベッドから起き上がれるということは、わりと元気なのだろうか。そんなことを思っていたら、顔に手を添えられて、上向かされた。
「愛しい乙女の口づけがあれば、この王子は……ドラゴンだって倒せる……」と、熱っぽくうるんだ瞳が近づいてきて……そこで王子は気絶してしまい、のしかかってきた。スウミは慌てて支えようとしたが、予想外に重くて、そのまま二人とも床に倒れこんでしまった。
頭上からリオンの声がふってきた。
「ほらもう! スウミ様がさっさと口づけしないからいけないんですよ」
「えっ、私のせいですか?」
二人で協力してエルド王子をベッドに運ぼうとしたけれど、全然持ち上がらない。なんでこんなに重いのか。決して太っているわけでもないのに。
「エルド王子は健康のために体を鍛えてますからねえ。剣の鍛錬もされてますし、筋肉がついているから見た目より重いんですよ。僕も鍛えようかなあ」
結局二人ではどうにもならず、リオンが呼んできた主治医に手伝ってもらって、どうにか王子をベッドに戻すことができたのだった。
その後、デルファンの屋敷はガロワ様のものとなった。
住み込みのマノとビビカは追い出されてしまった。もう屋敷に清掃道具を置くことはできないし、仕事の依頼を受けたり、お金の精算もできない。
しょうがないのでデルファン市街地の空き家を借りることにして、そこをデルファン本店にした。マノとビビカには、今後はこちらに住んでもらうことになった。
この結果、本店の家賃が新たに経費に加わることになってしまった。借金返済計画の修正が必要だろう。このままでは返済額に届かないかもしれない。
ガロワ様のせいで……と思わないでもないが、恨んでいる暇はない。今はもっと稼ぐ方法を考えなければ。
(まったくもう、お父様ったら、どうして契約書のことを教えてくれなかったの。まさか偽物の契約書だったりして?)
契約日時や筆跡を詳しく調べれば……。だが、屋敷を取り戻すためであっても、ガロワ様を疑ってかかるようなことはしたくなかった。だって、父の愛した人なのだから。
ほかの方法で家を取り戻せないだろうか。
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