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第38話 謁見の間
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ドレスに着替えたスウミが、メイドに連れられて謁見の間にあらわれると、空っぽの玉座を見つめていたエルド王子が振り返り、軽く目を見張った。
メイドが出ていき、ドアを閉めるまで待ってから、意を決したように「似合っている。とても綺麗だ」と言った。
すっかり照れてしまったスウミは両手で顔を覆って「ありがとうございます」と小声で言った。
「顔を見せてくれ」
そっと両手をとられて、恥ずかしさから逃げ出してしまおうかとも思ったが、今日だけは淑女になるんだったと思い出して、目を伏せてどうにかその場に踏みとどまった。
頬に手を添えられて上向かされたが、目を直視できずに視線を逸らしていたら、そっと口づけがおりてきた。唇を撫でるように優しく、そしてすぐあとには深く強く。そのまま寄り添うように抱き合った。
「新年にここで即位式がある。そのときは、そのドレスを着て俺の隣に立って欲しい」
新年……。そのころにはもうケブルにいるだろう。
「スウミ?」
(できれば今ではなく、違うときに言いたかったけれど)
「エルド王子、実は……」
そのとき、ドアを乱暴にノックする音が室内に響いた。
「お邪魔して申しわけありません。イスレイ王子がエルド王子をお呼びです」
兵士らしき男は中には入ってこず、ドアの外で声を張り上げた。エルド王子はとても長いため息をついた。そして、スウミの髪に口づけを落とした。
「えっ? あの、行かなくていいんですか」
「イスレイだろう、放置でいい」
「でも……」
話しながら、肩や頬を撫でられる。
「エルド王子! ランガジルのことで話があるそうです」
ランガジルと聞いてぴたりと動きをとめたエルド王子は、またもや長いため息をついた。
「……行ってくる」
「はい」
「すぐ戻る」
体を離したら急に寂しさを感じ、ドアに向かって歩き始めた背中に思わず手を伸ばしかけた。でも、そんなことはしなかった。頑張って耐えた。
それなのに……。
エルド王子が急に向きを変えて戻ってきたかと思うと、きつく抱きしめてきた。
「俺の部屋で待っていてくれ」
耳元でそうささやき、ドアの外にいた兵士たちにスウミを部屋へ送るよう指示すると、エルド王子は今度こそ謁見の間を出ていった。
ほとんど間を置かずに、兵士たちが謁見の間に駆け込んできた。20人以上はいるだろうか。部屋へ送ってくれるのかと思ったが様子がおかしい。彼らは腰に下げた剣を抜き、スウミに向けた。思わず後ずさる。
「一体どういうことですか……」
兵士たちはじわじわとスウミを玉座のほうへと追い詰めていく。
「これってなんだか既視感があるよね」と、声をかける者があった。
「どういう……ことなの……?」
兵士たちの間をかきわけるようにしてあらわれたのは、イスレイ王子だった。優しげな顔に、怖いぐらいの笑みを浮かべている。
「思い出さない?」
「……何をです」
「おまえがナメクジに食べられそうになってたときのことだよ。あの時と状況が似てるよね」
イスレイ王子が手を振って指示すると、兵士がスウミを羽交い締めにして、鋼の首輪をつけた。その首輪には長い鎖がついており、別の兵士が鎖の先端を石英製の重い玉座に結びつけて錠をかけた。
「な、なんですか、これ!」
「楽しい遊びだよ。ちょっと付き合ってよ」
「嫌です!」
鎖を力任せに引っ張ってみたが、耳障りな金属音を立てるばかりで外せない。ならば玉座に結ばれた方を解こうと思い、一歩踏み出したところでイスレイ王子が鎖を踏んだ。鎖に首をひっぱられる形になり膝をつくと、さらに鎖を踏まれて、スウミは床に這いつくばった。はずみで靴が脱げて転がった。
「さてと。それじゃあ、始めようか」
「な、何をするつもりか知らないけれど、こんな悪ふざけはやめてください。しかも玉座を使ってこんなことをするなんて!」
見上げるようにして睨み付けると、頬を叩かれた。衝撃で頭がくらくらしているところを仰向けにされ、イスレイ王子が覆い被さってきた。
「なっ、何を……するつもりなの……!?」
恐怖で声がかすれる。
「まあ、おまえが想像しているとおりのことかな。良いよね、別に。さんざん兄上ともしているだろうし」
スウミは怒りを込めてめちゃくちゃにイスレイ王子を叩きまくったが、楽しそうに笑われただけだった。それどころか思い切り力を入れて胸を鷲づかみにされて、痛みの余り手から力が抜けた。
「……うっ……く……」
「申しわけないんだけどさ、もうちょっと大きい声を出してよ。そっちのほうが盛り上がるんだよね」
絶対に声など出すものかと歯を食いしばる。
「可哀想だけど優しくはしてあげられないよ。どこまで我慢できるかな」
イスレイ王子は忍び笑いをもらした。スウミは涙をこらえながら、どうすれば反撃できるか必死に考える。全力で腹を蹴り上げてみたが、王子はびくともしなかった。それどころか膝裏を掴まれてしまった。
ああ、もう終わりだ。目の前が真っ暗になる。
「イスレイ!」
愛しい人の叫び声に、絶望は一瞬で消え去り、希望が胸に生まれた。
(良かった、エルド王子が来てくれた!)
「おまえ……何を……。いますぐスウミを離せ……」
低く、けれども威圧するような、獣のうなるような声だった。
イスレイ王子はスウミから手を離し、薄く笑って立ち上がった。
(簡単に引き下がるなんて……何かがおかしい……)
エルド王子がスウミに向かってまっすぐに駈けてくる。それと同時に、入り口付近に立つ兵士の陰から女性が飛び出してきたのがスウミの目にははっきりと映った。
その女性は、儚げな雰囲気で、髪を複雑に結い上げていて、エルド王子の背中に手を向けていて……。
「逃げてっ!」
スウミが叫ぶのとほぼ同時に、女性はエルド王子の背に触れていた。
「な……? 今のは……」
振り返ろうとしたエルド王子は、謁見の間の真ん前あたりに崩れるようにして倒れた。女性は眉を上げて、足元に横たわる王子を見下ろしている。
「あなたは呪術師ね。エルド王子になにをしたの!」
彼女は振り向くと、細い首をことんと傾けて、微笑んだ。
「ふふ、すぐにおわかりいただけますよ。……ほら」
ゆらり、と起き上がったエルド王子は、憎悪の表情を浮かべていた。腰に下げていた剣を抜き、静かに構える。切っ先は玉座へ、その前に立つスウミに向けられていた。
心の震えと同調するように、首輪の鎖がきしんだ音を立てた。
メイドが出ていき、ドアを閉めるまで待ってから、意を決したように「似合っている。とても綺麗だ」と言った。
すっかり照れてしまったスウミは両手で顔を覆って「ありがとうございます」と小声で言った。
「顔を見せてくれ」
そっと両手をとられて、恥ずかしさから逃げ出してしまおうかとも思ったが、今日だけは淑女になるんだったと思い出して、目を伏せてどうにかその場に踏みとどまった。
頬に手を添えられて上向かされたが、目を直視できずに視線を逸らしていたら、そっと口づけがおりてきた。唇を撫でるように優しく、そしてすぐあとには深く強く。そのまま寄り添うように抱き合った。
「新年にここで即位式がある。そのときは、そのドレスを着て俺の隣に立って欲しい」
新年……。そのころにはもうケブルにいるだろう。
「スウミ?」
(できれば今ではなく、違うときに言いたかったけれど)
「エルド王子、実は……」
そのとき、ドアを乱暴にノックする音が室内に響いた。
「お邪魔して申しわけありません。イスレイ王子がエルド王子をお呼びです」
兵士らしき男は中には入ってこず、ドアの外で声を張り上げた。エルド王子はとても長いため息をついた。そして、スウミの髪に口づけを落とした。
「えっ? あの、行かなくていいんですか」
「イスレイだろう、放置でいい」
「でも……」
話しながら、肩や頬を撫でられる。
「エルド王子! ランガジルのことで話があるそうです」
ランガジルと聞いてぴたりと動きをとめたエルド王子は、またもや長いため息をついた。
「……行ってくる」
「はい」
「すぐ戻る」
体を離したら急に寂しさを感じ、ドアに向かって歩き始めた背中に思わず手を伸ばしかけた。でも、そんなことはしなかった。頑張って耐えた。
それなのに……。
エルド王子が急に向きを変えて戻ってきたかと思うと、きつく抱きしめてきた。
「俺の部屋で待っていてくれ」
耳元でそうささやき、ドアの外にいた兵士たちにスウミを部屋へ送るよう指示すると、エルド王子は今度こそ謁見の間を出ていった。
ほとんど間を置かずに、兵士たちが謁見の間に駆け込んできた。20人以上はいるだろうか。部屋へ送ってくれるのかと思ったが様子がおかしい。彼らは腰に下げた剣を抜き、スウミに向けた。思わず後ずさる。
「一体どういうことですか……」
兵士たちはじわじわとスウミを玉座のほうへと追い詰めていく。
「これってなんだか既視感があるよね」と、声をかける者があった。
「どういう……ことなの……?」
兵士たちの間をかきわけるようにしてあらわれたのは、イスレイ王子だった。優しげな顔に、怖いぐらいの笑みを浮かべている。
「思い出さない?」
「……何をです」
「おまえがナメクジに食べられそうになってたときのことだよ。あの時と状況が似てるよね」
イスレイ王子が手を振って指示すると、兵士がスウミを羽交い締めにして、鋼の首輪をつけた。その首輪には長い鎖がついており、別の兵士が鎖の先端を石英製の重い玉座に結びつけて錠をかけた。
「な、なんですか、これ!」
「楽しい遊びだよ。ちょっと付き合ってよ」
「嫌です!」
鎖を力任せに引っ張ってみたが、耳障りな金属音を立てるばかりで外せない。ならば玉座に結ばれた方を解こうと思い、一歩踏み出したところでイスレイ王子が鎖を踏んだ。鎖に首をひっぱられる形になり膝をつくと、さらに鎖を踏まれて、スウミは床に這いつくばった。はずみで靴が脱げて転がった。
「さてと。それじゃあ、始めようか」
「な、何をするつもりか知らないけれど、こんな悪ふざけはやめてください。しかも玉座を使ってこんなことをするなんて!」
見上げるようにして睨み付けると、頬を叩かれた。衝撃で頭がくらくらしているところを仰向けにされ、イスレイ王子が覆い被さってきた。
「なっ、何を……するつもりなの……!?」
恐怖で声がかすれる。
「まあ、おまえが想像しているとおりのことかな。良いよね、別に。さんざん兄上ともしているだろうし」
スウミは怒りを込めてめちゃくちゃにイスレイ王子を叩きまくったが、楽しそうに笑われただけだった。それどころか思い切り力を入れて胸を鷲づかみにされて、痛みの余り手から力が抜けた。
「……うっ……く……」
「申しわけないんだけどさ、もうちょっと大きい声を出してよ。そっちのほうが盛り上がるんだよね」
絶対に声など出すものかと歯を食いしばる。
「可哀想だけど優しくはしてあげられないよ。どこまで我慢できるかな」
イスレイ王子は忍び笑いをもらした。スウミは涙をこらえながら、どうすれば反撃できるか必死に考える。全力で腹を蹴り上げてみたが、王子はびくともしなかった。それどころか膝裏を掴まれてしまった。
ああ、もう終わりだ。目の前が真っ暗になる。
「イスレイ!」
愛しい人の叫び声に、絶望は一瞬で消え去り、希望が胸に生まれた。
(良かった、エルド王子が来てくれた!)
「おまえ……何を……。いますぐスウミを離せ……」
低く、けれども威圧するような、獣のうなるような声だった。
イスレイ王子はスウミから手を離し、薄く笑って立ち上がった。
(簡単に引き下がるなんて……何かがおかしい……)
エルド王子がスウミに向かってまっすぐに駈けてくる。それと同時に、入り口付近に立つ兵士の陰から女性が飛び出してきたのがスウミの目にははっきりと映った。
その女性は、儚げな雰囲気で、髪を複雑に結い上げていて、エルド王子の背中に手を向けていて……。
「逃げてっ!」
スウミが叫ぶのとほぼ同時に、女性はエルド王子の背に触れていた。
「な……? 今のは……」
振り返ろうとしたエルド王子は、謁見の間の真ん前あたりに崩れるようにして倒れた。女性は眉を上げて、足元に横たわる王子を見下ろしている。
「あなたは呪術師ね。エルド王子になにをしたの!」
彼女は振り向くと、細い首をことんと傾けて、微笑んだ。
「ふふ、すぐにおわかりいただけますよ。……ほら」
ゆらり、と起き上がったエルド王子は、憎悪の表情を浮かべていた。腰に下げていた剣を抜き、静かに構える。切っ先は玉座へ、その前に立つスウミに向けられていた。
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