62 / 78
第1部 第62部
しおりを挟む
エディたちが、所長の行方などを探している頃、トウの町では、選挙も終盤に差し掛かる大事な時期なのに、候補者であるアッシュの体調が頗る悪いようだ。
まあ、原因はあれらしく・・・
「あぁ、やっぱり・・」
青い顔をしながらも、選挙活動に挑むアッシュに、ロビン一人が同情の視線を送っていた。
「うっ・・・」
時折、胃の辺りを押さえたり、また、歩く姿もへっぴり腰で、あのケーシーとバッティングした日、アッシュと別れたのはたった半日だったはずなのに、その半日で、アッシュは一気に老化していた。
食事も、ロビンがメイに準備させたスープを口にする様は介護食?のようである。
「追い込まなきゃいけない時期なんじゃないのかよ!」
アッシュに代わり、ロビンがラドに文句を垂れるが、ラドは「はァ?何だって?」と、こちらも急な老化?現象が起きたフリで、ロビンの言葉を躱してくれる。
「あれじゃぁ!街頭演説どころじゃないじゃないかっ!」
失礼なのはわかってはいるが、ロビンはアッシュに指差して憤る。
だが、ラドは目を細めるだけで、取り合わないでいた。
「すまん、ロビン、静かにしてくれ・・」
ケーシー一族が営む酪農の地へ赴いてから、既に、二日が過ぎている。
あの日、示談を済ませ日が暮れかかる中、トウの中心部を目指したアッシュたちだが、当然、行きのような速度がアッシュには出せず、帰宅は夜更けとなった。
何だ!夜だし時間掛けての走行で、ゆっくり帰宅したんだね?と思ったら大間違い、速度が出せないのはアッシュであって、その速度が出ない馬をラドは足蹴るなどして追立てて、馬上で手綱を握るアッシュはただただ恐怖の乗馬となったのである。
生きて帰れたことを、何度、神に感謝したことか・・・
そんな訳で、アッシュは精神がそがれ、一気に老け込んだのであった。
アッシュは生気が抜けた状態で、翌日は起き上がることすら出来なかった。
仕方がないから、ロビン達は、その日の演説場所にアッシュ抜きで赴き、選挙活動に励んだのであるが、それからも、アッシュは仕事が存分に熟せる状態では無い為に、ロビンがため息を零してしまったのだった。
「馬車にすれば良かったんだ!」
尚も、ロビンがグチグチ言いまくり、室内は重たい雰囲気になっている。
「うるさいぞ!アッシュも言っているだろうが!」
さすがに、ラドもイライラしてきたようで、ロビンにきつく言い返しだした。
「いや、元はと言えば、馬の乗り方に問題あるんだよ!どうせ、あの日のうっ憤を吹き飛ばす意味で変な速度で走行したんだろう!」
しかし、ロビンもここは乗馬の仕方に常に疑問もあったこともあり、なかなか引かず、ラドに食い下がりだして、尚も攻撃は止まらない。
「はァん!馬走らせたくらいで、気持ちが晴れるか!アホか!」
唸るアッシュを傍に置きながら、二人は互いのうっ憤を晴らすかのように、派手な言い合いになっていく。
「ぉ、おね、がいだ、ゃめろォ」
小さなうめき声を上げながら、アッシュが二人の仲裁をしだした。
だが、二人には届かないようで・・・
そんな時、珍しく、事務所にメイがやって来たのだった。
「こ、こんにちは・・・」
メイの声は、何故かこちらも小声で、何か怯えて伺うような訪問の仕方であった。
そんなメイに、さすが夫のロビンはすぐに気付き、メイに駆け寄る。
「あれ?どうしたのさ?珍しいね?」
「う、うん・・」
訪ねて来たのに、何だか歯切れの悪い物言いのメイに、ロビンは首を捻る。
それに、顔色もアッシュまではいかないが、今朝、出かける際に見た顔色とは格段に違う。
「何かあったの?」
ロビンは、メイの態度を怪訝に思い、尚も問い掛ける。
「あっ、うん・・」
メイは言いよどみながら、兄のアッシュを見やる。
そんなメイの視線に気づき、アッシュも首を捻り、自分の顔を人差し指で指し示す。
すると、メイが、目を左右に数度動かしてから、小さく頷いた。
「ど、どうした?」
さすがに、アッシュも恐怖の乗馬から頭も心も切り離して、メイの話に向き直る。
「あ、あのね、さ、さっき、家に、役場のさ、縁故採用のケントが来たのよ・・」
メイから出たケントの名前に、その場に居た皆が頭に疑問を浮かべだす。
こんな時期に、何で、ケントが来たのかと?
「で、ケントがどうしたの?」
メイの傍にいたロビンが先を促すように聞いてくる。
「そ、それが、に、に、にいさんが、そ、そのう、お、横領していた過去が見つかったとかで・・・」
一瞬、皆が固まり、そして、その目が一斉に、アッシュに向けられた。
「えっ!?わ、わたし?や、やってないぞ!」
アッシュは、さっきとは違う意味で青くなったが、直ぐに、状況を理解して、今度は怒りで顔を赤らめていく。
「はあ!何だって!じょ、冗談じゃない!横領しているのは、お前らだろ!」
バンっ!と、目の前にある机に手をついて、アッシュは立ち上がった。
「それで、ケントは何だって?」
ロビンが再び、メイにケントが何を伝えに来たのかを聞きだした。
「そ、それで、にいさんに、候補を降りろと、降りれば、この件はもみ消してやるって・・」
メイは涙目になりながら、そんな話を教えてくれた。
「に、にいさん、ほ、本当はどうなの?」
不安からか、メイは縋るような目線を兄に向ける、が、アッシュはぎっと睨みつけ返した。
「ば、バカ野郎!私は、そんなことはしていない!するわけないだろう!」
アッシュもここは大きな声を出して、妹の失礼な思い込みを叱責する。
「そうだよ、メイ!お義兄さんがそんなことやるはずないよ!やるなら、ケントなんかにはわからないように出来るはずだよ!」
ロビンのフォローになってない言葉に、アッシュは「はあ?!」と、今度はロビンに向けて怒りそうになったが、当のメイは、夫ロビンの言葉に、「そうだよね!兄さんなら、ケントなんかには暴けないやり方してそうだわ」と納得していた。
それって、アッシュの頭脳の高さを褒めているのか?、ただ、ケントがバカだと言いたいのか?、ちょっと解りにくい例えだが、何故か、ロビンとメイ夫婦にはすとんと落ちたようだ。
アッシュは複雑な顔をしながらも、ケントの行動には沸々と怒りが込み上げてくる。
選挙も終盤もいいところ、ここに来て、そんな手を使い、追い落とそうとはなんという卑劣な奴だ!
前から、低俗で、嫌な奴ではあったが、ここまでクズだったとはな!
「でね、この話、ここに来るまでに町に流れてて」
メイが、再び悲痛な顔をして言い出した。
「やばいな・・」
メイから齎された話を聞いていたラドが、ここに来てそう口にした。
今の役所は、不当な追加徴税のことで、町の人から不信感が持たれている。
そこに、少し前まで役場に勤めていたアッシュが、横領の疑いがあると吹聴され出したとは。
こ、これは、マジでやばいかも・・・
勿論、自分は潔白であるのだが。
アッシュは、机に手をついて立ち上がってはいたが、そこから動き出すことが出来ずに、苦い顔をしたまま立ち尽くしていたのだった。
まあ、原因はあれらしく・・・
「あぁ、やっぱり・・」
青い顔をしながらも、選挙活動に挑むアッシュに、ロビン一人が同情の視線を送っていた。
「うっ・・・」
時折、胃の辺りを押さえたり、また、歩く姿もへっぴり腰で、あのケーシーとバッティングした日、アッシュと別れたのはたった半日だったはずなのに、その半日で、アッシュは一気に老化していた。
食事も、ロビンがメイに準備させたスープを口にする様は介護食?のようである。
「追い込まなきゃいけない時期なんじゃないのかよ!」
アッシュに代わり、ロビンがラドに文句を垂れるが、ラドは「はァ?何だって?」と、こちらも急な老化?現象が起きたフリで、ロビンの言葉を躱してくれる。
「あれじゃぁ!街頭演説どころじゃないじゃないかっ!」
失礼なのはわかってはいるが、ロビンはアッシュに指差して憤る。
だが、ラドは目を細めるだけで、取り合わないでいた。
「すまん、ロビン、静かにしてくれ・・」
ケーシー一族が営む酪農の地へ赴いてから、既に、二日が過ぎている。
あの日、示談を済ませ日が暮れかかる中、トウの中心部を目指したアッシュたちだが、当然、行きのような速度がアッシュには出せず、帰宅は夜更けとなった。
何だ!夜だし時間掛けての走行で、ゆっくり帰宅したんだね?と思ったら大間違い、速度が出せないのはアッシュであって、その速度が出ない馬をラドは足蹴るなどして追立てて、馬上で手綱を握るアッシュはただただ恐怖の乗馬となったのである。
生きて帰れたことを、何度、神に感謝したことか・・・
そんな訳で、アッシュは精神がそがれ、一気に老け込んだのであった。
アッシュは生気が抜けた状態で、翌日は起き上がることすら出来なかった。
仕方がないから、ロビン達は、その日の演説場所にアッシュ抜きで赴き、選挙活動に励んだのであるが、それからも、アッシュは仕事が存分に熟せる状態では無い為に、ロビンがため息を零してしまったのだった。
「馬車にすれば良かったんだ!」
尚も、ロビンがグチグチ言いまくり、室内は重たい雰囲気になっている。
「うるさいぞ!アッシュも言っているだろうが!」
さすがに、ラドもイライラしてきたようで、ロビンにきつく言い返しだした。
「いや、元はと言えば、馬の乗り方に問題あるんだよ!どうせ、あの日のうっ憤を吹き飛ばす意味で変な速度で走行したんだろう!」
しかし、ロビンもここは乗馬の仕方に常に疑問もあったこともあり、なかなか引かず、ラドに食い下がりだして、尚も攻撃は止まらない。
「はァん!馬走らせたくらいで、気持ちが晴れるか!アホか!」
唸るアッシュを傍に置きながら、二人は互いのうっ憤を晴らすかのように、派手な言い合いになっていく。
「ぉ、おね、がいだ、ゃめろォ」
小さなうめき声を上げながら、アッシュが二人の仲裁をしだした。
だが、二人には届かないようで・・・
そんな時、珍しく、事務所にメイがやって来たのだった。
「こ、こんにちは・・・」
メイの声は、何故かこちらも小声で、何か怯えて伺うような訪問の仕方であった。
そんなメイに、さすが夫のロビンはすぐに気付き、メイに駆け寄る。
「あれ?どうしたのさ?珍しいね?」
「う、うん・・」
訪ねて来たのに、何だか歯切れの悪い物言いのメイに、ロビンは首を捻る。
それに、顔色もアッシュまではいかないが、今朝、出かける際に見た顔色とは格段に違う。
「何かあったの?」
ロビンは、メイの態度を怪訝に思い、尚も問い掛ける。
「あっ、うん・・」
メイは言いよどみながら、兄のアッシュを見やる。
そんなメイの視線に気づき、アッシュも首を捻り、自分の顔を人差し指で指し示す。
すると、メイが、目を左右に数度動かしてから、小さく頷いた。
「ど、どうした?」
さすがに、アッシュも恐怖の乗馬から頭も心も切り離して、メイの話に向き直る。
「あ、あのね、さ、さっき、家に、役場のさ、縁故採用のケントが来たのよ・・」
メイから出たケントの名前に、その場に居た皆が頭に疑問を浮かべだす。
こんな時期に、何で、ケントが来たのかと?
「で、ケントがどうしたの?」
メイの傍にいたロビンが先を促すように聞いてくる。
「そ、それが、に、に、にいさんが、そ、そのう、お、横領していた過去が見つかったとかで・・・」
一瞬、皆が固まり、そして、その目が一斉に、アッシュに向けられた。
「えっ!?わ、わたし?や、やってないぞ!」
アッシュは、さっきとは違う意味で青くなったが、直ぐに、状況を理解して、今度は怒りで顔を赤らめていく。
「はあ!何だって!じょ、冗談じゃない!横領しているのは、お前らだろ!」
バンっ!と、目の前にある机に手をついて、アッシュは立ち上がった。
「それで、ケントは何だって?」
ロビンが再び、メイにケントが何を伝えに来たのかを聞きだした。
「そ、それで、にいさんに、候補を降りろと、降りれば、この件はもみ消してやるって・・」
メイは涙目になりながら、そんな話を教えてくれた。
「に、にいさん、ほ、本当はどうなの?」
不安からか、メイは縋るような目線を兄に向ける、が、アッシュはぎっと睨みつけ返した。
「ば、バカ野郎!私は、そんなことはしていない!するわけないだろう!」
アッシュもここは大きな声を出して、妹の失礼な思い込みを叱責する。
「そうだよ、メイ!お義兄さんがそんなことやるはずないよ!やるなら、ケントなんかにはわからないように出来るはずだよ!」
ロビンのフォローになってない言葉に、アッシュは「はあ?!」と、今度はロビンに向けて怒りそうになったが、当のメイは、夫ロビンの言葉に、「そうだよね!兄さんなら、ケントなんかには暴けないやり方してそうだわ」と納得していた。
それって、アッシュの頭脳の高さを褒めているのか?、ただ、ケントがバカだと言いたいのか?、ちょっと解りにくい例えだが、何故か、ロビンとメイ夫婦にはすとんと落ちたようだ。
アッシュは複雑な顔をしながらも、ケントの行動には沸々と怒りが込み上げてくる。
選挙も終盤もいいところ、ここに来て、そんな手を使い、追い落とそうとはなんという卑劣な奴だ!
前から、低俗で、嫌な奴ではあったが、ここまでクズだったとはな!
「でね、この話、ここに来るまでに町に流れてて」
メイが、再び悲痛な顔をして言い出した。
「やばいな・・」
メイから齎された話を聞いていたラドが、ここに来てそう口にした。
今の役所は、不当な追加徴税のことで、町の人から不信感が持たれている。
そこに、少し前まで役場に勤めていたアッシュが、横領の疑いがあると吹聴され出したとは。
こ、これは、マジでやばいかも・・・
勿論、自分は潔白であるのだが。
アッシュは、机に手をついて立ち上がってはいたが、そこから動き出すことが出来ずに、苦い顔をしたまま立ち尽くしていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる