【R18】女子校のペットにされた1人の男の子

みんなの玩具

ここにいる理由

授業前のホームルームで、凛は悠斗を教壇に立たせ、クラス全員に告げた。「今日の朝の儀式は、私の特別な授業よ。悠斗くんを使って、この学校の目的を復習しましょう。」

彼女は扇子を手に、悠斗の首輪を軽く引きながら話し始めた。「私たち桜華女子高校は、単なるお嬢様学校じゃない。女性が社会を支配するこの世界で、男子を正しく管理する方法を学ぶ場所よ。悠斗くん、知ってるよね？ なぜ君がここにいるのか。」

悠斗は目を伏せ、唇を噛んだ。彼の頭に、過去の記憶が蘇る。10年前、男子のみを襲う謎の感染症が世界を席巻した。致死率が高く、男子のみ人口が激減。世界の男子人口は10分の1にまで落ち込み、民主主義社会における男子の声は無力化した。さらに、統計が示す男子の高い犯罪率、過去の戦争を主導した男子の歴史が、女性主導の社会で槍玉に挙げられた。法律は改正され、男子の人権は徐々に剥奪された。今、男子は「社会の資源」として、女性の管理下に置かれる存在だった。

桜華女子高校は、その最前線だった。富裕層の令嬢たちが集うこの学校では、男子を支配する技術――心理的・肉体的な管理、服従の強制――が教育の一環として教えられている。悠斗は、その「教材」として選ばれたのだ。1年前、両親を失い、行く当てのない彼は政府の「男子管理プログラム」によりこの学校に送られた。抵抗すれば、家族の名誉や自身の生存が脅かされる契約。悠斗に選択肢はなかった。

凛は扇子で悠斗の顎を持ち上げ、クラスに語りかけた。「男子は感情的で、衝動的で、コントロールが必要。この学校で私たちは、ペットとしての男子を完璧に管理する方法を学ぶの。悠斗くんは私たちの練習台。感謝しなさいね。」

彼女の言葉に、教室は拍手と歓声に包まれた。だが、悠斗の心は冷え切っていた。感謝？ こんな目に遭って…？ 羞恥と憤りが胸で渦巻くが、首輪と貞操帯が彼の抵抗を封じる。監視カメラの赤いランプが、無慈悲に彼を見つめていた。