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中で疼く日常
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プラグが――まだ、入ったままだった。
朝、目を覚ました瞬間から、僕の身体の奥には異物がしっかり収まっていた。小さな硬さと熱が、脈打つたびに中から僕を刺激する。
(……なんで、まだ抜いてくれないんだろう……)
昨日の夜、聖弥さんに奥まで挿れられた後、抱きしめられて寝た。抜かれることなく、そのまま朝になってしまった。
制服を着るのもつらかった。下着を履くと刺激が強すぎて、薄布一枚しか身につけられない。
そのせいで、立っているだけでもプラグの感触が伝わってきて、気が散って仕方がない。
(でも……これも、聖弥さんに仕込まれた“証”だ……)
それを思うと、胸がじんわりと熱くなる。
◇ ◇ ◇
朝の授業は「服従反応学」だった。
調教師候補生の前で、M候補生が順番に並び、口頭での命令に即座に従う訓練。
「頭を下げろ」「舌を出せ」「脚を開け」――
命令の内容は時に露骨で、時に一見無意味に見える。だがそれに即座に反応し、正しく美しく行動することが求められる。
「玲、前へ。」
名前を呼ばれ、僕はゆっくりと前に出た。
歩くだけで、プラグが中でずるっと動く。誰にも気づかれていないと分かっていても、背中に汗がにじむ。
「座れ。」
「……はい……」
その場に正座すると、脚の間に違和感がじわじわと広がってきた。
(……ダメだ……変な声出そう……)
奥を突かれるたびに、意識が飛びそうになる。でも、聖弥さんが後ろで見ている――それだけを心の支えに、僕は必死に耐えた。
◇ ◇ ◇
授業の合間、他のM候補の子たちが僕の周りに集まってきた。
「玲ってさ、最近教官たちからの評価、高くない?」
「ね。昨日の実技も、最前列でやってたし。」
「……何されたの?」
声にとげはなかったけれど、その目は明らかに嫉妬していた。
僕は小さく首を振る。
「……わかんない。たぶん……聖弥さんが、僕をちゃんと調教してくれてるから……」
その言葉を言った瞬間、自分でも驚くほど胸が熱くなった。
(本当にそう思ってるんだ、僕……)
彼らは僕の言葉に微妙な顔をして、すぐに話題を変えた。
僕はそっと自分のお腹に手を当てた。中でじんじんと疼く感触がある。
(今も僕の中に……聖弥さんの手が、残ってるみたいだ……)
◇ ◇ ◇
午後の実技授業では、僕は他のM候補とペアになって、奉仕ポーズの正確さを比べさせられた。
「玲、今日は後ろ姿を重点的に評価する。腰の角度、背筋の伸び、脚の開き具合……すべて審査対象だ。」
講師の指示に従って、僕はベッドの上で四つん這いになった。
(――これじゃあ、プラグが……)
羞恥が爆発しそうだった。
でも、僕はもう知っている。この姿を、あの灰色の瞳が見ているというだけで、身体の奥がどこまでも従順になることを。
「玲の姿勢は美しい。自然に腰が落ちていて、どの角度からも奉仕に適している。」
講師の評価に、後ろからざわざわと視線が集まる。
僕は俯いたまま、小さく「ありがとうございます」と呟いた。
そのとき、後方の壁際で腕を組んで立つ聖弥さんと、ふっと目が合った。
――ほんの一瞬、唇が動いた。
《よくやった》
そう言ってくれたような気がした。
◇ ◇ ◇
夜、個室に戻るとすぐに、聖弥さんが来てくれた。
ドアが閉まる音がした瞬間、緊張の糸がほどけて、僕は床に座り込んだ。
「……っ……ずっと、プラグ……入ってて……つらかったです……」
思わず涙がにじむ。
聖弥さんは黙って、僕の前にしゃがんだ。
「よく耐えたな。俺はずっと見てた。」
その言葉だけで、喉の奥がきゅっと締めつけられた。
「……誇らしかった。玲、お前は俺だけのものだ。」
頬を撫でられ、キスを落とされる。
震える指が、ようやくベルトを外してくれた。
「今夜は――ちゃんと、ご褒美をやるよ。」
その声に、僕の心はすべて委ねられた。
朝、目を覚ました瞬間から、僕の身体の奥には異物がしっかり収まっていた。小さな硬さと熱が、脈打つたびに中から僕を刺激する。
(……なんで、まだ抜いてくれないんだろう……)
昨日の夜、聖弥さんに奥まで挿れられた後、抱きしめられて寝た。抜かれることなく、そのまま朝になってしまった。
制服を着るのもつらかった。下着を履くと刺激が強すぎて、薄布一枚しか身につけられない。
そのせいで、立っているだけでもプラグの感触が伝わってきて、気が散って仕方がない。
(でも……これも、聖弥さんに仕込まれた“証”だ……)
それを思うと、胸がじんわりと熱くなる。
◇ ◇ ◇
朝の授業は「服従反応学」だった。
調教師候補生の前で、M候補生が順番に並び、口頭での命令に即座に従う訓練。
「頭を下げろ」「舌を出せ」「脚を開け」――
命令の内容は時に露骨で、時に一見無意味に見える。だがそれに即座に反応し、正しく美しく行動することが求められる。
「玲、前へ。」
名前を呼ばれ、僕はゆっくりと前に出た。
歩くだけで、プラグが中でずるっと動く。誰にも気づかれていないと分かっていても、背中に汗がにじむ。
「座れ。」
「……はい……」
その場に正座すると、脚の間に違和感がじわじわと広がってきた。
(……ダメだ……変な声出そう……)
奥を突かれるたびに、意識が飛びそうになる。でも、聖弥さんが後ろで見ている――それだけを心の支えに、僕は必死に耐えた。
◇ ◇ ◇
授業の合間、他のM候補の子たちが僕の周りに集まってきた。
「玲ってさ、最近教官たちからの評価、高くない?」
「ね。昨日の実技も、最前列でやってたし。」
「……何されたの?」
声にとげはなかったけれど、その目は明らかに嫉妬していた。
僕は小さく首を振る。
「……わかんない。たぶん……聖弥さんが、僕をちゃんと調教してくれてるから……」
その言葉を言った瞬間、自分でも驚くほど胸が熱くなった。
(本当にそう思ってるんだ、僕……)
彼らは僕の言葉に微妙な顔をして、すぐに話題を変えた。
僕はそっと自分のお腹に手を当てた。中でじんじんと疼く感触がある。
(今も僕の中に……聖弥さんの手が、残ってるみたいだ……)
◇ ◇ ◇
午後の実技授業では、僕は他のM候補とペアになって、奉仕ポーズの正確さを比べさせられた。
「玲、今日は後ろ姿を重点的に評価する。腰の角度、背筋の伸び、脚の開き具合……すべて審査対象だ。」
講師の指示に従って、僕はベッドの上で四つん這いになった。
(――これじゃあ、プラグが……)
羞恥が爆発しそうだった。
でも、僕はもう知っている。この姿を、あの灰色の瞳が見ているというだけで、身体の奥がどこまでも従順になることを。
「玲の姿勢は美しい。自然に腰が落ちていて、どの角度からも奉仕に適している。」
講師の評価に、後ろからざわざわと視線が集まる。
僕は俯いたまま、小さく「ありがとうございます」と呟いた。
そのとき、後方の壁際で腕を組んで立つ聖弥さんと、ふっと目が合った。
――ほんの一瞬、唇が動いた。
《よくやった》
そう言ってくれたような気がした。
◇ ◇ ◇
夜、個室に戻るとすぐに、聖弥さんが来てくれた。
ドアが閉まる音がした瞬間、緊張の糸がほどけて、僕は床に座り込んだ。
「……っ……ずっと、プラグ……入ってて……つらかったです……」
思わず涙がにじむ。
聖弥さんは黙って、僕の前にしゃがんだ。
「よく耐えたな。俺はずっと見てた。」
その言葉だけで、喉の奥がきゅっと締めつけられた。
「……誇らしかった。玲、お前は俺だけのものだ。」
頬を撫でられ、キスを落とされる。
震える指が、ようやくベルトを外してくれた。
「今夜は――ちゃんと、ご褒美をやるよ。」
その声に、僕の心はすべて委ねられた。
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