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ご褒美
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「――今夜はちゃんと、ご褒美をやるよ。」
聖弥さんの声はいつもより少しだけ優しかった。
その響きに、張りつめていたものがすっと緩んで、僕は思わずその場に崩れ落ちそうになった。
(ご褒美……)
それは甘い響きだったけど、僕にとってはそれ以上に――恐ろしくて、嬉しいものだった。
なぜなら、それは「僕が今日、価値ある存在だった」ことの証明だから。
「立って。服を脱げ。」
命じられるままに、僕は制服のシャツを外し、身体を晒した。
プラグがまだ中に入ったまま。ひと目でそれと分かるほど、身体が敏感に反応していた。
(こんな姿……聖弥さん以外には、絶対に見せたくない……)
◇ ◇ ◇
「ベッドにうつ伏せになれ。腰を少し上げて。」
「……はい……」
言われるままに、僕は布団の上に身を横たえた。
尻を少し上げるその姿勢は、恥ずかしいほど自分を晒しているようで、心臓が壊れそうなくらい打ち続けていた。
「力を抜け。もう、お前はよくやった。」
低く囁くような声が耳元に落ちて、僕は自然と肩の力が抜けた。
(認められた……ちゃんと……)
プラグがゆっくりと引き抜かれた瞬間、背筋にぞわっとした快感が走る。
「――ぁっ……!」
抜かれたことで逆に奥がスカスカになって、変な喪失感が生まれる。
でもすぐに、その空白に指が滑り込んできた。
「ちゃんと柔らかくなってる。……お前、もう俺のために仕上がったな。」
「……はい……僕、聖弥さんの……ために……」
「そうだ。全部俺のものだ。」
◇ ◇ ◇
潤滑剤の冷たい感触が中に落ちる。すぐに聖弥さんの指がそれを奥へと押し込んでいった。
「……あっ……あぅ……」
でも、痛くはなかった。不思議なくらい、身体が彼の手を受け入れている。
「怖くないな?」
「……はい……聖弥さんだから……」
唇が熱くなるほどのキスが落とされ、舌を絡められる。
その間にも、奥を優しく拡げられていく感覚が続く。
(あったかい……やさしい……)
そう思った瞬間、背中にぎゅっと抱きつかれた。
「……誰にも渡さない。玲、お前は……俺だけのものだ。」
その言葉が、頭の芯まで染み込んでいった。
◇ ◇ ◇
身体が繋がれた瞬間――息が止まりそうになった。
「……っあ……あ、ああ……!」
これまでのどんな訓練よりも、深く、奥まで届いている気がした。
でもそれは痛みじゃなくて、むしろ包まれるような温かさだった。
「玲……好きだよ。」
その言葉に、何度も揺すられながら、僕は涙を流した。
(好き……)
こんな場所で、こんな形で、そんな言葉を言ってもらえるなんて思ってなかった。
でも今、僕は間違いなくこの人のものだ。
◇ ◇ ◇
繰り返される動きの中で、僕は何度も何度も絶頂を迎えた。
自分でも信じられないくらい、身体が甘く反応して、何度も聖弥さんの名前を呼んだ。
「――聖弥さん……もっと……僕、もっと欲しい……」
「そうか。じゃあ、与えてやるよ。」
低く囁かれたその声が、僕のすべてを蕩けさせた。
◇ ◇ ◇
事が終わった後、僕は聖弥さんの腕の中で、小さく息を整えていた。
「……痛く、なかったか?」
「……ううん……ぜんぜん……」
「……ちゃんと“ご褒美”になったな。」
「……はい……」
「じゃあ、また頑張れ。俺が仕込んだ奴隷として。」
その言葉を聞いて、僕は無意識に彼の胸元に顔を埋めた。
(僕……これ以上ないくらい、幸せだ……)
聖弥さんの声はいつもより少しだけ優しかった。
その響きに、張りつめていたものがすっと緩んで、僕は思わずその場に崩れ落ちそうになった。
(ご褒美……)
それは甘い響きだったけど、僕にとってはそれ以上に――恐ろしくて、嬉しいものだった。
なぜなら、それは「僕が今日、価値ある存在だった」ことの証明だから。
「立って。服を脱げ。」
命じられるままに、僕は制服のシャツを外し、身体を晒した。
プラグがまだ中に入ったまま。ひと目でそれと分かるほど、身体が敏感に反応していた。
(こんな姿……聖弥さん以外には、絶対に見せたくない……)
◇ ◇ ◇
「ベッドにうつ伏せになれ。腰を少し上げて。」
「……はい……」
言われるままに、僕は布団の上に身を横たえた。
尻を少し上げるその姿勢は、恥ずかしいほど自分を晒しているようで、心臓が壊れそうなくらい打ち続けていた。
「力を抜け。もう、お前はよくやった。」
低く囁くような声が耳元に落ちて、僕は自然と肩の力が抜けた。
(認められた……ちゃんと……)
プラグがゆっくりと引き抜かれた瞬間、背筋にぞわっとした快感が走る。
「――ぁっ……!」
抜かれたことで逆に奥がスカスカになって、変な喪失感が生まれる。
でもすぐに、その空白に指が滑り込んできた。
「ちゃんと柔らかくなってる。……お前、もう俺のために仕上がったな。」
「……はい……僕、聖弥さんの……ために……」
「そうだ。全部俺のものだ。」
◇ ◇ ◇
潤滑剤の冷たい感触が中に落ちる。すぐに聖弥さんの指がそれを奥へと押し込んでいった。
「……あっ……あぅ……」
でも、痛くはなかった。不思議なくらい、身体が彼の手を受け入れている。
「怖くないな?」
「……はい……聖弥さんだから……」
唇が熱くなるほどのキスが落とされ、舌を絡められる。
その間にも、奥を優しく拡げられていく感覚が続く。
(あったかい……やさしい……)
そう思った瞬間、背中にぎゅっと抱きつかれた。
「……誰にも渡さない。玲、お前は……俺だけのものだ。」
その言葉が、頭の芯まで染み込んでいった。
◇ ◇ ◇
身体が繋がれた瞬間――息が止まりそうになった。
「……っあ……あ、ああ……!」
これまでのどんな訓練よりも、深く、奥まで届いている気がした。
でもそれは痛みじゃなくて、むしろ包まれるような温かさだった。
「玲……好きだよ。」
その言葉に、何度も揺すられながら、僕は涙を流した。
(好き……)
こんな場所で、こんな形で、そんな言葉を言ってもらえるなんて思ってなかった。
でも今、僕は間違いなくこの人のものだ。
◇ ◇ ◇
繰り返される動きの中で、僕は何度も何度も絶頂を迎えた。
自分でも信じられないくらい、身体が甘く反応して、何度も聖弥さんの名前を呼んだ。
「――聖弥さん……もっと……僕、もっと欲しい……」
「そうか。じゃあ、与えてやるよ。」
低く囁かれたその声が、僕のすべてを蕩けさせた。
◇ ◇ ◇
事が終わった後、僕は聖弥さんの腕の中で、小さく息を整えていた。
「……痛く、なかったか?」
「……ううん……ぜんぜん……」
「……ちゃんと“ご褒美”になったな。」
「……はい……」
「じゃあ、また頑張れ。俺が仕込んだ奴隷として。」
その言葉を聞いて、僕は無意識に彼の胸元に顔を埋めた。
(僕……これ以上ないくらい、幸せだ……)
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