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41. 未来を紡ぐ支配
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調教の夜が終わり、リビングでの激しい時間を終えた二人は、寝室へ移動していた。
蓮は沙耶の腕の中に抱き込まれるようにしてベッドに横になり、首輪の金具がシーツに小さく触れるたび、かすかに鈴のような音が響く。
沙耶はそんな音を楽しむように微笑み、ゆっくりと蓮の髪を撫で続けていた。
「……まだ少し震えてるわね」
「……はい……」
沙耶に突かれた奥が、まだじんじんと痺れていた。
何もされていないのに、その部分だけが静かに疼いている。
沙耶は指先を蓮の頬から耳の下、首輪の縁へと滑らせ、その柔らかな皮膚を撫でる。
「ちゃんとこの首輪の重み、感じてる?」
「……はい……沙耶さんに……飼われてるって」
「ふふ……良い子」
⸻
それだけで胸の奥が甘く満たされる。
沙耶は指をそっと顎の下に差し込み、蓮の顔を軽く持ち上げると、静かに唇を重ねた。
深く、しかしどこか確かめるような口づけ。
「……将来のこと、考えたことある?」
「……将来……」
沙耶は唇を離したあとも、蓮の顔から指を離さずにじっと見つめてくる。
その瞳には、支配者としての鋭い光ではなく、少しだけ不安を滲ませたような優しい影があった。
「これから先もずっとこうして……私の犬でいてくれる?」
「……はい。俺は……沙耶さんの犬で、旦那で……ずっとです」
⸻
蓮がそう答えると、沙耶は微かに目を伏せ、そしてそっと蓮の額に唇を落とした。
「……ふふ、分かってるわよ。あなたはもう逃げられないもの」
そう言いながらも、その声にはわずかな震えが混じっていた。
蓮は首を少し動かし、沙耶の胸元に顔を寄せる。
「沙耶さんこそ……俺から離れないでください。ずっと……俺を飼っててください」
その言葉に、沙耶は静かに息を吐き、蓮の背中にそっと腕を回した。
「当たり前じゃない。……私がどれだけあなたにお金と時間を使ったと思ってるの? 今さら逃げられるわけないでしょう」
「……はい」
⸻
でもその沙耶の言葉は、少し意地悪そうで、どこか照れ隠しのようにも聞こえた。
蓮は沙耶の胸に頬を押しつけたまま、そっと目を閉じる。
(これから先も……ずっとこうしていられるだろうか)
首輪の重み、沙耶の指の温度、奥にまだ残る疼き。
どれもが、この異様な愛情が永遠に続くことを自然に思わせる。
⸻
やがて沙耶は蓮の髪を撫でながら、小さく囁いた。
「子どものこととか……少し考えた方がいいのかしらね」
「……子ども、ですか?」
急に現実的な言葉が出て、蓮は思わず顔を上げた。
沙耶は少し困ったように目を逸らし、それからすぐに視線を戻した。
「別に今すぐどうこうじゃないわ。ただ……世間的にはやっぱりそういう目で見られるものだし。……私、あまりそういうの興味なかったけど、蓮とのことは少し別だから」
「……沙耶さんが望むなら、俺……」
「ふふ……でも今はまだいいわ。もう少しだけ、あなたを私だけのものにしていたい」
⸻
沙耶はそう言って蓮の顎を引き寄せ、再び深い口づけを落とした。
唇が触れ合うたび、これからもずっとこうして支配され、愛され続ける未来がはっきりと思い描けた。
(ずっと……この人の犬でいたい。旦那で、犬で……それが一番幸せだ)
沙耶が軽く唇を離し、瞳の奥でそっと微笑む。
「これからもずっと……私の良い子でいなさい。夫としてじゃなくてもいい、犬としてでもいいから、私だけを見て」
「……はい。ずっと……沙耶さんの犬です」
小さくそう答えると、沙耶は短く笑い、また静かに蓮の額を撫でた。
この夜は二人にとって、いつもの支配の延長でありながら、確かに未来へ繋がる約束のように温かかった。
蓮は沙耶の腕の中に抱き込まれるようにしてベッドに横になり、首輪の金具がシーツに小さく触れるたび、かすかに鈴のような音が響く。
沙耶はそんな音を楽しむように微笑み、ゆっくりと蓮の髪を撫で続けていた。
「……まだ少し震えてるわね」
「……はい……」
沙耶に突かれた奥が、まだじんじんと痺れていた。
何もされていないのに、その部分だけが静かに疼いている。
沙耶は指先を蓮の頬から耳の下、首輪の縁へと滑らせ、その柔らかな皮膚を撫でる。
「ちゃんとこの首輪の重み、感じてる?」
「……はい……沙耶さんに……飼われてるって」
「ふふ……良い子」
⸻
それだけで胸の奥が甘く満たされる。
沙耶は指をそっと顎の下に差し込み、蓮の顔を軽く持ち上げると、静かに唇を重ねた。
深く、しかしどこか確かめるような口づけ。
「……将来のこと、考えたことある?」
「……将来……」
沙耶は唇を離したあとも、蓮の顔から指を離さずにじっと見つめてくる。
その瞳には、支配者としての鋭い光ではなく、少しだけ不安を滲ませたような優しい影があった。
「これから先もずっとこうして……私の犬でいてくれる?」
「……はい。俺は……沙耶さんの犬で、旦那で……ずっとです」
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蓮がそう答えると、沙耶は微かに目を伏せ、そしてそっと蓮の額に唇を落とした。
「……ふふ、分かってるわよ。あなたはもう逃げられないもの」
そう言いながらも、その声にはわずかな震えが混じっていた。
蓮は首を少し動かし、沙耶の胸元に顔を寄せる。
「沙耶さんこそ……俺から離れないでください。ずっと……俺を飼っててください」
その言葉に、沙耶は静かに息を吐き、蓮の背中にそっと腕を回した。
「当たり前じゃない。……私がどれだけあなたにお金と時間を使ったと思ってるの? 今さら逃げられるわけないでしょう」
「……はい」
⸻
でもその沙耶の言葉は、少し意地悪そうで、どこか照れ隠しのようにも聞こえた。
蓮は沙耶の胸に頬を押しつけたまま、そっと目を閉じる。
(これから先も……ずっとこうしていられるだろうか)
首輪の重み、沙耶の指の温度、奥にまだ残る疼き。
どれもが、この異様な愛情が永遠に続くことを自然に思わせる。
⸻
やがて沙耶は蓮の髪を撫でながら、小さく囁いた。
「子どものこととか……少し考えた方がいいのかしらね」
「……子ども、ですか?」
急に現実的な言葉が出て、蓮は思わず顔を上げた。
沙耶は少し困ったように目を逸らし、それからすぐに視線を戻した。
「別に今すぐどうこうじゃないわ。ただ……世間的にはやっぱりそういう目で見られるものだし。……私、あまりそういうの興味なかったけど、蓮とのことは少し別だから」
「……沙耶さんが望むなら、俺……」
「ふふ……でも今はまだいいわ。もう少しだけ、あなたを私だけのものにしていたい」
⸻
沙耶はそう言って蓮の顎を引き寄せ、再び深い口づけを落とした。
唇が触れ合うたび、これからもずっとこうして支配され、愛され続ける未来がはっきりと思い描けた。
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沙耶が軽く唇を離し、瞳の奥でそっと微笑む。
「これからもずっと……私の良い子でいなさい。夫としてじゃなくてもいい、犬としてでもいいから、私だけを見て」
「……はい。ずっと……沙耶さんの犬です」
小さくそう答えると、沙耶は短く笑い、また静かに蓮の額を撫でた。
この夜は二人にとって、いつもの支配の延長でありながら、確かに未来へ繋がる約束のように温かかった。
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