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76. 檻の極夜
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ヴェネツィアの夜。
豪華なスイートルームのベッドは白いシーツが綺麗に整えられ、その中央に――蓮は完全に縛りつけられていた。
手首と足首は丈夫な革の拘束具でしっかり固定され、脚は大きく開かされている。
さらに腰や胸、太腿にも細いベルトが巻かれ、動けるのは首と指先が少し震える程度だった。
その首にはいつもの黒い首輪。
そして沙耶は今日、さらに蓮の視界を奪うために薄い黒い布で目隠しをした。
見えない世界。
ただ沙耶の匂いと、指先が皮膚に触れる冷たい感触だけが頼りだった。
⸻
「今日はね……蓮。今までで一番厳しくお仕置きをするわ」
「……はい……沙耶さん……」
声が自然に震える。
目が見えないせいで、沙耶がどこにいるのか分からない。
それが不安で、でも同時にどうしようもない甘い痺れになった。
奥には最大サイズのバイブが収められ、さっきからずっと強い振動を続けている。
そのせいで全身の力が自然に抜け、拘束されていなければ腰が勝手に揺れてしまうほどだった。
⸻
「ねぇ、どうしてこんなことされてるのか分かる?」
耳元に突然声が降りてくる。
「……はい……沙耶さんに禁止されたのに……外で……」
「ふふ、そうね。犬はご主人様にちゃんと許可をもらわないとダメでしょう?」
「……ごめんなさい……」
涙が自然に溢れ、目隠しの裏でじっとり瞼が濡れた。
沙耶は軽く髪を撫で、それからどこかへ離れる足音がした。
次に聞こえたのは、小さな鞭が空気を切る音。
「じゃあ、お仕置きを始めるわね」
⸻
――パシン!
「……っ……あ……!」
胸に細く鋭い痛みが走る。
革の鞭が直に皮膚を打ち、そこがすぐに熱を持って痺れた。
「声を我慢しないの。泣きながらちゃんと聞かせて」
「……はい……っ……沙耶さん……」
次はお腹、その次は太腿。
鞭は場所を変えながら、何度も何度も蓮の身体を細かく打ち据えた。
「ふふ……可愛いわね。痛いのに、奥では気持ちよさそうに震えてる」
「……ちが……っ……あ……!」
「違わないわよ。あなたは犬なの。叩かれて泣きながら興奮する、ご主人様に躾けられる犬」
⸻
沙耶の声が一層冷たくなり、さらに強く鞭が振るわれる。
――パシン! パシン!
「……っ……ああ……! あ……!」
泣き声が自然に喉から零れ、身体が拘束の中で小さく跳ねた。
奥でバイブがずっと振動していて、その震えが痛みと混ざって余計に頭がおかしくなる。
沙耶は何度も蓮の泣き声を楽しむように、ゆっくり呼吸を整えながら次の一撃を加えていった。
⸻
やがて鞭が止むと、今度は蝋燭を取り出した小さな音が聞こえた。
「熱いの、覚えてるわよね?」
「……はい……沙耶さん……」
「じゃあ今日は、鞭で赤くなったところに沢山垂らしてあげる」
「……っ……」
次の瞬間――
――ぽたり。
胸元の打たれた痕に蝋が落ち、今までよりもはっきりとした熱が弾けた。
「……っ……ああ……!」
喉から短い悲鳴が洩れ、自然に涙が溢れた。
⸻
「泣いていいのよ。泣きながらちゃんと声を出しなさい」
「……はい……沙耶さん……あ……っ……!」
蝋は鞭打ちの痕に次々と落とされ、熱さが痛みをさらに刺激する。
太腿、脇腹、乳首――
打たれた場所にだけ落ちる蝋が、逃げ場のない痛みを何度も思い出させた。
「良い声ね。……でもこれは全部、あなたが勝手に果てたから」
「……っ……はい……沙耶さん……ごめんなさい……」
「可愛いわね。そんなに泣いて、謝って……でも犬は謝るだけじゃ許されないの」
⸻
蝋燭を置いた沙耶は、ゆっくりベッドに這い上がると蓮の耳元で甘く囁いた。
「じゃあ……最後は激しく抱いてあげる。泣きながら私に従いなさい」
「……はい……沙耶さん……」
涙で濡れた目隠しの下、自然に息が詰まった。
次の瞬間、沙耶が奥にそっと沈み込み、その中を強く抉る。
「……っ……あ……あ……!」
痛みと熱と振動が全部一度に重なり、喉から声が漏れた。
⸻
「可愛いわ……泣きながら私に抱かれて、これが幸せなんでしょう?」
「……はい……沙耶さん……っ……沙耶さんの犬で……幸せです……」
「良い子。泣きながらもっと鳴きなさい」
「……はい……あ……ああ……っ……!」
沙耶は腰を強く打ちつけ、そのたびに蓮の涙がシーツに零れ落ちた。
泣きながら激しく抱かれ、奥で振動を続けるバイブに何度も身体が痙攣する。
泣いて、泣いて――でも決して逃げられない。
沙耶の檻は、今夜さらに深く蓮を閉じ込めた。
豪華なスイートルームのベッドは白いシーツが綺麗に整えられ、その中央に――蓮は完全に縛りつけられていた。
手首と足首は丈夫な革の拘束具でしっかり固定され、脚は大きく開かされている。
さらに腰や胸、太腿にも細いベルトが巻かれ、動けるのは首と指先が少し震える程度だった。
その首にはいつもの黒い首輪。
そして沙耶は今日、さらに蓮の視界を奪うために薄い黒い布で目隠しをした。
見えない世界。
ただ沙耶の匂いと、指先が皮膚に触れる冷たい感触だけが頼りだった。
⸻
「今日はね……蓮。今までで一番厳しくお仕置きをするわ」
「……はい……沙耶さん……」
声が自然に震える。
目が見えないせいで、沙耶がどこにいるのか分からない。
それが不安で、でも同時にどうしようもない甘い痺れになった。
奥には最大サイズのバイブが収められ、さっきからずっと強い振動を続けている。
そのせいで全身の力が自然に抜け、拘束されていなければ腰が勝手に揺れてしまうほどだった。
⸻
「ねぇ、どうしてこんなことされてるのか分かる?」
耳元に突然声が降りてくる。
「……はい……沙耶さんに禁止されたのに……外で……」
「ふふ、そうね。犬はご主人様にちゃんと許可をもらわないとダメでしょう?」
「……ごめんなさい……」
涙が自然に溢れ、目隠しの裏でじっとり瞼が濡れた。
沙耶は軽く髪を撫で、それからどこかへ離れる足音がした。
次に聞こえたのは、小さな鞭が空気を切る音。
「じゃあ、お仕置きを始めるわね」
⸻
――パシン!
「……っ……あ……!」
胸に細く鋭い痛みが走る。
革の鞭が直に皮膚を打ち、そこがすぐに熱を持って痺れた。
「声を我慢しないの。泣きながらちゃんと聞かせて」
「……はい……っ……沙耶さん……」
次はお腹、その次は太腿。
鞭は場所を変えながら、何度も何度も蓮の身体を細かく打ち据えた。
「ふふ……可愛いわね。痛いのに、奥では気持ちよさそうに震えてる」
「……ちが……っ……あ……!」
「違わないわよ。あなたは犬なの。叩かれて泣きながら興奮する、ご主人様に躾けられる犬」
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沙耶の声が一層冷たくなり、さらに強く鞭が振るわれる。
――パシン! パシン!
「……っ……ああ……! あ……!」
泣き声が自然に喉から零れ、身体が拘束の中で小さく跳ねた。
奥でバイブがずっと振動していて、その震えが痛みと混ざって余計に頭がおかしくなる。
沙耶は何度も蓮の泣き声を楽しむように、ゆっくり呼吸を整えながら次の一撃を加えていった。
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やがて鞭が止むと、今度は蝋燭を取り出した小さな音が聞こえた。
「熱いの、覚えてるわよね?」
「……はい……沙耶さん……」
「じゃあ今日は、鞭で赤くなったところに沢山垂らしてあげる」
「……っ……」
次の瞬間――
――ぽたり。
胸元の打たれた痕に蝋が落ち、今までよりもはっきりとした熱が弾けた。
「……っ……ああ……!」
喉から短い悲鳴が洩れ、自然に涙が溢れた。
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「泣いていいのよ。泣きながらちゃんと声を出しなさい」
「……はい……沙耶さん……あ……っ……!」
蝋は鞭打ちの痕に次々と落とされ、熱さが痛みをさらに刺激する。
太腿、脇腹、乳首――
打たれた場所にだけ落ちる蝋が、逃げ場のない痛みを何度も思い出させた。
「良い声ね。……でもこれは全部、あなたが勝手に果てたから」
「……っ……はい……沙耶さん……ごめんなさい……」
「可愛いわね。そんなに泣いて、謝って……でも犬は謝るだけじゃ許されないの」
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蝋燭を置いた沙耶は、ゆっくりベッドに這い上がると蓮の耳元で甘く囁いた。
「じゃあ……最後は激しく抱いてあげる。泣きながら私に従いなさい」
「……はい……沙耶さん……」
涙で濡れた目隠しの下、自然に息が詰まった。
次の瞬間、沙耶が奥にそっと沈み込み、その中を強く抉る。
「……っ……あ……あ……!」
痛みと熱と振動が全部一度に重なり、喉から声が漏れた。
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「可愛いわ……泣きながら私に抱かれて、これが幸せなんでしょう?」
「……はい……沙耶さん……っ……沙耶さんの犬で……幸せです……」
「良い子。泣きながらもっと鳴きなさい」
「……はい……あ……ああ……っ……!」
沙耶は腰を強く打ちつけ、そのたびに蓮の涙がシーツに零れ落ちた。
泣きながら激しく抱かれ、奥で振動を続けるバイブに何度も身体が痙攣する。
泣いて、泣いて――でも決して逃げられない。
沙耶の檻は、今夜さらに深く蓮を閉じ込めた。
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