【R18】ご主人様と僕

ましゅまろ

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身体の所有者

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律の首輪と足首の鎖は、今や彼の肌の一部のように感じられた。ご主人様のマンションの部屋は、静寂と支配の空気に満ち、律の心を外界から切り離していた。昨夜の「小学生の放課後」ロールプレイと奉仕の記憶が、律の体に熱く残っている。ランドセルの重さ、鞭の痛み、ご主人様を喜ばせた瞬間の達成感――すべてが、律をさらにご主人様の「犬」へと近づけていた。
今、律は全裸で床に跪いていた。首輪の金属が冷たく、鎖がカチャリと小さく鳴る。ご主人様の命令で服を脱がされ、羞恥に震えながらも、律の心は奇妙な安堵に包まれていた。服がないことで、ご主人様の視線が直接肌を刺す。それが、律にはご主人様に全てを捧げている証のように思えた。
ご主人様はソファに座り、鋭い目つきで律を見下ろしていた。手に持った細い鎖を軽く揺らし、その音が部屋に響く。口元には、いつもの薄い笑みが浮かんでいる。
「律、お前の身体は誰のものだ?」
「ご、ご主人様の…ものです…」
律の声は震えていたが、迷いはなかった。ご主人様は満足そうに頷き、鎖を指でなぞった。
「その通りだ。犬の身体はご主人様の所有物だ。ってことは、お前の快楽も、俺が管理する。分かったな?」
「快楽…?」
律の目が揺れた。ご主人様が立ち上がり、律に近づく。手には小さな金属のリング――貞操帯のような装置――が握られていた。律の心臓がドクンと跳ねる。
「これから、お前の射精は俺が決める。お前が勝手に感じたり、解放したりするのは許さない。犬なら、ご主人様の許可なくそんなことしないよな?」
「は、はい…ご主人様…」
律の声はかすれ、羞恥と緊張で喉が締め付けられた。ご主人様が屈み込み、冷たい金属のリングを律の敏感な部分に装着した。リングはきつく、律の自由を奪う。装着の感触に、律の体がビクンと震えた。
「ひっ…!」
「静かにしろ。犬は我慢するんだ」
ご主人様の声は冷たく、だがその手は律の肌を軽く撫で、支配と優しさを同時に与えた。リングの重さが律の意識を支配し、ご主人様の所有物であることを強く刻み込む。律は息を荒げ、床に額を押し付けた。
「ご主人様…僕、ちゃんと…ご主人様の犬になります…」
「いい返事だ。じゃあ、早速試してみようか」
ご主人様がソファに座り直し、律に手招きした。
「こっちに来い。犬なら、ご主人様を喜ばせるのが仕事だろ?」
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