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4話 植え付けられた快楽※
しおりを挟む「ぁ゙ッ、ふッ、ゔぅッ⋯⋯!」
「はぁ、せっま。マツリちゃん力抜いて~」
市井が「深呼吸だよ~」と言いながら包茎チンコを無遠慮に扱く。
皮越しから亀頭の先をグリグリ弄られ、そのまま市井の剛直が半分まで到達すると、圧迫感で息ができない。
「マツリちゃんの処女マンコ、羨ましいなぁこの」
千紘はジャンケンに負け、不貞腐れながら両腕を拘束していた。
「ひぁっ!あ、や⋯⋯も、許して、くださ⋯⋯んんっ」
セーラー服を捲し上げ、顕になった薄桃色の小さな突起を集中してイジメられると、情けない嬌声が廃れたオフィスに響く。
「アハハ、だって辰巳ジャンケンで絶対さいしょチョキ出すから」
「ハァ!?マジか⋯⋯次から気をつけよ⋯⋯」
そんな悪魔達の戯れの中、何度も涙を流しながら許してと力なく懇願した。
だけど、この二人には全く響いていないどころか、カワイイカワイイと浮ついた言葉を投げ、オナホのように手酷く扱う様子に、そろそろ抵抗する力も失われてきていた。
「ハッ、ア!ンンッ⋯⋯ぅあッ」
それどころか、二人の的確な愛撫に、痛みよりも気持ちよさがどうしても勝ってしまい、頭がバカになる。
(ダメなのにぃ⋯⋯こんなこと⋯⋯ッ)
「だったらさぁ、口でしてもらえば?そっちの初めては譲ってあげるよ」
「何いってんだよ、当然だろ!寧ろ全部オレが奪いたかったわ」
うわ~外道~と市井は笑いながら半分まで後孔に挿し入れた熱をゆっくりと前後させ始めた。
「ン゙ッ、ふ、ゔぅ!ぁあッ⋯⋯」
「まだ狭いから今日はここまでにしてあげる。ゆっくり開発していこうね」
内側から肉壁を押し拡げられると、指の時に感じた場所全体がより強くダイレクトに刺激され、お腹の奥がじわりと疼く。
(苦しいのにぃっ、なんでっ⋯⋯!)
「なか、めっちゃ締まる~ココが良いんだ?」
的を得た市井は執拗にそこを責め立て、律動する速度を徐々に上げていく。
「んひッ、ゃッあっあっ!なんッ、だめ!そこぉ⋯⋯ッ」
ハッハッと酸素を貪り、全身からありとあらゆる分泌液が溢れ出る。
中と同時に、自身のペニスと乳首を二人の大きな手が蹂躙し、気持ちよさで頭が回らなくなる。
「ヨガってるところ悪いんだけど、こっちも奉仕しろよ。マツリちゃん」
グッと顔を横に向かせられると、そこには天を仰ぐ血管の浮き出た熱が待機していた。
マジマジと見る自分のより遥かに大きくて逞しいソレに、思わず息を飲む。
「ん?ほら、早く咥えろよ。でもマツリちゃん口小さいからな~、しょうがないから舐めるだけでも許してやるよ」
千紘のペニスがオレの頬を打ち、急かすように催促する。
こんな物を口に入れるだなんて死ぬほど嫌なのに、千紘の冷血な目が、抵抗することを許さない。
ガクガクと身体を震わせながら、小さく口を開き渋々と舌を出す。
「はッ、あ、ンむ、ふ⋯⋯ン゙ぅッ」
「分かっちゃいたけどやっぱ下手だなぁ。まぁこれはこれで燃えるけど」
「ハァ、マツリちゃん⋯⋯中すっげぇ気持ちいい⋯⋯もうイキそ、体勢変えていい?」
市井の腕が、いとも簡単にオレの身体を持ち上げた。
否応無しにソファの上で四つん這いの姿勢を取らされ、まるで盛りのついた動物のような気分になる。
上も下も容赦なく串刺しにされているのに、頭の中はキモチイイで溢れかえる。
「くッ……ここ、好き?ギュウギュウ締めつけてくる」
「ンッ、お⋯⋯ッ、ほ、んぶッ、む⋯⋯ッ」
オレは女の子じゃないのに、だとか、まだ中学生なのに、だとか、自分の身に起きたいつも通りの不幸を嘆くよりも、もっと突いて欲しい、愛撫して欲しいと、沸き立つ欲求が上回ってしまう。
市井が奥を突きながら、僕のペニスをごしごし扱く。
千紘の熱を咥えながら、腫れ上がった乳首を虐める。
全身を駆け巡る快感の渦に、とうとう頭が真っ白になった。
「んぁぁ、そこっ、グリグリぃ⋯⋯気持ちい、ヒンッ⋯⋯」
トロンと焦点の合わない視線が虚空を見つめ、拡がった肉を抉られる感覚を存分に堪能していた。
「アッハハ、マツリちゃんトんでるね~素質ありまくりじゃん。かぁわいい~」
「おい、この遅漏。さっさとイケよ。後がつかえてるぞ」
「うわ。なんだよ~ムードが台無し」
オモチャを取り合うように僕を組み敷くこの二人に、罪悪感なんてものは一切感じていないのだろう。
そんな不条理を頭の隅に投げ捨て、一層激しくピストンを送る市井の剛直に、僕のピークは限界に達する。
チカチカと光る視界を最後に、下衆な笑い声を聞きながら意識を手放した。
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