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誓い②
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「だからレガード王を挑発したの?」
「挑発? あんなの挑発のうちにも入らんさ。なにせ事実しか言ってねぇからな」
カイルは馬鹿馬鹿しいとばかりに一蹴するが、ユアははっきり見ていた。玉座から立ち上がったときのレガード王が、殺意の宿る目をカイルに向けていたことを。
近衛兵士長がレガード王を止めなかったら、今カイルとのんびり会話はしていないと断言できる。きっと凄惨な光景を、たとえばアルフォンスとカイルが剣を交える恐ろしい光景をユアは見せられていたかもしれない。
ユアが可能性の一つとして伝えると、カイルはまるで他人事のように言う。
「奴の諫言以上に王の殺意が上回っていたらあるいはそうなっていたかもな。異界人召喚なんてとち狂ったことをしでかしやがったが、辛うじて損得勘定できる程度の頭は残っていたらしい」
言ってカイルは何かを思い出したように目を細めた。
「でももし、もしあのときレガード王が命令を下していたら? 私が知る限りあの場には聖輪騎士団と近衛兵が併せて20人以上はいたはず……」
「数は力だがそれだけで戦は勝てない。あの場所、あの条件下なら間違いなく俺に分があった。奴もそれがわかっているから必死に王を諫めたのさ。俺が世間で何て呼ばれているのか知らないわけないよな?」
カイルは伸ばした二本指を自らの首の右付け根にあてがうと、左に向けてスッと滑らし冷めた笑みを唇に滲ませる。
──キングスレイヤー。
門外漢が興味本位で聞くことではなかったとユアは小さく息を落とす。そして、改めて自分の意向を伝えることにした。
「理由もわかったし本当に気持ちは嬉しいけど、でもやっぱりカイルと一緒には行けないよ。タイニアには私一人で行く」
死のうと思っていた。けれどカイルと話したことでレガード王の意のままになるのがそれこそ死ぬほど馬鹿らしく思えてしまった。
こうなったらタイニアで意地でも生き残ってやると思い定めたユアである。
一方のカイルは明らかに不満を顔に張り付かせていた。
「なぜそこまで同行を断る? 別に旅先でお前をどうこうしようなどと思っていないぞ?」
「あ、当たり前じゃない!」
ユアは両手で胸を抱きながら高速で後ずさった。
「ならなにも問題ないだろう」
「問題は大ありよ。カイルが護衛を雇うことを否定した理由はそのまま自分にだって当てはまることでしょう? カイルは私の心を救ってくれた。それだけでもう十分。それにこれでも私は一あの灰被りの街を生き抜いてきたんだから。一人だってどうにでもなるよ」
袖をまくったユアは、二の腕にできた小さな力こぶを見せつけるようにしてはにかんだ。
「どんな理由で断ったのかと思いきや、そんなことを気にしていたのか」
さらりと笑むカイルを見て、自分の眉が鋭利な角度に上がるのを自覚した。
「そんなこと? 命を奪う危険な場所にカイルを連れてって私が平気でいられるとでも?」
「ふっ」
「だからなにがおかしい──!?」
優しい光を湛えた眼差しを向けられて、ユアは言葉を失ってしまった。
「どこまでいっても他人の心配か。お前ほどのお人好しを俺はほかには知らん。だがそんなお前だからこそ俺が護衛を辞退することは絶対にないと断言する」
「そんなの……そんなの自分勝手すぎるじゃない……」
「確かに自分勝手すぎるな。だがそれが俺だ。勝手ついでに教えておくが、ジェミニ家は古くは暗殺を生業をしていた家系だ。ちなみにこのことを知っているのはジェミニ家の人間意外だとお前が最初で、そして最後だ」
突然の告白にユアが驚いている間もなくカイルの話は続けられていく。
「その名残というか風習みたいなのが今もそれなりに残っていてな。たとえばジェミニ家に生まれた男児は一人の例外もなく赤子のときは乳母の乳と微量の毒を交互に飲まされ、物心がつくころには当たり前のように様々な毒入りの料理が出された。つまり俺も毒への耐性がある。つまりお前が心配するようなことは何もないということだ」
カイルから期せずして語られた話はあまりといえばあまりに突拍子もない話。だが、ユアを見つめるジェミニの瞳はどこまでも真っすぐで、それが偽りでないことをユアに突き付けてきた。
「──それって笑いながら話す内容じゃないよ」
「そうか?」
「そうだよ……それから私はお前じゃない。ユアって名前がある。これからはちゃんと……ちゃんと名前で呼んで」
ユアが暗黙に同行を認めると、カイルは腰の剣をスラリと引き抜き、ユアの前で片膝をつく。そして、美しい所作で剣を差し出してきた。
突然の振る舞いに困惑するユアを置き去りに、カイルの舌は滑らかに動く。
「これよりカイル・フォン・ジェミニは御身のためだけに剣を振るい、全身全霊をもって守り抜くことをここに誓う」
「…………」
「……どうした」
カイルが視線を上げることなく静かに問うてくる。
「だってそんな……」
カイルの言葉は軽薄な部分もたくさんあるけれど、剣を差し出して誓いの言葉を口にした以上冗談でないことだけは確か。
それだけに誓いをこのまま受けていいものかどうか悩んでしまうユアがいた。
「──俺では不服か?」
「違う! そんなこと言ってない!」
「じゃあちゃっちゃとやれ。この体勢を維持するのは正直疲れる」
その言葉に慌てて剣を取ったユアは、アルフォンスが聖輪騎士団の団長に叙されたときの光景を思い出しながら、辿々《たどたど》しい動きでカイルの肩に剣を置く。そして、そのまま硬直してしまった。
程なくしてカイルから小さな溜息が漏れ聞こえてくる。
「今度はどうした」
「なんて言っていいのかわからない。こういうときの作法なんて私知らないもん」
「作法なんて気にするな。自分の言葉で言えばいい」
「そんなこと言われたって……」
「ここには俺とユアしかいない」
「うぅぅ……」
続く言葉が出てこなくて、ユアはまるで子供のように身をよじらせた。
「諦めろ」
それ以上は聞く耳を持たないとばかりに瞼を閉じたカイルは、それ以降口を開くことはなくそのままの姿勢を貫いていた。
(ううぅぅぅぅ……わかったわよ! 自分の言葉で言ってやるわよ! 後悔したって知らないんだから!)
柄をギュッと握りしめ、最後はやけくそとばかりにユアは叫んだ。
「わ! わたしの手を絶対に離さないでッ!!」
「仰せのままに──」
顔を上げたカイルはゆっくりと瞼を開く。
恥ずかしさのあまり顔を思いきり逸らすユアを、カイルはたおやかな表情で見つめていた。
「挑発? あんなの挑発のうちにも入らんさ。なにせ事実しか言ってねぇからな」
カイルは馬鹿馬鹿しいとばかりに一蹴するが、ユアははっきり見ていた。玉座から立ち上がったときのレガード王が、殺意の宿る目をカイルに向けていたことを。
近衛兵士長がレガード王を止めなかったら、今カイルとのんびり会話はしていないと断言できる。きっと凄惨な光景を、たとえばアルフォンスとカイルが剣を交える恐ろしい光景をユアは見せられていたかもしれない。
ユアが可能性の一つとして伝えると、カイルはまるで他人事のように言う。
「奴の諫言以上に王の殺意が上回っていたらあるいはそうなっていたかもな。異界人召喚なんてとち狂ったことをしでかしやがったが、辛うじて損得勘定できる程度の頭は残っていたらしい」
言ってカイルは何かを思い出したように目を細めた。
「でももし、もしあのときレガード王が命令を下していたら? 私が知る限りあの場には聖輪騎士団と近衛兵が併せて20人以上はいたはず……」
「数は力だがそれだけで戦は勝てない。あの場所、あの条件下なら間違いなく俺に分があった。奴もそれがわかっているから必死に王を諫めたのさ。俺が世間で何て呼ばれているのか知らないわけないよな?」
カイルは伸ばした二本指を自らの首の右付け根にあてがうと、左に向けてスッと滑らし冷めた笑みを唇に滲ませる。
──キングスレイヤー。
門外漢が興味本位で聞くことではなかったとユアは小さく息を落とす。そして、改めて自分の意向を伝えることにした。
「理由もわかったし本当に気持ちは嬉しいけど、でもやっぱりカイルと一緒には行けないよ。タイニアには私一人で行く」
死のうと思っていた。けれどカイルと話したことでレガード王の意のままになるのがそれこそ死ぬほど馬鹿らしく思えてしまった。
こうなったらタイニアで意地でも生き残ってやると思い定めたユアである。
一方のカイルは明らかに不満を顔に張り付かせていた。
「なぜそこまで同行を断る? 別に旅先でお前をどうこうしようなどと思っていないぞ?」
「あ、当たり前じゃない!」
ユアは両手で胸を抱きながら高速で後ずさった。
「ならなにも問題ないだろう」
「問題は大ありよ。カイルが護衛を雇うことを否定した理由はそのまま自分にだって当てはまることでしょう? カイルは私の心を救ってくれた。それだけでもう十分。それにこれでも私は一あの灰被りの街を生き抜いてきたんだから。一人だってどうにでもなるよ」
袖をまくったユアは、二の腕にできた小さな力こぶを見せつけるようにしてはにかんだ。
「どんな理由で断ったのかと思いきや、そんなことを気にしていたのか」
さらりと笑むカイルを見て、自分の眉が鋭利な角度に上がるのを自覚した。
「そんなこと? 命を奪う危険な場所にカイルを連れてって私が平気でいられるとでも?」
「ふっ」
「だからなにがおかしい──!?」
優しい光を湛えた眼差しを向けられて、ユアは言葉を失ってしまった。
「どこまでいっても他人の心配か。お前ほどのお人好しを俺はほかには知らん。だがそんなお前だからこそ俺が護衛を辞退することは絶対にないと断言する」
「そんなの……そんなの自分勝手すぎるじゃない……」
「確かに自分勝手すぎるな。だがそれが俺だ。勝手ついでに教えておくが、ジェミニ家は古くは暗殺を生業をしていた家系だ。ちなみにこのことを知っているのはジェミニ家の人間意外だとお前が最初で、そして最後だ」
突然の告白にユアが驚いている間もなくカイルの話は続けられていく。
「その名残というか風習みたいなのが今もそれなりに残っていてな。たとえばジェミニ家に生まれた男児は一人の例外もなく赤子のときは乳母の乳と微量の毒を交互に飲まされ、物心がつくころには当たり前のように様々な毒入りの料理が出された。つまり俺も毒への耐性がある。つまりお前が心配するようなことは何もないということだ」
カイルから期せずして語られた話はあまりといえばあまりに突拍子もない話。だが、ユアを見つめるジェミニの瞳はどこまでも真っすぐで、それが偽りでないことをユアに突き付けてきた。
「──それって笑いながら話す内容じゃないよ」
「そうか?」
「そうだよ……それから私はお前じゃない。ユアって名前がある。これからはちゃんと……ちゃんと名前で呼んで」
ユアが暗黙に同行を認めると、カイルは腰の剣をスラリと引き抜き、ユアの前で片膝をつく。そして、美しい所作で剣を差し出してきた。
突然の振る舞いに困惑するユアを置き去りに、カイルの舌は滑らかに動く。
「これよりカイル・フォン・ジェミニは御身のためだけに剣を振るい、全身全霊をもって守り抜くことをここに誓う」
「…………」
「……どうした」
カイルが視線を上げることなく静かに問うてくる。
「だってそんな……」
カイルの言葉は軽薄な部分もたくさんあるけれど、剣を差し出して誓いの言葉を口にした以上冗談でないことだけは確か。
それだけに誓いをこのまま受けていいものかどうか悩んでしまうユアがいた。
「──俺では不服か?」
「違う! そんなこと言ってない!」
「じゃあちゃっちゃとやれ。この体勢を維持するのは正直疲れる」
その言葉に慌てて剣を取ったユアは、アルフォンスが聖輪騎士団の団長に叙されたときの光景を思い出しながら、辿々《たどたど》しい動きでカイルの肩に剣を置く。そして、そのまま硬直してしまった。
程なくしてカイルから小さな溜息が漏れ聞こえてくる。
「今度はどうした」
「なんて言っていいのかわからない。こういうときの作法なんて私知らないもん」
「作法なんて気にするな。自分の言葉で言えばいい」
「そんなこと言われたって……」
「ここには俺とユアしかいない」
「うぅぅ……」
続く言葉が出てこなくて、ユアはまるで子供のように身をよじらせた。
「諦めろ」
それ以上は聞く耳を持たないとばかりに瞼を閉じたカイルは、それ以降口を開くことはなくそのままの姿勢を貫いていた。
(ううぅぅぅぅ……わかったわよ! 自分の言葉で言ってやるわよ! 後悔したって知らないんだから!)
柄をギュッと握りしめ、最後はやけくそとばかりにユアは叫んだ。
「わ! わたしの手を絶対に離さないでッ!!」
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顔を上げたカイルはゆっくりと瞼を開く。
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