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18話
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「おーおー、やってるねー」呑気にそう言うのはモルド
「本当に俺たちはここで待機でいいんですか?」
心配そうにジグレイドはバルクド帝国軍とフェイシル王国軍が中央の湿地帯で激突している光景を眺めながら言った。
「大丈夫だ。毎回ではないがフェイシル王国の総大将がオウルーゼル公爵様の時は正規軍が矢面に立ってくれるからよ。俺ら組合員は基本的に魔物とかから後ろを取られないよう警戒をしていればいいのよ」
「警戒が重要なのはわかってはいるんですけど、なんていうか・・・意気込んで戦争に参加した身としてはなんだか複雑な心境ですね」
「ハハハ、今回はあのお優しいオウルーゼル公爵様が総大将だからこんな感じになってはいるが、他の貴族が総大将になってみろ。最悪は組合員を平気で捨て駒にするような奴の時もある。そういう時は命令なんて無視して仲間と生き残ることだけ考えて行動するのが賢い傭兵ってもんだ。まあ公爵様が生きているうちは大丈夫だろ」
普段はおちゃらけているモルドからは珍しい先輩からの教示に驚きつつも素直に頷く
「にしても・・・相変わらずバルクドの将軍様は半端ないぜ。さすが“剛鬼”と言われるだけはある。あんな無謀な突撃かましてるくせにそれが大して不利になっていやしねー。フェイシル王国側の弓矢の雨を完全に無視して前進してやがる」
傍観者みたいな発言をしながら感心しているモルドにジグレイドが
「モルドさんはあんな真似できます?」少し挑発気味に聞くと、
「ハハハ、あんなの無理に決まってんじゃねーか。あんなの人の身じゃできねーよ。大体魔法使ってんだろうが硬くなりすぎだろ。鎧だけじゃあの弓矢の雨は防げないしな」
モルドは呆れ半分感心半分といった感じにそう言うと夜の警戒のためにテントに寝に戻っていった。
ジグレイドのパーティーは戦争が初めてであるため警戒任務はモルドのギルドメンバーと一緒に日がある時間帯の担当であった。
その日の戦闘はフェイシル王国側が弓矢による飽和攻撃の包囲作戦(敵を後退もしくは撤退させるために完全には包囲していない)を行うが、オウルーゼル公爵閣下の予想通りにログ将軍1人の突破力の前にはあまり意味を為さずそのまま正面衝突し乱戦の模様になっていった。
中央の本陣に向け無理やり突き進むログ将軍を迎え撃ったのはフェイシル王国にて最強と名高いローレン将軍であった。
ログ将軍に崩された包囲作戦はオウルーゼルの予想通りにログ将軍が率いた一個中隊およそ250名はほとんど削ることができなかったが、重点的に狙われた後続の二個中隊およそ500名には効果的でかなりの被害を与えれていた。
そのため乱戦になり暫くしてから、後方部隊が壊滅状態になり孤立しそうなログ将軍の部隊は将軍を殿に置き撤退していった。
また明日もバルクド帝国側は無謀な突撃作戦をするのかとジグレイドは考えながら寝入ったが・・・。
事態は深夜動いたのだった。
「本当に俺たちはここで待機でいいんですか?」
心配そうにジグレイドはバルクド帝国軍とフェイシル王国軍が中央の湿地帯で激突している光景を眺めながら言った。
「大丈夫だ。毎回ではないがフェイシル王国の総大将がオウルーゼル公爵様の時は正規軍が矢面に立ってくれるからよ。俺ら組合員は基本的に魔物とかから後ろを取られないよう警戒をしていればいいのよ」
「警戒が重要なのはわかってはいるんですけど、なんていうか・・・意気込んで戦争に参加した身としてはなんだか複雑な心境ですね」
「ハハハ、今回はあのお優しいオウルーゼル公爵様が総大将だからこんな感じになってはいるが、他の貴族が総大将になってみろ。最悪は組合員を平気で捨て駒にするような奴の時もある。そういう時は命令なんて無視して仲間と生き残ることだけ考えて行動するのが賢い傭兵ってもんだ。まあ公爵様が生きているうちは大丈夫だろ」
普段はおちゃらけているモルドからは珍しい先輩からの教示に驚きつつも素直に頷く
「にしても・・・相変わらずバルクドの将軍様は半端ないぜ。さすが“剛鬼”と言われるだけはある。あんな無謀な突撃かましてるくせにそれが大して不利になっていやしねー。フェイシル王国側の弓矢の雨を完全に無視して前進してやがる」
傍観者みたいな発言をしながら感心しているモルドにジグレイドが
「モルドさんはあんな真似できます?」少し挑発気味に聞くと、
「ハハハ、あんなの無理に決まってんじゃねーか。あんなの人の身じゃできねーよ。大体魔法使ってんだろうが硬くなりすぎだろ。鎧だけじゃあの弓矢の雨は防げないしな」
モルドは呆れ半分感心半分といった感じにそう言うと夜の警戒のためにテントに寝に戻っていった。
ジグレイドのパーティーは戦争が初めてであるため警戒任務はモルドのギルドメンバーと一緒に日がある時間帯の担当であった。
その日の戦闘はフェイシル王国側が弓矢による飽和攻撃の包囲作戦(敵を後退もしくは撤退させるために完全には包囲していない)を行うが、オウルーゼル公爵閣下の予想通りにログ将軍1人の突破力の前にはあまり意味を為さずそのまま正面衝突し乱戦の模様になっていった。
中央の本陣に向け無理やり突き進むログ将軍を迎え撃ったのはフェイシル王国にて最強と名高いローレン将軍であった。
ログ将軍に崩された包囲作戦はオウルーゼルの予想通りにログ将軍が率いた一個中隊およそ250名はほとんど削ることができなかったが、重点的に狙われた後続の二個中隊およそ500名には効果的でかなりの被害を与えれていた。
そのため乱戦になり暫くしてから、後方部隊が壊滅状態になり孤立しそうなログ将軍の部隊は将軍を殿に置き撤退していった。
また明日もバルクド帝国側は無謀な突撃作戦をするのかとジグレイドは考えながら寝入ったが・・・。
事態は深夜動いたのだった。
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