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19話
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皆が寝静まった深夜頃、昼間寝ていたモルドと他の組合員数名は交代で焚き火番をしながら付近の警戒をしていた。
深緑の森方面へと警戒に出ていたモルドは不意に嫌な視線を感じた。
「なんだ?魔物でもきやがったか?」
誰にも聞こえない程度に呟き、警戒を解かずに落ちている石を拾い上げつつ辺りを見回し視線を感じる方に石を投げ入れると、
“パシッ”と音がした。
「ほう、我らの気配を感じ取れるか・・・お主なかなかやるの。それ故にここで殺すのが実に惜しいの」
年寄りのような口調で物騒なことを言いながら現れたのは左手に弓、右手に先ほどモルドが投げ入れた石を持ち上等な皮で出来た鎧に身を包んだ金髪で耳の長い見た目は若く見える男であった。
「なに!?なぜこんなところにエルフが居やがる!?」
エルフはすでに絶滅したと言われている種族でそんなエルフが現れたことに動揺を隠せないモルドは珍しく隙を見せてしまう
「ふっ、森にエルフがいるのは普通のことではないのか?」
馬鹿にするかのように鼻で笑うが、隙を見せているモルドを特に攻撃もしないで律義に質問に答えるエルフに対し
「っ!?」
すぐに目の前のエルフから殺気を感じ取り異常事態だと分かると息を勢いよく吸い叫ぼうとするが叫ばなかった。
「ふっ、叫ばないのかの?だが今更なにをしても無駄だがの。お主に気づかれたのは少々予定外ではあったが、すでに我らの仲間がお主の仲間を包囲している頃合いだしの。諦めて殺されるがいい」
「くそっ!」
いちいち馬鹿にしたように言ってくるエルフに小さく悪態をつき、緊急用に持っていた魔道具に魔力を流し込み起動させエルフに向かって投げつけて、すぐさま背を向けて仲間のいる野営地に向かって逃げだした。
急に何かを投げつけられ更には敵に背を向け一目散に逃げだした男を見下し殺すために追おうとするが、
「うがあぁぁぁああああ!」
いきなり目の前が真っ白になり、その瞬間あまりの目の痛みに堪らず叫び声を上げながら地面をのたうち回った。
そのため逃げだしたモルドを追うことができなかった。
モルドが投げつけた魔道具は一般的にはランタンの代わりに使用する魔道具を改造して、数舜後に込めた魔力量に比例して発光する度合いが増すようにしたものである。
今回モルドはかなりの量の魔力を込めて投げつけたため、疑似太陽かのような発光量であった。
改造魔道具で時間を稼いだモルドはすぐに野営地につくと皆を起こす
「敵襲だ!起きろ!すぐに本陣まで撤退するぞ!」
そう叫び起きてきた組合員たちに事情を簡単に説明して、最後に包囲網を突破後の殿は俺たち戦場の狼が受け持つことを早口で伝えると、
「モルドさん、俺も殿部隊に入れてください!」
そう勇んだことを言ってきたジグレイドにモルドは、
「ジグレイド、気持ちは嬉しいがまだお前は足手纏いだ。緊急時じゃなかったら一緒に戦えたんだがな・・・また今度一緒に戦おうぜ」
優しく拒否し少し残念そうに仲間のもとに行ってしまった。
「ジグ君、ここはモルドさんの言うとおり先に撤退しようよ。きっとボクたちを守りながらだと勝てないくらい強い相手なんだと思うよ」
サルシャに言われ漸くその可能性に気づいた。
「そうか、確かにその通りだな。俺らが足手纏いのせいでモルドさん達の負担が増えるのは嫌だしな・・・よし、そうと決まれば撤退の準備するぞ!」
必要最低限の荷物を持ち、他は放棄することに決めてすぐに撤退が開始された。
深緑の森方面へと警戒に出ていたモルドは不意に嫌な視線を感じた。
「なんだ?魔物でもきやがったか?」
誰にも聞こえない程度に呟き、警戒を解かずに落ちている石を拾い上げつつ辺りを見回し視線を感じる方に石を投げ入れると、
“パシッ”と音がした。
「ほう、我らの気配を感じ取れるか・・・お主なかなかやるの。それ故にここで殺すのが実に惜しいの」
年寄りのような口調で物騒なことを言いながら現れたのは左手に弓、右手に先ほどモルドが投げ入れた石を持ち上等な皮で出来た鎧に身を包んだ金髪で耳の長い見た目は若く見える男であった。
「なに!?なぜこんなところにエルフが居やがる!?」
エルフはすでに絶滅したと言われている種族でそんなエルフが現れたことに動揺を隠せないモルドは珍しく隙を見せてしまう
「ふっ、森にエルフがいるのは普通のことではないのか?」
馬鹿にするかのように鼻で笑うが、隙を見せているモルドを特に攻撃もしないで律義に質問に答えるエルフに対し
「っ!?」
すぐに目の前のエルフから殺気を感じ取り異常事態だと分かると息を勢いよく吸い叫ぼうとするが叫ばなかった。
「ふっ、叫ばないのかの?だが今更なにをしても無駄だがの。お主に気づかれたのは少々予定外ではあったが、すでに我らの仲間がお主の仲間を包囲している頃合いだしの。諦めて殺されるがいい」
「くそっ!」
いちいち馬鹿にしたように言ってくるエルフに小さく悪態をつき、緊急用に持っていた魔道具に魔力を流し込み起動させエルフに向かって投げつけて、すぐさま背を向けて仲間のいる野営地に向かって逃げだした。
急に何かを投げつけられ更には敵に背を向け一目散に逃げだした男を見下し殺すために追おうとするが、
「うがあぁぁぁああああ!」
いきなり目の前が真っ白になり、その瞬間あまりの目の痛みに堪らず叫び声を上げながら地面をのたうち回った。
そのため逃げだしたモルドを追うことができなかった。
モルドが投げつけた魔道具は一般的にはランタンの代わりに使用する魔道具を改造して、数舜後に込めた魔力量に比例して発光する度合いが増すようにしたものである。
今回モルドはかなりの量の魔力を込めて投げつけたため、疑似太陽かのような発光量であった。
改造魔道具で時間を稼いだモルドはすぐに野営地につくと皆を起こす
「敵襲だ!起きろ!すぐに本陣まで撤退するぞ!」
そう叫び起きてきた組合員たちに事情を簡単に説明して、最後に包囲網を突破後の殿は俺たち戦場の狼が受け持つことを早口で伝えると、
「モルドさん、俺も殿部隊に入れてください!」
そう勇んだことを言ってきたジグレイドにモルドは、
「ジグレイド、気持ちは嬉しいがまだお前は足手纏いだ。緊急時じゃなかったら一緒に戦えたんだがな・・・また今度一緒に戦おうぜ」
優しく拒否し少し残念そうに仲間のもとに行ってしまった。
「ジグ君、ここはモルドさんの言うとおり先に撤退しようよ。きっとボクたちを守りながらだと勝てないくらい強い相手なんだと思うよ」
サルシャに言われ漸くその可能性に気づいた。
「そうか、確かにその通りだな。俺らが足手纏いのせいでモルドさん達の負担が増えるのは嫌だしな・・・よし、そうと決まれば撤退の準備するぞ!」
必要最低限の荷物を持ち、他は放棄することに決めてすぐに撤退が開始された。
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