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20話
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少し時は遡り
「ぞ、族長!大丈夫ですか!?」
叫びながら地面をのたうち回ってる自分たちエルフ族の族長を目にし駆け寄ってくるエルフ達
「ぐうう、粋な真似をしてくれたものだの!未だに目が見えぬ!・・・それで、仲間からの連絡はまだか?包囲はできておるんじゃろうな?」
怒りに震えながら駆け寄ってきたエルフに尋ねる
「い、いえ 連絡はまだ届いておりません 今少し掛かるかと・・・」
「くそっ!絶対に逃がすでないぞ!同時に他の場所を襲撃していたとしても我らの計画が僅かでも狂う可能性があるからの。それに我らだけ失敗したとなると、あやつらにエルフが見下されかねん!それだけはなんとしても避けなければいかんの」
未だ目が回復しない族長はその場に座り込みながら他のエルフからの連絡を待った。
時は戻り、撤退を開始したジグレイド達は多数のエルフに攻撃を受けていた。
「このっ!弓兵がこんなにも面倒な相手だったとは!」
飛んでくる弓矢を主に短槍で打ち払いながらジグレイドは愚痴りながら走っていると、後ろの方から皆に聞こえるように
「落ち着いて対処しろよ!3人1組で固まってりゃ楽に攻撃防げるからよ!お前らは本陣のお偉いさんにエルフからの敵襲を伝えるのが仕事だ!だから後ろなんか気にせず、全力で走れ!」
モルドが適宜指示を出しながら1番後ろから叫ぶ。
暫くしたのち、ついに敵の包囲網を抜けたのだった。
「モルド!包囲網を抜けだ出した!後はここを抜けて俺たちが足止めするだけだ!」
モルドに叫びながら報告したのが浅黒い肌の中肉中背で黒髪の戦場の狼に属する組合員ジャレッドである。
ジャレッドはスラムで育った孤児であり親を知らないため姓がない。
組合に登録するときに適当に決めて名乗ってもよかったが本人曰く「めんどくせ、ただのジャレッドでいい」だそうだ。
「お前ら最後まで気を抜くんじゃねーぞ!それにもうそろそろ予定の足止めポイントだ。殿部隊以外は走り続けろよ!それが俺たちを助けることに繋がるからな!」
ジャレッドの発言で少し気が緩んだ人もモルドの発言ですぐさま気を引き締め走り続けた。
漸く見晴らしのいい湿地帯に出たとき、プグナループスの殿部隊およそ20名は反転し防御を固めた。
そんな殿部隊を率いたモルドにジグレイドは振り返らずに一言
「またあとで!」そう叫びそのまま走り続けた。
モルドたちは飛んでくる弓矢を盾で防ぎ、剣で打ち払い、魔法で防ぐことを続ける。
ある程度時間を稼いだ時点で
「よし、このままゆっくり後退しつつ撤退するぞ!」
モルドがそう指示を出し後退し始めるが
「つれないことを言うでない。それにそんなことさせるとでも思っとるのかの?それにしてもお主にはほんとしてやられたわい・・・いくら木に囲まれた森の中ではないとはいえ、まさか我らエルフが敵の大多数をむざむざ逃がしてしまうとはの」
目を真っ赤にした見覚えのあるエルフが姿を現した。
「おいおい、たかだか俺たちに逃げられたくらいでそんなに目を真っ赤にして怒ることはないだろ」
笑いながらそう言ったモルドに族長エルフはついに怒りを顕にし
「貴様っ!?この儂を愚弄しておるのか!?絶対に許さんぞ!皆の者時間を稼ぐのじゃ!」
そう言うと後ろに下がり魔法の詠唱を始め、他のエルフ達は時間を稼ぐために弓矢を斉射してきた。
「“風よ 風よ 大いなる風よ 我が魔を糧にし その大いなる姿を顕現させ 全てを断ち切る無数の風にて 我が敵の悉くを切り刻みたまえ エスパダテンペスト”っ!」
「ぞ、族長!大丈夫ですか!?」
叫びながら地面をのたうち回ってる自分たちエルフ族の族長を目にし駆け寄ってくるエルフ達
「ぐうう、粋な真似をしてくれたものだの!未だに目が見えぬ!・・・それで、仲間からの連絡はまだか?包囲はできておるんじゃろうな?」
怒りに震えながら駆け寄ってきたエルフに尋ねる
「い、いえ 連絡はまだ届いておりません 今少し掛かるかと・・・」
「くそっ!絶対に逃がすでないぞ!同時に他の場所を襲撃していたとしても我らの計画が僅かでも狂う可能性があるからの。それに我らだけ失敗したとなると、あやつらにエルフが見下されかねん!それだけはなんとしても避けなければいかんの」
未だ目が回復しない族長はその場に座り込みながら他のエルフからの連絡を待った。
時は戻り、撤退を開始したジグレイド達は多数のエルフに攻撃を受けていた。
「このっ!弓兵がこんなにも面倒な相手だったとは!」
飛んでくる弓矢を主に短槍で打ち払いながらジグレイドは愚痴りながら走っていると、後ろの方から皆に聞こえるように
「落ち着いて対処しろよ!3人1組で固まってりゃ楽に攻撃防げるからよ!お前らは本陣のお偉いさんにエルフからの敵襲を伝えるのが仕事だ!だから後ろなんか気にせず、全力で走れ!」
モルドが適宜指示を出しながら1番後ろから叫ぶ。
暫くしたのち、ついに敵の包囲網を抜けたのだった。
「モルド!包囲網を抜けだ出した!後はここを抜けて俺たちが足止めするだけだ!」
モルドに叫びながら報告したのが浅黒い肌の中肉中背で黒髪の戦場の狼に属する組合員ジャレッドである。
ジャレッドはスラムで育った孤児であり親を知らないため姓がない。
組合に登録するときに適当に決めて名乗ってもよかったが本人曰く「めんどくせ、ただのジャレッドでいい」だそうだ。
「お前ら最後まで気を抜くんじゃねーぞ!それにもうそろそろ予定の足止めポイントだ。殿部隊以外は走り続けろよ!それが俺たちを助けることに繋がるからな!」
ジャレッドの発言で少し気が緩んだ人もモルドの発言ですぐさま気を引き締め走り続けた。
漸く見晴らしのいい湿地帯に出たとき、プグナループスの殿部隊およそ20名は反転し防御を固めた。
そんな殿部隊を率いたモルドにジグレイドは振り返らずに一言
「またあとで!」そう叫びそのまま走り続けた。
モルドたちは飛んでくる弓矢を盾で防ぎ、剣で打ち払い、魔法で防ぐことを続ける。
ある程度時間を稼いだ時点で
「よし、このままゆっくり後退しつつ撤退するぞ!」
モルドがそう指示を出し後退し始めるが
「つれないことを言うでない。それにそんなことさせるとでも思っとるのかの?それにしてもお主にはほんとしてやられたわい・・・いくら木に囲まれた森の中ではないとはいえ、まさか我らエルフが敵の大多数をむざむざ逃がしてしまうとはの」
目を真っ赤にした見覚えのあるエルフが姿を現した。
「おいおい、たかだか俺たちに逃げられたくらいでそんなに目を真っ赤にして怒ることはないだろ」
笑いながらそう言ったモルドに族長エルフはついに怒りを顕にし
「貴様っ!?この儂を愚弄しておるのか!?絶対に許さんぞ!皆の者時間を稼ぐのじゃ!」
そう言うと後ろに下がり魔法の詠唱を始め、他のエルフ達は時間を稼ぐために弓矢を斉射してきた。
「“風よ 風よ 大いなる風よ 我が魔を糧にし その大いなる姿を顕現させ 全てを断ち切る無数の風にて 我が敵の悉くを切り刻みたまえ エスパダテンペスト”っ!」
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