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51話
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カリーナに案内された場所は領城だった。
カザフ要塞都市にあるカザフ城は城としては小規模なのだろうがそれでも白く三階の機能的だが荘厳な城だった。
城の中は逆に質素に見えるが所々に置いてあるものは高級品なのだろう、だが自然と周りのものに溶け込んでいた。
案内された部屋は応接室ではなく、なんと食堂だった。
「あの・・・なんで食堂に?」
「お腹空いた」
もう夕方近いものな、お腹も空くよね・・・なんてマイペースな人なんだろうと思いながらついていった。
「団長!そいつは誰なんですか!?」
「団長!おかえりなさいませ!」
「団長!食事をとってきますね」
「団長!・・・」
「団長!」
・・・
カリーナは魔法師団での人気は高かったようだ。カリーナを見かけると全員が話し掛けてきている。団長というよりはどちらかというとマスコット的な何かのようだが・・・。そしてそんなカリーナの横を歩いている俺を睨んでくる奴らもいた。むしろほぼ全員だった。
「お肉を。こっちも同じの」
注文を勝手に頼まれたが食事を用意してくれるのなら食費が浮くので気にせずにいたらカリーナが自分の前の席に座れと指差してきた。
「ここに座れと?では失礼して・・・」
ヘルムを取って平然と座るが内心はまたもや逆だった。
『おい!なんでここに座らせるんだ!団員からの視線が痛すぎるぞ!あー帰りたい・・・絶対何か言ってくる奴がいそうだ』
今まさに鬼の形相をしている男がこちらに突撃しようとしているが他の団員に止められているところだった。
『そのまま抑えていてくれよ・・・』
心の底からそう願っていた。
食事が運ばれてきて食べ始めようとした頃、食堂の扉が開いてこちらに歩み寄ってくる人がいた。
絶対面倒ごとになると思いずっと顔を背けていたのだが、予想通りその人物は俺とカリーナの席の前で止まった。
「お、カリーナ殿、珍しく男を連れ込んでいるのかな?」
そんな言葉にカリーナは一切反応せずに黙々と食事をしていた。そうなると標的になるのはもちろんこの俺になるわけで・・・。
「ん?そういえば君は何処かで見たことあるな・・・んー、思い出せんな。儂と話したことあるだろ?いつだったかな?」
「いつでしょうね、公爵閣下。私は平民故貴族ほど記憶力が優れておりません」
「っぷ、ははははは!そう邪険にせんでおくれ、儂はちゃんと覚えておるぞ、ジグレイド殿。組合員の貴殿がなぜここにおるのだ?」
「カリーナに連れてこられたんだよ。依頼という形だがな」
貴族に対して使う言葉ではなかったがオウルーゼルはそんなことを気にもせずに会話を続けた。
「そうか、貴殿がか・・・。あまり無茶はするでないぞ。そう言えば数週間前に戦場の狼が貴殿を探していたぞ。会ったのか?」
「いや、あの時に別れたっきり会ってないな。その内会えるだろ」
「そうだな、貴殿も春までここに残るのであればそう遠くない内に会えるだろう」
目の前で親しそうに話す二人に違和感を覚えたカリーナだが気にせず黙々と食べていた。耳だけはちゃんと傾けていたが。しばらく聞いていると前からの知り合いであるということだけは分かった。ただそれだけだが。
二人の会話はカリーナが食べ終わっても続いていた。
「ほう、あの偏屈が認める素材とは儂もその素材で武器を作ってもらおうか悩むぞ」
「大量にあげたから近いうちに頼めば作ってくれるだろ」
「うむ、そうしよう!早速明日出向くとしよう」
「何の用?」
自分を放置して親し気に話す二人にイライラしたカリーナは割って入ることにした。
「ん?漸く食べ終わったか。もちろん用事はあるが暫し待ってくれんか」
「分かった」
オウルーゼルとジグレイドは会話しながらだったので未だに食べ終わっていなかった。カリーナを長時間待たせるわけにはいかないので二人は食事を急いで終わらせた。もちろん掻きこむことはせずに行儀よく食べていた。
「では応接室にいこうか。ここでする話でもないのでな」
そう言ってオウルーゼルは部屋まで自ら案内してくれた。
「さて、お茶も用意できたことだしまずは依頼内容の確認からしようか。カリーナ殿からはどの程度聞いているのだ?」
「依頼内容は深緑の森での敵拠点の探索と可能であればそれの破壊と探索中の魔法師団の護衛ですね。それと依頼を受けるに当たって探索する人員の選別を許可してもらいました」
「なるほど・・・確かに貴殿一人では全員の身を守ることはできんだろうな。選別と言ってもどう選別するのだ?」
「そうですね・・・食堂にいた人数程度ならば立ち会ってみるのが一番分かりやすいですかね」
「ならば明日から訓練場の使用は選別目的に限り自由としよう。では次だな、近々戦争が再び起きることは聞いたかな?」
「はい、またバルクドが攻めてくるとか・・・」
「そうだ。懲りもせずに再び陸に上がった魚のように水を求めて攻めてきよるわ」
その言い回しが可笑しかったのか、カリーナがクスッと笑った。
「カリーナ殿が笑うとは珍しいな、儂の言葉選びのセンスが良かったのかな?」
「そうなんですか?普段はローブを目深に被って顔を見えにくくしているみたいですしね。確かに珍しいかもしれませんね」
二人そろって弄ってくるのでカリーナはむくれてしまったようだ。
「ちと言い過ぎたかな?すまんな。カリーナ殿許してくれ」
「あー悪かった。すまん」
「どうでもいい。話を進めろ!」
謝る二人だがこれ以上照れて真っ赤な顔を見られたくないのか素っ気なく二人に話を促すカリーナ
「でだ、再びバルクド帝国が攻めてくるからな。奴らの常套手段である深緑の森からの迂回を阻止するためにも浅層の魔物は極力減らしたくないのだ。むしろ増やしたいとすら思っている」
「なるほど、浅層の魔物は殺さずに探索しろってことですね。一つ面白い習性を思い出したのですが、いいですか」
「どんな習性だ?」
「上手くすれば浅層に中層の魔物を追い込むことができますよ」
「ほう・・・話してみろ」
「深緑の森に住む魔物のルールはご存知ですか?」
「確か強者ほど深緑の森の深層に住んでいるというやつか?」
「はい、それです。俺が中層の魔物を殺さずにバルクド側へと追い立てれば迂回なんてできなくと思いますが、いかがです?」
「ふむ、本当にできるのか?」
「恐らくとしかまだ言えませんね。準備が必要ですし」
「確かに中層の魔物が蔓延っていれば迂回なんぞできなくなるな。準備にはどのくらいかかる?少量であれば資金もだそう」
「今回の依頼のついでに俺が深層の森の魔物の素材を取ってきますので、それの加工費をお願いできますか?」
「加工となるとあの偏屈だな?」
「はい、おっさんほど優れた鍛冶師を知らないので」
「わかった。ならば追加の依頼を出そう。・・・金額はこんなもんでどうだ?」
提示された依頼内容と報酬は深層の魔物の素材をできるだけ多く持ち帰ること、支度金として金貨30枚と別途成功報酬として白金貨10枚だった。
「こんなに貰ってもいいのですか?」
思っていたよりも高額の報酬に尋ね返してしまう。
「なにを言っておる。深層の魔物の素材ならばもっと高額になるはずだ。だが今すぐに用意できる儂の金はこのくらいしかないのだ・・・この作戦が成功したら別途報酬を払おう。国からも金が出るはずだ」
「はあ・・・貰えるのであれば貰いますよ」
「では深緑の森の探索はいつ頃開始するのだ?この作戦の準備期間がどのくらい必要か分からないから早めにお願いしたいのだが」
「そうですね、早くて三日後、遅くても七日以内にはここを出発したいと思います。カリーナもそれで大丈夫ですか?」
「大丈夫。いつでもいける」
「だそうなので選別が終わり食料を確保出来たら出発ですかね」
「食料はこちらで確保しておこう。足りないのであればカリーナに言ってくれ、あとで払おう」
「わかりました。では明日の朝こちらに伺いますよ」
「うむ、門衛には儂が言っておこう」
こうしてジグレイドは再び深緑の森へ赴くことになったのだ。
カザフ要塞都市にあるカザフ城は城としては小規模なのだろうがそれでも白く三階の機能的だが荘厳な城だった。
城の中は逆に質素に見えるが所々に置いてあるものは高級品なのだろう、だが自然と周りのものに溶け込んでいた。
案内された部屋は応接室ではなく、なんと食堂だった。
「あの・・・なんで食堂に?」
「お腹空いた」
もう夕方近いものな、お腹も空くよね・・・なんてマイペースな人なんだろうと思いながらついていった。
「団長!そいつは誰なんですか!?」
「団長!おかえりなさいませ!」
「団長!食事をとってきますね」
「団長!・・・」
「団長!」
・・・
カリーナは魔法師団での人気は高かったようだ。カリーナを見かけると全員が話し掛けてきている。団長というよりはどちらかというとマスコット的な何かのようだが・・・。そしてそんなカリーナの横を歩いている俺を睨んでくる奴らもいた。むしろほぼ全員だった。
「お肉を。こっちも同じの」
注文を勝手に頼まれたが食事を用意してくれるのなら食費が浮くので気にせずにいたらカリーナが自分の前の席に座れと指差してきた。
「ここに座れと?では失礼して・・・」
ヘルムを取って平然と座るが内心はまたもや逆だった。
『おい!なんでここに座らせるんだ!団員からの視線が痛すぎるぞ!あー帰りたい・・・絶対何か言ってくる奴がいそうだ』
今まさに鬼の形相をしている男がこちらに突撃しようとしているが他の団員に止められているところだった。
『そのまま抑えていてくれよ・・・』
心の底からそう願っていた。
食事が運ばれてきて食べ始めようとした頃、食堂の扉が開いてこちらに歩み寄ってくる人がいた。
絶対面倒ごとになると思いずっと顔を背けていたのだが、予想通りその人物は俺とカリーナの席の前で止まった。
「お、カリーナ殿、珍しく男を連れ込んでいるのかな?」
そんな言葉にカリーナは一切反応せずに黙々と食事をしていた。そうなると標的になるのはもちろんこの俺になるわけで・・・。
「ん?そういえば君は何処かで見たことあるな・・・んー、思い出せんな。儂と話したことあるだろ?いつだったかな?」
「いつでしょうね、公爵閣下。私は平民故貴族ほど記憶力が優れておりません」
「っぷ、ははははは!そう邪険にせんでおくれ、儂はちゃんと覚えておるぞ、ジグレイド殿。組合員の貴殿がなぜここにおるのだ?」
「カリーナに連れてこられたんだよ。依頼という形だがな」
貴族に対して使う言葉ではなかったがオウルーゼルはそんなことを気にもせずに会話を続けた。
「そうか、貴殿がか・・・。あまり無茶はするでないぞ。そう言えば数週間前に戦場の狼が貴殿を探していたぞ。会ったのか?」
「いや、あの時に別れたっきり会ってないな。その内会えるだろ」
「そうだな、貴殿も春までここに残るのであればそう遠くない内に会えるだろう」
目の前で親しそうに話す二人に違和感を覚えたカリーナだが気にせず黙々と食べていた。耳だけはちゃんと傾けていたが。しばらく聞いていると前からの知り合いであるということだけは分かった。ただそれだけだが。
二人の会話はカリーナが食べ終わっても続いていた。
「ほう、あの偏屈が認める素材とは儂もその素材で武器を作ってもらおうか悩むぞ」
「大量にあげたから近いうちに頼めば作ってくれるだろ」
「うむ、そうしよう!早速明日出向くとしよう」
「何の用?」
自分を放置して親し気に話す二人にイライラしたカリーナは割って入ることにした。
「ん?漸く食べ終わったか。もちろん用事はあるが暫し待ってくれんか」
「分かった」
オウルーゼルとジグレイドは会話しながらだったので未だに食べ終わっていなかった。カリーナを長時間待たせるわけにはいかないので二人は食事を急いで終わらせた。もちろん掻きこむことはせずに行儀よく食べていた。
「では応接室にいこうか。ここでする話でもないのでな」
そう言ってオウルーゼルは部屋まで自ら案内してくれた。
「さて、お茶も用意できたことだしまずは依頼内容の確認からしようか。カリーナ殿からはどの程度聞いているのだ?」
「依頼内容は深緑の森での敵拠点の探索と可能であればそれの破壊と探索中の魔法師団の護衛ですね。それと依頼を受けるに当たって探索する人員の選別を許可してもらいました」
「なるほど・・・確かに貴殿一人では全員の身を守ることはできんだろうな。選別と言ってもどう選別するのだ?」
「そうですね・・・食堂にいた人数程度ならば立ち会ってみるのが一番分かりやすいですかね」
「ならば明日から訓練場の使用は選別目的に限り自由としよう。では次だな、近々戦争が再び起きることは聞いたかな?」
「はい、またバルクドが攻めてくるとか・・・」
「そうだ。懲りもせずに再び陸に上がった魚のように水を求めて攻めてきよるわ」
その言い回しが可笑しかったのか、カリーナがクスッと笑った。
「カリーナ殿が笑うとは珍しいな、儂の言葉選びのセンスが良かったのかな?」
「そうなんですか?普段はローブを目深に被って顔を見えにくくしているみたいですしね。確かに珍しいかもしれませんね」
二人そろって弄ってくるのでカリーナはむくれてしまったようだ。
「ちと言い過ぎたかな?すまんな。カリーナ殿許してくれ」
「あー悪かった。すまん」
「どうでもいい。話を進めろ!」
謝る二人だがこれ以上照れて真っ赤な顔を見られたくないのか素っ気なく二人に話を促すカリーナ
「でだ、再びバルクド帝国が攻めてくるからな。奴らの常套手段である深緑の森からの迂回を阻止するためにも浅層の魔物は極力減らしたくないのだ。むしろ増やしたいとすら思っている」
「なるほど、浅層の魔物は殺さずに探索しろってことですね。一つ面白い習性を思い出したのですが、いいですか」
「どんな習性だ?」
「上手くすれば浅層に中層の魔物を追い込むことができますよ」
「ほう・・・話してみろ」
「深緑の森に住む魔物のルールはご存知ですか?」
「確か強者ほど深緑の森の深層に住んでいるというやつか?」
「はい、それです。俺が中層の魔物を殺さずにバルクド側へと追い立てれば迂回なんてできなくと思いますが、いかがです?」
「ふむ、本当にできるのか?」
「恐らくとしかまだ言えませんね。準備が必要ですし」
「確かに中層の魔物が蔓延っていれば迂回なんぞできなくなるな。準備にはどのくらいかかる?少量であれば資金もだそう」
「今回の依頼のついでに俺が深層の森の魔物の素材を取ってきますので、それの加工費をお願いできますか?」
「加工となるとあの偏屈だな?」
「はい、おっさんほど優れた鍛冶師を知らないので」
「わかった。ならば追加の依頼を出そう。・・・金額はこんなもんでどうだ?」
提示された依頼内容と報酬は深層の魔物の素材をできるだけ多く持ち帰ること、支度金として金貨30枚と別途成功報酬として白金貨10枚だった。
「こんなに貰ってもいいのですか?」
思っていたよりも高額の報酬に尋ね返してしまう。
「なにを言っておる。深層の魔物の素材ならばもっと高額になるはずだ。だが今すぐに用意できる儂の金はこのくらいしかないのだ・・・この作戦が成功したら別途報酬を払おう。国からも金が出るはずだ」
「はあ・・・貰えるのであれば貰いますよ」
「では深緑の森の探索はいつ頃開始するのだ?この作戦の準備期間がどのくらい必要か分からないから早めにお願いしたいのだが」
「そうですね、早くて三日後、遅くても七日以内にはここを出発したいと思います。カリーナもそれで大丈夫ですか?」
「大丈夫。いつでもいける」
「だそうなので選別が終わり食料を確保出来たら出発ですかね」
「食料はこちらで確保しておこう。足りないのであればカリーナに言ってくれ、あとで払おう」
「わかりました。では明日の朝こちらに伺いますよ」
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