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53話
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シャルを買った翌日、ジグレイドは朝から鍛冶師のおっさんのとこに来ていた。
「おっさん起きてるかー?」
「んお?起きておるぞ・・・」
「いや、寝てるじゃないか!」
“スパーン”といい音を立てて頭を引っ叩いた。
「ぬぅおおお!いったいのー!?何するんじゃ!」
「客が来たのに寝てるからだ!」
「客じゃと!?・・・何処におるんじゃ?」
ふざけているのかキョロキョロと辺りを見渡していた。
「ここにいるだろ・・・おっさんの中では俺は客じゃないのかよ」
「ん?おお、そうじゃった!お前さんは素材調達係じゃなかったな」
「おい!?そんな目で見ていたのかよ!?まあいいか・・・それで?ちゃんとできているのか?」
「・・・ん?」
「え?」
「そういえばそうじゃった・・・お前さんの短剣ならその日の内に作ったから忘れておったわ、ガハハハハ」
「ビックリさせんなよ・・・忘れていたのかと思ったぞ」
「ガハハハ、お前さんが持ってきた素材でいろいろ作るのが楽しくてな熱中しておったのだ。確かここらに置いたのだが・・・おお!あったぞ」
そう言って手渡してきたのは黒染めの短剣だった。ただ柄頭に紐の様なものが付いていた。
「この紐はなんだ?」
「そいつか?お前さんは投げナイフとしてもそいつを扱うつもりだろ?ならこの伸縮性のテンドレオンの舌の素材で引き戻せばそんなにナイフの量はいらないだろ?もちろん状況に応じてすぐに外せるようにできておるぞ」
テンドレオンは全身が伸縮性となっており物理攻撃がまったく効かないという深緑の森の深層に住む巨大な魔物である。
さらに隠密性に優れており体色を自由自在に操ることができると言われており、発見は困難である。よって発見報告はここ数十年されていない。厳密に言えばジグレイドが倒しているが組合に報告してないので発見されていないことになっている。
「この紐の耐久度はどのくらいだ?」
「こんな細さだが元はあのテンドレオンの素材だ。耐久性もばっちりだ!」
「流石おっさんだな。いい仕事だ」
「ガッハハハ!そうだろうそうだろう!おっと忘れるとこじゃった。こいつも作ったんじゃった」
渡されたのは黒い布のようなものだった。広げてみるとそれはローブだった。
「お前さんかなり目立つからな、こういうもんでちったーその鎧を隠せ」
「お、おう・・・ありがとう」
すぐに着用してみる。中はツルツルで鎧の上からでも動きの阻害が全くと言っていいほどだった。
「どうだ?こいつにはな、外側がテンドレオンの素材、内側がルブリキャットの素材でできておる」
ルブリキャットはツルツルした毛皮を持っておりとても素早い魔物である。この魔物の体長は1メル程ではあるが深層の魔物に名を連ねている。その強さは謎とされている。ジグレイドは近付いてきたルブリキャットを猛毒の領域で倒したため本来の強さを味わえていなかった。
「なるほどだから内側はこんなにツルツルしているのか、外側にも何かあるのか?」
「もちろんだ!こいつはなテンドレオンの革で出来ていてな。こう魔力を注いでみると・・・周囲の色に変化するんだ。どうだ?すごいだろう!?」
その言葉を待っていましたと言わんばかりに食い気味に答えてきた。
「そ、それはすごいな・・・さすがおっさんだ。このローブと短剣を合わせていくらだ?」
「ん?金ならいらんぞ。もともとこっちが過剰に貰っとるからな。あと短剣は4本作っておいたぞ。持っていけ」
「そうか?ならありがたく貰っておくよ。何か困ったことがあったら言ってくれよ。おっさんに死なれたら俺が困るからな」
最後にジグレイドはそう言いつつニヤリと笑ってその場を後にした。
昼過ぎには全ての用事が終わりジグレイドはフル装備でシャルドゥーンと共に門の外で人を待っていた。
「お待たせ」
周りの派手な青と白のローブを纏った連中とは違い灰色のローブに身を包んだカリーナがこれまた灰色の馬に乗って近寄ってきた。
「気にするな。公爵閣下が用意した食料とかを積み込んでいたんだろ?あれがそうか?」
「ん、当たり」
視線の先には二頭の馬に牽かれた馬車があった。馬車と言っても屋根もない荷馬車だが。そしてその後ろにはおそらく深緑の森の手前で待機するであろう魔法師団団員がいた。
「さて、先ずは簡単な自己紹介からしようか・・・」
そう言ってジグレイドは自己紹介を始めて全員の名前と特技を聞いて回った。
自己紹介した時にカリーナが何故か目を見開いていたが、なぜだろうか・・・。
新緑の森の中へ同行する魔法師団団員の紹介を簡単にまとめるとこうだった。
カリーナ:小柄な水色の髪をした女、火魔法が得意だが土魔法、風魔法、付加魔法も扱える。
イクシム:長身で銀髪の男、土魔法と付加魔法が扱える。
メマ:茶髪の女、水魔法と回復魔法が扱える。
フルクトス:男性としては小柄で青髪の男、水魔法、風魔法、土魔法が扱える。
アイリーン:女性としては長身で金髪の女、火魔法と防御魔法が扱える。
ファマル:茶髪の男、火魔法と土魔法が扱える。
ギース:黒髪の男、火魔法と付加魔法が扱える。
なんとカリーナは4つも属性が扱えるのだ!1つくらい分けてもらいたいくらいだ・・・。
そして致命的なのは防御魔法を扱えるのが一人しかいないことだった。土魔法でも壁を作って防御できるがやはり防御魔法ほどの堅さはない。それに半数以上が火魔法の使い手なのだ。森のような場所ではどうしても扱いにくくなってしまうのは否めない。
集団行動なのでジグレイドの持つ鎧の特殊能力も恐らく使えないだろう。あれは周囲に猛毒を拡散させているのだから団員にも猛毒が襲い掛かるはずだ。さすがにそんなことはできないので身体強化魔法は50%くらいまでに抑える必要があるだろう。
そして様々な縛りを受けたままジグレイド達は深緑の森へと向かい始めたのだった。
「おっさん起きてるかー?」
「んお?起きておるぞ・・・」
「いや、寝てるじゃないか!」
“スパーン”といい音を立てて頭を引っ叩いた。
「ぬぅおおお!いったいのー!?何するんじゃ!」
「客が来たのに寝てるからだ!」
「客じゃと!?・・・何処におるんじゃ?」
ふざけているのかキョロキョロと辺りを見渡していた。
「ここにいるだろ・・・おっさんの中では俺は客じゃないのかよ」
「ん?おお、そうじゃった!お前さんは素材調達係じゃなかったな」
「おい!?そんな目で見ていたのかよ!?まあいいか・・・それで?ちゃんとできているのか?」
「・・・ん?」
「え?」
「そういえばそうじゃった・・・お前さんの短剣ならその日の内に作ったから忘れておったわ、ガハハハハ」
「ビックリさせんなよ・・・忘れていたのかと思ったぞ」
「ガハハハ、お前さんが持ってきた素材でいろいろ作るのが楽しくてな熱中しておったのだ。確かここらに置いたのだが・・・おお!あったぞ」
そう言って手渡してきたのは黒染めの短剣だった。ただ柄頭に紐の様なものが付いていた。
「この紐はなんだ?」
「そいつか?お前さんは投げナイフとしてもそいつを扱うつもりだろ?ならこの伸縮性のテンドレオンの舌の素材で引き戻せばそんなにナイフの量はいらないだろ?もちろん状況に応じてすぐに外せるようにできておるぞ」
テンドレオンは全身が伸縮性となっており物理攻撃がまったく効かないという深緑の森の深層に住む巨大な魔物である。
さらに隠密性に優れており体色を自由自在に操ることができると言われており、発見は困難である。よって発見報告はここ数十年されていない。厳密に言えばジグレイドが倒しているが組合に報告してないので発見されていないことになっている。
「この紐の耐久度はどのくらいだ?」
「こんな細さだが元はあのテンドレオンの素材だ。耐久性もばっちりだ!」
「流石おっさんだな。いい仕事だ」
「ガッハハハ!そうだろうそうだろう!おっと忘れるとこじゃった。こいつも作ったんじゃった」
渡されたのは黒い布のようなものだった。広げてみるとそれはローブだった。
「お前さんかなり目立つからな、こういうもんでちったーその鎧を隠せ」
「お、おう・・・ありがとう」
すぐに着用してみる。中はツルツルで鎧の上からでも動きの阻害が全くと言っていいほどだった。
「どうだ?こいつにはな、外側がテンドレオンの素材、内側がルブリキャットの素材でできておる」
ルブリキャットはツルツルした毛皮を持っておりとても素早い魔物である。この魔物の体長は1メル程ではあるが深層の魔物に名を連ねている。その強さは謎とされている。ジグレイドは近付いてきたルブリキャットを猛毒の領域で倒したため本来の強さを味わえていなかった。
「なるほどだから内側はこんなにツルツルしているのか、外側にも何かあるのか?」
「もちろんだ!こいつはなテンドレオンの革で出来ていてな。こう魔力を注いでみると・・・周囲の色に変化するんだ。どうだ?すごいだろう!?」
その言葉を待っていましたと言わんばかりに食い気味に答えてきた。
「そ、それはすごいな・・・さすがおっさんだ。このローブと短剣を合わせていくらだ?」
「ん?金ならいらんぞ。もともとこっちが過剰に貰っとるからな。あと短剣は4本作っておいたぞ。持っていけ」
「そうか?ならありがたく貰っておくよ。何か困ったことがあったら言ってくれよ。おっさんに死なれたら俺が困るからな」
最後にジグレイドはそう言いつつニヤリと笑ってその場を後にした。
昼過ぎには全ての用事が終わりジグレイドはフル装備でシャルドゥーンと共に門の外で人を待っていた。
「お待たせ」
周りの派手な青と白のローブを纏った連中とは違い灰色のローブに身を包んだカリーナがこれまた灰色の馬に乗って近寄ってきた。
「気にするな。公爵閣下が用意した食料とかを積み込んでいたんだろ?あれがそうか?」
「ん、当たり」
視線の先には二頭の馬に牽かれた馬車があった。馬車と言っても屋根もない荷馬車だが。そしてその後ろにはおそらく深緑の森の手前で待機するであろう魔法師団団員がいた。
「さて、先ずは簡単な自己紹介からしようか・・・」
そう言ってジグレイドは自己紹介を始めて全員の名前と特技を聞いて回った。
自己紹介した時にカリーナが何故か目を見開いていたが、なぜだろうか・・・。
新緑の森の中へ同行する魔法師団団員の紹介を簡単にまとめるとこうだった。
カリーナ:小柄な水色の髪をした女、火魔法が得意だが土魔法、風魔法、付加魔法も扱える。
イクシム:長身で銀髪の男、土魔法と付加魔法が扱える。
メマ:茶髪の女、水魔法と回復魔法が扱える。
フルクトス:男性としては小柄で青髪の男、水魔法、風魔法、土魔法が扱える。
アイリーン:女性としては長身で金髪の女、火魔法と防御魔法が扱える。
ファマル:茶髪の男、火魔法と土魔法が扱える。
ギース:黒髪の男、火魔法と付加魔法が扱える。
なんとカリーナは4つも属性が扱えるのだ!1つくらい分けてもらいたいくらいだ・・・。
そして致命的なのは防御魔法を扱えるのが一人しかいないことだった。土魔法でも壁を作って防御できるがやはり防御魔法ほどの堅さはない。それに半数以上が火魔法の使い手なのだ。森のような場所ではどうしても扱いにくくなってしまうのは否めない。
集団行動なのでジグレイドの持つ鎧の特殊能力も恐らく使えないだろう。あれは周囲に猛毒を拡散させているのだから団員にも猛毒が襲い掛かるはずだ。さすがにそんなことはできないので身体強化魔法は50%くらいまでに抑える必要があるだろう。
そして様々な縛りを受けたままジグレイド達は深緑の森へと向かい始めたのだった。
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