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65話
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組合から出たジグレイドは領城に向かって歩いていた。
その歩みはまだ怒りが治まらないのか“ドスドス”といった感じで歩いていた。だが周りの住人からしたら今から領城に殴り込みをかけるような雰囲気を感じてすぐさま兵士達に通報していた。
「と、止まってください!」
ジグレイドが領城に辿り着くと何故か兵士が沢山待機していて、しかも通告までしてきた。まだ少し距離があるというのに。
「なんだ?なにかあったのか?」
自分のせいだとは全く思わずに立ち止まりそんなことを尋ねる。
「ジグレイドさんこそどうしたのですか?市民から恐ろしい鎧の男が領城を襲撃しようとしているって通報があったのです」
「は?なんだそりゃ?なんの嫌がらせだ!とにかく公爵閣下に会いたい。通してくれ!依頼の件で話がある」
そう言って近寄ると領城からオウルーゼルが出てきた。
「くっくっく、ジグレイド殿・・・あまり儂を笑わせないでくれ。市民から何件も通報があったと兵士が駆け込んできたぞ。それとなにやら依頼の件で話があるらしいが、問題でも起きたのか?まずは応接室に移動するか」
通報のあったジグレイドを何の警戒もせずに招き入れるオウルーゼルに兵士が待ったをかけた。
「閣下!いくら顔見知りとはいえ無警戒過ぎませんか?もう少し警戒してください!」
「なにを言っておる。ジグレイド殿が本気でここを襲撃してきているならどれだけ警戒していても無駄だ。それ程戦力差があるというのは分かっているだろう?」
「しかし!」
なおも食い下がる兵士だったが、思わぬところから助け舟がきた。
「ならお前もついてくればいい。別に秘密の会話するわけじゃないんだ。公爵閣下が構わないというならそうすればいい」
「そうだな、そんなに気になるならジグレイド殿の言う通り数名ついてこい。では行くか」
応接室に移動して、ジグレイドとオウルーゼルは席に着いた。
「なにか用意しよう・・・飲み物と軽く摘まめるものを持ってきてくれ」
“チリーン”とベルを鳴らして近くに待機していたメイドにそう言った。
「本題の前に聞いてもよいか?」
「なんです?」
「なぜあんなにも怒っておったのだ?遠くからでも貴殿の怒気が伝わってきたぞ」
少し笑いながらそう言ってきた。
「あー・・・すいません。少し組合で揉めたもので」
「ふむ、なぜ揉めたのか聞いても?」
「ああ、今回の話と少し関係してるからな。実は組合の受付嬢が俺に無理やり依頼を押し付けてきたんですよ。三流貴族の手下になれみたいな依頼をね。もちろんカウンターごと依頼書を叩き潰して断りましたが」
怒りがぶり返してきたのか少しだけ怒気が徐々に漏れ出すが、すぐに治まった。
「なるほど・・・それは組合の落ち度だろうな。依頼とは受けさせるものではない。組合員は選ぶ権利というものがあるはずなのだがな。今度組合に訪れたとき話してみよう」
タイミングでも計っていたの丁度話が途切れた時にメイドが紅茶と焼き菓子をもって入ってきた。
落ち着くためにも紅茶を早速飲んでみる。
「あー・・・ここで飲める紅茶は美味しいですね。先程までの怒りが洗い流されていくほどですよ」
「それはなによりだな、しかしさすがは元貴族の息子だな。紅茶の飲み方が様になっているな」
このオウルーゼルの発言に後ろに控えていた兵士と壁際に立っていたメイドが目を見開いて驚いていた。だがジグレイドは紅茶を飲み干して静かにカップを置いた。
「流石ですね、知っていましたか。もう何年も前のことなのによく調べることができましたね」
「これでも公爵だからな。それなりの伝手はあるものだ」
「それでいきなりどうしたのですか?あの両親の息子である俺だとなにか不都合がありますか?」
「そういうことではない、儂は事実が知りたいのだ。かつて助けてくれた部下があのようなことを起こすとは到底思えないのでな。当時は9歳くらいだったか?何か覚えてないかと思ってな」
「なるほど、確かに覚えてますよ。父上からはすでに色々と教えてもらっていましたから、もちろん当時から帳簿なども見せてもらっていましたよ」
「なに!?それは本当か!」
「ええ、ですが今更ですね。当時は幼く抗うための力なんて俺にはありませんでした。いくら証拠として取り出された帳簿が偽物だったとしてもね」
「やはりそうか・・・あれは冤罪だったか・・・だが貴殿はそれを知っていて何もせんのか?話を聞く限りだと両親のことは嫌っていないように聞こえるが」
「そうですね・・・国に復讐しようなんてことは考えていませんよ。ただ・・・両親を嵌めた貴族にはいつか復讐したいですけどね」
「ふう・・・国に復讐すると言われなくて安心した。これでも国防を任されている身だからな、戦争前だし変に緊張したぞ」
「流石にそのくらいの分別はありますよ」
「そうだな・・・さて、前置きはこのくらいで本題に入ろうか。儂からの依頼の件だそうだが」
「それが本題だったな・・・例の鍛冶師が作ったものは全て配置済み、中層の魔物がバルクド方面へ逃げる姿も確認した。これで当分はバルクド軍は深緑の森を迂回できないだろう、犠牲を度外視に突撃してくる可能性もないわけではないが、流石にそんなことをしてくるとは思えないしな」
「そうか、それは吉報だ。これであの森の警戒分を余所に回せる!では報酬は前回同様組合に払っておけばよいのか?なにやら揉めたと言っておったが」
「あー、そのことなんだが・・・俺組合抜けたから報酬は俺が直接受け取るよ」
「なに!?抜けた!?」
「さっきも言ったが組合の受付嬢と揉めてなその時に登録証も叩き返した。俺にとって組合はただの金を預ける場所でしかなかったからな」
「なるほど、しかしこれから金貨の管理はどうするのだ?貴殿はそれなりの枚数を持ってるはずだが・・・」
「そのことについてなんだが・・・公爵閣下に頼みがある」
「察するに金貨を預かっていてほしいことと・・・通行証か?」
「ああ、お願いできるか?ありえないとは思うが金が足りなくなったら俺の金も使ってくれていい、もちろん返してもらうが・・・。それと毎年金貨100枚そこから抜いてくれて構わない。どうだ?」
「ふむ・・・ちと貰いすぎな気がするな、それにこの100枚には通行証代も入っておるな?・・・まあいいだろう。ただし通行証で悪さをしてくれるなよ」
「さすが公爵閣下だ、もちろん悪さなんかしないさ。主にこの都市に出入りするために使うだけだからな」
「そうか、ではすぐに用意しよう。明日また来てくれ。・・・あ!ジグレイド殿、戦争はどうするつもりだ?」
「あー・・・どうするかな。適当に参加するつもりではあるが、組合員じゃないから参加できないとかないよな?」
「それは問題ない。だが報酬がでない可能性もあるぞ。貴殿ほど強ければそれはないだろうが、確実に減るだろう、どうだ?儂の客将として参加してみないか?」
「客将ね・・・それはやめておくよ。自由に行動できなさそうだ」
「そうか・・・残念だ。だがテントなどはどうする?前回は組合から借りていただろう」
「そうだな・・・今からだと買えないよな。工面できないか?もちろん金は払う」
「そうだな・・・貸すことならできる。それでよいか?」
「ああ、助かるよ。ありがとうございます」
「気にするな、ではテントなどは現地で貸し出すとしよう」
それからオウルーゼルとジグレイドは世間話もそこそこにして終わらせ、ジグレイドは宿に戻っていった。
その歩みはまだ怒りが治まらないのか“ドスドス”といった感じで歩いていた。だが周りの住人からしたら今から領城に殴り込みをかけるような雰囲気を感じてすぐさま兵士達に通報していた。
「と、止まってください!」
ジグレイドが領城に辿り着くと何故か兵士が沢山待機していて、しかも通告までしてきた。まだ少し距離があるというのに。
「なんだ?なにかあったのか?」
自分のせいだとは全く思わずに立ち止まりそんなことを尋ねる。
「ジグレイドさんこそどうしたのですか?市民から恐ろしい鎧の男が領城を襲撃しようとしているって通報があったのです」
「は?なんだそりゃ?なんの嫌がらせだ!とにかく公爵閣下に会いたい。通してくれ!依頼の件で話がある」
そう言って近寄ると領城からオウルーゼルが出てきた。
「くっくっく、ジグレイド殿・・・あまり儂を笑わせないでくれ。市民から何件も通報があったと兵士が駆け込んできたぞ。それとなにやら依頼の件で話があるらしいが、問題でも起きたのか?まずは応接室に移動するか」
通報のあったジグレイドを何の警戒もせずに招き入れるオウルーゼルに兵士が待ったをかけた。
「閣下!いくら顔見知りとはいえ無警戒過ぎませんか?もう少し警戒してください!」
「なにを言っておる。ジグレイド殿が本気でここを襲撃してきているならどれだけ警戒していても無駄だ。それ程戦力差があるというのは分かっているだろう?」
「しかし!」
なおも食い下がる兵士だったが、思わぬところから助け舟がきた。
「ならお前もついてくればいい。別に秘密の会話するわけじゃないんだ。公爵閣下が構わないというならそうすればいい」
「そうだな、そんなに気になるならジグレイド殿の言う通り数名ついてこい。では行くか」
応接室に移動して、ジグレイドとオウルーゼルは席に着いた。
「なにか用意しよう・・・飲み物と軽く摘まめるものを持ってきてくれ」
“チリーン”とベルを鳴らして近くに待機していたメイドにそう言った。
「本題の前に聞いてもよいか?」
「なんです?」
「なぜあんなにも怒っておったのだ?遠くからでも貴殿の怒気が伝わってきたぞ」
少し笑いながらそう言ってきた。
「あー・・・すいません。少し組合で揉めたもので」
「ふむ、なぜ揉めたのか聞いても?」
「ああ、今回の話と少し関係してるからな。実は組合の受付嬢が俺に無理やり依頼を押し付けてきたんですよ。三流貴族の手下になれみたいな依頼をね。もちろんカウンターごと依頼書を叩き潰して断りましたが」
怒りがぶり返してきたのか少しだけ怒気が徐々に漏れ出すが、すぐに治まった。
「なるほど・・・それは組合の落ち度だろうな。依頼とは受けさせるものではない。組合員は選ぶ権利というものがあるはずなのだがな。今度組合に訪れたとき話してみよう」
タイミングでも計っていたの丁度話が途切れた時にメイドが紅茶と焼き菓子をもって入ってきた。
落ち着くためにも紅茶を早速飲んでみる。
「あー・・・ここで飲める紅茶は美味しいですね。先程までの怒りが洗い流されていくほどですよ」
「それはなによりだな、しかしさすがは元貴族の息子だな。紅茶の飲み方が様になっているな」
このオウルーゼルの発言に後ろに控えていた兵士と壁際に立っていたメイドが目を見開いて驚いていた。だがジグレイドは紅茶を飲み干して静かにカップを置いた。
「流石ですね、知っていましたか。もう何年も前のことなのによく調べることができましたね」
「これでも公爵だからな。それなりの伝手はあるものだ」
「それでいきなりどうしたのですか?あの両親の息子である俺だとなにか不都合がありますか?」
「そういうことではない、儂は事実が知りたいのだ。かつて助けてくれた部下があのようなことを起こすとは到底思えないのでな。当時は9歳くらいだったか?何か覚えてないかと思ってな」
「なるほど、確かに覚えてますよ。父上からはすでに色々と教えてもらっていましたから、もちろん当時から帳簿なども見せてもらっていましたよ」
「なに!?それは本当か!」
「ええ、ですが今更ですね。当時は幼く抗うための力なんて俺にはありませんでした。いくら証拠として取り出された帳簿が偽物だったとしてもね」
「やはりそうか・・・あれは冤罪だったか・・・だが貴殿はそれを知っていて何もせんのか?話を聞く限りだと両親のことは嫌っていないように聞こえるが」
「そうですね・・・国に復讐しようなんてことは考えていませんよ。ただ・・・両親を嵌めた貴族にはいつか復讐したいですけどね」
「ふう・・・国に復讐すると言われなくて安心した。これでも国防を任されている身だからな、戦争前だし変に緊張したぞ」
「流石にそのくらいの分別はありますよ」
「そうだな・・・さて、前置きはこのくらいで本題に入ろうか。儂からの依頼の件だそうだが」
「それが本題だったな・・・例の鍛冶師が作ったものは全て配置済み、中層の魔物がバルクド方面へ逃げる姿も確認した。これで当分はバルクド軍は深緑の森を迂回できないだろう、犠牲を度外視に突撃してくる可能性もないわけではないが、流石にそんなことをしてくるとは思えないしな」
「そうか、それは吉報だ。これであの森の警戒分を余所に回せる!では報酬は前回同様組合に払っておけばよいのか?なにやら揉めたと言っておったが」
「あー、そのことなんだが・・・俺組合抜けたから報酬は俺が直接受け取るよ」
「なに!?抜けた!?」
「さっきも言ったが組合の受付嬢と揉めてなその時に登録証も叩き返した。俺にとって組合はただの金を預ける場所でしかなかったからな」
「なるほど、しかしこれから金貨の管理はどうするのだ?貴殿はそれなりの枚数を持ってるはずだが・・・」
「そのことについてなんだが・・・公爵閣下に頼みがある」
「察するに金貨を預かっていてほしいことと・・・通行証か?」
「ああ、お願いできるか?ありえないとは思うが金が足りなくなったら俺の金も使ってくれていい、もちろん返してもらうが・・・。それと毎年金貨100枚そこから抜いてくれて構わない。どうだ?」
「ふむ・・・ちと貰いすぎな気がするな、それにこの100枚には通行証代も入っておるな?・・・まあいいだろう。ただし通行証で悪さをしてくれるなよ」
「さすが公爵閣下だ、もちろん悪さなんかしないさ。主にこの都市に出入りするために使うだけだからな」
「そうか、ではすぐに用意しよう。明日また来てくれ。・・・あ!ジグレイド殿、戦争はどうするつもりだ?」
「あー・・・どうするかな。適当に参加するつもりではあるが、組合員じゃないから参加できないとかないよな?」
「それは問題ない。だが報酬がでない可能性もあるぞ。貴殿ほど強ければそれはないだろうが、確実に減るだろう、どうだ?儂の客将として参加してみないか?」
「客将ね・・・それはやめておくよ。自由に行動できなさそうだ」
「そうか・・・残念だ。だがテントなどはどうする?前回は組合から借りていただろう」
「そうだな・・・今からだと買えないよな。工面できないか?もちろん金は払う」
「そうだな・・・貸すことならできる。それでよいか?」
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