『闇属性黒猫の異世界救出物語』〜魔物転生!?いや人間になりたい!

藤村ゆんた

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第一章 

不思議な猫 (ビュラ視点)

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先日、お嬢様が黒い猫を飼いたいと仰った。

お嬢様はお母様が亡くなられてから、心を塞ぎ込み、思い悩んだ表情をされるようになった。

あの日、大人しく旦那様からの言い付けを一度も破った事のないお嬢様が、私達の預かり知れぬところで御屋敷を抜け出したようで行方が分からなくなり、一時は大変な騒ぎに。すぐにお嬢様はお怪我もなく無事にお屋敷にお戻りになりましたが、お嬢様の腕中には黒い猫がいました。
ずっと、思い詰めた表情をされていたお嬢様でしたが、黒猫を抱いてお戻りになった時、何故だか意志の強い自信に満ちた表情をされていた。その時のお嬢様の瞳は、奥様の面影と重なった。

一見猫に見えましたが、その色は不吉で邪悪な魔物の闇色。その色を一目見て、魔物だと瞬時に判断した。
あぁ、何故お嬢様に近付くのは厄介なモノばかりなのか。
お嬢様は今まで何度と魔物に襲われており、お嬢様に近づく生き物は大抵魔物か悪意を持った人間だ。

直ぐにその不吉な生き物を捨て置くようにと旦那様と説得に試みましたが、お嬢様は始めてご自分の意思を曲げようとしなかった。
あまつさえお嬢様は、黒猫は奥様が遣わした守護獣などと仰るようになり…結局、折れたのは旦那様の方でした。
この子がお母様の面影に似ているから、お嬢様のその言葉が旦那の折れる決め手になったのでしょう。お母様を亡くし、呪いのせいでまともに御屋敷から出られず、御屋敷の一歩外の人々からは小さな身体に受け止めきれない悪意を向けられる。どれだけ私達がお嬢様をお護りしても、お嬢様のお心を救う存在には至ることが出来ません。

悍ましい闇色の猫、しかしお嬢様の心の拠り所になるのなら、と苦肉の策で旦那様は許可を出しました。お嬢様自身、魔物の恐ろしさを知らない筈がないでしょうに、一体何故お嬢様があの猫の形をした魔物に執着するのか、私には分からなかった。
あの黒い魔物せいで、お嬢様に少しでも害が出たら…そう思うと気が気ではなかった。

****

そうして御屋敷に一匹の得体の知れない闇の存在が加わったのだが、意外にもソレは大人しく、お嬢様が連れ出す以外はお嬢様の部屋から姿を現さない。
不吉で悍ましい畏怖と嫌悪の対象となる闇一色の体色なのに、猫の形をしているだけで愛くるしく思えてしまうのは、私が生粋の動物好きだからだろうか。まるで脅威とは思えない…しかし、これは狡猾な魔物の特性だと気付いている。どれだけ愛嬌のある姿をしていても、魔物は魔物だ。小さくて愛くるしい姿でも油断は出来ない。
まだ本性を見せていないだけで…いつ牙を剥くのか。

それに…あの黒い猫の持つ能力も正体も正確に分からないというのが不安だ。

あの猫を鑑定を見たとき、ゾッとした。【種族】の欄に『猫』とは表示されていたが、文字が一瞬ブレたと思うと、重なるように『???』『猫に見えた』『猫の姿』『ねこ』『猫のような』『ただの猫の』『これは猫だ』という文字が項目欄を埋め尽くしたのを見た。鑑定でこのような表記の仕方を見たのは生まれて初めてだ。まるで、猫以外の何かを暗喩するような内容。
スキルの欄は全く脅威には思えないわざとらしい猫特有のスキル名。そして、鑑定で表示された殆どの文字は、ブレたり逆さまになっていたり、所々解読不能な異形の文字が殆ど埋め尽くされていた。

…あの黒い生き物の存在が黒くて鑑定が上手くいってない時点でただの猫ではない事は分かりきっているが、それならば一体どのような存在なのだろうか。ネコ科の魔獣がいるのは知っているが、普通の猫そっくりの魔獣など聞いたことがない。これからお嬢様の深く関わる存在になる為、私はあの得体の知れない不気味な存在の正体を早々に暴がなくてはならないと懸念した。

***

あの黒猫を抱いている状態なら、部屋の外に出しても良いと旦那様はお嬢様に許可を与えた。
それからというもの、お嬢様が連日黒猫を抱いて屋敷中を回っている様子をお見かけになる。猫というのは気まぐれで、そう長い間人間に抱かれている状態を保てる筈がない。野良なら尚更だ。だが、あの黒猫はお嬢様に何時間と抱かれていても人形のように大人しく、初めの頃はそれすら不気味に感じた。

***

あの黒猫がこの家に来て随分と経って慣れ始めた。心配していた事は今の所起こらず、お嬢様にも状態異常などのおかしな様子は見受けられない。あの黒猫も鑑定の表記以外は異常が見つからなかった。旦那様はお嬢様と一定の距離に居れば黒猫を離しても良いと許可を与えるようになった。
よっぽど懐いているのかお嬢様の躾けが良いのか、屋敷の何処に居ても黒猫はお嬢様と一定の距離を保ったまま移動する。テーブルの上には乗らないし、壊れそうな物には近づかない。屋敷の中で爪を研いだ痕跡も見当たらない。飛んだり駆け回ったりせず、優雅にしなやかにお嬢様の目を常に確認しながら半歩跡をついてくる様は、猫にしては異常なくらい利口だった。
あの黒猫は初め、屋敷中の者から忌み嫌われていたが、お嬢様が余りにも可愛がっている様子と、見た目は黒い姿というのを抜けば唯の愛らしい利口な猫というのもあり、徐々にその存在を認められ可愛がられるようになった。

しかし、私は知っている。あの猫が何か得体の知れない力を隠している事を。
お嬢様様の定期的に教会に向かわれる呪術浄化儀式の時、今まで必ずと言っても良い程行き帰りに脅威の魔物と遭遇してきた。だが、あの黒猫が来てから向かった教会は、一度も魔物に襲われる事も無かった。それどころか、定期的にユミフィトニア領に侵入してくる魔物も、あの黒猫が来てから一度も侵入したという報告もない。
旦那様は偶然に決まっていると仰られたが、私にはそう思えなかった。

***

今日は書庫室でチクュエ級の魔法学と古代文字についてお嬢様と勉強会を開くご予定でしたが、勉強会には予定していなかった参加者が現れた。

「あの…エヴィーは寂しがり屋で…。大人しくてとっても良い子だから、一緒に居させても良いかしら」

エヴィーといつの間にか名付けられていたあの黒猫をチラリと見て、お嬢様は不安そうに尋ねる。
お嬢様のお願いとあらば一も二もなくお聞きしたいところですが、あの黒猫は今現在クローゼル家を脅かすかもしれない不安の種。お嬢様と言えど、了承の返答がそう簡単に出るものではなかった。

「…エヴィー…と仰るのですね」

視線をその存在に移すと、吸い込まれるように目が合ってしまった。闇夜に浮かぶ銀鏡月をそのまま宿したかのような、神秘的な淡い光を灯す蒼銀の瞳。

魂さえ見透かしそうな透き通った瞳の奥に、蒼い燈が見えた気がした。その灯火を見た時、深淵を覗いているような、人が立ち入ってはならない領域に踏み入ってしまったかのような恐れを抱いた。
しかしそれは泡が弾ける瞬間のように一瞬の出来事で、私には自身が何を感じたのが理解出来なかった。
こてんと小首を傾げ、その溢れそうな瞳にうるうると涙を溜めて先程と違う輝きを放ちながら何か訴えるように私を見る黒猫。
ああなんて事だ!と心の中で後悔した。最も警戒していた筈なのに、私はまんまと奴の術中に陥ってしまったような錯覚を覚えた。

何故不吉で悍ましいと思っていた存在に、こんなにも心が騒めくのか。恐ろしいことに、不快さとは全く違う騒めきだ。
黒猫はゆっくりと私に近付き、足元に擦り寄る。
ゆらゆらと魅惑的に揺れる黒い尻尾が私の手にフワリと掠め、いつの間にか足の間に巻き付いたかと思うとスルリと離れ、絶妙な加減で私を惑わす。私は無意識に黒いふさふさの尻尾を手で追いかけていた。
この猫は何故、平気なのだろうか。私はフィーシア族、私の中には少なかれ聖獣である雪狼の血が流れている事もあり、生物は皆本能で恐れを抱く。獣人でさえ、無意識に畏怖を抱くのか良い感情を持たれた事がない。人間以外、動物は特に怯え、今まで懐かれた試しがなかった。
だからずっと、動物に懐かれることは憧れだった。昔からあのモフモフとした生き物達が好きだった。動物に好かれるために、動物と心を調和しようと調教師のスキルまで得たのに、何故か動物を従える事すら全く出来なかった。
せっかく苦労して手に入れた特殊スキル【調教師】だが、自分にとっては不要に終わったと思っていた。だが…ここに来て、この【調教師】のスキルの効果が現れたのかもしれない。

長年の夢だった、動物に触れると言う体験が出来た今、そう感じざるを得ない。黒猫の柔らかな尻尾の感触を確かめながらそう納得した。
黒猫が余所見をしている隙に、そっと腹に手を回し抱き上げる。その身体は予想以上に軽く、柔らかい。本当に骨格があるのか疑ってしまう程だ。

(あぁ、不思議だ。なんて愛らしい生き物なんだ)

気付いた頃には既に遅く、あれ程警戒していた黒猫に私はいつの間やら猫の魅力に抗えず陥落していた。

********


それから私は、お嬢様が名付けたエヴィーと言う黒猫に絵本を読んであげる事にした。いくらエヴィーが利口な猫だとしても、貴重な本が沢山ある書庫室で好き勝手に動き回られるのは不安がある。その為、暖かくて柔らかい感触を堪能しつつエヴィーを膝の上にしっかり抱き留め、退屈しのぎの為に絵本を見せる事にしたのだが…果たして猫という生き物は絵本に興味を持つ習性があっただろうか?と疑問が浮かぶ。
しかし「エヴィーは挿絵がある本や、物語を聞くのが好きなの」とお嬢様が仰るからそうなんだろうと納得した。

鮮やかで装飾が綺麗な絵や光加減でキラキラと輝く絵具で描かれた絵など中心に持ってきて、エヴィーに早速絵を見せる様にページをめくる。忙しなく動く蒼銀の瞳に、絵が確かに映っているのを見て、この子は本当に絵に興味があるのだろうと思った。

「君は、エヴィーと言ったね。…お嬢様の仰った通り、本当に絵が好きなのか」

思わずという感じでそう言ったが、エヴィーという黒猫はまるで私の言葉を理解しているかのように「にゃぁ」と可愛らしい声で返事をしてくれる。

流石に絵本の内容は理解出来ないだろうと読み聞かせないつもりでいたが…

「ふふ、エヴィーは賢いんですよ!書いてある事を読むと、嬉しそうに聞いてくれるの。人の話し声が好きなのかしら…もしかしたら言葉を理解しているのかもしれないなんて疑う時もあるくらいなんです」

お嬢様のお話を聞いて失礼ながらも少し半信半疑に思いつつエヴィーに『始まりの勇者アウス』の童話を読み聞かせて見ることにした。

ページを一番始めに戻し、書いてある事を読み進めていくと…エヴィーの身体がみるみる内に前のめりになっていく。耳と細い透明な髭をひくひくと動き、しっぽがぴんと立ったので顎にさわさわと当たって少しくすぐったい。
アーモンド型の目がまんまるになり瞳孔が細くなって絵本に夢中になっている様子から、まるで興味深々!!って全身で表しているようだ。

(絵だけを見せた時と違って食いつき方が違う。お嬢様の仰った通りだ…!)

きっと話しかけられるのが好きなのだろう。動物でも、とても知能が高い種はいるが、猫が人の言葉を理解出来ているとは思えない。だがこの子は、自分が話し掛けられている事を理解しているし、きっと話し声でなんとなく感情を読み取ってるのだと思った。

お嬢様は非常に聡明で、小さい頃から本を読むのが好きな方でした。きっとこのエヴィーという黒猫は、懐いているお嬢様に好かれたくて本に興味を示す内に、本当に好きになったのだろう。本を好きになれば、お嬢様に構ってもらえる、話しかけてもらえる…だからか…。

きっとこの私にも、お嬢様と同じように心を開いてくれたのだろう。それに気がつくと、つい口元が緩みそうになる。あぁ、【調教師】、このスキルを手に入れて本当に良かった。元々人懐こい子だからこそ、このスキルの効果も相まったのか…?きっとそうに違いない。

三年後はお嬢様の魔法学園の入学が控えている為、旦那様から勉強会の頻度を徐々に増やすように仰せつかっている。また次もエヴィーはお嬢様と来るのだろうか。お嬢様もエヴィーも勉学中の程よい良い癒しとなっているそうで、集中力が怠っている様子もなく今のところ問題でしょう。

またあの小さな黒猫と触れ合うと思うと…楽しみだ。次はどんな絵本を読んであげようか。エヴィーが小さな前足で元素六芒陣図録で魔法陣に魔力を流していた事をふと思い出した。

(ふ、魔力が扱えるなんて賢い猫だな。流石お嬢様が連れてきた猫だ)

光る魔法陣にも興味を持っていた事から、お嬢様との魔法陣の勉強も兼ねて、あの黒猫も驚くような派手な魔法陣図書を探す事にした。
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