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ぼんの宇宙日記(67日目)
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67日目。今日は、みんなが笑った日。
朝、ぼくは食堂の椅子の下で目を覚ました。誰かの気配がするたびに、床に伝わる微かな振動と足音が心地よい。ジンが早くからコーヒーを淹れていて、やがてマヤとミナ、ルカ、そして船長も次々に食堂へ集まってきた。
昼、みんなでテーブルを囲みながら、今日も特別なことはない静かな時間が流れていた。そんなとき、ジンがふいに「そういえば昔……」と切り出した。整備士時代、工具を無くし探し回った話や、ねじをポケットに入れすぎて歩くたびにズボンがずり落ちていく話――そのどれもが、ジンの口から語られると、不思議とやわらかい温かさに変わる。
マヤが「そんなこと本当にあるの?」と笑い、ミナが「ジンでも失敗するんだね」と驚いた顔で言った。ルカも珍しく声を上げて笑い、船長も「まあ、失敗も経験のうちだ」と優しくうなずく。ぼくはテーブルの下で、みんなの笑い声が重なって響くのをじっと聞いていた。
夕方になっても、その余韻は食堂に残っていた。誰かが笑い始めると、また別の人がつられて笑う。ぼくはその“音の重なり”を全身で感じた。足音、椅子のきしむ音、コップがぶつかる音、そして何よりも笑い声。音と音が重なりあい、食堂は地球の家みたいにあたたかい空間になった。
夜、みんながそれぞれの部屋に戻ったあとも、ぼくの耳の奥には笑い声の響きが残っていた。ぼくは食堂の椅子の下で丸くなり、そっと目を閉じる。
おやすみ、重なった笑い声。おやすみ、今日の音。また、みんなで笑える日を。
朝、ぼくは食堂の椅子の下で目を覚ました。誰かの気配がするたびに、床に伝わる微かな振動と足音が心地よい。ジンが早くからコーヒーを淹れていて、やがてマヤとミナ、ルカ、そして船長も次々に食堂へ集まってきた。
昼、みんなでテーブルを囲みながら、今日も特別なことはない静かな時間が流れていた。そんなとき、ジンがふいに「そういえば昔……」と切り出した。整備士時代、工具を無くし探し回った話や、ねじをポケットに入れすぎて歩くたびにズボンがずり落ちていく話――そのどれもが、ジンの口から語られると、不思議とやわらかい温かさに変わる。
マヤが「そんなこと本当にあるの?」と笑い、ミナが「ジンでも失敗するんだね」と驚いた顔で言った。ルカも珍しく声を上げて笑い、船長も「まあ、失敗も経験のうちだ」と優しくうなずく。ぼくはテーブルの下で、みんなの笑い声が重なって響くのをじっと聞いていた。
夕方になっても、その余韻は食堂に残っていた。誰かが笑い始めると、また別の人がつられて笑う。ぼくはその“音の重なり”を全身で感じた。足音、椅子のきしむ音、コップがぶつかる音、そして何よりも笑い声。音と音が重なりあい、食堂は地球の家みたいにあたたかい空間になった。
夜、みんながそれぞれの部屋に戻ったあとも、ぼくの耳の奥には笑い声の響きが残っていた。ぼくは食堂の椅子の下で丸くなり、そっと目を閉じる。
おやすみ、重なった笑い声。おやすみ、今日の音。また、みんなで笑える日を。
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